駄兎の日々   作:陸のトリントン

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今回はクロエの遭遇、束の帰郷です。


5話 束は脱出する

私、篠ノ之束はとあるISの開発工場にいますが・・・

 

 

 

賑やかにドンパチ騒ぎが起こっています。

 

燃えるわ、爆発するわ、叫ぶわ、カオスだ。

 

だからこそお金が手に入るチャンスがあるということか・・・

 

マッキーがくれたチャンスを無駄にするわけにはいかない!

 

「篠ノ之束、行きまーす!」

 

さあ、待ってろ日本!

 

 

 

 

 

 

・・・・・・

 

 

 

 

 

 

「お札が燃えてる・・・」

 

こうなることは考えてた。常識的に考えて火災現場に突っ込むのはおかしいよね。

 

そういえばマッキーの成績って、クラスの中で大体ビリだった。

 

「マッキー・・・お札を火災現場で拾うの・・・無理だから」

 

でもお札はそれなりに手に入ったし、後は小型のロケットを・・・

 

「・・・・・・」

 

誰!?あの銀髪ロングヘアーガールは!?

 

「あなたは・・・誰?」

 

うおっ!久々に親友以外の人と話すから、体が固まる!

 

「え・・・えっと・・・わ、私は・・・」

 

「オータム。ここに誰かいるみたいわ」

 

げえっ!誰かに見つかる!どこかに隠れないと・・・

 

「こっちに隠れて!」

 

私は銀髪ガールを連れて、小さな部屋の中に逃げ込んだ。

 

「スコール、本当にいんのか?」

 

「ハイパーセンサーに反応があったけど、誤作動かしら?」

 

「はぁ、こんな任務さっさと終わらせて帰るぞ」

 

「そうね。早く帰ってあなたと夜を共に過ご・・・」

 

「しねぇよ!私が結婚してるの知ってるだろ!」

 

「なら尚更よ」

 

「んなわけあるか!近寄るんじゃねぇ!気持ち悪ぃんだよ!」

 

マッキー結婚してるけど、いろいろと苦労してるんだね。

 

 

 

・・・結婚してたのかよ。

 

 

 

「どうやって逃げよう」

 

ここにあるのはスイッチとレバーとモニターと・・・あっ!

 

「小型ロケットだ!」

 

「そこにいるのは誰!」

 

「げえっ!ばれた!」

 

つい大声出しちゃったから場所がばれちゃった!

 

ええい!こうなったらさっさと起動して、目的地を地元の河川敷にセット!ここまでにかかった時間は10秒未満だ!

 

 

 

 

 

 

バシューン!

 

 

 

 

 

 

「なっ!?小型ロケット!?」

 

おおっ!さっきまで色々と繁盛していた工場が小さくなって・・・

 

 

 

てっ!ものすごいGが掛かってるんですけどぉ!

 

 

 

「うおぉ・・・体が・・・ぐるじぃ・・・」

 

気分は漫画版『ゲッター○ボ號』第一話冒頭で亡くなったパイロットだ・・・

 

「し・・・死んじゃうよ・・・」

 

 

 

(この程度の事で死ぬのなら、今死なせてやった方が親切だ)

 

 

 

「な、なんか・・・聞いちゃ・・・いけない幻聴がぁ・・・そ、そういえば・・・あ、あの娘は・・・」

 

「・・・・・・」

 

何で銀髪ガールは平気なの!?表情一つも変えずに!てか、何か落ちてるような感覚に・・・

 

『あと5秒で目的地に着きます』

 

「早すぎ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドワォ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・

 

 

 

 

 

 

「うおぉぉぉ・・・死ぬかと思った」

 

ロケットはちゃんと目的地に着いたけど、ゲッター○ボのパイロットがどれだけ化け物なのかがよく分かる・・・

 

「・・・・・・」

 

なんでシルバーガールは平気で・・・

 

『人体実験とか怪しい噂が流れている工場なんだが・・・』

 

あの娘はその人体実験で成功したサンプル?

 

「ここは・・・」

 

おっと、このまま放置したらどこかに行きそうだから・・・対話を始めよう。

 

「ねえ、君」

 

「何ですか?」

 

よし!第一関門を突破!次、第二関門!

 

「名前はなんていうの?」

 

「名前はありません」

 

うおぉぉぉ・・・突破が困難だぁ!待て!今は私の隠れ家に・・・

 

 

 

隠れ家というものは、人目を避けて隠れて住む家である。ばれてしまえばそれは隠れ家でなくなる。見つかってはいけないのである。

 

だから・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「隠れ家の所に病院が建ってるぅぅぅ!」

 

私の名前は篠ノ之束。住所不定、無職の「天才or天災」科学者です。




次回は・・・もう一人の親友が登場します。

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