東方大魔王伝 -夢現幻想-   作:黒太陽

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第57話 紅魔館にて……

 

 

 

 

 

 

        忘れないから

 

 

 

         貴方の事

 

 

 

      どんなに時間が経っても……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     ゛゛   許せ……   ゛゛

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

泣いていた

 

 

「どうしてよォッ!!」

 

 

叫んでいた

 

 

「バーン!!」

 

 

少女は泣いていた

 

 

「こうする事が……こうして自分の愛する者を守って生命を懸ける事が……僅かな時を再誕した……余の使命だったのだ……」

 

 

胸が張り裂けそうなくらい悲しくて……

 

 

「バカァァァァァァァ!!」

 

 

だから涙を流す

 

 

「お前は生きろ……」

 

 

優しくも冷たい愛が身を抉るから

 

 

「行かないでッ!!」

 

 

慟哭が紅いバルコニーに響くのだ……

 

 

 

「バーーーーン!!!」

 

 

 

いつかの運命の日の出来事

 

 

 

 

ここからは友の追想の時……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紅魔館・図書館

 

 

事の発端は萃香の一言だった

 

 

「レミリア、あんた結婚式は挙げないのかい?」

 

酔いの勢いでそれは出た

 

「結婚……式……?」

 

問われたレミリアは面食らって作動停止、ちなみにバーンは用があると守矢神社へと一人で出掛けている為この場には居ない

 

「そう結婚式さ、挙げないのかい?金が無い訳じゃないんだろ?」

 

「有るわよ、貴方の30万倍くらいね」

 

「……私の全財産が一円ってよくわかったね……それより有るならなんでしないのさ!あんた結婚式もしないでバーンの嫁名乗る気かい?」

 

「必要無いわね、私とバーンが想い合ってるならそんな形式上の事必要無いわ」

 

どうやらレミリアにその気は無いらしい、一緒に居るだけで充分なのだ

 

「かー!わかってないねぇレミリア、結婚式ってのは女の生涯における晴れ舞台なんだよ?それを必要無いって……あんた本当に女かい?」

 

「でもバーンはしてくれないと思うわ」

 

「かー!!情けない!情けないねぇレミリア!バーンだから遠慮する……そんなだからあんたはかりちゅまなんだよ!男に我が儘言うのは女の特権さね、よく言うだろ?女の我が儘は許すのが男だ!ってね!」

 

「うーん……でもねぇ……」

 

熱弁されるが無理そうなのだ、今までバーンからそんな雰囲気はなかったしレミリアもそんな事を考えた事も無い、と言うかレミリアの父と母が結婚式なんて挙げたかもそれ以前に吸血鬼が結婚式を挙げるかも知らない

 

「結婚式か……」

 

そういえば前に本で見たことがあったなと自分とバーンを置き換えて想像してみる

 

(私の背が足りないのがあれだけど……素敵ね……)

 

幸せな妄想に顔が緩む

 

 

だがそれは萃香と一緒に来ていた女性により無惨にも引き裂かれる

 

 

「ならバーンはフリーな訳ね」

 

 

飲んでいた紅茶を下ろしながら幽香は言った

 

「……どういう意味かしら?」

 

少しばかり怒気を見せながらレミリアが睨む

 

「言葉の通りよ、結婚しないならバーンは誰のものでもないんでしょう?違う?」

 

「違うに決まってるでしょう、バーンは私のものよ」

 

ちょっと空気が悪い

 

「そう思ってるのは貴方だけじゃないの?バーンがしないのは貴方をそう見てないからだとは考えないの?」

 

「自殺願望があったの……?幽香?」

 

かなり悪い

 

「怒るのは自覚があるからかしら?……怒る前によく考えてみなさい……そもそもそう認識されているだけで結婚もしてないバーンは誰のものでもないはずでしょう?」

 

「……」

 

レミリアは考える

 

ものにする儀式が有り、それを結婚とするなら確かに自分はバーンをものにしていない事になる、ならば幽香の言う事も一理有る

 

「口でなんて何とでも言えるものね、もしかしたらここに住み続ける為の方便かもしれない」

 

(そんなまさか……いやでも事実バーンからは行動で示されてない……私の思い込みだった……?)

 

誘導された思考はそれだけを考えさせる

 

実際は相思相愛、それは疑う余地も無い事実

 

しかし形の無い愛情と言うものはえてして脆い、些細な事で壊れるのものだ

 

初めて異性を愛し、まだ耐性の少なかったレミリアにとってこのくだらないこじつけは不安を煽り、疑問を抱かせるには効果的過ぎた

 

 

 

「なんであんな事言ってんだ幽香の奴?」

 

完全に蚊帳の外の妹紅が二人を眺めながら皆に問う

 

「そりゃお前……なぁ萃香?」

 

「そうだねぇ魔理沙……こいつは面白くなってきた!」

 

楽しそうに萃香と魔理沙はにやけている

 

「くだらない……バーンが居たら鼻で笑ってるわ」

 

「ですねぇ……幽香さんの言いたい気持ちはわかりますけどね」

 

意味はわかれど結果を知る故にわりとどうでもいいパチュリーと大妖精

 

「どっちが勝つと思う?あたい幽香に100億万円!!」

 

「チルノの負けー!」

 

「なんでよ!?」

 

チルノとフランは賭けをしている、そこら辺に疎いと言うか無知なチルノが可能性0の負確に賭けてちゃんとわかっているフランが茶化している

 

「だから何でだよ?」

 

唯一の鈍感が再度問う

 

「そりゃあんた妹紅、幽香がバーンに惚れてるからさ」

 

「なんだって!?」

 

「気付いてなかったんですか……」

 

萃香の答えに妹紅は驚き大妖精が呆れる

 

「見てたらわかるじゃない、貴方幽香の何を見てたの?」

 

「……あの憎たらしい胸しか見てなかった」

 

「幽香さんおっきいですもんね!」

 

「大妖精……嫌味か貴様!」

 

「妹紅ちっちゃいもんねー!」

 

「お前もだろうがフラン!」

 

「まな板!」

 

「お前に言われちゃおしまいだ親分……」

 

「貧乳は希少価値だって聞いたよ?」

 

「私は違いますよ?みたいな言い方すんな!お前はツルペタ筆頭だ萃香!」

 

「まぁまぁそう虐めてやるな!こいつはとっくの昔に乙女を辞めてんだ、わかるわけないぜ!それと胸の事は可哀想だから言ってやるな、泣いちまうからよ!」

 

「お前が言うなド貧乳が!」

 

「0と1を比べられちゃ困るぜ!ワタシ貧乳、オマエ無乳、ドゥーユーアンダスタン?」

 

「やっぱこいつ焼こう、いや焼かせてくれ!頼む!頼むからぁぁ……テメェモナイダロウガマリサァァァァァ!!」

 

 

外は外で場外乱闘が起きていた

 

 

 

 

「……幽香」

 

蚊帳の中は外とは違いシリアスに満ちていた

 

「バーンを盗る気……?」

 

不安と疑問、そして幽香の今更のタイミングでの揺さぶりがレミリアにそう思わせる

 

「盗る盗らないの話はしてないわ、バーンは誰のものでもないって話をしてるのだけど?」

 

幽香もこれはただの嫌がらせだと自覚している

 

幽香もバーンに惚れている、実らないともわかっている、バーンの心はレミリアに向いたまま消えたのも理解していた

 

だが本人が現れたのだ

 

ずっと留めていた想いだったが本人が現れた事によりそれは強く再燃した

 

さりとてバーンは決して自分には振り向かないとわかる心が複雑に幽香を濁らせる

 

更に言えば面白くない、バーンとレミリアが仲良くするのがとても面白くない、だけどレミリアは自分が笑顔を見せた事の有る友とも呼べる者、故に嫌がらせに留まっている、昔なら結果はどうあれ力ずくだっただろうから

 

「……バーンがお前を選ぶわけない」

 

「貴方を選ぶとも限らないでしょう?」

 

二人は目で殺し合う

 

「表へ出なさい……久々にキレちゃったわ」

 

「例え貴方が勝ったところでだけど……良いでしょう、相手をしてあげるわ」

 

並んで外へ向かって行く二人

 

 

「お待ちください御二方」

 

 

風切り音と共に文が現れ二人の前に立った

 

「お二人が争えば凄惨な事になるのは火を見るより明らか……ここは1つ私に任せてくれませんか?私に決着を着ける良い考えがあります」

 

キリッとした文にいきなり来て何を言い出すんだと思う二人だが確かにやりあえば喧嘩のレベルで済まなくなる可能性が高い、それだけ二人は強くなり、また強情でもあるのだ

 

「何よ?」

 

だから二人は素直に聞くことにした

 

レミリアは以前あった忍との事があった為、幽香はただの嫉妬から来る嫌がらせだからそこまでするものじゃないと思う為に

 

 

「運動会です!!」

 

 

団扇を高く掲げてそれは提案された

 

「運動会……?」

 

「って何よ?」

 

二人は知らなかった

 

「運動会……体育祭とも言うわね、特定の団体同士が定められたプログラムを行って優劣を競う運動を主にした決戦様式の事よ、外の世界では大人もするけど主な戦場は寺子屋ね」

 

同じく知らなかった皆にパチュリーが説明する

 

「ふーん……でも寺子屋って事は子どものやるもんだろ?そんなので勝負になんのか?」

 

「子どものやるものと侮ってはいけない……他者より強く、他者より先へ、他者より上へと仕向けられたその空間は修羅の蔓延る無法地帯、ルールの中でいかに相手を潰すかだけを考える弱肉強食のフィールド……人の世の縮図ね」

 

「なにそれ怖い……運動会怖い……」

 

「簡単に言えば運動の名を借りた戦争かしら」

 

「外の子ども怖い……」

 

どこで読んだか聞いたか知らないがまぁ概ね合っている

 

「お二人はバーンさんがレミリアさんのものかどうかで争ってるんですよね?そこでお互いの主張に賛同、もしくは味方を集めて勝負する訳です、それで勝った方の主張が正しいとする訳です、どうですか?」

 

「ふーん……まぁ良いけど……」

 

「面倒ね……」

 

「あやや……」

 

既にやる気満々だった二人には少し面倒過ぎた

 

「乗った!」

 

そんな文を支持したのは萃香

 

「言ってみりゃ皆でやるお祭りだろう?面白そうじゃないか!やろうよ幽香!」

 

ただ面白そうだからと言う理由だった、萃香にとってバーンがどうとかは一切興味が無い、面白そうか否か、それだけが大事

 

「……しょうがないわね」

 

幽香はすぐ承諾した、すぐなのはどんな過程を経ようと結果は変わらないとわかっているから、だから親友も参加出来る案を承諾したのだ

 

「やろうぜレミリア!」

 

「でもねぇ魔理沙……」

 

レミリアには魔理沙が言ったが幽香とは事情が違う為すぐには承諾しない

 

「まぁ聞けよ、そりゃタイマンしたならお前が勝つだろうさ、当たり前の事だ、でもそれじゃあ面白くない、結果がわかってる勝負程つまらんもんはないからな、だから運動会だ!」

 

「私は別に貴方達を楽しませる為にやるつもりじゃないんだけど……」

 

「ギャラリーを楽しませるのもカリスマの務めだぜ?」

 

「やるわよ!」

 

(チョれぇ……チョロ過ぎだぜレミリア)

 

口車に乗せられてレミリアも承諾した

 

「では合意という事でレミリアさんと幽香さんを大将に紅白戦を行います、お二人はまず仲間集めですね、一時間の制限で集めて貰います、人数はあまり多いのもアレなので各20名までにしましょうか、お二人が集めている間に競技などルールを決めておきましょう」

 

「わかったわ」

 

頷いた二人は仲間集めを開始した

 

「貴方達は当然こっちよね?」

 

「まぁそりゃあな」

 

レミリアの陣営にはまず妹紅、フラン、パチュリー

 

「私も……」

 

それと大妖精が入ろうとした

 

「大ちゃん!じゃーんけーん……」

 

チルノが突然じゃんけんを仕掛ける

 

「あわわ!?ポンッ!?」

 

勝ったのは大妖精

 

「負けたかー……しょうがないわね」

 

チルノは一人で勝手に納得して幽香の方へ歩いていった

 

「仕方ないから仲間になってあげるわ!」

 

どうやら特に考えはなかったらしい

 

「要らない、あんたが来るなら大妖精の方が億倍マシよ」

 

チルノは追い返された

 

「大ちゃん交代!あいつブッ飛ばす!」

 

「……と言う訳なので向こうに行きますね」

 

大妖精は幽香の陣営に行った

 

「ちっ……まぁ良いわ、こっちには頂点が5人も居る、勝負になるわけないわ!」

 

「悪いなレミリア、私はあっちに行くぜ!」

 

魔理沙が幽香へ向かう

 

「……ちなみに理由は?」

 

「そっちの方が面白そうだから」

 

「早く行け裏切り者」

 

魔理沙が裏切った

 

「萃香もこっちか」

 

「まぁね、幽香は漠逆の友……一緒に死んでやらないとねぇ」

 

「そっか……喜べ幽香!今回だけは付き合ってやるよ」

 

「ふん……感謝なんてしないわ、精々足を引っ張らない事ね」

 

「「ツンデレ乙」」

 

幽香達は図書館を出て仲間を探しに行った

 

 

「早速ツンデレ妖怪を成敗する準備に出かける!後に続け!」

 

「危険ですレミリアさん!もっと競技内容の情報を集めてからでも……」

 

「臆病者は着いてこなくともよい!もこたん!早くしろ」

 

「もこたん言うな」

 

「強制参加なのね……別に良いけど」

 

「勝つぞー!おー!」

 

レミリア達も行動を開始した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

守矢神社

 

「居たのだな……居るとは思わなかった」

 

神社内のある部屋に入ったバーンが呟く

 

「姿を消していると思ったが……まぁ会えて何よりだ神奈子」

 

「……見損なうな、この期に及んで逃げるものか」

 

神奈子は座るように酒を差し出す

 

机を挟み合って二人は視線を合わせず暫し沈黙する

 

「……どうやら罪は免れた様だな」

 

「まぁね、破壊神を撃退したのが大きかったみたい」

 

「それは何よりだ、幻想郷を救う為とは言えお前が罰せられるのは忍びない」

 

「フフ……また似合わない事言って……でも嬉しいよ、そう思ってくれる事が、私はお前にとってかけがえのない仲間なんだという何よりの証だ」

 

二人は酒を一口ずつ飲んだ

 

「神々が来んという事は話したのだろう?」

 

「ええ……悪かったわね、お前の寿命を話さなければ幻想郷がすぐに戦場になるところだったから……」

 

「何を謝る神奈子、それで良かったのだ、お前がそうしなければ幻想郷は存在を消されていただろうからな」

 

「……友か」

 

「そう、仮に神々が余を抹殺する為に現れ、余が自らそれを受け入れようとあやつ等がそれを許す筈がない、神々と幻想郷の戦は避けられん」

 

「……そうね」

 

「それは仲間にも言える事だ、当然お前にも……」

 

「……」

 

「言わずともわかる、お前はもし神々が寿命より先の死を望めば何としても止める気であっただろう?それが当然のように……」

 

「そうね……そうするつもりだった」

 

「なればこそお前の判断は正しかったのだ、お前が堪えたからこそ今を悠々と過ごせておる、よくやってくれたと礼を言いたい程だ」

 

バーンが感謝の意を示した瞬間

 

「何故……!」

 

神奈子の表情が変わった

 

「感謝する……!?」

 

怒りを表した瞳はバーンを睨み付ける

 

「私は勝手な都合でお前を甦らせ!縋ったんだぞ!?後の事も考えず!目先の勝利を優先し……犠牲にした!お前の気持ちを無視して!!」

 

神奈子は耐えられないのだ

 

「何故私を罵倒しない!?恨み辛みを言わない!?神にあるまじき愚かな私に!?殺されても仕方無い事をした私に!!」

 

取り返しのつかない事をしてそれでも感謝される事が……

 

「……」

 

バーンは片手に持った酒を見ながら微笑むだけで何も返さない

 

「なんで……お前は笑えるのよ……」

 

心情を吐き出した神奈子はそれでも笑っているバーンに頭を垂れる

 

「なんで……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幻想郷の広い平地

 

「お!双方出揃いましたね!」

 

急設された運動場にはレミリアと幽香が集めたメンバーが集合していた

 

「厳選し過ぎたかしら……まぁ良いわ、量より質よ!」

 

レミリアリーダーの「紅組」

 

レミリア

フラン

パチュリー

妹紅

チルノ

妖夢

美鈴

咲夜

鈴仙

永琳

勇儀

青娥 

慧音

白蓮

さとり

レティ

 

計16名

 

 

「考える事は同じの様ね……」

 

幽香率いる「白組」

 

幽香

魔理沙

大妖精

萃香

霊夢

靈夢

芳香

早苗

アリス

輝夜

正邪

ルーミア

他2名

 

計16名

 

奇しくも同じ数

 

メンバーの選考基準は初期メンバーの親しい者に声を掛けて集めた、素直に入ってくれる者も居たが中には鬼同士が組むなんて有り得ない、あいつが居るなら私は向こう!と個人的に反対のメンバーになる者も居た、勇儀や輝夜などがそれである、芳香は同じ香だからと強引に引き抜かれた

 

 

ルールは簡単

 

・7種目で勝ち点が多い方が勝利

 

・弾幕は使用不可

 

・能力の使用は全種目で1回のみ使用可能

 

・後は常識の範囲内で行う(反則等の判断は審判に委ねる)

 

以上

 

 

 

「おーっと両チーム激しく睨み合っております!」

 

実況席には文と霖之助とよくわからないまま強引に連れてこられた幽々子が居た

 

 

「お前立会人なのに出るのかよ」

 

実況席にやって来た妹紅が文に問う、メンバー表には確かに名前があった

 

「勿論ですよ!実況と審判は霖之助さんと幽々子さんにお願いしています!ちなみにフィールドの作成と小道具はにとりとてゐさんにお願いしました。」

 

「あっそう……」

 

自分がやりたかっただけなんだな……と思う妹紅であった

 

「そうそう、お前のとこのメンバーで他2名って誰だ?」

 

「よくぞ聞いてくれました!と言うより妹紅さんに会わせたかったんですよ!」

 

「私に?」

 

「ええ!四天王のお二人さんどうぞー!」

 

文が合図をすると二人の女性が現れた

 

「喧嘩が強い上に女前!比那名居天子!」

 

「さぁ、裁きの雷にうたれて懺悔なさい!永江衣玖です」

 

二人は比那名居天子と永江衣玖

 

文の要請で助っ人として呼ばれたのだ

 

「なんだこの二人か、つか四天王って二人しか居ないぞ?後二人は?」

 

「フッフッフ……!妹紅さん!何を隠そうこの私がその一人!さっ、神に祈りなさい……射命丸文!」

 

文が二人に並ぶ

 

「吹き荒ぶ風の文!」

 

「乾いた大地の天子!」

 

「荒れ狂う稲光の衣玖!」

 

3人が決めポーズを取った

 

「……突然どうした?地球意思でも復活させる気か?」

 

妹紅は苦笑い

 

「いえね?私も何か二つ名が欲しいなって思って作ったんです、そこで幻想郷四天王なるものを思い付いて考えた訳なんですよ!二人は私がスカウトした稀有な人達!どうですか!?」

 

「どうでも良いけど後一人は?」

 

「そうなんですよ……後一人がまだなんです、そこで妹紅さんにお願いがあります!四天王に入ってください!」

 

「え……嫌だけど……」

 

「そう言わず!妹紅さんしかダメなんです!残りの枠は炎タイプって決めてるので妹紅さんしか入れないんです!」

 

「知るかよそんなの……」

 

「格好良い名前も考えてます!「炎のさだめの妹紅」!どうです!格好良いでしょう!」

 

「いやいいよ……異能生存体になりそうだし、むせそうだから」

 

「そう言わず!お願いします!」

 

「……じゃあな文、お互い頑張ろうな」

 

妹紅は逃げていった

 

 

 

 

 

 

「遺書は書いたかツンデレ?」

 

「ブレイクする心の準備はOK?カリスマ?」

 

闘志を燃やして睨み合った後

 

運動会は開始された

 

 

 

 

 

第1戦目 玉入れ (制限時間1分)

 

「やるわよ!」

 

レミリアの号令の元、紅組が一斉に散らばる玉に向かう

 

「……輝夜、やって」

 

「任せなさい」

 

輝夜は能力を使った

 

かごは玉で満たされた

 

「なん……だと……」

 

「反則だろ……」

 

 

「ルール上は問題ないよ」

 

「そうねぇ……ズルい気がしないでもないけど」

 

有効!

 

勝者、白組!

 

 

現在 紅0-1白

 

 

「小癪な真似を……」

 

「勝利など容易い……」

 

 

第2戦目 棒倒し (特記事項・無し)

 

「霊夢と靈夢、紫、芳香を残して突撃!」

 

芳香が棒を持ち霊夢等3人が前に立ち、残りは突貫した

 

「……蹴散らしなさい」

 

自信有り気にレミリアが指を振るとフラン、美鈴、勇儀、白蓮の4人が先に飛び出す

 

「うわああああっ!?」

 

肉体派4人の突撃はいとも容易く非肉体派を押し退けていく

 

「あんたは私が倒す!」

 

「出来るかなー?」

 

萃香がフランに掴みかかり、手四つで押し合う

 

「勇儀に勝ったからって調子にのりなさんな……今日の私は阿修羅だって凌駕するよ!」

 

フランを萃香が押さえる、だが他の3人が止まらない

 

「チッ!」

 

「行かせない……お前の視線を釘付けにするわ」

 

3人を押さえようとした幽香はレミリアに止められる、その間に3人が突破し棒へ向かう

 

「してやったり……ってところでしょうが、甘いわね!やりなさい!」

 

幽香が叫ぶ

 

「なんで私がこんなお金にもならない事しなきゃならないのよ……」

 

「まぁまぁ霊夢様!楽しいから良いじゃないですか!」

 

「そうよ霊夢、楽しいっていうのは大事な事よ」

 

「わかったわよ……ったく暇人過ぎよ……」

 

霊夢、靈夢、紫の3人は結界を張った

 

「これはどうするぅ?」

 

「うーん……能力じゃないけどちょっと強過ぎだね、アレを無制限にしたらチート過ぎだ、能力扱いにしようか」

 

「それが妥当ねぇ……でもあの3人の結界を使ったんだから破るのは無理そうね、白の勝ちかしらね?」

 

審判団により結界は能力扱いとなった、しかしそれにしても豪華である

 

「バカね、考え無しに使うからよ」

 

「かもしれないわね、確かに誤算だった……でも負けは無くなった」

 

攻撃のみを考えれば良いこの状況は相当有利、勝てば2勝、かなりのリード、だから幽香は痛い事は痛かったがあまり気にしなかった

 

「クッ……フフッ……」

 

レミリアは突然笑いだす、それを怪しんで見た幽香に邪悪な笑みで告げた

 

「マヌケ」

 

レミリアは手を打っていたのだ、三重の結界を破り、勝利に導く一手を

 

 

 

 

「早く倒しなさいよね~」

 

暇な霊夢達が愚痴を溢す

 

「は~い♪」

 

棒は呆気なく倒された

 

「「「ふぁ!?」」」

 

驚いた3人は倒された棒の横に立つ青娥を見て何が起きたか理解した

 

そう、青娥は能力を使って結界と言う壁をすり抜けて突破したのだ、棒を持つのが芳香な事も幸いし邪魔しないように命令して難なく倒す事に成功していた

 

「……やるじゃない」

 

「その気になっていたお前の姿はお笑いだったわ」

 

紅1-1白

 

 

その後も競技は進んでいった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

守矢神社・八坂神奈子の部屋

 

「笑いもしよう……」

 

静かにバーンは呟いた

 

「嬉しいのだから……」

 

神奈子を見ずに独白気味にそれは続けられる

 

「余は会いたかったのだ、消えてもなお友に……仲間に……それを叶えてくれたお前に何故感謝以外を持たねばならん」

 

酒を一口飲み、神奈子を見る

 

「叶わぬ筈の願いが叶ったのだ、これ以上を望むのは死人のすべき事ではない」

 

違うか?とまた笑って見せた

 

「……気取るな、思わない筈がないでしょ……ずっと共に……生きていたいって……」

 

「思わなかったと言えば嘘になろう……しかしな神奈子、不思議と余は前程その気持ちは強くはない」

 

「……何故?」

 

「まぁ……満足、したのだろうな……余の魂が」

 

またバーンは酒を眺める

 

「会いたかった友や仲間に会え、絶体絶命の淵から救い出せた……これからも生きていけるのだと実感し、笑顔を見たその時、殆ど満足していた余の心は完全に満たされていたのだ」

 

酒を飲み干して机に置くと神奈子を見つめる

 

「それに、せっかく甦ったにも関わらずあの体たらくだ……」

 

苦笑するのは破壊神の前では自分も無力だったのだから気にするなと

 

「だから泣くな……お前に罪など最初からなかったのだ」

 

いつの間にか泣いていた神奈子を慰める様に……

 

「だが……」

 

「もうよい、これ以上の問答は無意味、さぁ涙を拭け……これから出掛けるというのにその顔では神の面子が地に落ちるぞ?」

 

「……出掛ける?何処へ?」

 

「気付いておらんかったのか、余が来た後に早苗が魔理沙に連れられて行ったのだ、何かしているのだろう」

 

「そうか……では行くとしようかバーン」

 

涙を拭いた神奈子は諏訪子も加えて守矢神社を出ていった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれからは凄かったよ

 

 

大縄跳びで運動音痴のパチュリーが1回目で引っ掛かって怒られたり、タイヤ取りでは咲夜が玉入れのお返しとばかりに時を止めて瞬殺を披露した、リレーなんかはアンカーの文が楽勝と余裕ぶっていたら同じくアンカーの妖夢に予想外に迫られて冷や汗をかいたりしていて笑ったよ、綱引きなんか凄かったな、綱が切れて5回もやり直したんだぜ?最後はオリハルコンで作った綱だったんだからいかに皆が強くなったかがよくわかる場面だったよ

 

 

 

皆、笑ってたよ

 

わかってるんだな皆も……

 

今だから、今でしかこんなに笑えないって……

 

本気で笑えるのはこれが最後なんだって……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「泣いても笑っても次が最後の勝負ね……」

 

「そうね、勝つのは私だけど……粋にいきましょう!」

 

勝負は拮抗してて3対3、そして最後の種目、騎馬戦を迎えようとしていた

 

 

最終戦 騎馬戦 (二人一騎の8体8、遠距離攻撃無し、幻想郷の皆は強いから一人で持てるぞ!)

 

 

「皆好きに組んで良いわよ」

 

もうここまでくれば幽香は勝敗をあまり気にしてなかった、楽しむ事を優先し各々が好きな者と組んでいく

 

「待ちに待った時が来ましたね……」

 

「ええ……」

 

その目に勝利の意思を見せて佇むは妖夢と美鈴

 

「友よ……今が駆け抜ける時!!」

 

「承知!!」

 

明らかにやる気の雰囲気、二人は真剣だった

 

「ハッ!」

 

妖夢が高く飛び上がり美鈴の背に着座する

 

 

「「刃馬一体!!」」

 

 

楼観剣を構えた一騎の兵がそこには居た

 

「受けよ!我等が乾坤一擲の一撃を!!」

 

「妖夢、美鈴、退場」

 

「「!!?」」

 

二人は退場になった

 

「何故!?騎馬戦とは馬上で得物を使い敵を倒すものでは!?」

 

「常識的に考えて子どもの競技で刀を使う筈がないでしょおバカさん」

 

「天然なのかな?何にしても彼女達はもう少し一般常識を知るべきだと思うよ」

 

「ごめんなさいねあの様な常識知らずで……」

 

二人のバカはトボトボと応援席に戻っていった

 

「使えない……まったくもって使えない愚図……ご飯抜き!」

 

レミリアは怒るも決定は覆らない

 

 

「あたし一人で充分だよお姉様!」

               〈ドウヤラマニアッタヨウダナ

「やっちゃえフラン!」

            〈アア,シカシコレハナニヲシテイルンダ?

「パチュリー太った?」

            〈ヨクワカランケドサナエガンバレー!

「殺すわよ?」

 

 

そして勝負は始まった

 

 

「お別れです!」

 

頭を掴み竜巻を発生させ青娥・レティ組を倒す文・早苗組、一応鉢巻きはあるが意味を成していない、みな崩す方しか考えてないから

 

「やるな文」

 

「おや妹紅さん!フフフ……どうです?これが四天王の実力です!悔い改めなさい……これ決め台詞です!格好良いでしょ!」

 

「どうでもいいけど他の四天王倒されてるぞ?」

 

「嘘っ!?」

 

文が見ると天子・衣玖組はフラン・チルノ組によって倒されていた、様子を見る限り簡単に

 

「隙有り!」

 

「あやっ!?」

 

驚いた隙にパチュリーが鉢巻きを取った

 

「完璧な作戦だったわね、やはり私天才の様ね」

 

「いや今のは偶々だろ……」

 

「妹紅!」

 

「おっ!輝夜と芳香か!」

 

「ここであったが千年目!今までの借りを返してやるわ!」

 

「やるわー!」

 

「はっはー!出来るかな?お前に?」

 

「私達もいるよ!」

 

「正邪にルーミア……」

 

「諦めるのだー!」  

 

「上等!どっからでも来いやー!」

 

「ハイ、鉢巻きあげる」

 

「バカヤローーー!!何やってんのパチュリー?ねぇ何やってるんですかパチュリーさん?負けたんだけど?意味わかってる?」

 

「私が上で勝てる訳ないでしょ?それに私疲れたのよ」

 

「おうふ……」

 

「やーいやーい!」

 

「バーカバーカ!」

 

「焼きたい……」

 

そして戦いは更に白熱し残るは大将のレミリア・咲夜組、幽香・萃香組になった

 

「決着の時ね……」

 

「そうね……」

 

二人は視線を交わす

 

「多くの英霊達の死が……無駄死にでなかった事の証の為に……!!」

 

「死んでないからね?」

 

二人はぶつかり合った

 

「「はあああああっ!!」」

 

鉢巻きを取らんと、崩さんと両の手が無数に交差する

 

「み、見えん!?この神の目をもってしても!?」

 

「早苗うるさい」

 

「あ、はい、すいません」

 

皆も見守る中、二人の攻防に変化が起き始めた

 

「早く倒れなさいツンデレ!」

 

「こっちの台詞よカリスマ(笑)!」

 

罵声を交えながら続く攻防

 

「バカ!」

 

「カス!」

 

「何よアバズレ!」

 

「煩いわね欲求不満!」

 

「「言ったわね!!」」

 

もう掴み合い、戦いではなく喧嘩、子どもの喧嘩になっていた

 

「ぶわぁーんはわふぁさないふぁよ……!」

 

「ふぉれふぁふぁなたぐぁひぃめるふぉとびゃあいわ……!」

 

口を引っ張り合いながらも続けられる

 

「アッハハハ!!頑張れレミリアー!」

 

「負けるんじゃないよ幽香ー!」

 

応援に和みが入りながらも二人は意地を張り通す

 

 

「クッ……カーーーーハッハッハッ!!」

 

 

突如響いた笑い声に皆の動きが止まった

 

「バ……バーン!?」

 

見るとそこにはバーン、神奈子、諏訪子の3人が笑っていた

 

「いつから……?」

 

「騎馬戦が始まる寸前だ、余を巡った女の戦い、実に面白かった……ククク」

 

呆気に取られている張本人二人を見ながらまたバーンは笑った

 

「……ていっ!!」

 

一瞬早く我に返ったレミリアが鉢巻きを奪い取った

 

「私の勝ち……ね?」

 

「……そう……ね」

 

勝負は決した

 

騎馬戦、勝者・紅組

 

最終結果

 

紅4-3白で紅組の勝利!

 

「やったあああぁ!!」

 

勝った紅組の面々が歓喜の声をあげる

 

「楽しかったな!」

 

負けた白組も一緒に喜んでいる

 

理由なんてどうでもいいのだ、バーンが誰のものかなんてそんなくだらない事は

 

「勝ったわよバーン!これで貴方は私のもの!」

 

何故くだらないのか?

 

「元よりお前しか選んでいないのだが……不安だったのか、中々初い奴よなレミリアよ、フッフッフ……」

 

「そ……そうなの?」

 

結果はわかっていたのだ、勝とうが負けようがバーンがレミリアを選ぶなんて当たり前の事は

 

「むぅ~……」

 

頑張りは意味なかったのかとむくれるレミリアは自棄になって大声で叫んだ

 

「宴会!宴会をするわ!咲夜!急いで用意!」

 

宴会をする事が決まった、何か皆ですれば最後は宴会で終わる、実に幻想郷らしい

 

「やったぜ!」 

 

皆が手放しで喜んでいる中

 

「……」

 

幽香だけは服についた埃を払って踵を返し帰ろうとしていた

 

「ふん……」

 

幽香もこの結果になるのは最初からわかってる

 

だからこそムキになっていたのが情けなくて一人帰ろうとしたのだ

 

「幽香……」

 

そんな幽香を呼び止めるのは気付いたバーン

 

「……何よ?帰るのだけど?」

 

「来んのか?」

 

「行かないわよ……」

 

「そう言うな、お前が来ないのは淋しいものがある」

 

「……ふぅ」

 

まったくこの男は……

 

そう思いながらもそう言われた事が嬉しい自分も居て幽香は溜め息を吐いた後に振り返った

 

「わかったわ……今日だけは付き合ってあげる」

 

顔には出さないが誰もがデレたのだとわかっていた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紅魔館

 

宴会は親しい者だけだからか非常に盛り上がっていた、減った腹を満たし、酒に酔い、笑う

 

そんな友と仲間の空間だった

 

「いつからだろ~君の事を~追いかける私がいた~♪」

 

「どうかお願い~驚かないで~聞いてよ~私の~♪」

 

「この想いを~♪」

 

今はプリズムリバーの三姉妹を呼んで皆でカラオケタイム

 

チルノ、大妖精、フラン、ルーミアの4人が熱唱していた

 

「私の歌を聴けぇッ!!」

 

マイクを持った魔理沙が誰かの物真似をしている

 

「夜空を駆けるラブハート~♪」

 

「デ、デカルチャー!」

 

皆ノリ良く楽しんでいる

 

「楽しいわね……」

 

「そうだな……」

 

レミリアとバーンが並んで微笑んでいる

 

「続くわよね?こんな時間が……いつまでも……」

 

「……続くとも、いつまでも……永久に……」

 

「……そうね」

 

時間は過ぎていく

 

「ほら!次はアリスいけ!」

 

「私?わかったわよ……オホン!……鏡の中のマリオネット~♪自分の為に踊りな~♪」

 

「古っ!?いやまぁお前らしいけどさ」

 

「次は私が歌うかな」

 

「おっ!妹紅!なに歌うんだ?」

 

「……盗まれた過去を探し続けて~♪」

 

「おまっ、それ……!?」

 

「あやや!?妹紅さんそれは炎のさだめ!?」」

 

「炎の匂い染み付いて~♪」

 

「「むせる~♪」」

 

「早苗が入った!良いぞー!」

 

「次は幽香!」

 

「……ごめんね素直じゃなくって、夢の中なら言える……」

 

「ぶはっ!お前がそれ歌うか!」

 

「ツンデレ!ツンデレ!」

 

「アハハ!」

 

「……殺す」

 

次々と歌っていき次はレミリアの番になった

 

「……これをお願い」

 

楽譜を渡すと曲が流れ出す

 

中々激しい曲だった、ロック調の早い曲

 

「こんなのレミリアが歌うのか……」

 

「確かヴァンパイアって曲でしたねこれ」

 

意外な選曲に戸惑う面々

 

最後のサビに入る直前

 

「……!」

 

レミリアがバーンに向いた

 

   貴方に抱かれて 胸に爪を立て

 

   こんなに辛いなら愛なんて信じない

 

   忘れられなくて 離れられなくて

 

 

 

  貴方の嘘をまだ どこかで信じてる……

 

 

 

「レミリア……」

 

皆にはわかった

 

それがバーンに対する歌を借りた想いなんだと

 

「……」

 

バーンはレミリアを見れないのか視線を落とす

 

 

 

「……次は余が披露しよう……」

 

レミリアが歌い終えるとバーンが立ち上がりピアノへ向かう

 

「生憎と歌は嗜まぬ……これで許せ」

 

静寂のなか始まった一曲の調べ

 

ゆっくりと奏でられるそれはとても悲しい曲調

 

「この曲は……」

 

「知ってるのか?」

 

「ええ……ザナルカンドにて……夢の儚さを表した曲よ……」

 

悲壮感あるその曲はまるで謝罪

 

一緒にと夢見る女への懺悔にも感じられる

 

 

すまない……叶わぬ夢なのだ……

 

 

と……

 

 

言葉に出来ない想いを調べに乗せ、ただバーンは弾いていた……

 

 

 

「……」

 

曲が終わった後も静寂が包んでいた、まるでそれは葬式の様に

 

「……ねぇバーン?」

 

そんな中、戻ってきたバーンにレミリアは言うのだ

 

 

「いつまでも……一緒よ」

 

 

笑顔で……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バーンの命は既に3日を切っていた

 

 

 

 

 

 

 

 

今だ言えてない……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




どうにも書けないです、コラボで燃え尽きたのか良い話が思い浮かびません……

前話と同じく日常で特に何も無いのはつまりそういう事なんです、だからバーンも幻想郷の皆もこうなんです。

歌ってた曲は上から
君の知らない物語(supercell・化物語より)
突撃ラブハート(FIREBOMBER・マクロス7より)
Marionette -マリオネット-(BOØWY)
炎のさだめ(TETSU・装甲騎兵ボトムズより)
ムーンライト伝説(DALI・美少女戦士セーラームーンより)
ヴァンパイア(Janne Da Arcより)
ザナルカンドにて(ファイナルファンタジーXより)

お前何歳だよ!?とか思うかもしれませんが25ですww
ちょくちょく歌の歌詞を台詞に入れてたりもします。

ちなみに天子と衣玖、話には何の関係もありません、KOFネタやりたくてやった一発キャラなので今回限りです、好きな方ごめんなさい。

次はいよいよ最後のイベントですかね、2話に分ける予定でそして最終話です。

次回も頑張ります!
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