今回の話は束が活躍します・・・多分。
「大尉!シュヴァルツェア・レーゲンに異常が発生!」
「原因は!」
「不明です!こちらからの通信に応答しません!」
今、シュヴァルツェア・ハーゼ本部は緊急事態に陥っている。
ラウラちゃんのISが原因不明の暴走を起こしたと通信が入ってきた。それと同時に黒い液体に取り込まれ、ちーちゃんみたいな姿になっているラウラちゃんのISが映っている。
「隊長のISや携帯、ありとあらゆる物にGPSと体調管理システムを搭載し、24時間365日守り続けようとした矢先の第一通報がこれとは・・・くっ!」
クララ・・・過保護過ぎる気がする。
「緊急安全プログラムは!」
「駄目です。応答がありません!」
「くそっ!このままでは隊長のドームライブが・・・」
クララ・・・まずは隊長さんの身を心配しよう。こうなったら私が・・・
「あ、あの・・・」
「どうしたんですか先生?」
「その・・・ら、ラウラちゃんのISを、こ、こっちで操作・・・でき・・・ますか?」
クララの目が少し血走ってて口が上手く動かない。
「先生・・・もしかして!」
「が、頑張って・・・なお・・・」
「お願いします!隊長を救ってください!」
「ええっ!?」
私の頼みを聞く前にクララが土下座して承諾を貰ったけど・・・何か怖い。
「じゃ、じゃあ・・・私に操作を・・・」
「先生にシュヴァルツェア・レーゲンのプログラム操作を譲渡しろ!」
「了解!」
言い切る前に私の目の前のディスプレイにシュヴァルツェア・レーゲンのプログラムが表示された。リアルタイムでプログラムが自動的に書き換えられているが・・・
「これなら・・・問題は無いかな」
こんなにプログラムの書き換えが遅いなんて、欠伸をしながらタイピングしても問題はないな。
「じゃあ、これはこうと・・・こっちはこれで・・・・・・ほいっと」
私はオンラインゲームで培ったタイピング技術と情報処理能力をフルに発揮しプログラムの書き換えを行っている。クララと部下は私のタイピングの速さに驚いてるけど、世界トップクラスのオンラインゲーマーは同等かそれ以上だからね。だけど気分はスーパー〇ーディネーターの〇ラ・ヤマトだ!
「これで・・・終わりと」
エンターキーの音が本部内に響き渡るのと同時に、赤く光っていた多くのディスプレイは緑一色に染まり変わった。
「シュヴァルツェア・レーゲンのプログラムが・・・元通りに・・・」
「全機能、異常がありません!」
ちーちゃんの姿をしてた何かは形を失い黒い液体に戻った。その液体の中からシュヴァルツェア・レーゲンが姿を現した。
「隊長の状態は!」
「意識を失ってるだけです」
「よし!これで東京ドームライブは白紙にならずに済んだ!」
クララが別の事で大喜びだけど・・・まあ、いっか。
「有難うございます先生!この御恩は一生忘れはしません!」
「い、いやあ・・・私はただ、と、友達の悲しむ顔を・・・み、見たくなかっただけだから」
「有難うございます。有難うございます!」
私は照れていても、クララは泣きながら私の手を強く握っている。クララ・・・手が痛い。
「では、約束通り資金を・・・」
クララとの約束が果たされそうになった時、アラート音が本部内に響く。。
「何事だ!」
「シュヴァルツェア・レーゲン周辺で戦闘が行われています!」
IS学園でトーナメントを行っているから戦闘は・・・
「ラファールと・・・な、生身の人間です!」
・・・え?
・・・・・・
時を同じくして、IS学園 第一アリーナ
「リヴァイブが教えてくれる・・・僕が倒すべき敵は何なのか・・・」
「目を覚ませシャルル!ISに心を飲み込まれるな!」
「僕はね・・・ラウラの敵になるものを全て破壊するんだ。邪魔をしないで・・・さもないと・・・」
「心を失った貴様に倒される私ではない!」
篠ノ之箒。ラファール・リヴァイブに心を奪われたシャルルと交戦中。
「・・・・・・」
「織斑君!しっかりしてください!」
織斑一夏。山田先生の呼びかけに反応しない。
「んー・・・みかんジュース・・・」
ラウラ・ボーデヴィッヒ。現在就寝中。
次回は、紅椿が完成する話の予定です。
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