ソードアート・ストライン-鋭意製作中-   作:seresu

7 / 18
投稿大遅延。

森の秘薬クエ…まだ終わりません。



エピソード 6   初クエスト開始

 

現在クエスト目的の森に移動している訳なのだが、ここでこのSAOのシステムを少しばかりおさらいしておこうと思う。

 

SAOはレベル制のVRMMORPGである。戦闘を繰り返すことでパラメータが上昇していき、生存率も上げられる。様はレベル上げって大事だよね、って事。

そして、戦闘においてレベルと同様に大切なのがこの世界に数多存在する“スキル”である。スキルは実に多岐に渡り、戦闘(武器)スキル・戦闘補助スキル・生産スキル等種類も用途も様々だ。そして、そんなスキルを設定する為の枠<<スキルスロット>>はレベルの上昇と共に増えていく。

 

レベル1におけるスロットの数は2つ。1つは既に片手剣スキルで埋まっている為、2つ目のスキルの選定が重要になって来る。

ここで2つ目に選択するべきスキルは生存率を考えると2つに絞られる。

その2つとは、索敵(サーチング)=敵より早く相手を見つけられるスキルと隠蔽(ハイディング)=自分の気配を絶つ(隠す)スキルだ。

どちらを選ぶべきか悩みどころなのだが、現在受注中の<<森の秘薬>>クエストで戦闘必須Mobである<<リトル・ネペント>>は植物系Mobである。このMobの索敵手段は地面の振動が主なのだ。つまり、隠れたとしても動いてしまうとその振動で見つかってしまうため、隠れる事よりも見つける事を優先させた方がいいという事になる。

 

思考の隅でシステムのおさらいをしている間に目的の森に着いた。

ちなみに私は、先刻考えた理由から2つ目に索敵をセットしている。…そういやキリトはどっちだろう…。

 

『キリト…ちょっとマナー違反なんだが…2つ目のスキルどっちにしてんだ?』

 

キリトの方が腕上だしこれで分かるハズ…というかキリトが選択をミスってるとは思えない…。

 

「おいおい、…まあセレスならいいか…、索敵。」

『ああ、やっぱりそっちか…。まぁ、このクエストが必須とも言える片手剣使いなら最初はそっちだよなぁ…』

 

とそんなやり取りをしながら早速ネペント狩りを始めた。

 

 

狩りを始めて幾ばくか経った頃、ファンファーレと共にレベルアップの表示が出た。横を見てみるとどうやらキリトも同様の様だ。

レベルアップで貰えるフリーステータスポイント3を筋力2・敏捷力1で振り分ける。私はレベル11までの30ポイントは2:1でこの2種に振ると決めている。

数値の反映を確認し一息ついた所で、パチパチと乾いた音が聞こえて来た。

 

これ拍手かな…誰だろ…って、キリト驚き過ぎ。

 

「ごめん、先に一声かけとくべきだったね。」

「いや、俺こそ過剰反応してごめん。」

『別にキリトが謝る必要なくね? 確かにキリト驚き過ぎかな、と思わなくもないが、仕方ないかなとも思う。だってさ、彼の気配全くなかったからな。』

 

拍手と共に現れたのは私達とそんなに年は変わらないんじゃないかと思える男の子だった。…本当に気配無かったな…。

 

『で、何か用?』

「れ、レベルアップおめでとう。2人共ずいぶん早いね。」

「それを言うならそっちも早いだろう。他の奴が来るならもう少し後だと思ってた。」

「あははは、僕も一番乗りだと思ってたんだけどなぁ…。」

 

一声かけてからじーっと現れた少年を見ていた私はある事を確信した。

 

『ふーん。あんたもベータな訳……あんたさ、もしかしなくても2つ目のスロットに隠蔽入れてるだろ。それ、選択ミスだよ。』

「どういう事?」

「片手剣使いに必須といっても過言じゃないこのクエストの対象モンスターであるリトルネペントは視覚ではない別の感覚器官で索敵している。」

「???」

 

隠蔽スキルをセットしている事に気付いてそれは過ちだと指摘した私の言葉に飛び出した少年の疑問にキリトが答えるも、少年は理解出来ないようだ。キリトに続いて更なる答えを伝える事にした。

 

『根で振動を感知してるのさ。だから隠蔽は効果がない。』

「正確にはないのではなく非常に薄いだけなんだが、まあ、役に立たない事に変わりはない。」

「そうなの!? あ…危なかった…教えてくれてありがとう。」

 

ようやく理解出来た少年はしばし考え込むそぶりをみせた。

 

「…あの、お願いがあるんだけど…クエスト一緒にやってもいいかな?」

 

私はキリトと顔を見合わせた。しばし(のち)、キリトが了承した。

 

「ありがとう。僕はコペル。よろしく。」

『私はセレスだ。よろしく頼む。』

「俺はキリト…。」

「キリト…?あれ、どっかで…。」

『ベータ時代の決闘大会(デュエルトーナメント)じゃないか?』

「ああ、そっか…だからか…。」

私は興味がなく、大体迷宮に籠っていたためベータ終了間際(10層迷宮区でキリトに出会う少し前)に知ったのだが、ベータ時代に2ヶ月で4回開かれた決闘大会において、キリトは参加した大会すべてで優勝している。4回目の大会(キリトと知り合った後に開かれた)のみ、私も出たのだが…。

もっともこれもあとで(キリトに出会った後)知ったのだが、キリトは別の方面ででの名の方が売れてしまっている。だが…私は気にしていない。むしろすごいなぁとしか感じない。

多分コペルがひっかかったのはこの別の方面に関するものだと思うのだが、私は決闘大会の方に話をすげ替えた。その上で、

 

『じゃ、とっとと狩りを始めよう。』

 

そう声をかけた。

 

私達はネペント狩りを再開(開始)した。

 

 

 

 

エピソード6 End Next エピソード7

 




コペル登場。
ネペント狩り始めるとこで切りました。

次は胚珠ゲットしてアルゴと会話かな…。


こっそり一部追加…2015/10/6
こっそり一部修正…2015/10/21
こっそり追加修正…2016/2/13
以下同文…2016/8/18
以下同文…2018/7/18
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。