FAIRY TAIL~化猫の宿の双竜~   作:銀色の闇

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前回のFAIRY TAIL~化猫の宿の双竜~は
「君たちの先生役になった竜山錬だ。気軽に錬先生と呼んでくれ」
子供達「は~~い!!」



第23話《錬、教師になる・後編》

四日目~

 

今日はなんだか雲行きが怪しい。

昨日までの晴天は何処へ。

とりあえず授業に入るか。

と、俺は区切りをつけ授業に入ろうとした瞬間。

 

錬(!殺気!?)

 

俺は急に来た殺気のようなものを感じた。

ほんの一瞬だったしとてつもなく小さいものだったが、ドラゴンスレイヤーになったおかげかかすかな殺気でもわかるようになったのだろう。

 

美琴「……?錬先生、どうしたんですか?」

 

美琴が俺に話しかけてきたが今は急を要する。

しかし質問に答えている暇はない。

 

錬「皆!急に悪いが、今から自習にする。俺が戻ってくるまで教室から絶対に出るなよ!!」

 

子供「え?」

 

錬「わかったか!」

 

子供「は、はい……先生」

 

俺は疑問に思う子供たちを無理やり納得させ教室を飛び出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は殺気がした方に走る。

その場所は孤児院の出入り口の門のところだった。

そこには高木さんとあずささんがいて、誰かと話しているようだった。

見る限り三人。

一人は金髪でそれをオールバックにしてサングラスをかけ、白いスーツを着ていた。

もう一人は、黒い髪が寝癖なのかぼさぼさでアロハシャツを着ていた。

俺はこの時二人の衣装逆なんじゃね?と思ったが、その考えは三人目に目が行った瞬間に消え失せた。

最後の一人は高身長で髪が黒。その髪がロングになり何か細長いものを口にくわえている。

さらに着物で腰には刀を下げていた。

そしてこちらを見る目。

俺は確信した殺気を出しているのはこいつだと。

 

高木「待ってくれ!期限は明後日のはずだろ。なぜ急に今……」

 

あずさ「そうですよ。お金も明後日までにはそろうんです。だから」

 

と二人が言った瞬間に白いスーツを着た男が言葉を遮った。

 

「しかしですねお二人とも。我々はもうすでに半年待っているんですよ。今回だってホントはもっと早く返していただきたいんですよ?しかし我々は寛大だ。だからこそ今まだ待っていましたが、こちらにも事情がありましてね」

 

どうやら話を聞いた限り、高木さん達はあいつらにお金を借りていたようでその返済に来た。といったところだろ。

しかしだ。返してもらうだけならあの殺気を放っている男を連れてくる必要はないだろう。

少し様子を見た方がいいな。もしもの時は対応できるように……

 

錬「ブーステッドギア。ディバイディングギア」

 

俺がそう声を出すと

【Boout!】 【Divido!】と

音声がなりブーステッドが左腕にディバイディングが右腕に展開する。

そしてまた白いスーツを着た男がしゃべりだす

 

「そのために我々は来たんですよ?今日払ってもらえないのであれば……」

 

そう白いスーツを着た男が言った瞬間に男は隣にいた男に目を向ける。

そして

 

「どちらかの生命保険で払っていただきましょうか!!」

 

目を見開き口をものすごい勢いで釣り上げた。

それが合図だったかのように刀を下げている男が鞘に手をかけた。

 

錬「!やっぱり。エクスプロージョン!!」

 

俺は向こうの会話の最中にためていた魔力を足に発動させる。

そして一蹴りで高木さん達の間に入り剣をディバイディングギアで受け止める

 

「な、なに!?」

 

白いスーツを着た男がものすごく驚いた声を出す。

そしてアロハシャツを着た男が初めて声を出す

 

「せ、先生の剣を止めやがった……」

 

あずさ「れ、錬君」

 

高木「け、剣筋が見えなかったのにそれを受け止めている……」

 

そして剣を握っている男は俺を見下ろしながら言う

 

「貴様何者だ?」

 

錬「へっ。人に名前を聞くときは自分からまずは名乗りな」

 

はい、リアルに言いたい言葉ランキング第5位。

これ結構かっこいいけど言う機会がほとんどないから言ってみたかったんだよな~。

と、そんな感傷に浸っている場合じゃなかったな。

相手もどうやら思うところがあったのか剣をどけ、名乗った

 

「私はソウだ。貴様は?」

 

錬「竜山錬。フェアリーテイルの魔道士だ」

 

俺がそう言うと、ソウは少し驚いた顔になったがその後納得といった顔になった

 

ソウ「なるほど、フェアリーテイルか。ならばあの反応速度も頷ける」

 

ソウはそう言った。

しかし、その後ろに立っていた二人はものすごく驚いていた

 

「な、なんでこんなところにフェアリーテイルの魔道士がいるんだよ!」

 

「知りませんよアニキ!こっちが聞きたいっス!」

 

錬「知らなくて当然だ」

 

俺は二人の言葉が聞こえたので答えを聞かせてやる

 

錬「俺は三日前に依頼でここの臨時教師になったんだ。

それにあずささんが言うには今日から三日後だったんだろ?

その時には俺は依頼が終わってここにはいなかったんだぜ?

どうやら判断をミスったのはお前らの方だったな」

 

俺がそう言うと二人はとてもまずいといった顔になり、青ざめた。

しかし

 

ソウ「いや、私としてはこれでよかったぞ」

 

錬「?何言ってんだ?」

 

ソウが俺の言葉を否定するように言う

 

ソウ「貴様に出会えた。私としては貴様のような強者と戦いたい」

 

え?何こいつ、戦闘狂なの?わぁ~、めんどくさいのに目をつけられた。

とりあえず適当にあしらうか

 

錬「そうかよ。しかしだな俺はお前に興味はないさっさと帰りな」

 

とりあえずこれで俺に目が行くはずだ。

そうなれば孤児院はなんとかなるし、時間も稼げるだろう。

 

ソウ「そうだな。そうさせてもらおう」

 

高木・あずさ・錬「「「……は?」」」

 

こいつなんて言った今。

帰るみたいなことを言った気がするが……。

そのことに気が付いたのか後ろの二人もソウに声をかける

 

「ちょ、先生。何言いだしてるんですか?」

 

「そ、そうすよ!今日ちゃんともらはないとこっちが困るんですよ!」

 

まぁ~、そういう事情から今日来たわけだしね。

気になるよね帰る理由。俺も聞きたいし

 

ソウ「今の私では貴様には勝てない。それにおそらく三日後に来てもお前はいるだろう。

ならば、明日だ」

 

錬「は?明日?」

 

え、何。なんか俺が気付かないうちにどんどん話が進んでいくぞ

 

ソウ「明日。また私たちは来る。その時、私は貴様に戦いを挑む。

貴様が勝てば私はあきらめる。しかし私が勝てばしっかり金を払ってもらうぞ」

 

え~~。なんか勝手に決まった~~。

めんどいが、孤児院が傷つけられるのは嫌だし、まぁ~いいか

 

錬「分かった。そうしよう。明日だ」

 

ソウ「フ。楽しみにしているぞ。錬」

 

勝手に盛り上がってろ。

ソウはそう言うと帰って行った。

残りの二人もソウに付いていくように帰って行った。

その後あずささん達には謝られたが気にしてないと言っておいた。

しかし、

 

錬「そう言えばいくらなんです?借りたお金は?」

 

あずさ「え、えっと……さ」

 

錬「さ?」

 

あずさ「三百万ジュエルです……」

 

錬「はい?」

 

さ、三百万って結構借りたな、おい。

ま、何とかなるな。

で、明日に備えて授業は早めに終わり、寝ました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5日目(最終日)~

 

あすなろ孤児院の中庭。

そこでは二人の人物が対峙していた。

一人は竜山錬。もう一人はソウ。

錬はギアを両方出し、ソウは刀を構える

 

ソウ「このような戦いの場を作っていただき感謝するぞ、錬」

 

ソウは錬に向かってそう言う

 

錬「気にすんな。提供してくれたのは高木さん達だしな。まぁ~、お互い建物には攻撃しないように気を付けながら戦おうや」

 

ソウ「そうだな」

 

そして二人の目が本気になる。

 

ソウ「はぁ~~~!」

 

先に動いたのはソウだった。

剣先を錬に向け走り出す。しかし

 

錬「!お前、魔法を!」

 

そう。ソウは剣先から薄青い光とともにドンドン早くなっていく。

 

ソウ「そのとおり。私は加速魔法を使うのさ!」

 

普通の人には早すぎて見えないほどの速さ。

しかし

 

錬「悪いけど、それぐらいの速さなら」

 

錬は左腕のブーステッドギアを発動させる

 

【explosion!】

 

ソウ「!」

 

ソウは音に反応したがそのまま突っ込む。

 

錬「ブースト二回で追いつくぜ!」

 

錬はソウの突きをかわす。それもソウと同じ速さで。

ソウもかわされたのがわかるとそこで足を踏み込み、錬の方に剣を下から上に振る。

錬はそれをディバイディングギアで【Divido!】と音と共に受け止める。

 

ソウ「!(何だ今のは。思いっ切り振ったのにまるで剣をそっと置いたような感覚になった)」

 

そして錬はその剣をはねのけ、【Charge!one Boost!】との音と共にブーステッドに力を入れる。

そして

 

錬「オラオラオラオラオラオラ!」

 

錬はラッシュを放つ。

ソウはそれを剣で受け流す。

しかし、

【ピシッ】

 

ソウ「!」

 

ソウはその音が聞こえるとその場で大きく飛び錬の拳から逃げる。

ソウは自分の剣を見る。

そこには剣の真ん中あたりにひびが入っている状態だった。

 

ソウ「これは……」

 

錬「どうする?お前の剣はもう少しで真ん中から折れるぜ?」

 

ソウ「そうだな。降参だ。あきらめよう」

 

ソウはそう言うと剣を鞘に納めた。

そしてソウは手を出した。

 

ソウ「なかなかに良い戦いだった」

 

錬「そうだな」

 

錬もその手を握ろう近づいた。

しかし、

 

「ちょっとまてやーーー!」

 

ソウ・錬「「!」」

 

二人は声をした方に顔を向ける。

そこには白いスーツの男とアロハシャツの男、昨日の二人がいた。

そして、白いスーツがしゃべりだす

 

「言っておくがこれで終わりじゃねーぞ!!金をもらうまではまた来るからな!!」

 

ソウ「しかし、私は戦いで」

 

錬「ちょっと待った」

 

ソウが自分の戦いのルールに乗ってお金はもらわないつもりだった。

ソウはそれを言おうとしたが錬に止められた。

 

ソ「れ、錬?」

 

「な、なんだよ」

 

錬は二人の前に立つ。

 

錬「払えば納得するんだろ。三百万ジュエル」

 

「そ、そうだが」

 

白いスーツの男がそういうと錬は「ちょっと待ってろ」と言い、走って行ったがすぐに帰ってきた。

黒いスーツケースを持ち。

そして

 

錬「ほい、三百万ジュエル」

 

「「は?」」

 

錬「だから、この中に入ってるの三百万ジュエル」

 

「「はぁ!?」」

 

スーツケースをあけるとお金の束がいっぱい出てきた。

 

錬「これでいいだろ?」

 

錬は二人に問いかける

 

「あ、あぁ~」

 

そう言うと二人は帰って行った。

 

錬「ふぅ~。ま、何とかなったな(いや~、口座から三百万ジュエル一気に引き出すのは時間がかかったな)」

 

錬はそうつぶやくとソウに振り向く

 

錬「で?お前はどうするんだ?」

 

ソウ「そうだな。私は適当にフラフラしてるよ」

 

ソウはそう言うと門の方に歩いていく。

しかし

 

錬「ちょっと、待った」

 

錬はそう言うとソウの手首をつかんだ

 

ソウ「ちょ、ちょっと!な、なにするんだ!」

 

ソウは急に動揺しだした

 

錬「?ま、今から昼ごはんだから食べて行けよ」

 

ソウ「あ、えっと。あ、ありがとう……」

 

錬「?」

 

錬は不思議だった。

さっきまでかっこいい普通の剣士だったのに。と。

 

錬「(ま、いいか)」

 

錬はそのままソウの手首をつかみながら孤児院に入って行った。

ソウもされるがままに連れて行かれた。




銀ちゃんと!

「ヤミちゃんの!」

「「金銀ヤミヤミプロダクション!!」」

ヤミヤミ~!どうも銀ちゃんです!
「ヤミヤミ~。どうもヤミちゃんです」
いや~、危なかった。このままじゃ書いてる間に年が明ける所だった。
「って言う割には若干微妙なところで終わってますよ?」
……すいません。無理やり終わらせました
「はぁ~。次回は早く書いてくださいよ!」
イヤェス、マム!
「しかし、今年もあと数分ですか。早いものですね」
今年から始まったこの小説も無事に年を越せそうです。
「それではみなさん」
今年も残り数分ですが。
「「よいお年を!」」
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