科学と非科学の歯車   作:グリーンフレア

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第10話が長かったので作戦の実行段階はこちらに移しました


ACT.12 メッセージ

 号令の後、月光・アイラ・青葉とコードサイン・リトルチェイサーズとで会話グループを分けると、早速それぞれ所定の位置を目指して拠点から出撃していった。それを見送り拠点に残った月光達はメッセージの作成等に取り掛かる。

 メッセージは月光と青葉が本文の作成を担当し、アイラはパスワード設定と秘匿性の高い共同戦術ネットワーク宛の返信用の回線の構築を担当、本文の作成が終わり次第月光と青葉は輸送用ダンボールの工作に取り掛かる予定になった。

 

 

 

 メッセージの概要は月光が考えたが、青葉の添削の末に

 

「我々は超鈴音の正体と計画の目的等を知っている。その計画に是非とも協力したく、そのために直接会い交渉する機会を設けてもらいたい。なお、我々にはいつでも超鈴音の計画を破綻させる用意がある。」

 

といった内容になったが、脅す形の最後の一文に気が進まないと反対気味の月光だったが、青葉の『相手側へ私達の脅威度をチラつかせた方が交渉の席に付かせやすいと思います!』との主張で取り入れることにした。

 

 

 

 この概要を元に文章を肉付けして、200字程度のそれらしいメッセージに作り上げる。

何度か読み返し問題無いと確認した所で実際にはそれほど時間を掛けずにメッセージは完成し、アイラの進捗状況を確認するとパスワード設定は既に完了し、返信用の回線も一部構築している最中だったが一つ問題が発生していた。

 

 その問題というのは麻帆良学園周辺のネットワークには電子精霊群と呼ばれる監視網が存在し迂闊に回線を構築できない事だった。

 これが各種通信網を常時監視していることは分かったが、誰も詳しい情報を持ち合わせておらず下手に分析しようとするのは危険だと判断したアイラは、先にこの監視網の外に海外サーバーを密かに経由した返信用の回線を構築し始めていた。

 

 電子精霊群の問題についてはメッセージに暗号化したアドレスのみを書き込んでそのアドレスを頼りにどうにか返信をしてもらう事になった。

 

 

『思ったより早く次の段階に取り掛かれそうかな。』

 

『一番面倒な部分をあちらさんに丸投げ状態ですけどね!』

 

『その辺りは向こうの方が詳しいだろうし、多少はね?』

 

『アイラさんも電子戦などこの手の事にお詳しいですが、我々全員魔法関係はからっきしですもんね!』

 

『あんまり胸を張って言える事じゃないでしょ・・・。』

 

『でも胸については今いるサポーターの誰より大きい自信があります!』

 

『何でそういう話になるんだ。兎にも角にも次の作業に取り掛かるよ。』

 

 

 内心アルビレオの方が少し大きいのではという邪念を抱きつつも、青葉に適度な大きさのダンボールを持ってくるように指示を出す。

 

 

 

 数分後に青葉が持ってきたのは折り畳んで積んであるダンボールの中で最も小さい物だったが、入れる記憶装置と比べるとずっと大きく緩衝材を多く詰め込めるには十分だった。

 

 人間のような手が無い月光と青葉はお互いのワイヤーアームと月光の片脚を駆使し、ガムテープを貼り合わせダンボールを器用に組み立てると、アイラの暗号化やパスワード設定の作業も全て終わっているので記憶装置を梱包する工程に移る。

 緩衝材は余っているダンボールの幾つかを解体し、クシャクシャに丸めた物を用意した。更にどのぐらい効果があるか分からないが、梱包するダンボール箱の中心を交差させるようにロープを張り巡らせ、その交差点に記憶装置を括り付けて宙ぶらり状態にさせた。

 

 その状態の箱の中の空いたスペースいっぱいに紙の緩衝材を詰め込んでいると、コールが掛かり"141.21"と自動で登録されていた周波数が表示され、リトルチェイサーズ隊長を任せたコールサイン"リトルチェイサー・ワン"の通信に出る。

 

 

≪CP、CP、こちらLC1(ベナトナシュ)。リトルチェイサーズは配置についたニャ。今の所ターゲットは1人も確認できていニャい。オーバー。≫

 

≪こちらCP了解。LC1へ、"荷物"は約・・・5分後には発送可能である。引き続き監視を続けよ。あぁ、ところで3-Aの生徒はどこかで確認されているか、オーバー。≫

 

≪今確認するニャ。・・・・・・研究所と校舎周辺には見当たらニャいそうだが、屋台にはかなりの客がいるが3-A生徒は四葉五月・椎名桜子・釘宮円・柿崎美砂・明石裕奈・佐々木まき絵の6人が見えるニャ。あと教員らしき大人も4人、魔法使いかどうかは不明ニャ。オーバー。≫

 

≪了解した。ターゲット、特に超が現れたら教員の反応に注意を配りつつ報告せよ。アウト。≫

 

 

 『何、このやり取り?』と突っ込みを入れたそうなアイラをスルーしベナトナシュとの通信を終えると、青葉も梱包が完了し運搬するにあたっての問題点を報告してきた。

 それは重量は問題ないが、箱上面に開けた穴にワイヤーアームを引っ掛けて運ぶには不安定であり強度も不安が残っているとの事だった。

 更に密かに運搬するとなると高高度を飛ばなくてはならず、その高度のままでダンボール箱を投下するの中身的にもターゲットに対しても少し危険かも知れないと指摘された。

 

 そこで急遽大きいビニール袋を広げ、それを何枚かテープで繋げてパラシュートを作ることにした。

これはこれで風に流されるなど別の問題が出てくるが、風を読んだり落下点を正確に割り出したりと対処は出来そうだったので無視した。

 運搬時の問題はロープでダンボール箱を縛り、上面のロープの交差点にパラシュートを取り付けた上でそこをワイヤーアームで掴んで運搬することで一通り解決できた。

なお、パラシュートはその大きさから"荷物"をほとんど包む状態での運搬となる。

 

 ビニール袋で作られたパラシュートは半透明で、透けて見えた段ボール箱の上面に"EYE HAVE YOU"と書かれてあったが、青葉がロープで箱を縛った後に書いたものだった。

 それに気付いた月光は『これはどう解釈されるだろうかね。』と苦笑いしながら"荷物"の最終チェックを済ませる。

 

 先の通信で5分後と伝えたが実際には十数分程掛かり、ベナトナシュには月光から詫びを入れ、これから監視ポイント3箇所全ての中間点に青葉を向かわせる事を伝えて作戦は次のステップへと進む。

 ついでにターゲットの有無を確認したがまだどこにも誰も現れておらず、教員達は食事を終えると屋台を離れていったという報告が上がってきた。

 

 

『荷物の準備はできたから早速青葉にはこれを持ってさっき決めたポイントまで行ってもらい、会話グループのチャンネルをリトルチェイサーズに切り替えて指示があるまで待機してもらうけど何か質問は?』

 

『特にありません!』

 

『よし、それではくれぐれも見つからないよう気をつけて行ってらっしゃい!』

 

『はい!青葉、出撃しまーす!』

 

 

 無駄に揺れないようワイヤーアームを巻き上げダンボール箱をMAVの降着脚と接触させて、安定した飛行ができることを確認してから月光が開けたシャッターから外へと飛び立っていった。

 

 

 

 

 アイラはと言うと返信用の回線の最終チェックを行なっている最中で、これも問題無いようでほぼ完成というところであった。

 

 

『これで完成。手順を踏めば共同戦術ネットワークのメールボックスに返信が届く。』

 

『ご苦労様、悪いね任せっきりにして。』

 

『ううん大丈夫。それに皆の、月光の役に立てれた事が嬉しいので・・・。』

 

『そっかそっか。まぁその、何かな・・・・・・ありがとうアイラ。アイラがいてくれて本当に良かったよ。』

 

『ど、どういたしまして。』

 

 

ちょっとの無言の後、ベナトナシュからコールに2人して驚き月光が慌ててそのコールに出た。

 

 

≪CP、こちらLC1。LC2(スピカ)より研究所から絡繰茶々丸が出てきたとのことニャ。こっちで進行方向を確認したが、屋台と校舎どちらでもない方角へと向っているようニャ。取り敢えずデータを送りCPの指示を仰ぐニャ。オーバー≫

 

≪あーこちらCP、LC1データを確認した。恐らく茶々丸はエヴァンジェリンの別荘に向かうものと思われる。その場合、メンテナンスか何かをした帰りとも考える。他のターゲットが出てくる可能性があるため、LC2には引き続き研究所を監視するよう伝えるように。アウト。≫

 

 

 

 

 その後は青葉から待機位置に着いた事の報告と、アイラと無線に関する雑談や視聴覚共有システムをしている内に時間は21時前となっていた。定期的に報告を受けていたが内容の内訳は屋台の客の出入りが大半であった。しかしここでようやく待ち望んだ報告が上がってきた。

 

 

≪CP、こちらLC1! LC2より報告!超鈴音が研究所より出てきたとのことニャ!オーバー!≫

 

≪CL1、こちらCP了解した!これより各員に指示を出す。通信チャンネルを共通に変更せよ。アウト!≫

 

 

 無線を一旦切りサポーター全員が聞ける無線チャンネルに切り替えた後、再度通信を掛ける。

 

 

≪こちらCP、各員聞こえるか?オーバー。≫

 

≪こちらLC1、感度良好。≫ ≪LC2聞こえるニャ!≫ ≪おっけーニャ。あ、こちらはLC3ニャ。≫

≪こちら青葉、感度良好です!オーバー!≫ 『私もよく聞こえる。』

 

≪それではまず超の進行方向を確認する。LC2、データを送ってくれ。オーバー。≫

 

≪はいニャ!ここがこうで、あっちがそっちで、うーーん。・・・できたニャ!≫

 

 

 スピカが言い終わると同時に月光へ地図を元にした進行方向の情報が送られてきて、方角は大体ではあるが最寄りの駅に向かっている様に見えた。この時間帯には女子寮のある隣駅方面に向けての電車が何本かありそれに乗る可能性が出てきた。

 

 学園の地図を参考に隣駅から女子寮までの予測ルートをすぐさまアイラが作り、その最短ルートの予測範囲内に気になる場所があった。

 

 

『この通り・・・。桜通りって確かネギの対エヴァンジェリン編で出てたよね?』

 

『うん。この時間帯なら人通りが殆ど無い事もあってエヴァンジェリンが吸血鬼騒ぎを起こしていた場所。』

 

『ふむ、だったら・・・。』

 

≪あー、LC2に指示を出す。現在の監視ポイントを放棄して超の尾行に移れ。途中電車に乗る可能性があり。注意して尾行せよ。次にLC3も監視ポイントを放棄し先に桜通りへ向かえ。オーバー。≫

 

≪LC2了解ニャ!≫≪LC3了解ですニャ。≫

 

≪LC1は現地点で待機を継続。教員が来た場合その動向に注意せよ。アウト。≫

 

≪CP!こちら青葉です!私はどうすればいいでしょうか。オーバー。≫

 

≪青葉は上空待機が可能であれば隣駅から女子寮までの予測ルート付近上空へ向かわれたし。オーバー。≫

 

≪青葉、了解しました!≫

 

 

 一斉に指示を出したが現状は月光が想定したシチュエーションに近づき、月光を初め全員のテンションはどんどん上がっていた。

 

 程なくして"荷物"を渡すターゲットに指定され作戦は次の段階へと進む。

超は予測通り隣駅方面行きの電車に乗り込み、その後を追ってスピカも電車の屋根に乗る。

 約10分後、寮が何棟かある最寄り駅に着いてしばらくするとやはり桜通りを通った先にある寮に歩いており、予測ルート範囲もより狭まって来たため、青葉は桜通り上空で待機させることにした。

 

 アルビレオは超とスピカが乗ったのより一本前の電車に乗り先に桜通りへ到着して道から外れた茂みを確保していた。

 この時全員が忘れかけていたところでアイラが会話グループの結合と視聴覚共有システムの起動について思い出し、これらを済ませた月光は各自の視野を見つつ指示出しに専念し始めた。

 

 

 

 桜通りでは若干満開の時期が過ぎて、散った花びらが敷き詰められていたが青葉の上空からの視点でも、まだまだ一面桜色の景色だった。

 通りの端から寮までは距離があり道幅も十分で風も強くなく"荷物"の投下するにはうってつけであった。

 そしてターゲットである超はもうすぐこの通りに入るので、彼女を尾行していたスピカもアルビレオとは道を挟んで反対側の茂みに入り超を左右から挟み追跡をしていた。

 

 

 

『荷物の落下地点は私の方で常に算出して青葉に送るから参考にして。』

 

『恐縮です!これは捗りますねぇ!』

 

『ベナト君の方はどうなってるニャ?』

 

『入れ代わり立ち代わりで客が来ているが、特に気になるような奴は見えないニャ。』

 

『ターゲットは既に桜通りに進入してるけど、各自の周囲に人がいない事を確認出来たら"荷物"を投下させるよ。』

 

 

 

 尾行しているリトルチェイサーの2人はそれぞれ周辺の簡易スキャンを済ませ人がいない事を確認し、青葉も上空から見える範囲でチェックを済ませ、超以外に人間の生体反応等は確認されなかったので作戦は最終ステップに入る。

 

 

 

『こちらはいつでも投下できます!』

 

『あの緩やかな曲がり道の先に投下しよう。尾行組の2人は超から少し距離を取って様子が見れる場所を確保するように。』

 

『投下するなら今。しばらく風が吹かないようなので。』

 

『よし!荷物投下!』

 

『了解です!うまく回収されてくださいよ~。』

 

 

 

 高度50m程でワイヤーアームに吊るされていた"荷物"は、切り離された数秒後にはパラシュートが開き、緩やかに目標地点に向って落ちていく。

 "荷物"はほぼ通りのど真ん中に落下すると、その上に先程までのパラシュートが覆いかぶさり、傍から見ると明らかに不審物だった。

 

 しかしこれで進行ルート上の道に置かれた"荷物"が超の目に留まるのは間違いなく、青葉は見つからないように直接視線の通らない遮蔽物へと移動する。

 

 

 

 

 超はパラシュートが開いてから少し経って"荷物"に気付いたらしく緩やかな曲道を小走りでやってくると、パラシュートを被った"荷物"を少し離れた所からまじまじと観察し始めた。かと思うと周辺や上空などを見回して警戒を怠らずに荷物の直ぐ側まで近づくとしゃがむ。

 覆いかぶさっているパラシュートを折り畳み、ロープに挟んで片付けると青葉も掴んでいた上面のロープの交差部を持ってそのまま寮の方角へ何事もなかったように歩き始めた。

 

 

 

『・・・作戦は成功したの?』

 

『いや、最後まで気は抜けない。青葉!超が自分の部屋まで荷物を持って帰ったかもう少し追跡を!』

 

『了解です!でも、あの寮は外からじゃ廊下は見え無さそうですね。』

 

『そうか・・・。それなら尾行を成し遂げたスピカを連れて行って、何としても帰宅を見届けて。』

 

『私かニャ!』

 

 

 もう終わった気でいたスピカは月光に指名され動揺していたが、すぐに青葉と連携を取り始め桜の木の上でピックアップされると超より先に寮に潜入するために急行していった。アルビレオとベナトナシュには屋台監視ポイントで合流し陸路で慎重に拠点まで帰投するように指示する。

 

 超の入った第2中等部女子寮は3-Aクラスメイトのほぼ全員とネギが入居しており、寮の中心には天井は塞がれているが廊下と各部屋のドアが面した吹き抜けとなっていて屋上に仔月光なら入れるダクトがあり、そこから寮の吹き抜け全体を見渡すことができていた。

 

 スピカが配置についた時にエレベーターで上がってきた超はしっかりと"荷物"を持っており、迷わず622号室の前まで来るとドアチャイムを鳴らす。スピカはここで何か会話があると考え月光から指示が出る前に、仔月光に搭載されている指向性集音マイクを起動して超に向けさせた。

 

 

 

『指向性マイクをつけたけど聞こえるニャ?』

 

『いや、何も聞こえないね。』

 

『ちょっと待ってて。・・・システムを少し弄ったからこれで聞こえるはず。』

 

 

アイラがそう言うとドアの鍵を開ける音が聞こえてきた。

 

 

『おー、聞こえる聞こえる。スピカ、アイラありがと。お陰で超の自室と同居人がわかるかも。』

 

「ハカセー、戻たヨ!」

 

「あー超さんお帰りなさーい。今開けますねー。」

 

「いやー面白いもの拾たヨ。」

 

「その箱ですか?"EYE HAVE YOU"? 何でしょうねー?」

 

「まぁ、詳しくはこれから調べるネ!」

 

 

 

 二人の会話はドアが締まると途絶え、最後に聞こえたのは鍵が掛けられる音だった。

622号室が超の部屋で、同居人が葉加瀬であることが分かりこの作戦はこれで終了する事になる。

 

 

 

『オペレーション"メッセージ"の作戦目標は十分達成できたね。ベナトナシュとアルビレオはもう少ししたら拠点に着くけど、青葉とスピカは空を飛んで一直線に帰ってきて。』

 

『後は超の返信待ちになるね。』

 

『の~んびりと待とうか。』

 

『たいちょ~、やっぱり私あのグレネードランチャー使いたいニャ!』

 

『今その話をするのか・・・。拠点に帰ってからでいいでしょ。』

 

『そうですよスピカさん。帰ったら私も装備強化してもらうのでそれまで我慢です!』

 

『待て!青葉のは聞いてないぞ!? き、貴様何をする気だ!』

 

『いえいえ、大した事じゃありませんよ。大した事じゃ・・・。』

 

 

 

 賑やかなやり取りをしているとベナトナシュとアルビレオが先に帰還し、事前に渡していたフラッシュバンは返却された。

 それから時間をあまりおかずに青葉とスピカも帰還、これで今回の作戦オペレーション"メッセージ"が成功に終わったこと宣言するため全員に注目するよう指示を出す。

 

 

 

『現時間をもってオペレーション"メッセージ"は問題無く成功した。皆ご苦労様!』

 

 

 

 二次会だー、と叫んだりする子もいれば装備のメンテナンスを始める子もおり、少し混沌とした雰囲気の中で月光はアイラに後を任せると休眠モードへと移行するのだった。




 超の部屋割りは明確にはなってないみたいですね。
本作では可能性が高い組み合わせとして葉加瀬と同室にしておきました。


次回は地下探検です。

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