魔法少女リリカルなのはvivid 強さの先にあるもの   作:猿山

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どうも!猿山です。

沢山の方々に見てもらえて毎日毎日楽しく投稿しています。


それではどうぞ!


※2015年6月9日に更新


Memory:04(改)

 

 

 

湾岸第六警防署。俺達はそこに来ている。要件は言わずと知れた、アインの格闘家襲撃の件だ。今回、アインがしたことは許されることでは無い。しかし、被害届が出ていないことと、ノーヴェさんが喧嘩両成敗ってことで対処してくれるらしくアインの処遇は厳重注意で済む。本当に感謝してもしきれないな。

 

「ティアナさん。スバルさん。今回のこと本当にありがとうございます」

 

「そんなに気にしなくていいですよ」

 

「寧ろ。その言葉はノーヴェに言ってあげてください!」

 

……本当にアインはいい人達に出会えたな。丁度ノーヴェさんに用事があったし行くとするか。

 

「わかりました。ノーヴェさんに伝えたいこともあるので失礼します」

 

俺は一礼し、二人の下を後にした。

 

 

 

 

「ノーヴェさん!!」

 

「?キサラギだったよな?どうしたんだ?」

 

ノーヴェさんは丁度用事が終わったらしく。自動販売機の前に居た。

 

「アインのこと、本当にありがとうございました!」

 

俺は深々とお辞儀をした。

 

「や、やめてくれ!あたしは当然のことをしただけさ。後、さん付けもやめてくれ」

 

「わかった。俺のことも気軽にガイって呼んでくれ。俺もそっちの方が楽だから」

 

「わかった。よろしくなガイ」

 

軽く親睦を深めたところで、俺は本題に踏み込むことにした。

 

「実は、ノーヴェに頼みたいことがあるんだ」

 

「あたしに?一体なんだよ」

 

俺達は近くにあったベンチに腰掛けた。

 

「頼みたいことってのは、アインのことなんだ」

 

 ノーヴェは俺の話の重大さがわかったのか、静かに耳を傾けてくれた。

 

「分かっていると思うけど、アインには覇王クラウスの記憶を一部だが受け継いでいる。クラウスの悲願は聞いたか?」

 

「ああ。ベルカのどの王様よりも強いことを証明すること、だろ?」

 

 俺は頷いた。

 

「そのせいか、アインにとって格闘技(ストライクアーツ)は悲願の達成させるものになっている。本当は大好きな筈なのに」

 

「なるほど。だからアイツは…」

 

 ノーヴェは少し暗い顔をした。アインの全てが悲願の為では無い。しかし、クラウスの記憶の影響が強いせいか、強さを示すことを優先的になっている。だから…

 

「今のアインには、アイツの全てを受け入れてくれる存在が必要だ。アイツの、アイツ等(・・・)拳を受け入れてくれる存在が…」

 

 俺では無理だ。確かに俺ならアイン位の拳(・・・・・・)を受け止めることは出来る。でも、アインの拳(たましい)を受け止めることは出来ない。

 

俺はノーヴェの方を見た。ノーヴェの表情にはさっきまでの暗い顔ではなく、待ち望んでいたような顔をしていた。

 

「いるぜ。アイツの拳を受け止めてくれるばっちりの存在がな!!」

 

 ノーヴェは勢いよくベンチから立ち上がった。

 

「丁度。アイツにもそのことを伝える積もりだったからな」

 

 

 

 俺はどこかで確信していたのかもしれない。今のアインの行動は危険だ。だけどきっとアイツの人生を変える凄い出会いが待っていると。

 

 

「ノーヴェ」

 

 

――だから俺は

 

 

「アインのこと…よろしく頼む!!!」

 

「おう。任せておけ!」

 

 この出会いにすべてを賭けた。アインにとって、鮮烈(ヴィヴィッド)な出会いになることを願って。

 

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

 

 俺は現在、居酒屋にいる。あの後、仕事をほったらかしで来たことに気が付いて急いで診療所に行った。

 診療所に着いて最初に起きたことは、言うまでもなくリンスの説教だった。そりゃあ長く、こっぴどく怒られた。お詫びとして今日の晩御飯を奢ることになった(今日はアインがノーヴェ達とご飯を食べてくるらしいので丁度良かった)。ノーヴェが言うには早速今日スパーリングをしてもらうらしい。

 相手の名前は『高町ヴィヴィオ』ちゃん。あの、管理局のエースオブエース、『高町なのは』の娘さんらしい。

 

……あのエースオブエースに娘がいるなんて驚きである(養子らしいけど)。

 

 高町ちゃんはノーヴェの教え子(本人は『そんなんじゃねえ!』と言っていた)らしい。筋がよく中々見どころあるらしい。そして何より聖王オリヴィエの複製体(クローン)らしい。

 聖王の複製体だから受け止めれるわけじゃない。けど、アインにとっては、きっと良い出会いになると思う。

 

「……て、イテテッイテッ!!」

 

 俺がそんな思考をしていると誰かに頬を抓られた。目の前に居る女性、リンスが頬を膨らませていた。

 

「なんでしゅか~しゃっきから。しょんにゃにわたしとにょしょくじはつまんないれすかぁ~~?(何ですかーさっきから。そんなに私との食事はつまんないですか?)」

 

 リンスさん貴方酔っていませんか?

 

「よってないれふよ~フヒヒッ!(酔ってないですよーフフフッ!)」

 

 ダメだ。完全に酔っている。

 

「フヒヒッ!きょうはのみまふよ~!!てんしゅ!!おしゃけちゅいかぁ~(フフフッ!今日は飲みますよー!!店主!!お酒追加ー)」

 

 だぁー!!酔ってんのに酒頼むな!!「はいよ!」店主も酔っ払いに酒渡すなぁぁ!!!

 

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

 

 俺はリンスを家に送って行って、今は家に向かっている。あの後リンスの奴、熱燗を10杯も追加しやがって…送っていくのに一苦労したぜ本当に。しかし、アインは今頃どうしているかな?ちゃんと高町ちゃんと打ち解けたかな…

 俺がそんな考えをしていると、家の目の前に着いた。家の前には一台の車が止まっていた。車からはアインとティアナ(ティアナとスバルの二人にも、さん付けは要らないと言われて)が出て来た。俺は二人に駆け寄った。

 

「アイン、おかえり。ティアナ、お迎えありがとうな」

 

「あ、ガイさん。ただいま。それからお帰りなさい」

 

「ええ、このくらいなら大丈夫よ」

 

 ティアナと別れの挨拶をして、ティアナは帰って行った。俺とアインは家の中に入った

 

「アイン。どうだった高町ちゃんは?」

 

 俺の質問にアインは心苦しそうな顔をした。そして、重い口を開いた。

 

「…彼女とは、来週もう一度戦うことになりました」

 

 その後、付け足すように「しかし」と言った。

 

「あの子は、優しくて真っ直ぐないい子でした。だからこそ、あの子は私が戦うべき王では……」

 

 アインはそこで言葉を詰まらせた。そっか~優しくて真っ直ぐないい子か。なら尚更、

 

「アインは高町ちゃんとの再戦を受けるべきだな」

 

「ッッ!どうしてですか?!あの子は優しすぎます。私が倒すべき王では「アイン」

 

「お前の言い分はわかった。だけど、さっきから聞けば『戦うべき王でない』とか、『優しすぎる』とか。お前の本心が全くない」

 

「違います!私は本当に「違うだろ?」…何が違うと言うんですか」

 

 アインは俺を睨んでいる。それでも俺は言い続ける。そのことが彼女に必要なことだから。

 

「さっきから言っているのは『覇王』としてのアインハルトの本心だ。だけど違うだろ?高町ちゃんは覇王と戦うために再戦を望んだわけじゃない。覇王流(カイザーアーツ)の担い手である『アインハルト・ストラトス』との再戦を望んでいる。その気持ちに覇王の本心で答えたら意味ないだろ?」

 

「……わかりません。私は今まで覇王として頑張ってきました。だから」

 

 突然のことにアインは戸惑っている。今まで考えない(・・・・)ようにしてきたことだからな。

 

「今、お前に必要なのはその本心を見つけること。そして、その気持ちを高町ちゃんにぶつけることだ」

 

「まあ、頑張れよ」と言い残し俺は去ろうとした。

 

 しかし、俺の裾を誰かが掴んだ。誰かとは勿論アインのことだけど。

 

「あ、あの。来週の試合にガイさんも来てくれませんか?」

 

 え?俺も?!突然そんなことを言われてもなぁ。

 

「ダメ、ですか?」うるうる ←涙目上目遣い

 

 俺はアインの肩を掴んだ。

 

「必ず。何があっても見に行く。絶対だ!!」

 

「ッッッ!!約束ですよ!!!///」

 

 そういってアインは廊下を入って行った。

 

 さてと…

 

 

「俺はロリコンじゃない俺はロリコンじゃない俺はロリコンじゃない俺はロリコンじゃない俺はロリコンじゃない俺はロリコンじゃない俺はロリコンじゃない俺はロリコンじゃない俺はロリコンじゃない俺はロリコンじゃない……」

 

 俺は…ロリコンじゃなあああああああああい!!!

 

 

 

END

 




原作主人公が全然出てこない・・・・

次回で原作1巻完結予定です!!

2巻からはヴィヴィオ達をなるべく多くするからああ!!


それではみなさん。次回もリリカルマジカル頑張ります!
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