魔法少女リリカルなのはvivid 強さの先にあるもの   作:猿山

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どうもみなさん!本日二度目の投稿です。いうことがあまりありませんので

それではどうぞ!


※2015年6月9日に更新


Memory:01(改)

 

 

 

「……」

 

「……」

 

 無言の食事。いつもなら多少は話をするが今日はしていない。明らかにアインの機嫌が悪い。話しかけるなオーラを全身から出している。原因はわかっている。先程の寝癖のことを注意したことを怒っているのだろう。少々デリカシーがない発言だったと思う。

 俺は意を決してアインに話しかけた。

 

「なあ、アイン?」

 

「…何ですか、ガイさん」

 

 わかっていたが本当に機嫌が悪いな。しかし、此処で臆してしまってはならない。アインとこのままなんて俺は真っ平御免だね。

 

「さっきのことは謝る。ごめん」

 

 アインは基本的に優しい子だから、誠意を込めて謝ればきっと許してくれるさ!……ごめんなさい。誠意のない発言でした。

 俺はアインの反応がないので再び顔を見た。そこには茹蛸のように真っ赤な顔をしている。かなり熱いのか、彼女の頭上には湯気が見えている。……あれ?何か拙いことをした?

 

「な、何言ってるんですかガイさん!!わ、私は別にさっきことは怒っていません!へ、変なことを言わないでください!」

 

 さっきよりも機嫌が悪くなるアイン。いや、機嫌が悪いというよりも照れ隠しなのかもしれない。だけど、さっきより話しかけにくくなったのは変わりない。俺は奥の手を使うことにした。

 

「なあ、アイン。今日の晩御飯はアインの好きなものを作ってあげるから。だから許してくれ。な?」

 

 実は今回みたいのは何度も許してもらえなかったことがある。そんなときには今回のようにアインの好物で釣る。彼女も人の子。好きな物に目がないのさ。

 ちなみに、彼女の好きな食べ物はハンバーグである。もともと、とある『管理外世界』の料理なのだが、ある時期を境に人気になっている。主に育ち盛りの男子や働き盛りの男性に人気な料理なのである。そのことをアインに言ったら

 

『べ、べつにいいじゃないですか。好きなんですから///」

 

と、また違うことで怒られた。……あれ?結局怒られてない俺。

 しかし、アインの反応は違った。さっきまでそっぽを向いていたが今はこっちを見ている。しかも、かなり期待している目で。どうやら成功したらしい。

 

「べ、べつに怒っていませんが。ま、まあガイさんがそこまで言うのでしたら仕方がないですね。はい」

 

 ……何この可愛い生き物は。そして何よりチョロイ。チョロインだよアイン!!!

 

 まあ、こんなことを言ったらアインにボコボコにされそうなので言わないけど。俺は静かに頷いた。そして俺達はいつも通りの食事をするのであった。

 

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

 

 食事を終えて、食器を洗い終わったころには丁度アインが学校に行く時間になっていた。俺は彼女に挨拶をするために玄関に向かった。そこにはもう準備が整ったアインの姿があった。

 

「それではガイさん。行ってきます」

 

「おう。いってらっしゃい」

 

 そう言ってアインは玄関のドアを開けた……と思ったらこちらに踵を返した。

 

「?どうしたアイン。忘れ物か」

 

 アインの顔は曇っていた。どこか悲しそうで、辛そうだった。……ここ最近そういった彼女の顔は何度も見てきた。

 

「すみません。先程、晩御飯の約束したことなのですが…。今日も遅くなるかもしれないので無しで…」

 

 そういってアインは顔を俯いてしまった。きっと遅くなるから先に食べていても構わないと言いたいのだろう。だから、ハンバーグも作ってもらわなくて結構と。……ハンバーグが食べれないのが悲しいのか。俺と食事ができないのが残念なのかわからないけど。だけど

 

「いや。アインが来るまで待ってるよ」

 

 俺は彼女にそう言い放った。アインは予想外だったのか驚いた表情でこちらを見た。

 

「い、いえ。ガイさんに迷惑は掛けられませんだかr「アイン」…」

 

 俺はアインの言葉が終わる前に彼女を名前を呼んだ。その真剣さに気が付いたのか、アインは俺の言葉を静かに待っている。一呼吸をしてから俺はアインに言った。

 

「俺はもう。お前との二人の食事が当たり前になっている。だから、今更一人で食べていてくださいなんて言うな。俺はお前と二人で晩飯を食べたいんだ。迷惑じゃなく俺の我儘だから気にするな。な?」

 

 俺が言い終わる頃にはさっきまで曇っていた彼女の顔には笑顔が戻っていた。その表情の真意は安堵なのか呆れているのかわからない。だけど、俺はそんな表情を待っていた。

 

「…まったく、ガイさんは。わかりました。必ず早く済ませますのでそれまで待っていてください!」

 

 そういってアインは家を出た。彼女が何をしているのか?何でいつも遅いのか?その理由はわかってる。俺が気が付いていることにあっちは気が付いていないが。

 

「…覇王の悲願、か」

 

 古代ベルカの王、『クラウス・G・S・イングヴァルト』の願い。それがどんなもので、どれだけアインに必要なものかは俺にはわからない。でも、今のアインに必要なものはわかる。

 

 それは、あの子の拳を受け止めれる人(ライバル)だ。強者でもなく弱者でもなく、あの子と肩を並べて歩き、共に成長するものが必要だ。だから、それが見つかるまで俺は見守る。そう決めた。そんな人を見つければきっと俺みたいには……

 

『…ごめんね、ガイ』

 

「ッ!!」

 

 俺は頭を思いっきり左右に振った。今更『アイツ』のことを後悔してもアイツはもう帰ってこない。そんなこと15年前に理解したはずなのに。

 

 そんな罪悪感に陥っていると、ふと視界に入った腕時計に目が行った。そして気が付いた。

8時30分……いつもは8時くらいに出発するのに。あれ?アインが出発したのは7時40分くらいだよな?いや、そんなことより。

 

「やっべ、遅刻する!!」

 

俺は急いで身支度をして家を出た

 

 

 

 

END

 




というわけで二話目です。原作的には全然進んでないですねww
アインの好物をハンバーグにしたのは完全な個人要素です。
二次小説だから大丈夫だよね?(そもそも同居も個人要素だし)

次の話は未定です。いつできるかはわからないけどなるべく早く投稿するので待っていてください。

それではみなさん。次回もリリカルマジカル頑張ります!
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