幻想入りより数週間。教師の仕事も忙しいがやっていけるようになり。ヒメガミも嫌々ながら、力を付けてきている。こちらの方もなんとかなった。
T「そろそろ、起きるな。紅霧異変」
H「なんで楽しそうなんだよ」
T「やりたいことをやるためだ。実力は足らないかもだが、その辺は知識でカバーするさ」
H「まあ好きにすればいいさ。俺は関わる気無いから」
T「そううまくいくとは思えないんだがな」
H「ああ?」
T「あはは、怒らない、怒らない。何が起こるかわからないんだから」
ここからが大変だ。全てが変わって、全てが始まる。俺たちという例外が、何に変わるか。
SideA
頭が痛い。気持ち悪い。何が起きたのか分からない。何も見えない。真っ暗だ。
でも、どこからか声が聞こえる。不快で気持ち悪い声。耳元で囁かれているようにも感じ遠くから叫ばれているようにも感じる。なんだ……よ、これ……知らない。なのに、聞いたことがある気がする。
???『役に立たないな……お前』
そんな言い方しなくてもいいじゃないか。
???『少しは頭使えよ』
俺だって頑張ってるんだよ。
???『お前はこれまで何をしてきたんだ?』
俺は俺なりに必死に
???『これぐらい自力で解けよ』
俺には分からないんだよ。
???『お前は……ホント……バカだな……』
なんで、なんで、なんで!!
???『お前なんて……死んでしまえばいいんだ……』
やめろ!!やめろ!!やめろ!!
耳をふさいでも、声は聞こえる。
大声をあげても頭に響いてくる。
???『消えろ』
???『邪魔だ』
???『お前なんていらない』
???『もう……楽になりなよ』
嫌だ!!嫌だ!!嫌だーーーー!!!
???「あら、危ない」
パシンッ!!
乾いた音が響き脳天に痛みが響く。
それは、先ほどまでの気持ち悪い痛みとは違い本当に叩かれたように……
A「痛っ!!」
???「あ、起きちゃった」
その痛みで目が覚めた。なんか、まだヒリヒリする。
A「さっきのは、夢?」
???「うなされていたわね~」
俺の言葉に返事が来た。そっちに顔を向けると。うふふ……と目を細めて笑う女性がいた。
A「あなたは……」
???「う~ん、まだ憑かれているみたいだから、寝てていいわよ?」
そういえば、寝起きなのに疲れているみたいだ。体が痛いし、瞼も重い。でも、不思議とさっきまでの気持ち悪さが薄れていって視界が霞んでいく。
???「じゃあ、追い払わないとね。やっぱり生きているからなのかしら? 霊たちが集まるわね~」
さっきまでの痛みは消え、疲れとともに意識が消える。しかし、そんな彼女に一つだけ思うところがあった。
髪の毛を染めるのはよくないと思う。それも、ピンクは……バシンッ!!
再び頭に衝撃が走り、一気に意識が途絶えた。
???「なんだか失礼なことを思われた気がするわ~それよりお腹減ったわね。妖夢~」
その声は俺には聞こえなかった。
Side???
やれやれ、ようやく始まったね。どいつもこいつも呑気し過ぎなんだよ。
さて!!すべての仕込みは終了だ。あとは頑張ってくれたまえ。
この素晴らしき理想郷を楽しんでくれ。
そして、願わくば彼女のことも……
お疲れ様です。とりあえず章が終わったので次回はキャラ設定を出すつもりです。そのあと、短編を二話ほど出しての二章突入です。なので次回予告はありません。では!!