FAIRY TAIL~化猫の宿の双竜~   作:銀色の闇

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前回のFAIRY TAIL~化猫の宿の双竜~は
「ここにいる皆は俺たちの世界の皆ではなく、この世界に初めからいた皆ってことだ」
「ル、ルーシィ!?」
「皆!やっと会えたーー!」




第30話《この世界の闇》

俺達はアースランドのルーシィと合流することができた。

そのためまずは情報交換をすることにした。

ルーシィは最初、気が付くとホロロギウムの中にいたらしい。

つまりホロロギウムが自分の魔力で出てきてルーシィを《アニマ》から救ったのだ。

それでどうすればいいかわからなかったルーシィのところにミストガンが現れ、この世界に送ったのだ。

まぁ、ミストガンもこの世界ととてつもない関係があるのだが、それはまた別の機会に。

で、次に俺達はこの世界では魔法が使えないことをルーシィに伝える。

するとルーシィはとてつもなく驚いた。

この世界の自分を見た時と同じくらいに。

しかし、その後とてつもない喜びの眼をした

 

ル「つまり、今は私が最強なわけね!皆!私に頼りなさい!」

 

ルーシィはこっちを指差しながら言う。

お前はどこぞの団長か。まぁ、中の人は同じだけどね。

しかし、ルーシィの言葉に俺以外の全員が首を振る

 

全員「いや、最強は錬((さん))だろ((です))」

 

ル「デスヨネ……」

 

ルーシィには俺だけが魔法を使えるのも伝えているので「わかってましたよ~……」と呟きながら拗ねる。

しかし、すぐにルーシィは拳を掲げ、言う

 

ル「でも、私は今は実質妖精の尻尾(フェアリーテイル)二番目に最強なんだから!そこは誇りましょう!」

 

なんともまぁ~、ポジティブなことで。

と俺たちが話していると

 

兵士A「見つけたぞ妖精の尻尾(フェアリーテイル)!」

 

兵士B「大人しくしろ!」

 

王国軍に囲まれてしまった。

俺はルーシィの側による

 

錬「とにかくこいつら倒すぞルーシィ」

 

ル「うん!覚悟しなさい!妖精の尻尾(フェアリーテイル)の一番と二番が相手になってやるんだから!」

 

ルーシィはそう言うと自分のポーチから鍵を取りだし、掲げる

 

ル「開け!白羊宮(はくようきゅう)の扉、アリエス!」

 

ルーシィがそう叫ぶと

 

アリエス「す、すみませ~ん!」

 

と言いながらアリエスが現れた。

エドラスのルーシィや、王国軍は見たことのない魔法に動揺する。

そしてその油断しているところにアリエスに指示を出すルーシィ

 

ル「アリエス!やっちゃて!」

 

アリ「は、はい!やってみます~!《ウールボム》!」

 

アリエスがピンクの綿を出しながらそれを王国軍にぶつける。

すると、予想以上のモコモコに王国軍が癒され始める。

アリエスはそのままモコモコを出し続け、王国軍を足止めする。

 

アリ「こんな感じでよかったのでしょうか?すみません~」

 

ル「ばっちりよ!……ん?そう言えば錬は?」

 

ルーシィがこちらに向く。

しかし、俺はアリエスに目線が行っているので気付かない。

 

アリ「あ、あの~」

 

錬「……無理」

 

全員「は?」

 

皆が俺に向くが知ったことか!

俺は、俺は……

 

錬「モコモコさせろ~!」

 

アリ「え!」

 

俺はそう叫ぶとアリエスに抱き着く

 

ウ・セ「「れ、錬さん!?」」

 

シ「あ、あんた何やってんのよ!?」

 

ウェンディ達が何か言っているが関係ない!

実は俺はこういうモコモコしたものに弱いのだ!

頬ずりしたくて仕方ないのだ!

俺がアリエスの腰のモコモコを堪能している間、アリエスはずっと顔が赤かった

 

アリ「す、すみませ~ん!な、なんだかわからないけどすみません~!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

錬「すまん。少々テンションが上がりすぎた」

 

あの後アリエスが俺を引きずりながら王国軍から逃げ、森に逃げ込んだ。

で、今は正座してアリエスに謝っている。

アリエスは「き、気にしないでください」と言うが結構大変なことをしているので土下座する。

 

ル「で、でも錬にこんな趣味があったとはね~」

 

ハ「あい!おいらビックリだよ」

 

セ「……私、そこまでモコモコしてないかな?」

 

ルーシィ達が俺の新たな一面に少し引いている。

セシリアに関してはノーコメントで。

で、とりあえず謝罪は終了。

俺たちは落ち着ける場所にと違う町に行き、宿をとった。

ダブルーシィは今風呂に入っている。

で、俺たちはウェンディが宿の人にもらってきた地図で場所の確認をしている

 

シ「私たちがいるのがこの町。で、王都がここ」

 

シャルルが地図を示しながら言う。

見た感じ、あと町や山を二つ三つ越えなければいけないようだ。

と、俺たちが地図を見ていると

 

エド:ル「おい!聞いてくれよ!こいつと私体まで同じだったぞ!」

 

とバスタオル一枚でこっちにやってきたエドルーシィ。

すみません。男が二人もいるんですけど~?

と、そんな大胆な行動をしたエドルーシィを止めるこっちのルーシィ。

てか、お前もバスタオル一枚ですけど?

で、その後ジェミニーを呼んでトリプルーシィになったり、

それでクイズしたり、見分けがつかないのでエドルーシィが髪を短くしたりと、色々あった。

しかし、髪を短くしたエドルーシィは語った。

この世界の現状を。

 

エド:ル「この世界じゃ、男だの女だの言ってる暇はないのさ。皆生きるために必死だから」

 

と。

彼女の世界は今、大変な状況にある。

ある意味俺たちは、彼女達の世界の役に立っているのではないと俺は思った。

なぜなら、俺達は仲間を取り戻すために戦う。

それはつまり、王国を倒すことになる。

そうすれば、彼女達が自分自身で一歩を踏み出す大きな出来事になるだろう。

 

次の日の朝。

エドルーシィが置手紙を残し去った。

そのことにこっちのルーシィは怒っていたが、

彼女はおそらく仲間を説得に行ったのだろう。

大きな一歩を踏み出すために。

まぁ、怒っていたルーシィもエドラスの歴史書を買って、機嫌は直ってるけどな。

と、俺達が歩いていると

 

兵士A「おい!急げ!」

 

兵士B「おう!」

 

兵士たちがそう言いながら向こうの道を走る。

俺達は隠れながら様子を窺う。

すると、飛行船が現れた。

兵士の話声が聞こえてきたので聞いてみると、

 

兵士C「巨大ラクリマの魔力抽出が明後日にせまって俺達にも召集がかかったぞ!」

 

兵士D「急げ!乗り遅れると一大イベントに間に合わないぞ!」

 

どうやらマグノリアの皆の魔力抽出が明後日、つまり二日後にまで迫っているようだ。

このまま歩いて行ったのでは間に合わない。

すると、ナツがまさかの提案をする。

 

ナ「あの飛行船奪うか」

 

俺達はその提案に驚く。

あの乗り物に弱いナツが乗り物を奪おうと言うのだから。

しかし、ナツは《トロイア》が使えないのを思い出し、

 

ナ「やっぱなし!」

 

と言った。

しかし、ここで以外にもルーシィが乗り気だった。

彼女は「私に任せなさい!」と言い、飛び出す

 

ル「さぁ~行くわよ。開け獅子宮(ししきゅう)の扉、ロキ!」

 

と、ルーシィがカギを出しながら言う。しかし、

 

バ「申し訳ありません、姫」

 

ル「えぇ!?」

 

バルゴが出てきた。

バルゴが言うには今はロキはデート中らしい。

誰としてんだよ。

出てきたバルゴも、ただ踊るだけで何もしない。

ナツ達がエドラスの魔法の道具で戦うがあっさり敗れる

 

ナ「錬!頼む~!」

 

錬「はいはい、仕方ないな~。ディバイディング・ギア」

 

【Divido!】

 

俺はディバイディング・ギアを使い、兵士たちをぶっ飛ばす。

しかし、数が多すぎる。

ヤバい、皆を守りながらじゃらちがあかない。

しかもちんたらしている間に飛行船が行ってしまった。

このままじゃまずいと思っていると、

広場の奥から魔道四輪がこっちに向かって走ってきた。

魔道四輪はそのまま王国軍の兵士たちを蹴散らす。

俺達の前まで来ると運転席の窓が開き、運転手が顔を出す

 

「ルーシィに聞いて来た。早く乗りな」

 

俺達はお互いに頷き魔道四輪に飛び乗る。

 

「しっかり捕まってな。飛ばすぜ!」

 

魔道四輪は運転手に答えるように猛スピードで走る。

あっという間に王国軍から逃げ切った。

で、俺とナツはというと

 

ナ「うぇ~」

 

錬「お、俺もそろそろヤバいかも」

 

後ろの席で顔を青くしていた。

ドラゴンスレイヤーはホント最悪だ。

因みにこの魔道四輪を運転しているのは

 

エド:ナ「まったく情けないぜそっちの俺はよう」

 

エドラスのナツだ。

この世界のナツは「ファイヤーボール」という通り名の運び屋だった。

で、今回はエドラスのルーシィに頼まれて俺たちを送ってくれるそうだ。

ルーシィ達が喜んでいると、エドラスのナツが急ブレーキをかける

 

エド:ナ「この魔道四輪はすべて魔力で動くが、魔力は有限。こっちじゃもうほとんど手に入れられなくなっちまってる。だから、降りろ」

 

全員「はぁ?」

 

エド:ナ「これ以上行くとギルドに帰れないんだよ」

 

エドラスのナツがそう言うので俺とナツはすぐに降りる

 

ナ「いやー!地面最高!」

 

錬「だな!」

 

ルーシィ達も仕方がないと降り始める。

そして

 

エド:ナ「今回は俺の知ってるルーシィの頼みだからやったが、王国軍とやりあうのに俺たちを巻き込むな」

 

エドラスのナツがそう言うと、

こっちのナツがエドラスのナツを魔道四輪から引きずりおろす。

 

エド:ナ「お、おい!何しやがる!」

 

ナ「お前に聞きたいことがある。…………なんで乗り物に強いんだお前?」

 

ル「そこ?!」

 

ナツがどうでもいいことを聞く。

しかし、エドラスのナツは急に悲鳴を上げた。

そして

 

エド:ナ「ひっ!ご、ごめんなさい!ぼ、僕にもわかりません!」

 

急に口調が変わった。

まるで気の弱い少年のように。

どうやらこっちがエドラスのナツの本当の性格らしい。

車に乗ると性格が変わるのだそうだ。

こっちと逆だな。

で、何故ここで下したのか聞くと、

 

エド:ナ「こっちのルーシィさんがここまででいいって言ってました」

 

と崖の下を指差す。

俺達がのぞくとそこはなんと王都だった。

あの短時間でたどり着くとはさすが運び屋。

俺達はエドナツにお礼を言うと王都に向かった。

王都は賑わい、人が多く住んでいた。

とても独裁国家とは思えない。

と、近くで人が集まっているのが見えた俺たちはそこに近づく。

そこには、巨大なラクリマの一部があった。

少し待っているとこの国の王が現れた。

そして演説を始める。

その言葉を聞き、涙する国民。

しかし、俺は思う。

こんな薄っぺらい言葉だけで人はこんなにも涙してしまうのかと。

王は嘘をついている。

国民はその嘘に気が付かない。

むしろ信じて疑わない。

こんなの間違っている。

俺はラクリマを傷つける国王を見る。

 

錬「……その高笑いを鼻の骨折って黙らしてやる」

 

と、俺は小さくつぶやいた。

誰にも気づかれないように

 

国民A「なぁ聞いたか?」

 

すると広場に来ていた国民が呟く。

俺は何の話かと耳を澄ます

 

国民B「なんだよ」

 

国民A「なんでも西側の広場にもラクリマの一部を飾るらしいぞ」

 

国民B「マジか!」

 

国民A「なんでも展覧用なんだと」

 

国民B「マジかよ!後で見に行こうぜ」

 

?アニメじゃそんなのなかったが、良いことを聞いた。

とりあえずそれも元に戻そう。

戦力はあればあるほど良いからな。

俺達は広場を後にし、ホテルに泊まる。

皆、下を向いている。

仲間をあんな物のような扱いをされたんじゃ怒って当然だ。

ナツは窓から王国を眺めている。

しかし、我慢の限界なのか立ち上がり玄関に向かう

 

ナ「我慢なれねぇ。俺は行くぞ」

 

しかし、

 

シ「ちょっと待ちなさい」

 

さっきから机の上で何かをしていたシャルルが止める。

シャルルは自分が書いた王都の地図を俺たちに見せる。

そこには王都に行くための裏道、つまり地下の通路の地図が描かれていた。

 

シ「王様に会ってラクリマにされた皆の戻し方直接聞きに行くわよ」

 

シャルルはここに来て頭にいろんな情報が流れてくるのだと言う。

そして、今は人が多いので今日の夜、

その時に侵入しようと決まった。

 

錬「(……さてと、どうやって逃げようかな?)」

 

 




銀ちゃんと!

ヤミちゃんの!

「「金銀ヤミヤミプロダクション!!」」

ヤミヤミ~。みなさん。本当にお久しぶりです。そして四ヶ月も開けてしまいすみませんでした!銀ちゃんです。
「ヤミヤミ~。この掛け声久しぶりですね。ヤミちゃんです」
はい。皆さん本当にお待たせしました。
銀ちゃんまだまだスランプ気味ですが今回頑張って書かせたいただきました。
四ヶ月も開いていたので錬の口調大丈夫ですかね?
「まず、錬がモコモコ好きだったとは。……なんでしょうこの後付け感」
いや、普通にこの設定で行くつもりだったんだよ?
ただ、書けなかっただけで……
「読者の皆さんに迷惑かけて、今更何言ってるんですか」
はい、すみません。
「まったく、これからは気を付けるように」
はい。たいへん反省しております。
「それでは次回。皆さん気長にお待ちください」
本当にすみませんでした!
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