これが完結したら貴様がホモルートを辿るしかないもっとエグいシナリオを書いてやろう…
ふふふ…
ティナ、凰、楯無と別れた後、俺は余裕をもって教室に入った。
「おはよ、本音。…ちゃんと起きてるか?」
「…うん…、ちょっと眠いけど…」
「ほら、目をゴシゴシしちゃダメだろ?朝ご飯は食べたか?」
「うん…かんちゃんと食べた…」
まだまだ我が妹は寝ぼけている様子。…………むっ!?
「おっす、神無。昨日は悪かったな、お前の用事も考えずに。」
「織斑か…まあ事情を説明しなかった俺も俺だったしな。」
「じゃ、お互い様ってことで、これからよろしくな!俺のことは一夏でいいぜ!」
「…あぁ、よろしく、一夏。」
…織斑一夏、か…。少なくともまだこの現状を理解できていない…な。
「お、ようセシリア。おはよう。」
「ふふっ、おはようございます。一夏さん。」
「なっ!…い、一夏!私にはないのか!私には!」
「な、なんだよ…朝一言っただろ?」
交友関係は凄まじい…か、イギリス代表候補生に中国代表候補生、篠ノ之束の妹に世界最強を姉に持つ。普通ではない環境だな。…まあ俺の方がやばいがな。…とりあえず3年間本音達だけじゃ寂しすぎるし、友達でも作るか。
「そこのお二人さん、個人的な自己紹介がまだだったな。俺は布仏神無。で、こっちが妹の布仏本音だ。」
「篠ノ之箒だ。本音のことは知っている。…クラスの癒し系?なる生徒だからな。」
「セシリア・オルコットですわ。よろしくお願いします、布仏さん。…いいお兄さんですのね。」
微笑みながら俺に頭を撫でられて気持ちよさそうにしている本音を見る3人。…まあこれには癒されるわ。
「そうでもないさ、たった一人の妹だからな。可愛がるのは当然だ。あ、後、3年にも姉ちゃん居るし名字だと被るだろ?俺のことは神無でいいぜ。」
「うむ、わかった。よろしく頼むぞ神無。私のことも箒でいい。」
「えぇ、分かりましたわ。よろしくおねがいします神無さん。私のこともセシリアとお呼びください。」
そう言い箒とセシリアは自分の席に向かった。…育ちでここまで口調が変わるもんなのか。…ってか
「む、そろそろHR始まるぞ?」
「げっ!マジか!じゃあまたな!神無!」
なぜ一夏はずっと俺の前に居たんだろうか。ちなみに俺の席は本音の左隣だったりする。…結構後ろなので視線が集まりにくくて楽だ。
「ほら、本音も席に戻りな。…織斑先生来るぞ?」
「それはいや〜。」
間延びした声からは想像出来ない程素早く自分の席に着いた本音。俺がやってた『神速』を見てたからだろうかかなり速かったな。…無駄な所で生きてやがる。
◇
「布仏兄、お前にも織斑同様専用機が与えられるのだが…お前、何をした?」
「……はい?」
朝のHRが後少しで終わる、という時に織斑先生が名指しで呼んできた。
「…お前の専用機を是非とも作りたいという企業や国が余りにも多すぎる。国に至っては発展国の大半から来てるが、何か知らんか?」
「あー、あぁ。まあ思い当たることは無くは無いですけど…」
企業の弱み握ってたりだとか、不要因子を取り除いて安定させたりだとか…流石の俺でも悪いことをしたから直ぐ潰すといったことはしない。更生できるようならさせて、出来ないようなら泳がせて利用して叩き潰す。
「…一応個人からも来てるんだがな。どこで知り合った?」
「半年程命を守っただけですよ。…兎さんですよね?」
「あぁそうだ。まさかアイツがここまで変わるとはな…」
「俺は大したことはしてないですよ。じゃ、兎さんに頼みます。」
「分かった。では放課後、私の所に来てくれ。大まかなスペックや欲しい武装等を聞かせてほしいのでな。」
「分かりました。」
兎さんこと篠ノ之束。ISの産みの親にして世界で唯一ISコアが作れる人物。もちろん、そんな人なので絶賛国際指名手配中。こないだ適当にヨーロッパの方の政府さんとアレコレしてたら声をかけられましてね…
『かみえもーーーーーん!!助けてよーーー!』
なんて言いながらこっちに抱きついて来たのを鮮明に覚えている。なぜ俺の名前を知ってるのか、なぜ俺の居場所を知っているのか、なぜこんな所に居るのか、という俺の質問全てに
『大天才束さんだからだよ!』
という意味不明な返しをしてきたのも覚えている。篠ノ之束は自分の興味のない人間は相手にしないのでは、という問いに
『それはかっくんがちーちゃんに生身で勝てるかも知れない唯一の男だからだよ!あ、ちーちゃんっていうのは織斑千冬で世界最強なのだー!』
かっくんというのは俺のことらしい。…ここから俺と束さんは行動を共にした。束さんが襲われるのを俺が守り、また俺が欲しい情報を束さんが提供するというwin-winの関係だった。しかしそこで束さんが
『かっくんには色々面白い事を教えてもらったからねー。いつかイイモノあげる!!』
と言ってきた。俺はそんなに
「ん?どうした?布仏兄。」
「いや…なんか嫌な予感がしただけです。」
世界のバランスを壊してくれるなよ、大天災。
「そこでだ、男性操縦者であるお前のデータを取るために、専用機が届くまで無期限で学園にある訓練機を貸し出すんだが…『打鉄』か『ラファール・リヴァイブ』、どちらがいい?」
「…機動性を重視したいのでラファールでお願いします。」
◆
「むっ!かっくんがちーちゃんと話してる気がする!」
篠ノ之束は移動式ラボ―
「むむぅ…さすがの束さんでもかっくんの肉体レベルに合うISを作るのには手間取ったよ〜。ま、できるんだけどねー。」
気楽に呟きながら異常な速度でキーボードを弄る。その眼前には十数を超えるディスプレイ。
「箒ちゃんのは既存のISを超えるスペックだけどー、かっくんのは全く別もんになっちゃったしねー。…かっくんにISの翼部スラスター『邪魔』で片付けられた時はちょっとショック受けたよ…。」
オヨヨと泣く演技をしながらもタイピングの速度は変わらない。
「箒ちゃんも変わったよねー。」
そう言って数日前、妹から送られてきたメールを思い出す。
『自分にはまだ姉さんが作ってくれるISに乗れるだけの技量も、心も無い。姉さんが作るのだからきっと凄まじいスペックなのだろう。姉さんが作ってくれるのは嬉しいが、使う時は私が決めていいか?』
「…自分の専用機が欲しいって言うとは思ってたけど…やっぱり人は変わるもんなんだね、かっくん。さて!箒ちゃんの紅椿はもうちょいで完成するし、次はかっくんのだね!」
そう言うとさらに速く手を動かす。すると、眼前にさっきの倍程のディスプレイが出現する。
「名づけて…『完全独立世代』ってとこかな。…世界中の誰が文句言ってきても奪おうとしても、使えるのはかっくんだけ!うーん…多分かっくんのことだからー。」
数ヶ月前、自分と共に行動した神無の戦闘スタイルを思い出し、天災は考える。
「まず翼部スラスターは要らないっと、脚部スラスターは…足裏のやつを大きめにしてー、腕部は大きすぎたらまた邪魔って言われちゃうぅ〜…かっくんってば辛辣ー。」
傍から見たらただの痛い人であるが今やっていることは世界を変える、と言っても過言ではないのだ。
「武器はー、遠距離は要らないからぽいして、日本刀に小太刀、太刀、トンファー…まあ他は後でかっくんに聞こー!…あ、あと一応ビットを…25ぐらいでいっか。かっくん束さんとまではいかないけどかなり賢いしねー。」
さらにタイピング速度を速める。…もはや普通の人間に出せる速度では無いだろう。
「ふっふー、楽しみだね。この機体に乗るかっくんを見るのが。」
タイピングを止め、奥にある機体に目を向ける。
「超近距離型にして使い方次第では遠距離もこなす機体。…うまくいけばちーちゃんも倒せるんじゃないかな、これ。うん、かっくんだしね。」
「箒ちゃんのは『白式』の相棒、『紅椿』。そしてかっくんのは全てを超える存在、
『
ルーキーランキングまさかの最高8位…マジビビりました。
こんな作品ですがこれからもよろしくおねがいします。
感想、誤字報告、アドバイス、評価等もよろしくです。