はやて「さて、カケル君?さっきのはなんなん?」
カケル「さっきの?」
機動六課に戻ってくるとまたしても、カケルは部隊長室に呼ばれていた。
はやて「ウチは聞いてないで?パワーアニマルが合体するなんて」
カケル「おかしなはやてお姉さん♪聞かれてないよ?」
はやて「…なんやろ…この無性に腹が立つのわ」
なのは「落ち着いてはやてちゃん!!子供の言うことだから!」
フェイト「ちゃんと聞かなかった私達が悪いんだから!!」
はやて「…そやね。カケル君にちゃんと聞こうか?なのはちゃん達、何か思い付くか?」
なのは「う~ん…」
フェイト「そうだ!カケル?パワーアニマルって何匹いるの?」
はやて「フェイトちゃんナイス!」
カケル「う~ん…会ったこともないのを合わせると百匹だよ」
はやて「多いな!?」
なのは「じゃあカケル君は何匹位喚べるの?」
カケル「うんとね…」
カケルは指を折っていくが…
カケル「数えれない…」
指が足りなかった。
なのは「カケル君って変な所で勉強不足だよね」
フェイト「そうだ!カケル?喚べるパワーアニマルのガオの宝珠って持ってる?」
はやて「再びフェイトちゃんナイス!」
カケル「持ってるよ~」
フェイト「私達が数えるからガオの宝珠を全部出してくれる?」
カケル「お~!!」
カケルは腰の小さい袋からガオの宝珠を出した。
なのは「一つ…二つ…全部で十八個」
はやて「少ないのか多いのかわからんな…」
なのは「ねぇカケル君?他のパワーアニマルの宝珠を持ってないのは何で?」
カケル「ヨーちゃんに聞いたことあるけど、永い眠りについたって言ってた~」
はやて「永い眠り…」
なのは「ありがとう」
これについては深く聞けそうに…いや、聞けなかった。
なのは「他のパワーアニマルも合体するの?」
はやて「なのはちゃんナイス!」
カケル「うん、出来るよ~」
なのは「教えてくれる?」
カケル「えっとね、ガオマッスルにガオイカロス、ガオハンター」
はやて「四種類か…」
フェイト「せめて私達がパワーアニマルを喚べれば良かったのに…」
ここにきてフェイトがボヤくが更にカケルが爆弾を落とした。
カケル「喚べるよ?」
はやて「そっか……喚べるん!?何で言わへんのや!!」
カケル「はやてお姉さん、おかしいよ?僕、聞かれてないよ?」
はやて「…ウチ、もう怒ってええよな?」
フェイト「抑えて!!ここは抑えて!!」
なのは「カケル君、私達でもパワーアニマルを喚べるの?」
カケル「喚ぼうと思えば」
はやて「どんな方法なん?」
カケル「ピーちゃんが言ってたけど、僕と獣皇剣とガオの宝珠が有れば出来るって」
はやて「なるほどな…ってことは後は誰か一人が喚べるんやな」
カケル「違うよ?獣皇剣は六本有るよ」
わざとやってるのではないかと疑いたくなるタイミングでカケルが暴露する。
はやて「なのはちゃん!放して!!一度叩かんと気がすまん!」
なのは「わかるけど!!わかるけど…抑えて!!」
フェイト「えっとね…出してくれる?」
カケルは五本の獣皇剣を出した。
フェイト「一本足りないよ?」
カケル「一本は僕専用ってピヨちゃんズが言ってた~」
なのは「そっか。でも五本有ればガオキング?のパワーアニマルを喚べるね」
はやて「ガオの宝珠を持てれば良かったのにな…」
カケル「持てるよ?」
はやて「……」
なのは「落ち着いてはやてちゃん!!」
フェイト「カケルに悪気はないんだから!」
はやて「……ハァ。それでカケル君?どうやったらガオの宝珠を持てるんや?」
カケル「僕のを貸せば大丈夫~」
なのは「あれ?でも肌身離さず持ってなさいって言われたんだよね?」
カケル「ちょっとしたおまじないすれば問題ないよ」
はやて「おまじない?」
カケル「うん。ガオの宝珠に僕が念じたら戻って来るようにすれば。後、ガオライオン達にお願いすればだけど」
はやて「お願いしてくれるか?」
カケル「わかった~。天空島に行ってくるね~」
なのは達「ちょっと待った!」
カケル「どうしたの?」
なのは「天空島に行けるの!?」
フェイト「何で言わないの!?」
カケル「みんなおかしいよ?聞かれてないよ?」
なのは達「……」
なのは達はグッと耐えた。
はやて「ウチ等も連れて行ってくれるか?」
カケル「う~ん…ピヨちゃんズ?どうしよう?」
ピー「ピー」
ヨー「ヨー」
カケル「わかった~」
はやて「なんやて?」
カケル「いいって」
なのは「何人位連れて行ける?」
カケル「う~ん、少しだけ」
はやて「ウチ等と…シグナムとヴィータやな」
はやてはシグナムとヴィータを部隊長室に呼んだ。
シグナム「失礼します」
ヴィータ「来たよはやて」
はやて「実はな…」
はやてはこれから天空島に行き、パワーアニマルの力を借りにいく話をした。
シグナム「なるほど、わかりました」
ヴィータ「何時までもカケルに頼りっぱなしってのも問題だしな」
はやて「なら、行こうか。カケル君、お願いや」
カケル「はーい。みんな獣皇剣を持って~」
カケルが胸の所に獣皇剣をやるとなのは達も真似をした。
カケル「む~!」シュン
カケルが念じると転移した。
カケル「着いた~」
なのは「ジャングル!?」
カケル「えっとね…こっち~」
カケルに付いていくと崖っぷちにたどり着いた。
カケル「みんな~!!」
カケルがガオライオン達を呼ぶと近寄って来た。
カケル「あのね、お姉さん達にガオの宝珠を貸してあげてほしいの」
ガオライオン達は悩み始めた。
はやて「ダメなんやろか…」
ガオライオン「ガオ」
カケル「お~。ありがとう」
はやて「どやった?」
カケル「ガオライオン達のなら、いいって」
はやて「それだけでも助かるわ」
カケル「はい♪」
カケルはガオライオンの宝珠をなのはに、ガオイーグルの宝珠をフェイトにガオタイガーの宝珠をはやてににガオシャークの宝珠をシグナム、ガオバイソンの宝珠をヴィータに渡した。
はやて「よっしゃ!目的達成や!!」
カケル「戻るよ~」
カケルが念じるとなのは達も真似をした。
シュン!!
部隊長室
シュタ!!
なのは「戻ってこれたね」
フェイト「そうだ!大事な事を聞いてなかった」
カケル「どうしたの?」
フェイト「私達、ガオキングの中に入れるの?」
カケル「ピーちゃんかヨーちゃんに乗れば」
なのは「乗せてくれるかな?」
カケル「大丈夫だよ~。ピヨちゃんズは優しいもん」
はやて「まぁ問題解決やな」
こうしてカケルは解放された。