ポケットモンスター パクス・ポケ   作:アリス・リリス

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第九話~おつきみやま・隕石を守れ!~後編 ①

「まずは、このカビゴンを助けなきゃ!」

 

セシリアは、苦しんでいるカビゴンに近づいた。

 

「危険だよ!操っている機械を壊さなきゃ…」

カスミがセシリアを引き留めようとした。

 

そのカスミを止めたのは、タケシだった。

 

「待て、カスミ。セシリアなら大丈夫だ」

 

「でも!このままじゃ、セシリアが…」

 

「まぁ、見てな…」

 

セシリアがカビゴンの近くへたどり着いた。

 

「カビ!がび!」

カビゴンが攻撃を仕掛けてきた。

 

「危ない!」

カスミが叫んだ。

 

セシリアは、ギリギリまで動かなかった。

 

「セシリア!」

 

瞬間、砂ぼこりが舞った。

 

「ゴホッゴホッ…」

 

カスミとタケシは、セシリアが立っていたところに目をやった。

 

「!」

 

人影がなかった。

 

「そ…そんな…」

 

隠しきれない動揺が二人を襲った。

と、その時

 

「ポッポ、かぜおこし!フシギダネ、つるのむちでカビゴンを押さえて!」

 

「ポッポー!」

「ダネダ!」

 

砂ぼこりが払われた。

セシリアは、なんとカビゴンの上に乗っていたのだった。

 

セシリアは、苦しんでいるカビゴンの顔に手を伸ばした。

 

「セシリア!」

 

セシリアは、まばゆい光に包まれた。

 

「なに…あの光…」

 

カスミは、それを口にしたとき、ふと記憶の底からあることを思い出した。

 

(あの光を知ってるかも、伝説のペンダントの光…?)

 

セシリアは、カビゴンの額に手を当て、語り出した。

 

「大丈夫、心を開いて…。私が癒してあげるよ。だから、安心して…」

 

「カビっ?カビ…」

 

苦しんでいたカビゴンの瞳は、本来の色を取り戻していった。

そして、自分からモンスターボールに入った。

 

「なんとかなったわね…」

 

「もう!セシリア、危ないじゃないの!」

 

「ごめんなさ~い。でも、これで奥に進めるわ」

 

???「誰だっ!ここは、封鎖したはずだ!」

 

先ほど見たしたっぱ達だった。

 

「私は、セシリア!あなたたちから隕石を守りに来た!」

 

男のしたっぱは、女のしたっぱに向かって言った。

 

「ここは、この私が押さえる!お前は、サキ様に報告しろ!」

 

「はっ!」

 

女のしたっぱは、奥へ向かった。

 

「待ちなさい!」

 

カスミは、あとを追おうとした。

 

「ゴルバット、くろいきり!」

 

「ババッ!」

 

「ケホッケホッ…。ポッポ、かぜおこし!」

 

「ポー!」

 

くろいきりが払われたとき、すでに女のしたっぱの姿はなかった。

 

「さて、セシリアとやら。我がGRAMP団に歯向かうつもりか?」

 

「そうよ!このおつきみやまの隕石は、ここに住むピッピ達のものよ!あなた達のものじゃないわ!」

 

男のしたっぱは、ニヤリと笑いながら

 

「ほう…奥に行きたいならば、この私を倒してからだ!行けっ、スピアー!」

 

「ビーッ!」

 

「セシリア、ここは私に任せて!行くわよ、ヒトデマン!」

 

「シャッ!」

「ホファ?」

 

勝手に出てきたポケモンがいた。

そのポケモンは、近くにあった池に落ちて…

 

「ホファホファホファ~!」

 

溺れていた。

 

「コダック…、あんたは戻ってなさい」

 

「ホファ~」

 

コダックと呼ばれたポケモンは、モンスターボールの中に戻った。

 

 

「ヒトデマン、こうそくスピン!」

「シャーッ!」

「スピアー、避けろ!」

「ビビッ!」

「ヒトデマン、みずでっぽうしながらこうそくスピン!」

「シャッ!」

「もう一度避けろ!」

「ビッ!ビ~…」

 

スピアーは、放たれた水を避けきることができず、墜落した。

 

そのまま、ヒトデマンがのしかかった。

 

「ビーっ…ビッ…」

スピアーは、倒れた。

 

「さあ、頂上に行くわよ!」

 

セシリアは、駆け出した。

 

「行かせるか!」

 

男のしたっぱは、ナイフを出し、セシリアに向かった。

 

「セシリア!危ない!イワーク!」

タケシが庇った。

 

「うっ…」

タケシは、軽く腕を切りつけられ、押さえた。

 

イワークは、男のしたっぱに巻きついた。

 

「イワーク!ジュンサーさんの応援を頼んで!」

 

イワークは、男のしたっぱを巻きつけたまま、ニビシティへ向かった。




◇◆ニビシティ警察署◆◇

「イワイワッ!」
「どうしたの?そのナイフ…何かあったのね?」

イワークは、頷いた。

「この男を捕まえておいて!私は、イワークに案内してもらうわ!」

ジュンサーは、イワークにまたがりおつきみやまへ向かった。
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