カケル「あーむ♪」
シャマル「美味しい?」
カケル「うん、美味しい」
前回の出動から数日後、カケルの熱は下がり普通に過ごしていた。
カケル「今日は鳴らないね~」
シャマル「それが普通よ?」
カケルは最近警報が鳴るのが当たり前と思っていた。が、すると…
キャロ『非常事態につき現場報告します!!街中で小さな女の子とレリックのケースとおぼしき物を保護しました。指示をお願いします!!』
全体通信が入った。
カケル「お~!!非常事態~!!」
はやて『シャマル、カケル君連れてヘリで現場に急行や』
シャマル「はい!」
カケル「お~!!」
シャマルはカケルを連れて現場に急行した。
シャマル「うん、バイタルは安定してる」
シャマルは女の子の容態を確認してヘリまで運んだ。
カケル「大丈夫~?」
シャマル「大丈夫よ」
カケルは女の子の心配をしていたがシャマルが大丈夫と言ったので安心していた。すると…
ズズン!!
巨大ガジェットが現れた。
カケル「お~!?おっきいのが出てきた~!」
シャマル「こんな時に!」
カケル「行ってくる~!」
カケルはヘリから出ると…
カケル「百獣召喚!!」
ガオゴリラ達を喚び…
カケル「誕生!!ガオマッスル!!」
合体した。
カケル「いくぞ~!」
ガオマッスルは巨大ガジェットに立ち向かった。
バキバキ!!バキバキ!!
カケル「剛力無双!マッスルラリアット!!」
ガオマッスルは瞬く間に巨大ガジェットを倒した。
カケル「む~!」
フェイト「ねぇカケル?機嫌治して?」
カケル「ぷん!」
小さな女の子…ヴィヴィオが保護されてからみんなヴィヴィオに付きっきりになり、カケルは相手をしてもらえず拗ねてしまった。
スバル「ほ、ほら~!オヤツだよ~」
カケル「ごまかされないもん!」
なのは「アハハ…どうする?」
はやて「まいったな…」
とりあえずなのは達はカケルをソッとしておくことにした。しかしその考えが仇になった。
さがさないでください。カケル。
次の日、カケルの部屋に一枚の紙と慣れない字で書かれたメッセージが残されていた。
はやて「ちょっ!?洒落になってないで!」
すぐさまメッセージははやてに届けられたうえ…
なのは「それとね…」
フェイト「獣皇剣にハスラーロッド、ガオの宝珠も無くなってるの…」
はやて「ますます洒落になってないで!」
ヴィータ「どうする?」
はやて「探すしかないやろ!今、カケル君に居なくなられたらクラナガンは壊滅やで!」
シグナム「でもどうやって探しますか?」
はやて「人海戦術しかないやろ、みんなで手分けして探すんや!!なんとしても見つけ出すんや!!」
なのは達「了解!」
こうしてカケルの捜索が機動六課総員で行われた。その頃カケルは…
カケル「いいもん!!いいもん!!拗ねてやるもん!」
クラナガンの街を歩いていた。
ドン
カケル「あう…」
ギンガ「あっ…大丈夫?」
カケル「うん、大丈夫…」
カケルは抱き起こされて埃を払ってもらった。
ギンガ「あれ?お母さんかお父さんは?」
カケル「なにそれ?僕、一人だよ」
ギンガ「…迷子?」
カケル「いえでちゅう!!」
ギンガ「家出中!?」
カケル「僕、悪くないもん!みんなが悪いもん!」
ギンガ「何処から来たの?」
カケル「機動六課ってところ」
簡単に教えてしまう辺りまだ子供である。
ギンガ「機動六課?」
心当たりがあるだけに放置出来なかった。
ギンガ「スバルはっと…」
スバル『ギン姉?どうしたの?』
ギンガ「あ、スバル?今ね、機動六課から来たって子供を保護してるんだけど心当たりある?」
スバル『もしかしてカケル君!?』
ギンガ「ちょっと待って。君はカケル君?」
カケル「そうだよ?」
ギンガ「そうみたい」
スバル『みんなに連絡してすぐに迎えに行くから保護してて!』
ギンガ「わかった。保護します」
ギンガに保護されたカケルは…
ギンガ「カケル君、アイス食べようか?」
カケル「お~!!食べる~」
ギンガの餌付け作戦に嵌まった。
カケル「ぺろぺろ♪」
カケルは美味しくアイスを食べ終わると…
フェイト「カケル!」
フェイトが一早く駆けつけた。
カケル「ぷん!」
フェイト「心配したんだよ?」
カケル「僕のためじゃないもん!パワーアニマルのためだもん!」
フェイト「うっ…」
地味に当たってるだけに辛かった。
なのは「カケル君!」
少ししてなのは達、六課メンバーが集まった。
カケル「ぷん!」
はやて「なぁカケル君?機嫌治してや」
カケル「ぷん!」
ギンガ「ねぇカケル君?何で怒ってるのかな?」
ギンガはしゃがんでカケルの目線に合わせて語りかけた。
カケル「みんな遊んでくれなくなったんだもん!あの女の子ばっかり構ってもらえてるんだもん!」
なのは達「うっ…」
ギンガ「そっか、カケル君は寂しかったんだね」
カケル「寂しく…ないもん…」
ギンガ「よしよし…寂しかったんだね」
カケル「…うぅ…」
カケルはギンガに抱き着いて泣き出してしまった。
カケル「すぅ…」
カケルは泣きつかれてギンガに抱き着いまま眠ってしまった。
スバル「ありがとう、ギン姉」
ギンガ「気をつけてね、この子位の子はデリケートだから」
はやて「そやね、気をつけるわ」
フェイト「ありがとう」
フェイトはカケルを抱っこすると機動六課に戻った。
それは当然の出来事だった。
はやて「ガオの宝珠に触れない!?」
なのは「うん、拒絶されてるみたい」
はやて「なんだって…まさか、カケル君を傷つけたからか!?」
フェイト「かもしれない…」
はやて「パワーアニマル達が怒ってるって事か…」
カケルを大事に思うパワーアニマルなら当然の行動だった。
はやて「パワーアニマルに謝りに行くしかないな」
ヴィータ「天空島に入れてくれるかな?」
はやて「……」
はやては頭を抱えた。
なのは「それとね…」
はやて「まだなんかあるんか!?」
なのは「カケル君とヴィヴィオなんだけど…」
その頃、フェイトは…
ヴィヴィオ「フェイトママはヴィヴィオの~!!」
カケル「フェイトお姉さんは僕の~!!」
フェイト「ふ、二人とも引っ張らないで~!?」
フェイトは両サイドから引っ張られていた。
はやて「…これはこれで問題やな」
様子を見にきたはやては更に頭を抱えた。
なのは「対抗しちゃって仲が悪いの」
フェイト『なのは!はやて!助けてよ!!』
はやて「いや~…無理やろ?」
フェイト『諦めないでよ!!』
なのは「アハハ…ごめん」
ヴィヴィオ「む~!」
カケル「む~!」
フェイト「二人とも離して~!!」
カケル「あ…」
カケルはフェイトが痛がってると解ると離した。
ヴィヴィオ「ヴィヴィオの勝ち~!!」
カケル「ぷん!」
カケルはなのはに抱き着いた。
ヴィヴィオ「ダメ~!なのはママはヴィヴィオの~!!」
カケル「む~!」
カケルがなのはの足に抱き着くとヴィヴィオも対抗してきた。
なのは「ちょっと!?二人とも!?」
フェイト「頑張って、なのは!」
なのは「フェイトちゃん!?」
助けてもらえなかった腹いせか、フェイトはなのはに丸投げした。