私、篠ノ之束はとあるISの開発工場にいますが・・・
賑やかにドンパチ騒ぎが起こっています。
燃えるわ、爆発するわ、叫ぶわ、カオスだ。
だからこそお金が手に入るチャンスがあるということか・・・
マッキーがくれたチャンスを無駄にするわけにはいかない!
「篠ノ之束、行きまーす!」
さあ、待ってろ日本!
・・・・・・
「お札が燃えてる・・・」
こうなることは考えてた。常識的に考えて火災現場に突っ込むのはおかしいよね。
そういえばマッキーの成績って、クラスの中で大体ビリだった。
「マッキー・・・お札を火災現場で拾うの・・・無理だから」
でもお札はそれなりに手に入ったし、後は小型のロケットを・・・
「・・・・・・」
誰!?あの銀髪ロングヘアーガールは!?
「あなたは・・・誰?」
うおっ!久々に親友以外の人と話すから、体が固まる!
「え・・・えっと・・・わ、私は・・・」
「オータム。ここに誰かいるみたいわ」
げえっ!誰かに見つかる!どこかに隠れないと・・・
「こっちに隠れて!」
私は銀髪ガールを連れて、小さな部屋の中に逃げ込んだ。
「スコール、本当にいんのか?」
「ハイパーセンサーに反応があったけど、誤作動かしら?」
「はぁ、こんな任務さっさと終わらせて帰るぞ」
「そうね。早く帰ってあなたと夜を共に過ご・・・」
「しねぇよ!私が結婚してるの知ってるだろ!」
「なら尚更よ」
「んなわけあるか!近寄るんじゃねぇ!気持ち悪ぃんだよ!」
マッキー結婚してるけど、いろいろと苦労してるんだね。
・・・結婚してたのかよ。
「どうやって逃げよう」
ここにあるのはスイッチとレバーとモニターと・・・あっ!
「小型ロケットだ!」
「そこにいるのは誰!」
「げえっ!ばれた!」
つい大声出しちゃったから場所がばれちゃった!
ええい!こうなったらさっさと起動して、目的地を地元の河川敷にセット!ここまでにかかった時間は10秒未満だ!
バシューン!
「なっ!?小型ロケット!?」
おおっ!さっきまで色々と繁盛していた工場が小さくなって・・・
てっ!ものすごいGが掛かってるんですけどぉ!
「うおぉ・・・体が・・・ぐるじぃ・・・」
気分は漫画版『ゲッター○ボ號』第一話冒頭で亡くなったパイロットだ・・・
「し・・・死んじゃうよ・・・」
(この程度の事で死ぬのなら、今死なせてやった方が親切だ)
「な、なんか・・・聞いちゃ・・・いけない幻聴がぁ・・・そ、そういえば・・・あ、あの娘は・・・」
「・・・・・・」
何で銀髪ガールは平気なの!?表情一つも変えずに!てか、何か落ちてるような感覚に・・・
『あと5秒で目的地に着きます』
「早すぎ・・・」
ドワォ!
・・・・・・
「うおぉぉぉ・・・死ぬかと思った」
ロケットはちゃんと目的地に着いたけど、ゲッター○ボのパイロットがどれだけ化け物なのかがよく分かる・・・
「・・・・・・」
なんでシルバーガールは平気で・・・
『人体実験とか怪しい噂が流れている工場なんだが・・・』
あの娘はその人体実験で成功したサンプル?
「ここは・・・」
おっと、このまま放置したらどこかに行きそうだから・・・対話を始めよう。
「ねえ、君」
「何ですか?」
よし!第一関門を突破!次、第二関門!
「名前はなんていうの?」
「名前はありません」
うおぉぉぉ・・・突破が困難だぁ!待て!今は私の隠れ家に・・・
隠れ家というものは、人目を避けて隠れて住む家である。ばれてしまえばそれは隠れ家でなくなる。見つかってはいけないのである。
だから・・・
「隠れ家の所に病院が建ってるぅぅぅ!」
私の名前は篠ノ之束。住所不定、無職の「天才or天災」科学者です。
次回は・・・もう一人の親友が登場します。
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