今回は巻紙視点なので、束の出番は少ないです。
私の名前は巻紙礼子。私は今、デンマークとドイツの国境検問所にいる。
「今回、謎の人物が主催となって始まった世界異種格闘技大会。今回は3on3の勝ち抜きチームバトル」
「俺達は快調に勝ち進み、決勝戦が行われるドイツに行こうとしてる」
謎の人物が開催した世界異種格闘技大会。今回は3人一組の勝ち抜きチームバトルになったせいでチーム編成に苦労したよ。旦那と一緒に戦えるのは嬉しいけど・・・
「我らの魂は天上へ招かれ、各々の旋律を奏でるであろう!」
何でエムがいるんだよ!
「礼子。君が言いたいことは分かる。だけど彼女がいなければ大会の参加どころか、大会の存在に気付かなかったんだ。大目に見てやれ」
旦那の言う通りだ。こいつがいなければ私と旦那は、この大会に気付かなかったからな。
「けどよ、何であいつが今回の大会を知ってるのか聞こうとしても、訳の分からない日本語を聞かされる身にもなってくれよ。一回あいつの親の顔を見てみたいもんだよ」
どういう育て方をすればああなるんだ。
「ま、それはこの大会が終わってからでも遅くはないさ。俺達の出番が来たぜ」
そうこうしてる内に私達の出番が来た。
「パスポートを」
「はい」
「入国の目的は?」
「観光」
その後、いくつかの質疑応答と手荷物検査を終えて、私と旦那は無事にドイツに入国する事ができた。
「入国の目的は?」
「我が魂を天上へと召されるため、遥か古の地へ出向かんと」
「そこで何をする?」
「我が魔力の旋律を奏で、神々の許しをもらう」
「後は手荷物検査を受ければ問題ない」
何で
「なあ、あいつの言葉って世界で使われてるのか?」
「あれはフィーリングだと思う」
検問所の職員教育にはああいう言葉の勉強でもしてるのか?
「無事に三人共ドイツに入国できたことだし、気晴らしにどこかお食事でもするか礼子?」
「私は構わねえがエムは?」
「翼を休め、再び昇天されることを願う」
・・・言ってる意味が分からねえ。
「とりあえず、OKってことだな。じゃあ、どこがいい?」
「そのことだが、既に予約してあるレストランがあるんだがそこでいいか?」
「お前の用意周到さには毎度驚かされるよ」
「礼子は嫌かい?」
「そんなドヤ顔で言われて断れるわけないだろ。案内してくれ」
私は旦那が手配したタクシーに乗って、予約してあるレストランに向かった。全く、どこまで用意してるんだか。
「そういえば、礼子の友達はどこで何をしてるんだい?一度挨拶をしたいんだけどな」
「大会が終わったら挨拶させに行かせるからそれまで我慢してくれ」
束・・・お前は何をしてるんだ?世界はお前の望まない方向に進みつつある。早く手を打たないと大変なことになるぞ。
・・・・・・
時を同じくして、シュヴァルツェア・ハーゼ本部 指令室
「先生!次回のライブの衣装はスクール水着をイメージしたものが良いですか!それともブルマの方が良いですか!?」
「あの、私にそれを決める権利はないけど」
「大丈夫です!先生のセンスなら隊長を可愛くすることができます!」
「いや、それよりIS・・・」
「そんなものはどうでもいいんです!ISより隊長の可愛らしい服を!」
「クララ!?目から血が出てるよ!」
「何のぉぉぉぉぉ!」
「衛生兵!衛生兵!」
今日もシュヴァルツェア・ハーゼは平和です。
次回、篠ノ之束VS謎の組織の予定です。
ご意見、ご感想、お待ちしております。