モッピー「私と一夏の絡みを作れ!」
作者「だが断る!」
アイテム ▶︎逆刃刀
ガキイィィィン!
モッピー「なっ!?」
作者「やられっぱなしの俺ではないわ!」
原作モッピーダウンロードなう?
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「…知らない天井だ。……で何やってんの楯無。」
「膝枕よ?」
「それぐらい分かってるっつーの。…っいって!」
ベッドで横になっている身体を起き上がらせようと身体に力を入れた所、全身に激痛が走った。
「まだダーメ。…二重瞬時加速に縮地、だいぶ無茶したわね。」
「…途中から2体目のアルゴリズムに変化が出てきたからな。いつアリーナ飛び出すか分からなかったし。」
「で、一瞬で倒した、と。…一体目は?」
「ありゃ無理だ。…まず一夏の零落白夜みたいな武器があれば近距離で捕まってもぶった斬れるが、普通のブレードだとキツそうだったからな。…もし接近して捕まってビームでも喰らったらそれで終わりだ。」
改めて一夏の零落白夜の強さを思い知る。一撃で機能停止か…使い方次第で持ち主の意志に関わらず力を発揮しそうな武器だ。
「…でも2体目にもビームあったじゃない。なんで突っ込んだの?」
「油断してたんだよ。近接しかないと思ったらやられた。…あの後どうなったんだ?」
「神無が潰したのと同じ機体が2体出てきたわ。…教員部隊が出たんだけどそれでも何人か怪我しちゃって…」
「…それはお前の責任じゃねぇよ。油断した俺の責任だ。一夏や鈴にも迷惑かけた。…後で謝らねえとな。」
そう、俺は油断した。2体目を倒したと自分で判断し、自分でビットに戻ろうとした。まだ次があるかも知れないのに、だ。
「…情けねぇ。実戦感覚が抜けてやがる。こんなんで何が『神無』だ。……悪いな、楯無。」
「いいのよ、ここはIS学園なんだから。神無だけが意識を張り巡らさなくて大丈夫。織斑先生や私だっているんだし、ね?」
「…そう、だな…でもこれだけ忘れるな。」
「ん?」
「お前だけは、俺が死んでも守ってやる。…悪い、また寝るわ。」
◇
「…ほんとに寝ちゃった。…やっぱり虚ちゃんの言う通り、ね。」
心臓の鼓動が速くなるのが分かる。…やっぱり私…
――時は神無がやられた直後まで遡る
生徒会室にて
「…ぐすっ……うぅ…」
「お嬢様、神無は大丈夫ですよ。」
「…分かってるわよ。…なんで虚ちゃん達は何とも無いの?実の弟がやられたのよ?」
「そりゃあやられたと知った時は心配しました。本音も少し泣いていましたし。…先生も命に別状は無い、と。」
「…簪ちゃんは?」
「…私も神無がやられたって聞いたときは驚いたよ。…でも、何となくだけど、神無だから大丈夫かな?って。」
違う。虚ちゃんや本音ちゃん、簪ちゃんと私の神無に対する何かが違う。
「で、でもやっぱり…」
「……こんな時になんですが、お嬢様。好きな男性のタイプは何ですか?」
「へ?…う、虚ちゃん?」
「早く。」
え、す、好きな男性のタイプ?
「身長は私より高くて、強くて、私を刀奈として見てくれて、頼りがいがあって、傍に居ると安心して…えっと…」
「……では具体的な人物として思い浮かべて下さい。」
「具体的に?…例えば?」
「そうですね、名前とかでしょうか。ずっと一緒にいたい、離れてほしくない、愛したい、愛されたい…そんな人を。」
私を刀奈として見てくれて、いつも傍にいてくれる。離れてほしくない、ずっと一緒にいたい人――そんなの1人しか―え?
「…え、う、嘘…」
「…ようやく気づきましたか。」
「楯無お嬢様も鈍感ってことだよねぇ〜。」
「…はぁ。」
な、なんで?なんで私…
「…真実のこと、好き…なの?」
「思い浮かんだんでしょう?」
「そ、それは虚ちゃんが誘導したからで―」
「ではなぜそんなにも神無が心を埋めているのですか?」
…この言葉で分かった。私には、私の理想の男性像にして、唯一常に近くにいた男性。それが神無。
「も、もしかして知らず知らず?」
「えぇ、…恐らく恋愛やらそういった付き合いを飛ばして一気に熟年夫婦のような関係になってしまったんでしょう。」
「っ!?そ、それは嫌!!……あっ。」
「…決まりですね。」
で、でも!
「い、いつから…」
「いつからかは分かりませんが少なくとも二年前はもう恐らく。」
「?なんで?」
「…寝るときに神無の布団やら枕やら出してきて匂いを嗅いでたじゃないですか。」
「っ!?な、なんで虚ちゃんがそれ知ってるのよ!」
「あ、あはは〜…」
「…お姉ちゃん…そんなことしてたんだ。」
「はっ!?ま、まさか虚ちゃん覗き!?なんてことしてんのよ!」
「それはこっちの台詞です。弟の布団と枕に何してるんですか。」
「だ、だってしょうがないじゃない…真実の匂い安心するんだもん…」
これは事実だ。…小さい頃から甘えていたからか、真実に撫でて貰ったり、真実の匂いを嗅いだりすると安心した。…あれ?
「…もしかして…ずっっと前から?」
「それは知りませんが…、もし本当に好きなら早くしないとマズイですよ?」
「…どーゆー意味よ。」
何よ。私が古くなるってこと?
「いえ、家族贔屓なしでも真実は顔はいいですし…本人に自覚があるのか知りませんが行動の一つ一つで落ちる女の子が多いみたいです。」
「なんか虚ちゃんおばさ「はい?」…なんでもないです。」
「なんか〜、おりむーみたいだよねぇ〜。」
「違う。神無と織斑一夏では天と地程の差がある。…いや、価値でいえばダイヤモンドとかプラチナとその辺のゴミ。」
か、簪ちゃん…酷い言いようね…
「…そう言えば神無の専用機ってどうなったの?」
「本人が解決したみたいですよ。それより、話を逸らさないで下さい。…神無と、真実とどういった関係になりたいんですか?」
う、うぅ…なんで今日こんなに虚ちゃんガンガン来るのよ…でも…
「……決めた。…私、ちゃんと女として、刀奈として神無に、真実に見てもらいたい。ちゃんとお付き合いしたい。」
「…そうですか…今神無は医務室に居ます。治療は終わったみたいですよ?」
む、虚ちゃんのその目!仕掛けるなら早くってことね…医務室、寝てる…となれば!
「分かったわ!じゃ、行ってくる!」
「はい、行ってらっしゃいませ…廊下は走ってはダメですよ!」
「行ってらっしゃいませ〜。」
「…頑張って…」
生徒会室の扉を開き、廊下を歩く。
「…なんだろう。ちょっとドキドキしてる。」
ようやく自分の気持ちに気づいた。…ううん。
「気づいてないフリしてたのよ。ずっと…」
独り言を言ってるうちに医務室の前に着いた。さてと、
「今になって恥ずかしいけど、頑張らなくちゃね!」
◇
「っいって!…知ってる天井だ。…あれ?楯無?」
身体に走る激痛で目を覚ましたが、膝枕をしていたはずの楯無がいない。
「ん?起きたか、布仏。」
「あ、織斑先生。…事情聴取ですか?」
「あぁ。…怪我人のお前に無理はさせたくないんだが上がうるさくてな、大丈夫か?」
「ええ、受け答えぐらいなら出来ますよ。」
そこから俺は織斑先生にあの戦いでのことを全て話した。
「さて、ここからは少し私情が入るがいいか?」
「?別にいいですけど…」
「では…なぜ全力で一夏を守ってくれなかった?」
…聞かれると思っていたが、いざ言葉にされると辛いな。
「それに関しては恐らく俺と一夏の考えの違いでしょう。…一夏は一体目を倒すことのみを考えていた。…でも俺は倒すことなんて考えていなかった。」
「どういうことだ。」
「…『負けない』と『勝つ』は違うってことですよ。あの時の戦いはどちらかというと防衛戦。最初から全力でいくほうが間違いだと思っただけです。」
「…お前は複数体敵が来ることを知っていたのか?」
織斑先生から殺気が放たれる。…無人機を誰が作ったのか分かったのだろう。…頑張れ兎さん。
「いえ…それは知りませんでした。ただ、ああいった場面では断続的に攻撃をしてくることが多いので…まあこれには学園を潰すって前提が付きますけどね。だからとりあえず後継の敵に気を配っていたんです。」
「…そうか、ならいい。」
「すいませんでした、織斑先生。…神無として弟さんを…」
「いいんだ。…あいつはまだ勘違いをしている。力を、そして自分がしようとしていることがどういうことなのかを。」
「…分かりますよ。俺にも似た時期はありました。」
「そうなのか…ま、こんな話はここまでにして、だ。ゆっくり休め。お前もかなり身体にダメージを受けているからな。いくら鍛えているとはいえ休養は必要だ。」
うぐぅ…釘を刺されたか…抜け出してちょっと鍛えようと思ったのに…
「ではな。」
そう言って織斑先生は俺の近くから立ち、扉に向かい、開けた。そしてそこで誰かと話し、どこかへ消えていった。
「誰と話してたんだ?…って楯無か。」
「何よ、私じゃ文句あるの?」
「ははっ、冗談だ。」
織斑先生が出てすぐ、楯無が入ってくる。
◇
「本当に悪かったな。…またお前に心配かけた。」
彼も気にしてるみたい。ふふっ、悪いけど利用させてもらうわよ。
「…許してあげない。」
「ま、まじで?」
「大丈夫よ。…『神無』剥奪なんてことはしないから。」
今は。…そう、今はこれでいい。
「よ、良かった…じゃあ何をすれば許してくれるんだ?」
「…こ、今度の土曜日。買い物に付き合ってほしいの。」
うん。顔も熱いし、鼓動も速い、けど言えた。
「ん、分かった。じゃ、約束な。」
「…うん。」
差し出された小指を絡ませる。…そう、今は買い物でいい。
作者「空手3段を舐めるな!」
原作モッピー「ぐあぁぁぁぁぁぁ!」
箒「はっ!?わ、私は何を!」
作者「箒ちゃん…終わったんだよ。全部。」
原作モッピーのダウンロードを中止。
心優しいヒロイン力割と高めの箒ちゃんをインストールしました。
神無が弱すぎるという方もいるかも知れませんがちょっとした理由があります。