東方博麗記   作:zye医師

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また遅くなってしまった。
もう毎回のようにも思えるけど時間がないんだよね…

それでは本文をどうぞ。


第六話 異変は、突然に。

季節は秋。

幻想郷はすっかり、秋の紅葉で真っ赤に染まっていた。

特にこれといったことは起こらなく、平和が続いていた。

私は、いつものと変わらず、掃除と料理をしながら過ごしていた。

…いや、変わったことは色々とあった。

勝手に神社で宴会を開いては、人間、妖怪、吸血鬼、幽霊、蓬莱人、鬼とやってきた。

私はその時、人里に遅くまで仕事を出掛けていた。

仕事と言っても、前に慧音を気絶させて、その時の詫びをしにいってたのだ。

事情は深く話さなかったが、私が外来人で、霊夢のそっくりさんということだけを伝えた。

で、慧音は詫びの代わりとして代理教師をしてくれと頼まれたのだ。

結局それで遅くなってしまい、神社に帰って来たら驚愕した。

私が帰ってきた頃には、皆酔い潰れて倒れていたところだった。

私が一人で散らかった空瓶や食べ終わった皿を片付けていた。

という感じで、たまに変わった日々を送りつつ、時間が過ぎていった。

まあこれといって、宴会以外で騒ぎになりようなことは起こらなかった。

 

「あら、珍しいわね。参杯客かしら?」

 

人里から神社までかなり距離があって、山道の道中には妖怪がわんさかといる。

此処まで来るなんて命知らずの馬鹿なのか、それとも実力を持った人なのか。

で、問題の参杯客というと。

外見は緑色の長い髪に、白と青の巫女服?っぽい服装。

 

「こんにちは、博麗神社へようこそ」

 

私は参杯客を歓迎するように挨拶する。

私自身思うことがあるけど、柄に合わない。

 

「私、東風谷早苗と申します。先日、外の世界からこちらに引っ越してきました。貴方が博麗の巫女ですか?」

 

東風谷早苗は丁寧に挨拶してきた。

 

「あぁ…私は、此処で雇われている巫女…かな?」

 

私はというと、何ともぎこちない言い方をしてしまった。

それにしても、外の世界から幻想郷に…

つまりは外来人かしら?

また紫が勝手に人を浚って来たのかしら?

 

「それなら、私のところの神社で巫女をしてみては如何ですか?」

 

え?まさかの勧誘!?

というかこの子、神社と言ったわね。

幻想郷で博麗神社以外の神社は存在しないはず…

 

「貴方、神社と言ったわね。一体どこの神社かしら?」

 

「守矢神社と申します。引っ越す際に、神社ごとこちらに移動して来たんです」

 

神社ごとって、そりゃまた随分ダイナミックお引越しだこと。

 

「で、貴方は博麗神社に何用で来たのかしら?できる限りなら私から博麗の巫女に伝言を授かるけど?」

 

「それじゃあ、博麗の巫女に伝えてください」

 

早苗は深く深呼吸をし、言葉を発する。

 

「今すぐにでも、この神社を潰してもらいたいのです!」

 

「はっ?」

 

神社を潰す?

 

「言ってる意味がわからないのだけど…」

 

「私達の守矢神社への信仰を増やすべく、この博麗神社を取り壊し、更なる信仰を集めようということなんです」

 

信仰…

博麗神社には全く聞かない言葉である。

そもそも博麗神社には信仰する対象がいない。

つまりは神や神霊、人々から祭り上げられる英雄などの類がこの神社には存在しない。

だから、元々博麗神社には信仰が集まらないのだ。

それに山奥だし、道中には妖怪がうじゃうじゃ、普通来るはずがないよ。

 

「私の独断では決められないから、今回は御引取り願いますかね?決まった時はこちらからお伺い致します」

 

「わかりました。それでは私はこれで戻ります」

 

とりあえず私は、このまま此処で引き止めていても、霊夢が話をややこしくしまうのではないかと思い、早苗を一旦退かせることにした。

それにしても、東風谷早苗……

どこかで見たことあるのよね~…

どこでだったかしら?

私は必死に記憶を探り思い出そうとしたが、朝食の準備のことで頭がいっぱいになり、考えるのやめてしまった。

 

 

 

 

 

霊夢と一緒に朝食を済ませ、私は片付け始めた。

だが私は足を止め、霊夢の方を振り向き、こう言った。

 

「霊夢、少し話があるわ」

 

「何よ急に、改まって…」

 

「大事な話よ、貴方にはとっては異変かもしれないけど」

 

私は東風谷早苗からの伝言を一字一句間違えず、霊夢に伝えた。

 

「何それ!どういうことよ!!」

 

霊夢は机を思いっきり叩く。

これは相当怒っているわね。

 

「知らないわよ。私に言われても困るわよ」

 

「じゃあ、その張本人は今どこに!?」

 

「妖怪の山の頂上に神社あるから、そこにいるわ。あぁ、でもまだ行っては…」

 

私は霊夢がすぐ行かないように忠告しようとしたが、時すでに遅し…

霊夢はすでに居なかった。

私は急いで境内に出て、空を見上げた。

霊夢の姿があった。

きっとあれは、妖怪の山に行く気満々ね。

 

「はぁ、もう止めようがないわね」

 

呆れたように呟く。

 

「さて、私も支度しようかしらね」

 

霊夢があの調子だと妖怪の山に正面突破しに行くに違いない。

私は少し、裏通りから回ろうかしらね。

守矢神社に、東風谷早苗。

実際に行ってみれば何か思い出せるかもしれない。

個人的に興味があるのだ。

神社ごと移動させたという神社にその神に…

さて、どんな神様が待っているのやら…

楽しみでしょうがないわね。

 




どうもです。
もっと日常話を書けばいいと思ってもいましたが…
お題がないので普通に異変を書いちゃいました。
そして異変ではない異変ですが、ゲームの方で言うと風神録になります。
風神録は、知ってる方もいるかと思いますが…
いちおう原作通りに進んでいきます。流れ的に…

最近では私も、幻想少女大戦というのをやりだし始めまして、それで書く時間が潰れているんでしょうね。
私としてはスパロボが大好きでしたから、一度はやってみたいと思っていたんです。
これはこれでまた面白い味わいがあって良かったです。
原作通りに話が進んでいくのも中々楽しい限りです。

こんなことに時間を無駄にしている私ですが、よければまたお読みになってください。

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