慣れない携帯での執筆。誤字脱字が多そうで見返すのが恐い。
小説なんて書けないです私の頭はパンク寸前。
なんて弱音を吐きましたがきっと私は出来る子!
そんなわけで良かったら読んでください(チラッ
Side_____H
少女に同年代に見られ若干落ち込んだのも束の間、まあ何時もの事だとなんとか立直る。
「所で幾つか聞きたいことがあるんやけど、ええかな?」
自分の置かれた状況を思いだし、未だ混乱している様子のピンクブロンドの少女に話しかける。
「へ?な、何かしら?」
意識が此方へ向いたことを確認する。話しかけたことでどうやら少女も少し落ち着いた様だ。
「まずは、自己紹介からしよか、私は時空監理局所属の海上警備部捜査司令、八神はやていいます」
「私はトリステイン魔法学院所属、ヴァリエール家が三女、ルイズ•フランソワーズ•ルブラン•ド•ラ•ヴァリエールよ」
互いの自己紹介をし、再度思考を巡らせる。
(トリステイン魔法学院?てことは此処に居る子達は学生なんか。それなら全員に魔力反応があるんも頷けるな。でもトリステインなんて国聞いたこと無いけど…)
此処が学院で少年少女達が学生ならば、事件に巻き込まれた可能性は低くなる。
そうするとあの光る鏡は転移魔法の練習中に何らかの事故、もしくは失敗で自身の前に展開されただけかもしれない。
「さっき言った通り、変な光る鏡にうっかり触れてしもうてな、ルイズちゃんは何か知っとらんかな?」
幾つかの可能性を考えつつも何かしら知っている可能性の高いルイズへと訪ねる。
「…その光る鏡っていうのは恐らく召喚のゲートよ」
「召喚のゲート?」
少しうつ向き気味に話すルイズの様子が気になりつつも召喚のゲートと言うことに疑問を覚える。
(召喚のゲートっていうことは転移魔法の一種であるのは間違いないやろうけど、召喚…一方通行の転移魔法か。少なくとも遠くへ転移するには、それなりの装置か回数を重ねる必要があるし、そんな遠くの次元には飛ばされてへんやろ)
先程ルイズはトリステインと言っていたが自分が知らない国など山ほどある。そしてその山ほどの中の一つであるだろうと思い、遠くへは飛ばされていないと辺りをつけ、更に詳しい情報を得るための質問をしようとルイズをみやる。
「召喚のゲートっていうのは…」
「うん?」
なにやら質問をせずとも召喚魔法について詳しく教えてくれる様だ。
「使い魔を召喚するためのものなの」
「使い魔?それって…」
ルイズの説明に少なくない嫌な予感を、それでも勘違いであって欲しいと思いつつ続きを促す。
「私達魔法学生の進級課題の一つで、春のこの時期に二年生に成るために一人ずつ使い魔を召喚するの」
「進級課題に使い魔召喚、それはええけど使い魔って普通動物やらが召喚されるんやないの?一応私人間なんやけど…」
「そ…それは……」
押し黙るルイズ。それをみて更に警笛が脳内に鳴り響くがもう一つ重大なことを聞かねばならない。
「もう一つ聞かなあかんことがあるんやけど…その、送り返す転送魔法とかってあるんかな?」
その言葉を聞いたルイズはますます表情を暗くする。
「無いの…」
「え?」
「だから無いのよ!召喚したものを送り返す魔法なんて!!」
先ほどの様子から一変、癇癪を起こしたように大声でとんでも無いことを言うルイズ。
(返す魔法がないなんてどないせえっちゅうねん、せめてこの星の座標が分かれば自分で転移すればええかもしれんけど。リミッター付いた状態やし、そうはやくは帰れんかなぁ)
自力で帰るとすると暫く準備やらに時間が掛かる、思えば自分の居る場所も分かっていないのだ。
トリステインと言う国は聞いたことがない、そして自己紹介の時に感じたもう一つの疑問。
時空管理局と言う言葉を聞いてもなんの反応も無かったことだ。
(自分で言うんもあれやけど、これでも結構名の通っている自負はあるし。先ほどの会話から察するに転移系の魔法は召喚魔法とやらだけみたいやし。管理世界であるなら少なくともある程度の魔法技術が発展している筈や…)
これまでの会話から出される答え。魔法があるにも関わらず管理局の手が入っていないことや、トリステインという自分の知らない国名。
(ここは私が居ったミッドよりも遠い、管理局ですら認知していない程遠くの管理外世界なんやな)
導き出された答と今後についてを考え、深く溜め息をつくのであった。
Side____R
返す魔法が無いと告げた途端、盛大に溜め息をついた目の前の女性八神ハヤテ。
本来動物や魔物等が召喚される筈の魔法で人間を召喚してしまったのは、自分が魔法成功率ゼロのルイズだからであろうか。
「すいません、ミス八神ハヤテ。少し宜しいかな?」
自身の魔法について落ち込んでいたルイズだが、今まで自分達のやり取りを見ていた中年の男性の声で意識を戻される。
「はい、なんですか?それと八神は名字…えーと、ファミリーネームなのではやてで良いですよ」
「ファミリーネーム?貴女平民なのに家名があるの?」
本来平民は家名を持たず名前だけの筈だが、もしかして貴族なのだろうか?
それにしては杖も無いしマントもしていない。杖は隠し持っているとしても、マントをしていないとなるともしかしたら家名を剥奪された没落貴族かもしれない。
没落してもなお家名を名乗る貴族は結構いるし。
「私は平民でも貴族でもないよ。それにしても、ここにはそういった階級制度があるんやね」
「平民でも貴族でも無いってどういうことよ?」
「私が居った所は平民も貴族もない、中にはそう言う貴族制度のある国もあったけど、基本は皆平等な所やったんよ」
そういって笑うハヤテの言葉は信じられない事だった。
「貴族制度も無くどうやって国を纏めるのよ」
「それは話せば長くなるんやけど、まあ簡単に説明すると国の代表を決めてその代表者が国民の意見を聞き多数決で国の方針を決める。みたいな感じやね」
そんな事で国を保つことが本当に出来るのであろうか。貴族は魔法と言う強大な力を持ってして民や国を守り、その見返りに平民は貴族に尽くす。
そういった世界で育ってきたルイズには到底理解できないことではあった。だが一つだけその様な国が有ることを思い出す。
ゲルマニア、金さえあれば誰でも貴族になれる野蛮な国。彼女はそこから来たのかもしれない。それならば杖も無いのに家名があるのも頷ける。マントをしていない事には疑問を覚えるが…
(貴族に成り立てでマントをする習慣に慣れていないのかしら)
そう憶測する。
「おっほん!…そろそろ宜しいかな?」
話に夢中になってしまいすっかり忘れていた。
「す、すいませんミスタコルベール」
「いえ、いいんですよ」
話を遮ってしまったことを謝るがコルベールはそれを笑顔で許してくれた。
「それでは改めてミスハヤテ、私はこの学院の教師をしておりますコルベールです。さっそくで悪いのですが先程ミスヴァリエールが言っていたように、私共は使い魔召喚の義をとり行っておりました」
ハヤテに向き直ったコルベールは簡単なあらましを説明していく。
「使い魔召喚の義はこの学院の生徒が二年生へと進級するためのものですが。使い魔は召喚主と生涯を過ごす大切なパートナーを呼ぶための神聖な儀式でもあるのです」
コルベールの話を聞いているハヤテへと視線を向ける。そこには先程まで優しく微笑んでいた表情は消え、硬い真剣な表情になっていた。
その顔には見覚えがあった、自身の母親、烈風カリンと唱われた騎士の顔。
「神聖な儀式ちゅうことは…やり直しはきっと出来へんのですよね?」
優しい微笑みを称えていた彼女の真剣な眼差しに、少しばかり引き込まれていた自身に驚愕しつつも、ハヤテとコルベールのやり取りを緊張した面持ちで見つめる。
「はい、使い魔と主は一心同体。この義は何も無差別に召喚するものではございません。双方共に必要とするもの同士が選ばれるのです」
「まあ、何の因果かは知りませんけど…私が選ばれたからには何らかの意味がある。それに契約をせなルイズちゃんは進級出来へんくなるんですよね?」
「はい、使い魔召喚の義はコントラクトサーヴァントまでして初めて成功となります。それが出来なければ進級は出来ません」
コルベールの一通りの説明をハヤテと一緒に聞いていたルイズであったが、コントラクトサーヴァントの話で不安を覚える。
(ハヤテが契約をしてくれなかったら私はきっと実家に連れ戻されて結婚させられる)
貴族足らんと貴族の証である魔法の習得のために無理言ってこの学院へ入ったのだ。そうまでして入ったにも関わらず相変わらず魔法が使えないままであったなら、家族は自分に失望してしまう。
そんなのは絶対に嫌だ。初めて杖を握ったときから成功しない魔法に挫折し、枕を涙で濡らしたことも数えきれないほどだが、それよりも多くの鍛練をしてきたのだ。
(それに私は、私が理想とする貴族に成るために諦めたくなんてない)
人間を召喚してしまったのは魔法が失敗したからであろうかとも思ったが、例え失敗でも彼女は此処に居る。
爆発しか起こせなかった失敗魔法が初めて別の可能性を起こしたのだ。
「ハヤテ!」
「うん?何かなルイズちゃん」
意を決して話しかけたハヤテの顔にあるのは微笑み。
「無茶な事を言っているのは分かっているわ…ハヤテが帰れるようにも力を貸すし、生活面も安心して良いわ。だから…」
「ええよ、使い魔契約しよか」
最後まで言い切る前にハヤテは、まるで夜の帳の様に全てを包み込む笑顔でそう言った。
Side____H
「ほ…本当にいいの?」
「ええよ~」
少し信じられないと言った顔と拍子抜けしたような顔でルイズが確認する。
それに対しはやては軽い調子で了承の意を示した。
「まあ、使い魔契約するんはええんやけど、どうやるん?私は何かすることあるんかな?出来れば痛くない方法がええんやけど」
(了承したは良いけど契約が猟奇的なことだったら嫌やな~。まあそんなことは無さそうやし大丈夫やんな)
痛いのは慣れてはいるが好き好んでやるつもりは無いので念のため、契約方法について確認する。
「そ…それは。え~と…」
なにやら顔を染めもじもじし始めるルイズ。
(ん?んん~?なんや、この初デートの帰り際みたいな反応は…まさか、な)
文学少女であるはやてはジャンルを問わず結構な本を読んでいる。その中でも多いのが恋愛小説。自身は未だ結婚の事など考えてはいないが、それでも女性ならば誰しもが興味あることだろう。
「大丈夫、相手は女。同性よ…それにこれは儀式、そんな甘酸っぱい事ではないの。だから大丈夫、ノーカンよノーカン」
未だ赤い顔のまま、何やらぶつぶつと言っているルイズ。
「ハヤテ!」
「は、はい?!」
油断していたところに、ルイズが勢い良く自身の名前を呼んだことでうっかり声が裏返ってしまった。
「貴女は何もしなくて良いわ…ただ目をつむっていて欲しいの」
「目を瞑るだけでええんやね?」
(目を瞑るっていよいよあれかなぁ…あれなんかなぁ。まあ契約に必要ならしゃぁないもんな。痛くないだけましやんな)
導き出される答えにどきまぎしながらも、痛くないだけましと考え覚悟を決める。
「我が名はルイズ•フランソワーズ•ルブラン•ド•ラ•ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン、この者に祝福を与え我の使い魔と成せ」
長々と語られた契約の言葉に少し間が空き、目を閉じていたはやてに近付く気配。
ルイズとはやての距離は近付きやがてゼロとなる。
体感的には長く感じられた契約の余韻に浸りながら、二人の距離は再び開く。
両者共に頬を朱に染め気まずい雰囲気が流れる。
(やっぱり契約はキスやったんか、初めてでは無いにしてもなんや気恥ずかしいなぁ)
そんな呑気なことを考えていたはやてだったが、不意に左手の甲に熱に焼かれたような痛みを感じる。
「あっ…つぅ!なんや!?」
「大丈夫よ、使い魔の印が刻まれているだけだから」
そういうルイズの言葉に納得しつつも、
(やっぱ痛い目には合うんやな)
そう涙目ではやては痛みが引くのを待った。
暫くして、痛みが引いた頃合いを見計らったのかコルベールが近付く。
「どうやらコントラクトサーヴァントは一発で成功したようですね。ミスハヤテ、使い魔のルーンを写させて貰っても宜しいかな?」
「はい、ええですよ」
そういわれはやては左手の甲をコルベールへ見せる。
「ふむ、これは何と…珍しいルーンですね。ありがとうございます、もう宜しいですよ」
「さて、大分時間が経ってしまいましたね。それでは皆さん早急に学院へ戻り、残りの時間は使い魔との親睦を深める時間に使ってください。それでは解散!」
コルベールの言葉に遠くで思い思い時間を潰していた生徒達は空へと上がり帰って行く。
「はぁー、やっと終わったよ」
「全く、ゼロのルイズの居る授業は時間がかかったりするから嫌なんだよ」
「ルイズ!お前は歩いて来いよ!その平民の使い魔と一緒にな!」
ルイズに幾つかの罵倒を浴びせる生徒達、その様子に眉を潜めたが事情が分からない自分には何を言えばいいのか分からない。
「なあルイズちゃん…」
あの生徒達の言葉の意味を聞こうとルイズへと向くが、ルイズは顔を下へ向け此方を向こうとはしない。
「行くわよ、ハヤテ」
それどころかさっさと先へ歩いていってしまうルイズを慌てて追い掛ける。
それぞれの不安を胸に、使い魔契約を結んだ二人の行く先は______
構成能力の無さのせいで生徒と先生が前半空気に!?
この先やっていけるであろうか…
この様な作品をお気に入り登録していただき誠にありがとうございます。
友人に言われてしか小説(短編)は書いたこと無いので、連載形式のこの作品を評価して頂けるのは、恐縮です。
宜しければ今後ともお付き合い願いますよう、宜しくお願いします(低姿勢