フェイト「カケル?カケル?朝だよ」
カケル「ん~?」
カケルは寝惚けながら起き上がった。
カケル「起きる~…」
フェイト「はい♪おはよう♪」
カケル「おはよう♪」
カケルは顔を洗うと元気に挨拶をしていた。
カケル「あれ?」
フェイト「どうしたの?」
カケル「変な音が聞こえる」
フェイト「変な音が?」
カケル「こっち~!!」
カケルは着替えると外に向かって走って行った。
フェイト「待ってカケル!」
フェイトも慌てて追いかけた。
カケル「あそこ~」
フェイト「あ~。あそこで訓練してるんだよ」
カケル「訓練?」
フェイト「そうだよ。特訓して強くなるの」
カケル「僕もなれるかな!?」
フェイト「カケルにはまだ早いかな?」
カケル「僕も強いよ?」
フェイト「う~ん…」
フェイトが悩んでいると…
シグナム「どうしたテスタロッサ?」
フェイト「あ、シグナム」
シグナム「その子が噂の子供か」
カケル「僕、カケル♪」
シグナム「そうか、私はシグナムだ」
シグナムが頭を撫でると…
カケル「あ」
フェイト「どうしたの?」
カケル「お姉さんも剣士?」
シグナム「ほ~?わかるのか?」
カケル「手にタコがあった」
フェイト「それだけでわかるの?」
カケル「僕もあるよ」
シグナム「ふむ、カケルと言ったな。武器は何を使うのだ?」
カケル「えっとね!!大きな剣!」
ヴィータ「おーい。フェイト」
カケル達が話しているとヴィータがやって来た。
ヴィータ「フェイト、はやてが預かってた剣を持ってきたぞ」
カケル「サモナーブレードだ~」
ヴィータ「あん?なんだコイツ?…あぁ!保護された子供か!」
カケル「僕、カケル!よろしくお姉さん」
ヴィータ「おう。って事はこの剣、コイツのか?」
カケル「そうだよ~」
フェイト「うん、確かにカケルのだよ」
ヴィータ「持てんのか?」
カケル「大丈夫だよ~」
カケルが両手を差し出したのでソッとヴィータはカケルに渡した。
カケル「よいしょ♪」
カケルは軽々と剣を持ち上げて見せた。
シグナム「そんなに重いのか?」
ヴィータ「アタシやスバルじゃないと辛い位にな」
シグナム「ふむ、カケル」
カケル「なに~?」
シグナム「お前の腕を見せてくれるか?」
カケル「はい♪」
カケルは手を差し出した。
シグナム「すまん、言い方が悪かった。剣の実力を見せてくれるか?」
カケル「いいよ♪」
フェイト「シグナム!?」
シグナム『安心しろテスタロッサ。本気ではやらん』
シグナムが念話で伝えると…
カケル「しゅっぱーつ!!」
訓練所に向けて歩き出した。
なのは「あれ?みんな、どうしたの?」
フェイト「実は…」
フェイトはシグナムの悪い癖が出た事を伝えた。
なのは「大丈夫かな?」
フェイト「すぐに止められるようにはしてる」
シグナム「さぁ、カケル。いつでもこい」
カケル「いくよ~!」シュタ!!
カケルはその場から消えた。
シグナム「ッ!!」ガキィン!!
シグナムは咄嗟に振り向き剣を振った。そこにはカケルがおり剣と剣がぶつかりあっていた。
カケル「おぉ~!これで倒せなかったのは初めて~」
シグナム「そいつは光栄だな!!」
シグナムは押し返すと…
カケル「いっくよ~!!」
ガキィン!!ガキィン!!ガキィン!!
二人の武器がぶつかりあう音が響いた。
シグナム「(荒削りだがいい腕だな)ハッ!」ガキィン
シグナムはカケルの剣を飛ばすと…
シグナム「おしまいだ」
剣を突きつけておしまいにした。
カケル「お~!!お姉さん強い!!」
シグナム「剣には自信があるからな」
カケル「お~!!楽しかった♪」
シグナム「そうか、またやるか?」
カケル「今度は勝つからね」
こうしてカケルとシグナムの剣の練習は終わった。
ビー
はやて「どうぞ~」
シャーリー「失礼します」
はやて「お、シャーリー。その様子やと解析が終わったんやね」
シャーリー「はい…」
はやて「なんや?浮かない顔して?」
シャーリー「これを見てください」
はやてはシャーリーから解析結果を見せてもらった。
はやて「は?解析不能?何の冗談や?」
シャーリー「色んな検査をしてデータを解析しても結果は同じでした」
はやて「材質が不明って普通の金属やないんか?」
シャーリー「はい、どの金属ともデータが一致しませんでした」
はやて「何かわかった事はないんか?」
シャーリー「刀身に五つの穴がありそこに何かをはめるみたいなんだと思います」
はやて「その穴に何をはめるやかね…」
シャーリー「こればかりはカケル君に聞いてみないと」
はやて「そやね。機会があったら聞いてみるわ」
シャーリー「はい、では失礼します」
シャーリーが退出すると…
はやて「ま、問題はないやろ」
この時、はやてが前もって聞いていれば大した騒ぎにはならなかったのかもしれない。