長くなってしまった理由は後書きの方で愚痴らせて下さい。
人里…
それは私にとっては思い出深い場所でもある。
12年前…
私がまだ幻想郷に追放される前の話…
幼かった私は人里に住んでいた。
寺子屋という学業を学ぶ場所…
私はそこの生徒でもあった。
今では昔の話だ。
博麗神社に行く前に…
私は此処にも用がある。
それは寺子屋の先生に会うこと。
別れを言うのではない。
別れを済ませる前に私はとっくに幻想郷から追放されている。
用があるのは寺子屋の先生の『能力』である。
上白沢慧音…
それが先生の名前だった。
彼女は白鐸と呼ばれる妖怪である。
だがしかし、彼女も場合は半分は人間で半分は白鐸、ハーフである。
そんな彼女は人間に親しみに持っている。
だからこそ彼女は寺子屋の先生をしているのだろう。
彼女の『能力』は『歴史を食べる(隠す)程度の能力』である。
具体的にどんなのかと言うと…
歴史を隠すことは、つまりはそこにあったはずの人や物が消えていたり…
実態が無くなったりすることである。
歴史を食べるとは、一番良い例えは有名は武将でもある。
徳川家康の江戸幕府を開いたという歴史を完全に無かったことにする。
彼女はある意味では恐ろしい能力を持っている。
そして私は彼女の能力を利用し、私自身の存在を消す。
妖怪の賢者とその式神の監視から逃れるための方法である。
多少、博麗の巫女を万が一の戦闘が起こっても気づかれないで済む。
復讐のためなら私は何でもする。
復讐しか考えられない私はただ寺子屋に足を運ぶ。
寺子屋…
今来ても懐かしく思う。
それでも私の立場では今は思い出に縋ることもできない。
私はそう思いながら扉を叩く。
「少し待ってください」
聞き覚えのある声…
「お待たせした…ってなんだ霊夢か」
出てきたのは慧音だった。
私の教師でもあった人。
だが此処でも人違いされた。
恐らく私と関わった人全ての記憶が妖怪の賢者、もしくは彼女自身によって消えているだろう。
「慧音、少し頼み事あるのよ」
「お前の方から頼み事とは珍しいな」
博麗の巫女から頼み事をすることなんてあまりないだろう。
霊夢という子も博麗の巫女なら、頼むより頼まれる側…
妖怪の退治が基本人里から依頼される主である。
「で、霊夢。頼み事とは依頼でいいのか?」
「いいえ、私個人の頼み事よ」
私は左手にナイフを手に持ち、慧音を突きつける。
「なっ!?霊夢何のつもりだ!!」
「言ったでしょ?私個人の頼み事って」
私はそう言った。
本当に悪まで私個人の頼み事…
復讐…
「慧音、貴方に拒否権はないわ。もし拒否するなら、貴方の教え子を一人ずつ殺していくわ」
慧音は驚愕する。
そして私の右手には銃を持つ。
「火縄銃は知っているかしら?これはそれとほぼ同等の物、獲物を遠いところから仕留めるための武器もしくは凶器よ」
私は銃を納める。
「さて、どうするのかしら?慧音…もっとも、貴方の答えはすでに決まっているわね」
「ぐっ………わかった……協力する」
「賢明な判断ね」
さすがは先生ね。
元生徒だった私も申し訳ない気持ちを思いながら…
「それで、頼みとは一体なんだ?」
「貴方の能力で、私が幻想郷にいるという歴史を無くしてほしいのよ」
「何のために……」
「………これだけは言っておくわね、幻想郷にいるという歴史を無くすのは、妖怪の賢者とその式神かからの監視を逃れるため」
「妖怪の賢者、八雲紫か。監視の目を逃れてどうするつもりなんだ」
「それ以上は貴方が知る必要はないわ。慧音、早くしてくれないかしら?」
「わかった……」
慧音は渋々了承し、能力を使い始める。
私はあることを思った。
「そういえば慧音、稗田の当主は決まったのかしら?」
「あ、あぁ…稗田の当主なら決まっているが、霊夢…天狗の新聞を見なかったのか?」
天狗の新聞?
そんなものあったかしら?
まあ霊夢という子の性格を察して言おうかしら。
「そんなもの捨てたわ。で、名前は?」
「捨てたって…まあいい、名前は稗田阿求だ」」
それが…今の稗田の名前なのね。
幻想郷には記録者のような役目を持った人がいる。
それが稗田家の現当主である。
見た目はごく普通の里に住んでいる人間の少女。
彼女達は阿礼乙女と呼ばれる、『稗田阿礼』が転生の術で生まれ変わった人物である。
阿礼乙女は稗田家に百数十年単位で生まれ、人々の生活を脅かす妖怪についてその対処法を記した書物『幻想郷縁起』を代々執筆している。
阿礼乙女代々引き継がれる能力『一度見た物を忘れない程度の能力』を持っている。
その能力のせいで、彼女達の寿命は平均で20後半程度しか生きられない。
さらに、転生の際には幻想郷縁起を関すること以外の記憶は引き継がれないため…
前世の記憶はない。
私が居た頃は、阿礼乙女が居なかったため…
幻想郷縁起を執筆する者はいなかった。
代理人は居たらしいが…
その詳細は不明である。
「これで終わったぞ、霊夢」
慧音がそう言った。
私は考えている間に慧音はもう能力の使用を終わらせていた。
「あぁ…ご苦労様、慧音…」
私は左手のナイフを納め、慧音に近づく。
「悪いけど、眠ってちょうだい」
私はそう言い、慧音の腹を強く殴る。
「ごめんなさい………」
倒れる慧音を抱え、ゆっくりで地面に降ろす。
これ以上は慧音は関わらなくていい。
そう判断した私は慧音を殴ったのだ。
だが後々、慧音の頭突きが飛んでくるのは確実。
「……覚悟した方がいいわね」
私は苦笑いしながら呟く。
私は早々に里から立ち去った。
準備は整った。
これでいつでも行動を起こすことはできる。
私はそう思いながら、博麗神社に向かう。
狙うは博麗の巫女…
私が死のうが、相手が死のうが、どちらも構わない。
結果は私にもわからない、ただやることを真っ当するだけ。
私は強い憎悪を纏いながら、進み続ける。
そして本殿が見えた。
そこに居たのは巫女らしき服を着た、リボンを付けた紅白の少女が立っていた。
少女は箒を掃いていたが、こちらに気付き、手を止めた。
「貴方が博麗の巫女かしら?」
私は一声そう掛けた。
「そうだけど、あんた誰?私と顔似ているように見えるけど」
少女はそう言う。
この少女が博麗の巫女………
「貴方に用があるのよ」
「私に用?賽銭でもくれるの?」
少女は何気に目を光らせていた。
そっか…
確か博麗って貧乏だったんだっけ?
私の時も苦労したわね。
まあ今はそんなこといいわ。
「ええ、賽銭はないけれど。お届け物ならあるわよ」
「何!?食べ物!?」
「いいえ、違うわ。貴方に死を送るのよ」
私は右手に銃を素早く持ち、少女に向け、引き金を引く。
そして、博麗神社に銃声が高く響いた。
どうもです。
本当に長くなってしまい申し訳ございませんでした。
7月の終わりほどですかな、エラーが発生してしまい、投稿しようとした第二話も全て消えてしまいました。
今回書いたのもほぼ時下に書いています。
自分保存するようなタイプではないので…
まあそれでよくエラーして萎えてしまったことは数知れないほどですが…
さて、今回は慧音先生と接触してみたました。
う~ん私としても脅迫のようなことはしたくなかったのですが…
これは慧音先生に申し訳ないところですね。
頭突きが飛んでくることを(ry
あ…^q^
ピチューン
頭がずきずきします。
頭蓋骨が割れていないことが奇跡です。
気を取りなおして、最後の方は霊夢との接触です。
次当たりで復讐劇です。
主役の名前とか記憶も開かされるのかな?
まあつまらない後書きはここまでにしておきましょう。
それでは皆さん次回もよろしくお願いいたします。