…………大栄side
「ここで三人は襲われるのか?」
ヤッホー!みんな元気?大栄洋太だ
俺とタカは神が教えてくれた(半強制的に聞き出した)場所の近くの草むらで待機していた。
だか、デスタグールを倒した後、誰かに見られることを恐れ森の奥へと逃げたんだ。
でも、もう一回見に行くと、そこには倒したはずのデスタグールの屍が見当たらなかった。
「デスタグールは生きていたのか?あるいは食べられたか……どちらにしろ悪い予感しかしないんだが…」
「まあ、それは後にするとしてだ。…………ッ!来たぞ!隠れろ!」
見ると、イエヤス、サヨ、タツミの三人が楽しそうに歩いてくる。
「帝都に行ったらまずは兵になる為の書類を書かなきゃね」
「それより先に宿を見つけないとな」
「俺は先に女を見つけたい!!そこでいちゃいちゃとしたい!」
「「お前は一回黙ってろ(なさい)!」」
………見る限り、仲が良さそうだが、この三人が…あんなことになるなんて、
そんなの絶対嫌だぜ!未来を変えてやる!
「そういや、大栄には考えがあるんだよな?どんなのだ?」
不意の質問に、ちょっとテンパりながらも「秘密」とだけ返しておく。
「なんでだよ!教えてくれたっていいじゃねーか!仲間なんだし」
「確かに教えたほうがいいだろう」
「なら教え「だか断る!」へっ?」
なんだその鳩が豆鉄砲じゃなくて本物くらったみたいな顔して。理由が欲しいのか?
「なぜなら面白くないからだ!手品師はどんなことがあろうと決してネタバレはしない。それと同じだ」
それを聞いたタカはしばしの無言の後、
「わかったよ」
と呟いた。流石は我が親友。話が通じてよかった。
「そ〜この子供達?今持ってる有り金全部俺たちに渡してくれないかな?」
「そしたら痛い目見ることもないかもしれないよ?」
「と言っても、約束はできないがな。ヒャッハー!」
っと、出やがった山賊どもだ。なんか、世紀末みたいな格好してるんだか、こっからは気を抜けない。
しかし今回、俺たちは見守るだけだ。物語では一応生き残るからな。
とか言っても本音は面倒くさいだけなんだか。
「ハッ!上等!かかってこいや!」
イエヤスの叫びと共にタツミ、サヨも武器を持ち構える。
「逝くぜ!」
「字が違う!」
三人は山賊どもに向かって走り始める。数的には3対20の割合。
俺やタカなら余裕だろうが、帝具も何も持ってないこいつらでは、
「くそっ、敵が多すぎる。さすがに疲れたぞ」
こうなるよな……そりゃそうだ。当たれば死ぬというプレッシャーのおかげで体力より精神を多く消費したはずだぜ。修行と実戦は違うからな。
「……しょうがねえ、二手に分かれよう。俺とサヨは西を、タツミは東な」
「俺は一人かよ!」
「それこそしょうがねえだろ。俺は方向音痴なんだから」
あら?自覚あり?
「なら集合場所は………」
「「「帝都!!!」
そう言い合うと、三人は全力で走り出す。
「……………逃げる気か!追えー!」
いきなりの出来事で固まっていた山賊の一人が叫ぶ。
「死ぬなよ!」
「幸運を祈ります」
「お前らもな!」
イエヤスとサヨ、そしてタツミはそれぞれの方向へ逃げる
さてと、俺たちも始めますか!
「頼むぞタカ」
「おう!」
こうして俺たちもそれぞれの場所に走り出した。
「にしても、あいつらどこに行った?」
そして、あれから数分後イエヤスの方向音痴が発動し、俺は2人を探していた
というか、なんで方向音痴が発動するの?サヨがいたじゃん!
とかいう疑問を抱きながらも探すこと10分。今の所目立ったものは……
キン!カキン!
ん?この音は鉄がぶつかる音?しかも剣と剣だ……まさか!
俺は、音のする方向へ走り出す。ちょっと危険な気がするからだ。
「間に合わせる!『王道なる者たち(ジャンプ・オールスダーズ)
モード《ナルト》!」
これが俺のもう一つの力、ジャンプオールスダーズ。能力はいたって簡単。
一定時間名乗った作の力・身体能力・技を得る能力。ただそれだけだ。
だから、走っても息は切れないし、木の上なんか、ポンポン飛べる。
しかし、この力を使うにはその使いキャラクターの修業をしなければならない
故にドラゴンボールを使うなら、気の修業などをしなければならないようだ。
まあ、ナルトの力は神に無理やり使えるようにしてもらったんだがな。
だから………
「よし、白眼!」
俺は白眼を使って、この森全体に視野を向ける。
すると、100メートル先に山賊と戦っているイエヤスを見つけた。
サヨは岩の後ろに隠れている。見た所足をくじいたようだ。
しかも、イエヤスはサヨを助けながら戦っているせいか、さっきのような動きが出来ていない。……しょうがない。
俺は、腰の部分にいつの間にか有るポーチから一つのクナイを取り出し、思いっきり投げつけた。
「餓鬼風情が……ッ‼︎ギャッ!」
クナイが当たった相手は手から剣を落とす。おし!当たった!結構心配だったけど使えるな。
「何だ!?どこからの攻撃だ!」
イエヤスと戦っていた奴らも攻撃を警戒し始める。
後5秒で二人の元に到着するんだが、敵が多すぎる。ならば、
俺は印を結びナルトの得意であり不得意である術を発動する。
「影分身の術!」
その瞬間、俺の周りには俺が三人増えていた。
「これも成功。 もう全部使える気がする」
この技で確信を得たぜ。今の俺は……最強だ!
俺たちはクナイを取り出し、煙玉を取り付けると、思いっきり投げる。
この間、約3秒。
「なんだこの煙は!?どうなっていやがる!」
地面や木に刺さったクナイは煙を吐き出し、辺りを白く染め上げていく。
煙が完全に染め上げるまで約2秒。これで、
「うし!着いた!」
俺が到着する。
「あんた誰だ?まさか山賊の仲間か!?」
まあ、疑うのはいいけどあんなのと一緒にしないでくれるかな。傷つくよ。
「それより、早く逃げた方がいいんじゃない?」
そう言いつつ、俺はけむりのなかに飛び込み、相手の背後に回りこんでから首を絞めて落とす。
相手には見えてないけど俺は白眼があるからね。相手の急所、どこをどうすればどうなるのかとかも丸見えなんだよな。だから、
「グエッ」「グアッ」「ギャッ」
と、どんどん相手を落としていく。簡単だったな。
そして最後の一人には、
「お前、なにものた
「通りすがりの仮面ライ……いや、今はナルトだから忍者か?とにかく文句があるならかかってこいや!」
と、軽く挑発すると………
「上等じゃボケェぇぇぇぇえええ!ひねりつぶしたるわぁぁぁああ!」
か……簡単に引っかかった!そしてうるせぇぇええ!
山賊は叫びながら持っていた剣をデタラメに振り回す。
「ただデタラメにを振り回してるだけ………それじゃ剣が可哀想だぜ?」
俺は腰のポーチからクナイと手裏剣を取り出す。
「うるさいうるさいうるさい!それでもてめえを殺せるならそれでいいんだよ!!」
はあ………こんなんだからバカは嫌いなんだ!
「やって見ろよ………三流山賊がッ!」
俺は、さっき取り出した手裏剣を相手に投げつける。
「うおっ!」
手裏剣を投げることによって、目がそっちに行き、俺のことを一瞬忘れる。
だが……
「その一瞬が命取りだ!おりゃ!」
「…………ッ!!グハッ!」
俺は山賊の目の前に走っていき、眉間に回し蹴りをくらわす。
「くそッ!このガキッ!?グワッ!ギャッ!ガハッ!」
後ろに吹っ飛んだ山賊に俺は容赦なく追い打ちを加えていく。
「この……糞餓鬼………が」
俺の無数の乱打に相手もダメージを蓄積していく。
「きつそうだな……ならこれで決めてやる!」
俺は山賊を上に蹴り上げ、どんどん上に上げるように攻撃していく。
「何なんだよ!何なんだお前は!」
「俺は…………未来を知る者だ!」
空中で身動きが取れない山賊の腹めがけて俺は前転し勢いの乗った状態で踵落としを繰り出す。この技の名前は……
「くらいやがれ!獅子連弾!!」
もろにか踵落としをくらった山賊は地面に叩きつけられ、気を失った。
「おーい。生きてる?」
あの後、山賊どもを守りに放り捨て戻ってみると二人ともポカンとした顔でこちらを見ていたんだよな。
一応確認したけど、なんかまだ受け入れきれてない感じ?
「何なんだ?今のは……」
「人がどんどん気絶していくし、人が吹っ飛んだと思ったら地面に叩きつけられてるし…………」
「「もう嫌!!」
オイ!こんなんで驚いていたら帝都でやっていけないだろう。
「おいおい……つーかお前ら何してたんだ?冒険か?」
一応確認の為聞いてみる。もしかしたらイレギュラーな事態が起こってるかもしれないからな。
「……っとすまんすまん。俺はイエヤス。そしてこっちはサヨだ。あともう1人いるんだか、山賊に襲われて今は分かれてる。俺たち3人は帝都で稼ごうとしてるんだ!」
うん知ってる。全部見てたしね。まあここは話を合わせとくか。
「奇遇だな!俺も帝都に用があったんだ。なんなら一緒に行くか?」
俺の進言にさきに食らいついたのはイエヤスだった。
「マジでか!心強いぜ!よろしく頼む!!」
「ちょっと待ってよイエヤス。いい人かもわからないのに」
「良い人さ!だって見知らぬ俺たちを助けてくれたんだぜ?良い人に決まってる」
………嬉しいなそんなこと言ってくれるのは。
「んでどうなんだ?一緒でいいのか?」
俺の質問にイエヤスはブンブンと首を縦に振りなから、サヨは申し訳なさそうに、
「お願いします!!」
「すいません。お願いします」
と、言ってくれた。よし!それじゃあ早速………
「帝都に向けて出発……の前に寝るか」
「「オイ!」」
こうして、一応俺の作戦通りに事は進んでいった。
次回の二人が斬るは……
「ここが帝都。凄え!」
「タツミに金を全額渡してた!?」
「うちに来ない?歓迎するわよ?」
「こんな出来事、俺は知らないぞ!?」
「地獄を楽しみなさい」
「さてと………ここからが本番だ。行くぜ!」
次回 「イレギュラーを斬る!」
この帝都を……俺が…いや、俺たちが変えてやる!