もう毎回のようにも思えるけど時間がないんだよね…
それでは本文をどうぞ。
季節は秋。
幻想郷はすっかり、秋の紅葉で真っ赤に染まっていた。
特にこれといったことは起こらなく、平和が続いていた。
私は、いつものと変わらず、掃除と料理をしながら過ごしていた。
…いや、変わったことは色々とあった。
勝手に神社で宴会を開いては、人間、妖怪、吸血鬼、幽霊、蓬莱人、鬼とやってきた。
私はその時、人里に遅くまで仕事を出掛けていた。
仕事と言っても、前に慧音を気絶させて、その時の詫びをしにいってたのだ。
事情は深く話さなかったが、私が外来人で、霊夢のそっくりさんということだけを伝えた。
で、慧音は詫びの代わりとして代理教師をしてくれと頼まれたのだ。
結局それで遅くなってしまい、神社に帰って来たら驚愕した。
私が帰ってきた頃には、皆酔い潰れて倒れていたところだった。
私が一人で散らかった空瓶や食べ終わった皿を片付けていた。
という感じで、たまに変わった日々を送りつつ、時間が過ぎていった。
まあこれといって、宴会以外で騒ぎになりようなことは起こらなかった。
「あら、珍しいわね。参杯客かしら?」
人里から神社までかなり距離があって、山道の道中には妖怪がわんさかといる。
此処まで来るなんて命知らずの馬鹿なのか、それとも実力を持った人なのか。
で、問題の参杯客というと。
外見は緑色の長い髪に、白と青の巫女服?っぽい服装。
「こんにちは、博麗神社へようこそ」
私は参杯客を歓迎するように挨拶する。
私自身思うことがあるけど、柄に合わない。
「私、東風谷早苗と申します。先日、外の世界からこちらに引っ越してきました。貴方が博麗の巫女ですか?」
東風谷早苗は丁寧に挨拶してきた。
「あぁ…私は、此処で雇われている巫女…かな?」
私はというと、何ともぎこちない言い方をしてしまった。
それにしても、外の世界から幻想郷に…
つまりは外来人かしら?
また紫が勝手に人を浚って来たのかしら?
「それなら、私のところの神社で巫女をしてみては如何ですか?」
え?まさかの勧誘!?
というかこの子、神社と言ったわね。
幻想郷で博麗神社以外の神社は存在しないはず…
「貴方、神社と言ったわね。一体どこの神社かしら?」
「守矢神社と申します。引っ越す際に、神社ごとこちらに移動して来たんです」
神社ごとって、そりゃまた随分ダイナミックお引越しだこと。
「で、貴方は博麗神社に何用で来たのかしら?できる限りなら私から博麗の巫女に伝言を授かるけど?」
「それじゃあ、博麗の巫女に伝えてください」
早苗は深く深呼吸をし、言葉を発する。
「今すぐにでも、この神社を潰してもらいたいのです!」
「はっ?」
神社を潰す?
「言ってる意味がわからないのだけど…」
「私達の守矢神社への信仰を増やすべく、この博麗神社を取り壊し、更なる信仰を集めようということなんです」
信仰…
博麗神社には全く聞かない言葉である。
そもそも博麗神社には信仰する対象がいない。
つまりは神や神霊、人々から祭り上げられる英雄などの類がこの神社には存在しない。
だから、元々博麗神社には信仰が集まらないのだ。
それに山奥だし、道中には妖怪がうじゃうじゃ、普通来るはずがないよ。
「私の独断では決められないから、今回は御引取り願いますかね?決まった時はこちらからお伺い致します」
「わかりました。それでは私はこれで戻ります」
とりあえず私は、このまま此処で引き止めていても、霊夢が話をややこしくしまうのではないかと思い、早苗を一旦退かせることにした。
それにしても、東風谷早苗……
どこかで見たことあるのよね~…
どこでだったかしら?
私は必死に記憶を探り思い出そうとしたが、朝食の準備のことで頭がいっぱいになり、考えるのやめてしまった。
霊夢と一緒に朝食を済ませ、私は片付け始めた。
だが私は足を止め、霊夢の方を振り向き、こう言った。
「霊夢、少し話があるわ」
「何よ急に、改まって…」
「大事な話よ、貴方にはとっては異変かもしれないけど」
私は東風谷早苗からの伝言を一字一句間違えず、霊夢に伝えた。
「何それ!どういうことよ!!」
霊夢は机を思いっきり叩く。
これは相当怒っているわね。
「知らないわよ。私に言われても困るわよ」
「じゃあ、その張本人は今どこに!?」
「妖怪の山の頂上に神社あるから、そこにいるわ。あぁ、でもまだ行っては…」
私は霊夢がすぐ行かないように忠告しようとしたが、時すでに遅し…
霊夢はすでに居なかった。
私は急いで境内に出て、空を見上げた。
霊夢の姿があった。
きっとあれは、妖怪の山に行く気満々ね。
「はぁ、もう止めようがないわね」
呆れたように呟く。
「さて、私も支度しようかしらね」
霊夢があの調子だと妖怪の山に正面突破しに行くに違いない。
私は少し、裏通りから回ろうかしらね。
守矢神社に、東風谷早苗。
実際に行ってみれば何か思い出せるかもしれない。
個人的に興味があるのだ。
神社ごと移動させたという神社にその神に…
さて、どんな神様が待っているのやら…
楽しみでしょうがないわね。
どうもです。
もっと日常話を書けばいいと思ってもいましたが…
お題がないので普通に異変を書いちゃいました。
そして異変ではない異変ですが、ゲームの方で言うと風神録になります。
風神録は、知ってる方もいるかと思いますが…
いちおう原作通りに進んでいきます。流れ的に…
最近では私も、幻想少女大戦というのをやりだし始めまして、それで書く時間が潰れているんでしょうね。
私としてはスパロボが大好きでしたから、一度はやってみたいと思っていたんです。
これはこれでまた面白い味わいがあって良かったです。
原作通りに話が進んでいくのも中々楽しい限りです。
こんなことに時間を無駄にしている私ですが、よければまたお読みになってください。