そしてすみません!
またがんばって投稿したいとおもいます!
夕方、ネギは昼に地図を見ていた海浜公園へと戻ってきていた。
ネギが目を覚ましたのが朝であったことから、海鳴市に来てほぼ半日が経過したことになる。
「これはいったい、どういうことなんでしょう?」
ネギが昼に同じ場所で抱いた仮説はネギのなかでほぼ確信した事実になっていた。
ネギが立てた仮説。それはこの世界はネギが元々いた世界ではないというものだった。
この仮説は、ネギが地図で海鳴市の位置を調べたときにわかったことから立てられたものであった。
まず、この世界には麻帆良という場所は存在していない。これは地図で麻帆良の位置を調べるとすぐにわかった。ネギが知る地図では本来、麻帆良があるべき位置には他の都市の名前が書かれていた。
麻帆良の代わりにか書かれていた都市名は「海鳴市」。
それはまさにネギが麻帆良を調べる以前に調べた都市の名前であった。
ネギは午後の時間を使いこの海鳴市の周囲の地形を確認してきた。
この海鳴市の地形は、細かな差違はあったがほぼネギが知っている麻帆良の周囲の地形と一致した。一致してしまった。
「地図にない麻帆良、重なった海鳴市、一致する地形」
ネギはわかった事実を頭のなかで改めて整理する。
「ここは麻帆良であるけど麻帆良じゃない」
地図での位置的には完全に麻帆良と一致するが麻帆良という地名ではなかった。
「一致する周囲の地形」
けれども周囲の地形は誤差はあったがほぼ麻帆良の周囲の地形と一致した。
つまり、ここ海鳴市というのは……
「……平行世界の麻帆良」
であるという結論にネギは至った。
普通ならば、なかなか平行世界であるということを受け入れることはできないだろう。しかしネギは、学園祭のときに、クラスの生徒の何人かといっしょに時を渡り、未来を変えたことがある。
そのときも一度、平行世界である魔法が公になった世界へ行ったあと、過去へ戻って未来を変えた。
今回、平行世界であるという結論を受け入れやすかったのはそのためである。
けれど決して動揺していないわけではない。
以前、平行世界を旅したときには原因がはっきりしていたため対処のしようがあった。
しかし今回はそうではない。
自分がなぜ平行世界にいるのか、どうやって平行世界へ来たのかなどわからないことが多すぎるのだ。
「いったいどういうことなんでしょう?」
ネギは自問するようにつぶやいた。
「助けて!」
ネギが悩んでいると頭の中に声が響いた。
「念話?
一体誰が?」
「助けて!」
もう1度ネギに念話が届いた。
今のネギは少しでも手がかりを求めてこの念話の主を探す事にした。