遅延投稿です。すいません。
今月はこのまま交互に週1投稿つづけます。
7月は冒頭で旅行に行くため、7月以降の投稿スケジュールは改めて告知します。
エピソード 1 ソードアートオンライン
2022年11月6日
ベーターテスターである私はテスター特権で製品版ソードアートオンラインを入手し、正式サービス開始時間を今か今かと待っている。
ソードアートオンライン…
ナーブギアというヘルメット型のフルダイブマシン(
従来のRPGと異なり、魔法が存在せず攻撃は剣でのみ、回復はアイテム又は特殊なスキルでしか行えない。その代わりという訳ではないだろうが、多種多様な“ソードスキル”が存在する。本当に多種多用で、武器に関わる攻撃系スキル、周辺の探索に役立つ補佐系スキル等がある。
つまり、その気になれば剣1本だけでどこまでだって行けるのだ。
とはいえ、武器に関わらないスキルも全部ひっくるめてソードスキルと呼んでいるのは謎である…。
凄まじい倍率だったベーターテストに受かった私は、あの世界に完全に魅了されていた。
13:00 正式サービス開始時間になった直後
『リンク・スタート』
ログインワードを唱え、IDとパスワードを入力し、ベーター時代のデータを引き継ぐ。といっても引き継げるのはアバターデータだけだが…。つまるところ単純にアバター作成のプロセスがスキップ出来るだけという事なのだが、アバター作成プロセスに大変時間がかかるので大幅な短縮になるのだ。
数瞬の浮遊感の後、アインクラッド第1層はじまりの街に降り立った。
『長かった。…やっと戻って来た。』
ふむ、なにからやろう…とりあえず、感を取り戻す為にもザコ狩りかな…。
なんて事を考えながら街を歩いていると路地裏から声が聞こえて来た…。
「待ち合わせ場所どこだっけ?」
「中央の広場だろ。」
「リーダー今頃何してんすかねぇ。」
「俺らの手本になるべくMob狩りしてるかもしれねぇな…。」
「あり得るな…あとでキッチリ教わろう…。」
聞こえて来た声に耳を傾けつつ、この先にあったはずの初期コル(この世界の通貨単位)で買えるにしては、そこそこの性能の装備品を売っている武具屋に向かって足を進める。
すると…
「あ、そこのお兄さん」
『ん、俺?』
「はい、頭にバンダナを巻いた人を見かけませんでしたか?」
『見てないな。…さっき聞こえて来た“リーダー”って奴か?』
「そうっス。自分たちは別のMMORPGでギルド作ってて…そのギルドのリーダーなんス。」
「このソフトも一緒に並んで全員一緒に手に入れたんです。」
『そいつの名前は?』
「…クラインって名前のハズです。
『分かった。見かけたら仲間が探していたと、伝えておこう。
ところで、あんた達はこのまま町中で待つのか?』
「一応そのつもりです。」
「この世界のシステムもまだ把握しきれてませんから。」
『そうか。…なら、まだ装備とか整えてないだろう?』
「ハズカシながら…。」
「どこか良い店知ってるんですか?」
『ああ、ベーター時代と変わってなければこの先に、初期コルで買えるにしてはそこそこ使える武具を扱っている店がある。今から行くとこだったんだが、付いて来るか?』
「「「「「はいっ!!」」」」」
私は出会った5人のプレイヤーと共に向かっていた店(ベータ時代と変わらずにあった)へと赴き、装備を整えた。5人の分も見繕った。
「「「「「ありがとうございま(や)した!」」」」」
装備を身につけた5人から礼を言われ、擽ったいなぁと思いながらも
『気にするな。』
と返した私はそのままこうも告げた。
『このまま街の中で待つなら、フレンド登録を済ませた後で分かりやすい所に連絡要員として1人残しておき、その上でこの町中をくまなく探索し把握しておく事をオススメする。これは私の感なんだが、ほぼ確実にココがこの城全体で最も広い街だと思う。それに、把握しておけば後でリーダーとやらに町中案内出来るぞ。』
「「「「「はいっ、そうします!!」」」」」
彼らがうなずくのを見届けてから、私は改めて感を取り戻す為近場のフィールドで狩りを始めた。
エピソード1 End Next エピソード2
本編スタートです。
キリトがクラインと出会ってるし、この際オリ主さんに他のメンバーに会ってもらっちゃえ…という訳で、風林火山の残りの5人に遭遇させました。
彼らの初期購入装備はオリ主見立てです。
2016/2/12 23:25 ひっそり一部改稿