駄兎の日々   作:陸のトリントン

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束はドイツでも苦労する。


34話 束はドイツにいる

グーテンモルゲーン!

 

私、篠ノ之束!今、ドイツにいまーす!

 

ドイツは凄いです。町が賑やかで、食べ物が美味しくて・・・

 

 

 

「「「「「L・A・U・R・A!ラ・ウ・ラぁ!」」」」」

 

 

 

ロリコンの巣窟です。

 

私はクララが手配してくれた車に乗ってシュヴァルツェア・ハーゼの本部に向かっています。

 

いやぁ、飛行機に乗ってる時は怖かったよ。またハイジャックが来て、どこかの海に墜落するんじゃないかってひやひやした。お陰で気持ち悪くなったけど。

 

「総人口の8割は隊長のファンであります。ライブになりますと、会社や学校、工場や店舗の半数以上は臨時休業します」

 

この国のGDPは大丈夫なのか?

 

「隊長もISの訓練に歌とダンスのレッスンと、代表候補生として毎日欠かさず行っています」

 

歌とダンスはISに関係ないと思う。

 

 

 

・・・・・・

 

 

 

「改めまして、シュヴァルツェア・ハーゼに来ていただき感謝します」

 

「い、いや、そんなか、堅苦しい、挨拶をしなくてだ、大丈夫だよクララ」

 

クララの案内でシュヴァルツェア・ハーゼの本部に辿り着いたけど・・・

 

「そ、それにしても、随分と賑やかなほ、本部だね」

 

「はい。これも全て隊長の為と思い、この様な装飾にしました」

 

「はは・・・」

 

本部の中はラウラちゃんの歌が鳴り響き、ディスプレイにはラウラちゃんが出演したバラエティ番組やライブなどの映像が流れている。

 

「ちゃんと仕事は出来るの?」

 

「できます!隊長の可愛らしい姿を見ていたら、2週間の徹夜が出来ました!」

 

クララの体調が不安だ。

 

「ここが、シュヴァルツェア・ハーゼの司令部です」

 

そんな心配をよそにシュヴァルツェア・ハーゼの司令部に着いたけど・・・

 

「クララ、ここが司令部?」

 

「そうです。我がシュヴァルツェア・ハーゼはISの特殊部隊であり、隊長のファンクラブでもあります」

 

司令部の中はラウラちゃんグッズでいっぱい。CDやら、写真集やら、ライブ映像が司令部を支配している。本当に特殊部隊の司令部なんですか?

 

「では、先生が無事に司令部に辿り着いた事を記念に・・・」

 

「クララ。私の泊まる部屋はどこ?」

 

「それは後程、部下の者に案内させますのでご安心を」

 

全然安心できない事が今から起こりそうなんですが・・・

 

「では、気を取り直して・・・隊長が行った『ファン感謝祭 ベルリンでのゲリラライブ』の鑑賞会を実行します」

 

「クララ!?」

 

「先生にも知って欲しいのです。隊長の素晴らしさを!」

 

「クララ・・・鼻から血が・・・」

 

「大丈夫です!口から血を吐くよりは!」

 

どっちもどっちだよ!

 

 

 

・・・・・・

 

 

 

時を同じくして、IS学園 第一アリーナ

 

「鈴!セシリア!これはどういう事だ!」

 

「どういう事って・・・ドイツのISの方が性能良いって自慢してたから・・・」

 

「試合を行い、性能比較をしようと・・・」

 

「だからって・・・」

 

 

 

「だからって、ラウラを泣かして良い訳ないだろ!」

 

 

 

「いや!私の弱いパンチで泣くほうが・・・」

 

「鈴!お前はいつも言葉じゃなくて暴力で物事を解決しようとする!ラウラの顔に傷でもついたら、中国は壊滅するぞ!」

 

「その考えはおかしいから!」

 

「セシリア!淑女なんだから、もっとエレガントに戦えないのか!」

 

「これでも精一杯なのですよ!それにエレガントに戦うって、どういう意味なんですか!?」

 

「言葉通りの意味だよ!」

 

「全く分かりませんわ!」

 

一夏、鈴とセシリアに説教中。

 

 

 

「うぅ・・・ぐずっ・・・」

 

「はいはい。大丈夫だよ」

 

ラウラ、シャルルに頭を撫でられ慰められる。

 

 

 

(あぁ・・・ラウラの頭を撫でれるなんて幸せだよ。おっと、涎が出そうになったよ)

 

シャルルもといシャルロットはラウラにホイホイされた。




次回は、マッキー視点の話を執筆する予定です。

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