東方大魔王伝 -夢現幻想-   作:黒太陽

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ラストワード

エスターク神殿・地下牢

 

『なんたる有り様だ八坂……神ともあろうお前が……』

 

声の主、しんりゅうは神奈子の姿を痛く嘆いていた

 

「そんな事はどうでもよい……それより異界の竜神たるお前が何故にとりと共に居る?」

 

神奈子の問いにしんりゅうは1拍置いて語った

 

『河城にとりの願いを叶える為だ……』

 

「にとりの……?お前とにとりに接点は無い筈だ、何があった?」

 

「そこらへんは私が話すよ、その前に……ロビン!」 

 

ロビンが神奈子を縛る鎖を壊し解放する

 

「星降りの大会って覚えてる?」

 

「前にお前が出たいと懇願したアレか」

 

「そう、あの時は言わなかったけどその大会の優勝者には願いを叶える賞品があるんだ、それが目当てで私は出場して優勝した……その願いを叶える時にこのしんりゅうに出会ったのさ」

 

「……なら何故願いを叶えたしんりゅうがお前と共に?まさか神を飼う願いをしたのか?」

 

「そんなのしないよ、エスタークじゃあるまいし……しんりゅうが私と居る理由は簡単だよ、願いを叶えられなかったからさ」

 

『お陰で役立たず扱いだ……』

 

「事実お前は叶えられなかったじゃないか!願いを叶えるなんて大層な事抜かしておきながら!私がどれだけ……どれだけそれに希望を感じていたと思ってるんだ!役立たずなんて言われるのは当然だろ!」

 

『神にも限度があるのだ……神の力を越えた願いを叶える事は出来ん』

 

「だから役立たずなんじゃないか!私が!ロビンが!必死に!努力して!優勝したのが無駄だったんだぞ!何の為に私は……!」

 

にとりが更に罵声を浴びせようと口を開ける

 

「待てにとり……」

 

神奈子がそれを止めた

 

気になる言葉があったからだ

 

「神の力を越えた願いだと?」

 

それを問うとにとりは瞳を悲しくさせ、言った

 

「……そうだよ、私は願ったんだ……しんりゅうに……」

 

どうしても叶えてやりたかった願い

 

 

「バーンを生き返らせてくれって……」

 

 

にとりが叶えたかった願い

 

それはバーンの蘇生だった

 

 

「……何故バーンを?」

 

理由が知りたくて神奈子は聞いた、その気持ちが理解できない訳ではないがにとりの口からちゃんと聞いておかなければならないと感じたから聞いた

 

「……あいつらを見るのが辛いから」

 

にとりは心情を語り出す

 

「バーンの為に、バーンの為にって生きるあいつらが見るに耐えなかったから……」

 

あいつらとは7人の事

 

「それがあいつらの生き方なのかもしれない……でも!私にはあいつらがバーンに囚われている様に見えるんだ……」

 

にとりにはその生き方が悲しく見えていた

 

「強くなる……強く生きるって修行ばかりして……バーンはもう居ないのに!もっと……!もっと好きな事をすれば良いじゃないか!好きなだけ寝たり!好きなだけ遊んだり!誰かを好きになったり!……強さだけの生き方なんて何が楽しいんだ!」

 

その悲しいまでの愚直な生き方がにとりには辛い

 

「もっと楽しく生きても良いじゃないか!」

 

一通り吐き出し落ち着いたにとりは神奈子を見つめる

 

「……だから私は願ったんだ、バーンを生き返らせてあいつらの生き方にせめて意味を与えてやりたかった……そうしないとあいつらがいつか迷子になってダメになるんじゃないかって思ったから……」

 

にとりの想いを聞く神奈子は静かに目を閉じていた

 

「……にとり」

 

目を開くと神奈子は聞いた

 

「バーンを生き返らせる……それはあの7人の為だけではないのだろう?」

 

「……幻想郷の為にもなると思ったよ」

 

「違う……」

 

神奈子はにとりを真っ直ぐに見つめ

 

「お前も会いたいと思っていたのだろう?」

 

微笑んだ

 

「……そうだよ」

 

にとりは観念して頷いた

 

「私だってバーンにまた会いたいと思ってたよ!私に生き甲斐をくれたバーンに!ロビンを見せて!「こんなに強くなったよ」って言いたかった!」

 

気がつくとその目には涙が浮かんでいた

 

にとりもバーンに会いたかった

 

7人の事が放っておけなくての行動も真の事ではある、だがそこににとりの想いも確かにあった

 

だからにとりはロビンと共に強くなり、バーンを生き返らせる可能性に向かってひたすらに努力し辿り着いたのだ

 

「そう……」

 

神奈子はそれが嬉しくて微笑む

 

「……諏訪子と早苗、そして紫は無事か?」

 

「無事だよ、あんたに比べたら擦り傷程度なもんさ」

 

「よし……」

 

二人へ念を送り指示を出す

 

「にとり……お前がそこまで幻想郷を想い、皆を想い、バーンを想っていた事が……しんりゅうを連れて来た事が……奇蹟の可能性を上げた!」

 

にとりへ告げるとしんりゅうへ呼び掛ける

 

「お前がここに来たという事は運命……因果を感じたのだろう?」

 

『そうだ、河城にとりの幻想郷を救えと言う願い……可能性の程は不明だが今お前に会う事がそれに繋がると感じたから河城にとりに会う様に言ったのだ』

 

「ならば協力してもらう、嫌とは言わせんぞ?」

 

『嫌と言えば殺されかねん……協力しよう、何をする気だ八坂?』

 

神奈子は考えていた策をしんりゅうに伝える

 

 

『……正気か八坂!?』

 

「私はいつでも正気だ……お前こそ正気かしんりゅう?お前は断れる立場に無い……死にたいのか?」

 

『いやすまぬ……お前が本気なのはわかっていたがやはり抵抗があってな……大丈夫だ、叶えよう……それが我が同胞たる八坂の、河城にとりの願いならば……』

 

「ではすぐに始める、あの7人が死んでからでは遅い……」

 

二人の神は策の準備に取りかかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エスタークパレス・王室

 

「さて……頼みの綱であるメドローアが効かず、パチュリー・ノーレッジが倒れた……今の気分はいかがです?」

 

「ふざけんな!メドローアが効かないって事は魔法が効かないって事だろう!なんでわざわざ攻撃を避けたり剣で受けた!」

 

魔理沙が食い掛かる

 

「厄介な賢者を出し抜いて退場させたかったのですよ」

 

視線を一瞬だけパチュリーに向けて話し出した

 

「フランドール・スカーレットが持つ能力が一番の鬼門でした、幸いにも杞憂で済みましたがね……そうなると次はパチュリー・ノーレッジ……闇の衣に対抗する可能性を出せるかもしれないその賢しい知識を先に潰したかったのですよ」

 

「……だから効かない事を悟らせない為に避けたり呪文と剣で受けたのか、メドローアを撃たせて隙を突く為に……」

 

「その通りです、パチュリー・ノーレッジにはそこまでする価値があった……ですが心配しなくて大丈夫、貴方達にはその価値はありません……でしょう?特に……力だけの愚かな大魔導士の霧雨魔理沙……?」

 

「ッ!?」

 

魔理沙は歯噛み睨みつける

 

魔法が効かないと言う事は魔力を攻撃手段にしている魔理沙の攻撃は無意味と言う事になる

 

かといって魔理沙にパチュリー程の知識があるかと言われればそれは無い、他の者も同様

 

パチュリーが傷つき、闇の衣の効力を知られた今、仮にパチュリーが対抗策を見つけても助言を聞きに行く隙をエスタークが与えてくれる筈が無い

 

魔理沙は力と知識、両の意味で戦力外になってしまったのだ

 

「……チッ」

 

「……ムゥ」

 

舌を打つのはレミリア、顔を苦くしているのはフラン

 

二人も魔力を使用する攻撃をする為に表情が優れない、フランは身体能力に重きを置いている為それほどではないが問題はレミリア、両方を鍛えていたレミリアの魔力の無効化は戦力の半減を意味する

 

「心配しなくてもあたいが倒してやるわよ!」

 

「ですよ!」

 

その二人を抑えてチルノと大妖精が意気を高めて前へ出た

 

「行くぞチルノ!大妖精!」

 

そして妹紅

 

魔法が効かないエスタークとまともに戦えるのはこの3人とフラン

 

「……皆」

 

魔理沙が皆に魔法を掛けた

 

「マジックバリアとフバーハを掛けた、悪い……今の私にはこれぐらいしか出来ない……」

 

魔法とブレスの耐性を付加させる補助呪文を掛けた魔理沙は申し訳なさそうに謝るがそれでも4人に並ぶ

 

「でも……無駄かもしれないけど私も戦う!もしかすれば無効化に制限があるかもしれない……見てるだけなんて出来るか!」

 

「当然私もやるわ……理由は聞かなくてもわかるでしょ?」

 

「皆でやろ!」

 

4人の表情は分の悪い戦いだと理解している顔だがそれ以上に決意に満ちていた

 

「愚かな……まったく愚かな方達だ……勝てないと知りながら挑むのは勇気ではなく無謀……今貴方達の運命は完全に決まってしまった……死へ……ね」

 

「勇気だ!私達はお前に勝てないなんて誰も思っていない!」

 

妹紅が雄々しく叫ぶと不死鳥を纏い突撃し他の5人も続く

 

「仲良く消えるといい……生まれてから今まで努力した時間が取るに足らない無駄な時間だったと後悔しながら……」

 

剣を構え飛び出してくる

 

「負ければな!見せてやるよ……本当の勇気の!魂の!絆の力を……!消えるのはお前だ……エスターク!!」

 

衝突は炎を撒き散らし狼煙となった

 

エスタークとの最後の戦いの……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

博麗神社

 

「もう大丈夫かな……」

 

周囲を見回しながら霖之助

 

皆が人間の里に行った後に魔物の襲撃はあるにはあったが数は少なく問題無く対処出来た

 

「どうやらこれ以上は居ないみたいだ」

 

博麗神社の防衛に成功した事を確認するがもしかを考慮し結界は解除しない

 

「じゃあとりあえず境内の魔物の掃除だけしておこう」

 

霖之助の指示に疲れた、面倒臭いなどの声が上がる

 

「鬼巫女を見たいのかい?」

 

その言葉で全員すぐに動き出した

 

「オレ実は掃除妖怪だったんだ!」とか「吸引力の変わらないただ1つの掃除機をくれ!」とか言っている

 

(僕はレティを看るかな)

 

様子を見に行こうと屋内に足を向ける

 

「霖之助!」

 

呼び止められて振り向いた霖之助の前には霊夢が居た

 

「霊夢……どうしたんだい?神社は心配要らないよ?」

 

回りの妖怪が「こ、殺される……皆……殺されるぅ……」「誰か賽銭を入れろー!」などの混乱のなか霖之助は普通に聞いた

 

「博麗大結界の強化に来たの!紫の頼みでね!霖之助は引き続き外をお願い!」

 

言うやいなや足早に入っていく霊夢

 

「どうしたんだ霊夢!結界を強化しなければならない事態になったのかい!?」

 

「今はなってない……紫の考えなんて私にはわからないから何とも言えない!でもあの紫が私に頼んだ……なら私は紫を信じて動くだけよ!」

 

霊夢が頂点の3人を紫が送る時に居なかったのは頼まれ事をされていたからだった

 

博麗大結界の強度を今だけ上げておいてくれと

 

引き受けた霊夢はすぐに引き戻し博麗神社へやって来たのだ

 

「わかったよ!外は任せてくれ!結界の事は頼んだよ!」

 

霖之助の言葉に頷くと霊夢は大結界の術式のある隠し部屋へ急いで行った

 

(強化……か……)

 

霖之助は不安にパレスを見上げる

 

(それは備える事を意味しているんじゃないのかい?持つだけで大結界に干渉出来る力の持ち主の出現を危惧しての行動じゃないのかい?)

 

不安はその昔に起きた異変の体験からだった

 

かつて居た、博麗大結界に存在するだけで干渉出来ていた驚異の存在

 

(魔帝異変……ムンドゥスに匹敵、あるいはそれ以上の存在が現れるかもしれないから?囚われていた八雲紫がそう予感したから?エスタークに?……わからないけど何が起きるか予想もつかない……ただの念入れかもしれない)

 

時折パレスから出る光を見ながら霖之助は願う

 

(どうか杞憂であってくれ……無事に帰って来てくれよ)

 

おそらく戦いの光なのだと考え、勝利を祈る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エスタークパレス・王室

 

「オオオッ!」

 

妹紅とエスタークが至近距離で撃ち合い炎を散らす

 

「くっ!?」

 

一刀を辛うじて避けもう一刀を振る腕を肘で押さえる

 

「妹紅!退いて!」

 

退いた妹紅と擦れ違い、後ろからレミリアが爪を突き入れる

 

「ッ!?」

 

「うりゃああっ!」

 

切り払われた瞬間にフランが背後から拳を打ち込む

 

「くっそー……」

 

拳は背に回した剣の腹に受け止められていた

 

「食らえー!」

 

「えーい!」

 

大妖精とチルノの弾幕が撃たれた事を察知したフランが瞬時に飛び退いた

 

「イオナズン」

 

呪文で迎撃し爆煙を起こす

 

「まずは貴方からですフランドール」

 

爆煙から飛び出し剣を振ろうと構える

 

「フラン!」

 

阻止しようと魔理沙が弾幕を放った

 

「……」

 

弾幕を気にせず突っ込む、命中した弾幕は闇の衣の前に消されて足止めにもならない

 

「うぎぃ!?」

 

剣を防いだフランが苦痛の声を上げていた

 

防いでいない折れた左腕を蹴られていたのだ

 

「いぎぃぃ……イッ!?」

 

折れた左腕を引っ張られ殴り飛ばされる

 

「こ……のぉ!」

 

チルノがエスタークを凍らせようと冷気を高めて浴びせる

 

「……」

 

涼しい顔でエスタークはチルノを見ていた

 

「チルノちゃんの冷気も効かないの!?」

 

力が落ちているとは言えそんなバカなと驚きの大妖精

 

(効かないんじゃなくて防がれてる……とっても強い熱だ……炎みたいな……妹紅の炎とは違う、炎の……気……?)

 

考えるもチルノではわからない

 

「バギクロス」

 

真空の刃がチルノに向かう

 

「させません!」

 

大妖精が防ごうと力を使う

 

「うぅぅ……!?」

 

増幅された呪文は大妖精の力でも止められない

 

「大ちゃん!」

 

チルノが呪文を止めるべく加勢する

 

「やぁっ!」

 

「こんのー!」

 

二人の力で真空の呪文は撃ち消される

 

そのまま弾幕を撃つ二人を無視しヨロヨロと起き上がるフランへ飛び込んでいく

 

「ハアッ!」

 

割り込んだレミリアが体当たりを食らわせる

 

「退いていなさいレミリア」

 

剣で打ち落とし、そのままフランに向かう

 

「パゼストバイフェニックス!!」

 

妹紅が宣言するとフランを不死鳥が守る様に覆った

 

「今更その程度の炎!」

 

ドスッ

 

炎を突き抜いた剣がフランの心臓を貫いた

 

「ゥ……ギィ……」

 

2、3度体を痙攣させ呻くと四肢の力は消え、ダラリと崩れた

 

「これで二人目……」

 

刺した剣を振りフランを捨てる様に放る

 

「フラン!!?」

 

妹紅が叫び飛び込もうとする

 

「落ち着きなさい妹紅!フランは吸血鬼!心臓を貫かれたくらいではまだ死なない!」

 

レミリアが肩に手を置き諌める

 

「放っておけないのはわかる……でも今はエスタークを倒すのが先決!……行くわよ魔理沙!」

 

魔理沙と共に飛び出し、チルノと大妖精が続く

 

「……」

 

妹紅は一瞬だけ視線を動かした

 

見たのはヒューヒューと息を荒げて苦しむパチュリーと倒れて動かないフラン

 

「フハハハハ!死ね……死ね!頂点達よ!」

 

そして楽しげな敵

 

「エスタァァァク!!」

 

友を傷つける許せない敵へ向かう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人間の里

 

「……!?」

 

戦いの最中、輝夜は感じて手を止めた

 

「どうしました姫様!?」

 

鈴仙が問うが輝夜は答えない

 

(パレスから嫌な……とても嫌な感じがする……)

 

気分が悪くなる程の嫌な感覚

 

それを輝夜は知っていた

 

(私が見ていた夢に似ている……異常なまでの殺意……)

 

眠っていた時に見せられていた夢に似たものを感じていた

 

(大丈夫なのよね……?勝てるわよね……?)

 

信じていた勝利を揺るがす程の不安

 

(妹紅……)

 

ただ身を案じるしか出来なかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ウラァ!」

 

「ハアッ!」

 

妹紅とレミリアが攻める

 

「ッグ!?」

 

レミリアの攻撃は当たるがダメージが無く反撃に切られ血を流す

 

「これなら……!!」

 

妹紅が炎を放ちエスタークを炎で包みこむ

 

ボッ

 

炎を突き抜けて炎鳥が妹紅へ炸裂し吹き飛ばされる

 

「……」

 

吹き飛んだ妹紅に魔弾で追撃し王室から吹き飛ばした

 

「レベルの問題ではなく次元の問題……その気になれば貴方達など造作も無い」

 

「いい気になるなよ小僧!」  

 

レミリアの爪撃を体で受けたエスタークは腕を掴み手をかざす

 

「イオ」

 

連射された呪文が小さな爆発を続けレミリアを痛める

 

「イオラ」

 

大きな爆発が起こるとレミリアが撃ち上がり空を舞う

 

「イオナズン」

 

トドメを刺すべく極大の呪文を撃った

 

「恋符「マスタースパーク」!!」

 

魔法球を撃ち消すとそのままビームがエスタークを飲み込む

 

「もし……もしかしたら……そんな僅かな希望に縋るしかないから理解していてもやめれない……」

 

ビームから抜けてきたエスタークが魔理沙に迫る

 

「希望があるから……!やるんだろうが!諦めた奴にあるのは……敗北だけだッ!」

 

弾幕を撃ち続けるが全く効く様子がない

 

「そうでしょうね貴方達は……わかりきった貴方達の事を今更否定しません……絶望への無意味な反抗こそが貴方達の生き甲斐なのだから……」

 

剣が振られる

 

「なんで無意味だって言える!?どうして無意味だって決めつける!?」

 

箒で受け止め叫ぶ

 

「どんなに苦しくたって!どんなに辛くたって!どんなに細い道だって……そこに希望があるから進むんだ!私達はいつだってそうして来た!」

 

八卦炉をかざす

 

「オラアアアアアアッ!!」

 

凄まじいビームが撃ち込まれる

 

「ウオオオオオオオッ!!」

 

魂を込めて照射し続ける

 

希望に向かって……

 

「それは幻です……」

 

ガッ……

 

ビームを突き抜けたエスタークの剣の一閃を咄嗟に箒で受ける

 

「希望と言う名の……儚い幻……」

 

ザシュ……

 

「うっ……!?がああああああああっ!?」

 

箒を切った剣が腕に食い込んだ

 

「……アアアッ!!」

 

体を引き、1歩下がり八卦炉をかざす

 

 

「また戻りなさい霧雨魔理沙……」

 

「アアアアアアアァッ!!」

 

 

パキィン

 

 

エスタークの前に光の壁が出現し

 

「!!?」

 

ビームを跳ね返した

 

「次は地獄へ……」

 

自らのビームに飲み込まれた魔理沙は高く撃ち上がり落下するともう起き上がる事はなかった

 

「魔理沙さん!?」

 

「よくもー!!」

 

大妖精とチルノが弾幕を撃つ

 

「マヒャド」

 

放出された冷気が弾幕を凍らせながら迫る

 

「舐めんなー!」

 

「風精「大風妖玉精」!!」

 

チルノが冷気を押さえ大妖精が攻撃する

 

「カイザーフェニックス」

 

炎鳥が風玉とぶつかり押し合う

 

「ん~!んん~!!」

 

必死に押す大妖精だが徐々に炎鳥に押され始める

 

ゴオッ

 

風玉と炎鳥の外から灼熱の炎が襲う

 

「キャアッ!?」

 

咄嗟に体を身構えるが思ったより熱くない

 

(魔理沙さんのフバーハのお陰だ……よーし!)

 

「んんんんん……!!」

 

渾身の力を込めて

 

「えーーーーい!!」

 

炎鳥を相殺する事に成功する

 

「よく出来ました」

 

背後から声が聞こえて振り返る大妖精の前にはエスターク

 

ドズッ

 

「ぁ……く……」

 

膝が腹を打っていた

 

「げほっ……ごほっ……うぇぇ……!?」

 

吐瀉物を吐きながら苦しんでいる所を掴み上げられる

 

「大ちゃん!!」

 

マヒャドを防いだチルノがエスタークを睨み冷気を極限まで高める

 

「氷神「凍れる……」」

 

ブンッ

 

エスタークが大妖精をチルノ目掛け投げた

 

「大ちゃん!……ッ!?」

 

中断し受け止めたチルノの目の前には既に居た

 

「友など居るからそうなるのですよ……最強の頂点チルノ……」

 

剣を上段に構えたエスタークが

 

「……うるさい!」

 

回避も反撃も間に合わないと悟ったチルノは叫ぶ

 

「皆が居たからここまで楽しかったしここまで来れた!見捨てるくらいなら最初から友達になんてなるか!!」

 

後悔していないと

 

「馬鹿はこれだから困る……」

 

呆れと同時に振り落とされる

 

「私の友を侮辱するな!!」

 

レミリアが剣を防いだ

 

「馬鹿はお前だエスターク!借り物の力で粋がるお前が妖精と言う貧弱な種族の身でありながらここまで登り詰めた私の誇れる友をどうして馬鹿に出来る!」

 

「力の出自は関係ありません、どの様な方法でも力が有るのならより優れている方が正しい……貴方の正義を説きたければ……力で語れ!」

 

ズガァ!

 

剣でレミリアを押し飛ばすとチルノと大妖精を巻き込み床へ叩きつける

 

「く……あっ……おのれ……」

 

瓦礫を押し退け起き上がるレミリア

 

「……チルノ……大妖精……」

 

側に居た二人が気絶しているのを見て怒りを溜める

 

「……!!」

 

怒りの形相で睨み付けるレミリアにエスタークは笑みを返す

 

「エスタァァァク!」

 

戻ってきた妹紅がレミリアに並び強い瞳で睨む

 

「レミリア!」

 

「妹紅!」

 

二人は同時に飛び出した

 

 

「不死「火の鳥-鳳翼天翔-」!!」

 

 

「夜王「ドラキュラクレイドル」!!」

 

 

猛る不死鳥と紅き王女の渾身の突撃

 

 

「ダークフェニックス!!」

 

 

暗き獄鳥が妹紅へ撃たれた

 

「うがあああっ!?」

 

凄まじい衝撃が妹紅を打ちのめし吹き飛ばす

 

ドンッ!

 

レミリアの体当たりが炸裂するが

 

「残念ですが……効きません」

 

片手で止められていた

 

「~~ッ!?」

 

悔しく睨む事しか出来ないレミリアにエスタークは告げる

 

「眠りなさいレミリア……地獄で夢を見ながら……」

 

2刀を構え、冷たく告げる

 

「永久に……」

 

ズバァ……

 

レミリアをクルスに切った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人間の里

 

「はぁ……はぁ……」

 

「ふぅ……ふぅ……」

 

死体の山の上で座り込んで居るのは萃香と幽香

 

「萃香さん!幽香さん!今、伝令が入りました!」

 

妖夢がロンと共に二人に近付く、元気のある声だが体は傷もあり疲れに疲れているためふらつきながら歩いている

 

「人間の里の魔物は全て倒したと!」

 

報告を受けて二人は微笑むと萃香が酒を取り出す

 

「ほら……」

 

「ありがと……」

 

杯を渡した幽香に酒を注ぎ自分のにも注ぐ

 

「……」

 

「……」

 

飲む二人に言葉は無かった

 

お互いを認め合っているから言葉は無くとも会話をしていた

 

「ハッハッハ……」

 

「フフフ……」

 

心で

 

 

「……私にも頂けませんか?」

 

妖夢が二人に並んで座った

 

「いいよ……飲もうか」

 

渡した杯に注ぐと妖夢は一気に飲んだ

 

「うぇぇ……美味しくないですぅ……」

 

不味そうな顔で舌を出した

 

「お前はまだジュースが似合っているな……」

 

「アッハッハ!違いないねぇ!」

 

「フフ……お子様ねぇ」  

 

「もぉ……意地悪ですよ皆さん……」

 

笑い声が響く……

 

 

 

「どれくらい生き残ってんだい?」

 

「……伝令によると1割らしい、全滅する寸前だった」

 

「射命丸と青娥は大丈夫そうかい?」

 

「人間が治療に当たっていたらしい、今は意識もハッキリして問題無いそうだ」

 

「救出組はどうなったの?」

 

「紅魔館の鴉天狗からの報告で今さっき救出が成功して戻ってきたそうです」

 

「そうかい……なら後は……」

 

「エスターク……ですね」

 

「そうね……」

 

4人は一斉にパレスを見上げる

 

「勝てますよね?」

 

「勝つさ……あいつらが勝てなきゃ誰も勝てんよ」

 

「ですね……」

 

幻想郷の防衛を終えた4人は勝利を信じて待つ事に決め酒を飲む

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「終わりましたね……」

 

倒した頂点達を眺めながら呟く

 

「そ、そんな……あいつらが……」

 

慧音は唖然とするがすぐに動こうとする

 

「動くな上白沢……いや、動かすな」

 

それをエスタークが止め、皆に向かおうとするそれを見る

 

「ピィィ!?ピィィ!?」

 

慧音に掴まれるダイが必死に動いている

 

「妙な事をすれば神の涙ごと殺します……その道具は使い道があるので壊しませんがいざと言う時は容赦しません」

 

「くっ……」

 

動けない慧音を前にエスタークがパチュリーに向け指を突き出す

 

「苦しいでしょう……地獄で更に苦しむといい……」

 

「……ッ……ゥ……」

 

トドメの呪文が撃たれようとする

 

 

「待……て……」

 

 

声を聞いたエスタークは苦笑する

 

「……最後まで立ち塞がるのはやはり貴方ですか……」

 

指を下げて顔を向ける

 

「妹紅……」

 

因縁の相手へ

 

「まだ……終わってない……!」

 

弱々しく燃え上がる炎を纏い立ち上がる

 

「終わりです、貴方達の死で」

 

「終わってない!私は死なない!」

 

満身創痍の体を意思で動かす妹紅は叫ぶ

 

 

 

「私は死なない!例えこの肉体は滅び、魂が地獄へ落ちても!バーンの……私達の意思を継ぐ者が必ず立ち上がり!そして……エスターク……お前を倒す!!」

 

 

 

 

「妹紅……!!」

 

「ピィィィィ!ピィィィィィィィィ!!」

 

気迫だけで立ち向かう妹紅に慧音は涙を流し、ダイは行かせてと妹紅の名を叫ぶ

 

「……」

 

無言のエスタークが魔力を放つと6人を妹紅の後ろに集めた

 

「……妹紅」

 

「妹紅……さん……」

 

集められた衝撃でチルノと大妖精が目覚め守る様に立つ妹紅を見つめる

 

「よせ……やめろ妹紅」

 

「ダメ……やめて……」

 

魔理沙とフランが頼むが聞かない

 

「やめ……なさい……」

 

「妹紅……!!」

 

レミリアとパチュリーも頼むが妹紅は首を振った

 

「これで送って差し上げましょう……このバーンの不死鳥で……本望でしょう?」

 

かざした手から炎の魔力が溢れ出す

 

「逝きなさい……仲睦まじく……」

 

 

 

「地獄へ……!!」

 

 

 

最期の炎鳥が放たれた

 

地獄へ誘う終焉の炎が

 

 

「約束……したんだよ……」

 

 

炎鳥を前に両手をかざす

 

 

「任されたんだ……!バーンに……!皆を……頼むって……!!」

 

 

残った力を振り絞り

 

「だから……!!」

 

叫ぶ

 

 

「負けられないんだァァァッ!!」

 

 

魂を込めた不死鳥で受け止める

 

バーンとの約束

 

皆を任された想いが炎となって燃え上がる

 

 

だが……

 

 

「終わっていると言った筈です……妹紅!」

 

 

バシュ……

 

 

妹紅の不死鳥が打ち消された

 

 

「正義なき力が無力なように……力なき正義もまた無力なのですよ……」

 

 

ゴオオッ!

 

 

妹紅に直撃した炎鳥が火柱に変わり7人を包み込んだ

 

 

「「うあああああああああああっ!!?」」

 

 

炎が7人を焼いていく

 

「さようなら……幻想郷の誇る7人の頂点達よ……」

 

焼けていく7人を眺めながら別れの言葉を呟く

 

 

 

 

 

「…………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      負けた……守れなかった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

炎が身を焼いていく中

 

思ったのは深い後悔と

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    ごめん……約束……守れなかったよ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

謝罪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(ごめん……ごめん……)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フワッ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その時、妹紅の体から、7人全員の体から粒子がゆっくりと舞い上がる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    「想え!!その大いなる者を!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      暗い地の底で神が声を上げる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いつか叶うと信じた……久遠の彼方の約定を!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

         ブゥン……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

        「ピィ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

奇跡が送られる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「応えよ神の涙!三神の力を結集し、奇跡に変えた想いに……!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  「呼べ神の涙……奇跡を奇蹟に変えて……!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   「幻想郷を……お前の友を救う為に!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「呼べ神の涙……友の想いを……願いを叶えろ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       「奇蹟を起こせ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…………………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      今お前は何処に居るんだ?

 

 

 

 

 

 

 

     あの世に行ったら……会えるかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      ……わかってる、居ないって

 

 

 

 

 

 

 

 

       でも会いたいんだ……

 

 

 

 

 

 

        会いたいよ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

         バーン……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      ピィィィィィィィィィィ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     ダイの体が強く発光したその時

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       太陽が一瞬、光輝いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………」

 

妹紅は気付く

 

(熱くない……)

 

焼かれていない、体に異常が起きていない

 

(何か……起きた?)

 

閉じていた目を開き周囲の様子を確認すると

 

「!!」

 

周囲には炎の壁が出来ていた

 

7人を守る様に囲う炎はまったく熱さを感じさせない

 

 

 

(何が……何が起きた……)

 

外に居るエスタークもわからず巨大な炎を警戒しながら見つめている

 

 

 

(妹紅の……炎……?)

 

焼かれる皆を救ったのは妹紅だと考え他の5人も同様にみるが妹紅の様子がそうではないとわからせた

 

 

「あ……」

 

 

最初に気付いたのは妹紅だった

 

(この……炎は……)

 

それを一番良く知るのは妹紅だから

 

(この……炎は……!!)

 

妹紅が思い描いたその時

 

 

 

 

 

 

 

        困るなお前達……

 

 

 

 

 

 

 

炎の中から声が聞こえた

 

 

「「!!!」」

 

 

7人は目を見開いた

 

 

その声に……

 

 

「ま……まさか……その……声は……!!」

 

 

知っている声に!

 

 

 

          ボウッ!

 

 

 

炎の壁が開く

 

 

「フェニックス……」

 

 

そこに居たのはフェニックス

 

壁と思っていた炎は巨大なフェニックスの翼だった

 

 

 

 

 

       そんな所へ行っても……

 

 

 

 

 

声が聞こえる

 

フェニックスが翼を伸ばし炎を燃え上がらせる

 

 

 

 

 

       余はおらんと言うのに……

 

 

 

 

 

フェニックスが消えるとその者は姿を見せた

 

 

「あ……あぁ……」

 

 

その目には涙が溢れていた

 

もう会えないと思っていたから

 

どんなに想っていても会えないと知っていたから

 

 

「ふぐっ……うぅ……う~……」

 

 

だから泣くのだ

 

嬉しいから

 

何故なら……

 

 

 

 

 

 

        バーン……!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       会えたから……!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どんなに努力しても、意思があろうとも、勝てない時はある

 

 

妹紅達は負けたのだ

 

 

それは今の幻想郷では勝てない事を意味している

 

 

ならば勝つにはどうすれば良いか?

 

 

呼べば良い

 

 

頂点より強い者を!

 

 

かつて幻想郷を救った……

 

 

大いなる者を!

 

 

 

 

 

「フッ……」

 

涙に濡れる7人を見てバーンは微笑む

 

 

 

 

奇跡は尽きぬ想いを受け取り奇蹟に変わり……

 

 

 

幻想に消えた王を甦らせる

 

 

 

 

     「久しいな……お前達……」

 

 

 

 

 

不尽の火から生まれるは

 

何度でも甦る不死の鳥

 

甦るたびに強くなる伝説の火の鳥

 

 

 

 

 

 

 

今日は伝説の日、伝説が甦る日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       フェニックス再誕

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




出来た……出来ました!

妹紅のラストワードをかけたバーンの復活!
これが一番書きたかった事なんです。
妹紅を主人公にしたのはこの時の為なんです!

そしてコレ!

【挿絵表示】

なんと挿絵を書いてくれたんです!
前作ラストの写真の絵です!
バーン復活のタイミングでの完成……涙が出そうです!
根無草様、本当にありがとうございます!前作エピローグにもちゃんと載せてあります!

前作と言えば完結から半年以上経っているのに感想を頂けたりなど良い物が書けたんだなぁと染々思います。

最後になりますが今話で最終話になります、妹紅が主役の話は……と言う意味でです、次の主役はもちろん……

次回も頑張ります!
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