ま、どこまでいってもアイマスの小説だと思う 作:オタクになりたい
「ほら、さっさと準備する。メイクは今すぐ!衣装はもう終わってるのよね!?」
「あーあー、大変なことで」
ライブ会場の裏側はてんてこ舞だった。そりゃ、仕事が終わったと思ったら急に仕事だもんな。御愁傷様。
「淳さん」
「あ。武内さん、お久しぶりです」
俺の事を呼んだのは、武内P。346プロの担当プロデューサーだ。というか、346プロにはプロデューサーが、一人まぁ武内さんしかいないのだ。一人でたくさんのアイドルを抱えてることを考えると俺のプロデューサーよりよっぽど有能である。
「今回は来ていただいてありがとうございます。しかも復帰ライブを」
「気にしないでください。というか、大丈夫なんですか?このようすだと新しいアイドルを光らせようとしてるみたいだけど」
「問題ありません」
武内さんが言うならそうなんだろう。このプロデューサーは人の気持ちには疎いが、こういう場面なら信頼できる。御前崎のやつもそういってるし。
「じゃあ、そろそろメイクにいかないとなんで」
「引き留めてすいませんでした」
やはり武内Pは礼儀が正しい。
なんてな。
<=>
「フライ!」
「ド!」
「チキン!」
一気にステージ上まで上がる。そこから見えたのは
今までとは全く違う景色だった。
規則正しく振られるサイリウム。
ファン達の揃った掛け声。
他のどれも普通の生活を行っていたら、味わう事のできないような事で。
ふと、あの人もこんな感じだったのかなと思った。
普通ななんの取り柄もなかった私がアイドルを目指そうと思ったきっかけになったあの日。私は、代わり映えのしないいつも通りの日常を過ごすはずだったんです。『魔王エンジェル』の出てるテレビをみてそれで終わりだったはずの日常。けど、今日は違いました。
新人さんなのに『魔王エンジェル』に勝負を挑んで、無理無茶不可能なはずの勝負に勝って、そんな姿に私は憧れました。
その日から、私は両親二人を説得してアイドルになるために頑張りました。
いっぱいオーディションには落ちましたけど、諦めてませんでした。あの人のいる場所に追い付きたいから。そして、やっとアイドルになることが出来ました!
淳さんに追いつくために島村卯月頑張ります!!
<=>
「やっとか…」
ボソッと呟いた。それでもメイクさんには聴こえていたようで
「何がですか?」
「ようやく光りだしたなって」
「は?」
いえ、気にしないでください、そう言うと納得はしていないみたいだがこれ以上は聞かないでくれた。
危なかった。危うく俺が中2病認定されるところだった。
新しく輝きだした3つの光。
それこそ他のどの輝きにも負けず劣らずだ。
楽しみで楽しみでしょうがない。こういうことがあるから、アイドルは止められない。
けど、気を付けろよ。
「始まったんだから終わりもあるぞ」
その言葉はメイクさんが淳が中2病と思われるには十分だった。
「いやー、今日のライブは疲れたね。何時もよりはりきちゃった」
城ヶ崎美嘉がライブのしめにかかろうとしていた。だが、
「でも、これで今日のライブは終わり!!皆ありが…ん?なになに?え?本当?」
突然スタッフが現れたと思ったら美嘉と喋りだしたのだ。さらには困惑している。
これにはライブに来ていたファンも何事かと思ったらしい。
「えーと、私達も今聞いたんだけど、このライブのお祝いをするために特別ゲストが来てるみたい。
では、どうぞ!!」
その掛け声で特別ゲストが上に上がってくる。
その容姿は1年前に世間を大いに賑わせた
「皆さんお久しぶりでーす!」
齋藤淳だった。
駄文!!