幻影旅団風の奉仕部 ブラッククローバー(ジャンプ)の世界に召喚されて   作:夏ノ雪

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2015年6月4日に1巻が発売される、「週刊少年ジャンプ」連載中のブラッククローバーが面白かったので書きました。
最新話が14話のため、設定不明な点が多く、ある程度はオリジナル設定。

「色々な漫画の面白い点」を上手く結合した良作。
多分、これからオリジナル要素が出てくるはず。





ページ1 プロローグ

とある荒野。

そこには複数の即席テントが設営されている。

その周りには焚火。

幾人かはその周りで食事をしている。

テントの周りを警備兵。。

人数はざっと5人程度。

 

そこに近づく一人の男の姿。

 

「止まれ、お前は誰だ!」

 

警備兵の声が響く。

その声に集まる兵士たち。

 

「ん、なんだ!なんだ!」

「敵襲か!」

 

剣を抜き侵入者をとり囲む兵士達。

囲まれているのは小太り銀髪の男。

その男の眼鏡が焚火の光に反射して光る。

 

この世界では見慣れぬ服装に、顔立ち。

兵士たちのそれとは大きく異なる。

 

「わ、わらわは、かの有名な英雄王、材木座サンダー王であるぞ。頭が高ああああああい」

 

周りの兵士は警戒する。

どの兵士も出方を伺っている。

 

「ふふふ、わらわの最終必殺奥義!」

 

突如男の手元に現れる魔道書(グリモワール)。

手の僅か上に浮いている。

 

「こ、こいつ、魔法使いだ!」

「や、やばい」

「俺達はただの兵士だぞ・・・」

 

狼狽する兵士たち。

その光景に頬をゆるませ、満足する小太りの男。

 

「ははは。わらわの力がしかと見るがいい。いでよ、魔人の業火、聖なる光、ひびけ雷鳴、炎神刀ソード」

 

彼の手に現れる全長2m程はあろうかという、炎の剣。

 

「こ、こいつ具現化魔法を!」

「魔法使いに俺らが勝てるかよ・・・・」

 

持っている剣をブルブルと震わす兵士たち。

複数の兵士で1人を囲んでいるのに、後退する兵士たち。

 

「ははは。命ごいするなら助けてやらんこともないぞ。わらわは器が出ないからな。ははは」

 

「どうする?」

「今は団長が・・・」

「くそ、あの方さえいれば・・・・」

 

後ずさりする兵士たち。

っと、その時。

どこからともなく響く声。

 

「やれやれ、何やらおかしな気配に感じて帰ってみれば・・・。おじさんには堪えるね・・・」

 

いつの間にか小太りの男の後ろに現れる男。

程よく年を取っており、年齢は40歳ほどだろうか。

癖のある黒髪が肩まで伸びている。

頭に金属製のリングをつけている。

服は胸元が開けており、大きな傷跡が見える。

その男は、面白そうな物を見る目で小太りの男を見る。

 

「な、どこから!どうやってわれの後ろに・・・」

 

小太りの男はとっさに反転し、兵士と突然現れた男が目に入る位置に移動する。

それに合わせて動く兵士たち。

 

「団長!」

「よかった、これで助かる」

 

兵士の士気が上がる。

それとは反対に、小太りの男の手が震える。

男の放つオーラの様な物に怯えているのか。

 

「お、お主、ん、な、何者?」

「おや、おじさんを知らないのかい?わりと有名だと思うんだけどね~」

 

頭をかしげながら小太りの男を見る団長と呼ばれた男。

 

「このお方は『奈落のロータス』様。ダイヤモンド王国の魔法団長だ」

「おわったな、そこのお前」

「今さら媚びても遅いぞ」

 

兵士たちが意気揚々と語る。

口々にはやし立てる。

 

「奈落のロータス・・・」

 

小太りの男が呟く。

ロータスと呼ばれた男は、兵士達を見る。

 

「君たち、この男に斬りかかりなさい」

「で、でも。相手は魔法使い。それにあの炎刀」

「大丈夫、問題ないから・・・・だってあれ、偽物だし」

 

ポカーンとする兵士たち。

ピクッと震える小太りの男。

 

「な、な、何をのたまっておる。わ、われは強いぞ。ものすんごく強いぞ。どんな奴でもいちころだぞ」

 

体中が震える小太りの男。

兵士は男とロータスを見比べ、

 

「ロータス様がいうならば・・・」

 

一人の兵士が前に出る。

そして震える男に斬りかかる。

 

熟練の剣技。

流れるような動き。

魔法使いとの差を埋めるために日々研鑽してきたの者のそれ。

 

「とりゃ」

 

男に接敵し、剣を振りかぶる。

剣は炎刀を通過し、小太りの男に迫る。

 

「うわぁあ」

 

後ろに下がった際に、足を滑らせ地面に腰を突く男。

その結果、運よく兵士の斬撃を避けることができた。

 

「剣が魔法剣を通過した・・・・そんなことが・・・」

「ありえない・・・」

 

兵士は自分の剣を見ながらつぶやく。

ロータスがニヤニヤと小太りの男を見る。

 

「若者は、はったりと勢いだけが特権だからね~。おじさんの若い頃を思い出すよ。でも、それで戦場にでてきて何人死んだことか・・・」

 

地面に腰をつけ、震える男。

彼を興味深そうに見るロータス。

 

「見慣れぬ服装に顔立ち。それに魔法。おじさん、この若者からは聞きたいことがあるな。君たち、殺さず生け捕りで」

 

「「はっ!、ロータス様」」

 

兵士は敬礼する。

そして、複数の兵士が小太りの男に近づく。

 

「さっきはさんざんビビらせてくれたな。雑魚のくせして」

「そうだこのへたれ。今からたっぷりと体に教え込んでやるよ」

「ああ、たっぷりとな」

 

後ずさりしながら、体中から汗を流す小太りの男。

それをゆっくりと追う兵士たち。

 

「せ、せっしゃは、ただ話し合いにきただけで・・・戦う気は・・・」

 

兵士たちは剣をしまい、腕をポキポキと鳴らす。

 

「じゃあ、ちょっとお話しようか。体でな」

 

腕を振りかぶる男達。

その拳が小太りの男に届く。

その瞬間、

 

パフッ

 

煙になってきえる体。

「ほう」と呟くロータス。

 

「幻影魔法・・・・・・・・という事は・・・」

 

剣を抜き、暗闇の一方向を見る。

肩を引き、剣を後ろに大きく引く。

 

「この辺りかな」

 

ロータスは剣を投擲する。

投げつけられた剣は、暗闇を進み、森林の中に消えていく。

 

「ぎぁああ」

 

その先から声が聞こえる。

 

「追いなさい。おじさんは疲れたから、ここにいる」

 

「はい!」

 

兵士達は松明を持ち、その声の方向に走る。

悲鳴が聞こえた当たりの森林が、松明の光で照らされる。

 

 

◆◇

 

 

数分後。

 

 

テントに戻ってくる兵士。

 

「ロータス様、血痕はあったのですが、敵の姿は見当たりませんでした」

「血痕の続きは?」

「追ったのですが、途中で忽然と消えていました」

「不思議だね~仲間でもいたのかな~」

「それと、こんな物を発見しました」

 

兵士はロータスの前にとある手帳?のような物を渡す。

それにはこう書かれていた。

 

『総武高校 学生手帳』

 

表紙をめくる。

そこには、先程の男の写真と名前。

 

『材木座義輝』

 

「困るな~、おじさん、こういう面倒事にまきこまれるのは好きじゃないのに。でも、しょうがないか。それに・・・」

 

ロータスはテント内にいる一人のローブ姿の男を見る。

 

「はい。トレーサーを先程の者に仕込ました」

「やっぱ、持つべきものは仲間だね~。彼の仲間はどうかな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 




「そもそもブラッククローバー知らない人多いので?」など、需要があるか怪しいので、感想、評価を頂けると幸いです。
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