では本文をどうぞ。
博山霊奈の怪我が完治してから、その翌日。
幻想郷では騒動になっていた幽霊の大量発生する異変『六十年周期の大結界異変』
すでに事が終わり。少しずつ幽霊の数も減ってきていた。
霊夢もこの異変を解決しに行くはずだったのだが、霊奈がこの異変についての事情を話、行くことをやめてしまった。
『六十年周期の大結界異変』は幻想郷を支えとする『博麗大結界』が六十年に一回、急激に結界の力が弱まることだった。
幽霊が大量発生したのは、恐らく外の世界から流れ着いた人の魂が幻想郷にやってきたのだろう。
飽く迄もこれは推測である。
そして、博山霊奈は里に暮らすことを決定された。
そのはずだった……
「ふんふんふ~ん♪」
霊奈は楽しげに鼻歌を歌いながら、神社の境内を箒で掃いていた。
「………」
霊夢は不機嫌な顔で霊奈を見ていた。
「なんでまだあんたが此処に居るのよ」
「それは、元々私の住処だし、行く宛がないのよ」
「人里があるでしょう!」
「里に行っても、慧音に扱き使われそうだし、あまり人ごみの中も好きじゃないのよ」
慧音のことだ。
外来人は豊富な知恵を持っていると思って、教師に仕立て上げるに違いない。
「逆に私が居たほうが利益があるわよ」
「どんな?」
「例えばそうね。食料庫を見てみたんだけど、空っぽだったわよ?貴方、普段まともな食事取ってないでしょ?」
「うっ……」
霊奈は霊夢の苦笑いする表情を見て、溜息をつく。
「だから、私が居るときは料理と掃除をやることにしようと思うの。貴方にとってはメリットがあるわよ?」
「あんたにとっての利益は?」
霊夢は私の質問を逆に返してきた。
「そうね。私が神社に住み着くことでもあったり、人里に行きたくなかったりするわね」
「里に行きたくないだけでしょ!」
結論から言うと、そういう考えになってしまう。
「別にいいじゃない、貴方が一方的に得してるのだから。文句はないでしょ?」
「確かに、そうだけどさ……」
「なら、決まりね」
霊夢は納得がいかないような顔をする。
私としては里には行きたくないのでホッとした。
霊夢はそのまま神社に戻っていた。
私は安心した後、引き続き境内の掃除を再開した。
しようとしたのだが…
「よお、霊夢。遊びに来たぜ!」
突然、神社の境内には、突風が吹いた。
突風というよりも、一人の金髪の少女は箒に乗って空から神社に向かってきた。
私は一箇所に集めていた落ち葉を撒き散らされた惨劇を見た。
心底不快に思った。
「どうした、霊夢?」
金髪の少女は私に声を掛けてきた。
私はというと、少女の声など聞こえず、固まっていた。
「せっかく人が…機嫌良く掃除していたのに…」
「ん?」
小声で呟いていたため、少女には聞こえなかった。
「貴方のせいで台無しよ!!」
「!!…うわっ!」
私は封魔針を少女に目掛けて投擲。
少女は危うくも避けた。
「外したわね…」
「い、いきなり何するんだ!霊夢!死ぬかと思ったじゃないか」
「貴方が私の掃除を邪魔するからでしょ!」
「霊夢が掃除?明日は槍でも降ってくるのか?」
「私が掃除をして何が悪いのかしら!…ん?」
私は少女をよく眺める。
どこかで見た顔だ。
私は何か思い出したように少女に問うた。
「貴方、私と竹林で出会った?」
「此間のことか?霊夢、確かにお前の言ったとおりに閻魔に出会ったぜ。そのせいで説教されたがな」
「それはご愁傷様ね。ちなみに、私は霊夢じゃないわよ」
「何言ってるんだ?お前以外に霊夢がいるわけ……」
「霊奈、掃除終わったかしら?」
神社から霊夢、本人が出てきた。
少女は霊夢と私を交互に見た。
「え…あれ?霊夢が……二人?」
少女は頭がこんがらがって混乱し始める。
私が事情を説明したいところだけど…
「はぁ、私じゃ何かと誤解されるから。本物である霊夢、貴方が説明してちょうだい。私は掃除を続けるわ」
私は二人の場から離れ、神社の裏に行き、掃除を再会した。
数十分頃、掃除が終わり。
神社に戻り始める。
霊夢もすでに説明終わってる頃だろう。
「霊夢、誤解は解けたかしら?」
「ええ、面倒だったけどね」
それなら、何も言う必要ないわね。
「私の名前、知ってるかしら?」
そういったら少女は首を横に振る。
「ならお互いに自己紹介ね、初めまして…というよりもう一度出会ってるわね。私は博山霊奈」
「霧雨魔理沙だぜ」
霧雨……
はて、どこかで聞いた姓ね。
どこだったかしら?
「それにしても、どっからどう見ても霊夢にそっくりだぜ」
魔理沙は私の顔をまじまじと見る。
「似てるのは…なぜでしょうね?」
「あんたが知らないんじゃ、誰もわからないじゃない」
「知らない物は知らなくて仕方ないでしょ。まず貴方と顔が似ているなんて考えたこともなかったわ」
「私だって考えたことないわよ」
私と霊夢は言い争いは始めた。
私と霊夢。性格は違えど、容姿はほぼ似ている。
これが本当に、本物と偽者の言い争いをしたら区別が付かないだろう。
「な、なぁ…そこまでにしておかないか?この話題」
魔理沙がそう言った。
私と霊夢は魔理沙の方を見てから、霊夢ともう一度顔を見合わせる。
「そうね。こんなことしてると埒があかないわ」
「全くね。こんなことしてる時間があるなら、さっさと昼食の準備を済ませたいわ」
「昼食?」
「ええ、そろそろお日様が真上に来る頃だしね」
「あんた、作れるの?」
「霊夢、貴方は私を何だと思っているのかしら?料理ぐらい作れるわよ」
私はそう言い、神社の中に入っていくが、足を止めて魔理沙の方へ向く。
「貴方も食べていくかしら?」
「元々そのつもりだぜ」
「そう…」
それを聞いて、止めていた足を動かし、そのまま神社の中に入っていった。
料理は久々、でもないわね。
外の世界に暮らしていた時は毎日作っていたのだから。
でも、幻想郷で料理を篩うのはいつぐらいかしらね。
「ごきげんよう」
突然、どこからか声が聞こえた。
一度警戒したが、声の主が聞き覚えがあったため、すぐに警戒を解いた。
「いつから見てたのかしら?紫」
「貴方が料理を作り始めたところからしか見てないわよ」
本当にそうかしら…
胡散臭いわね。
「私も食べていっていいかしら?」
「好きにしなさい。というか料理の邪魔だから出て行ってもらえない?」
紫は何も言わずに黙って台所から出て行った。
私もただ黙って準備を進めていた。
「霊夢、できたわよー」
料理ができたので、霊夢達を呼ぶ。
すでに紫は正座して待っていた。
霊夢が入ってきたと思ったら、足を止めた。
「で…紫、なんであんたも此処に居るのよ」
「別に、ご飯食べにきただけよ」
「私の食費が減るでしょ!」
「まあまあ、いちおう私が食費を払ってあげるから」
「なら毎日飯集りに来ても問題ないな」
「それでも毎日四人分作るほどの食費はあまりないわよ」
私、霊夢、魔理沙、紫はそれぞれ机の前に正座して座る。
「いただきます」
「「「いただきます」」」
私の掛け声に続いて、三人はそう言った。
昼食の時間は、とても賑やかで楽しい時間だった。
どうもです。
遅くなってしまいました。
学生は二学期が始まり、一ヶ月後に中間テストというものがあります。
私の学校の場合はかなり早めに来ますが、実は現在もその期間中でして、それで忙しくなってまたずるずると時間が経っていき、書ける時間も無くなってしまったと……
本当に申し訳ないorz
こんな駄文で、かなり更新遅いですが、よろしければ次回も御読みになってください。