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「ねぇ、ねぇってば!」
「ん? なに高町さん?」
僕の名前は 小川 匠。
ちょっと前世の記憶がある小学生!
魔法の知識をぶら下げてこのリリカルなのはの世界にやってきたよ!
まぁ、所謂魔法使いってやつだけど、僕はなるべく目立たないように過ごしてきたんだ!
そんな、地味で平凡で穏やかな日々を望む僕は、
現在隣のクラスの 高町さんに問い詰められています。
なんで、こうなったんだろう…
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事の始まりは僕が幼稚園に通っていた時だろう。
当時の僕は、おとなしい方だったけど友達とかも普通にいたんだ。
でも、あの日。
あの日彼女 高町 なのは あなたと喋った時に思いだしたんだ。
僕の前世、前の僕が死んだ瞬間、前の僕の知識、その他いっぱい。
それと同時に僕はこの世界にくることになったきっかけを思い出した。
神様 そう呼ばれる存在に僕はここに転生させられたんだ。
目の前で悲しい顔をしてこちらを見ている彼女。
思い詰めて、今にも壊れてしまいそうなほど悲しい瞳をしている彼女を見た瞬間、
僕は全力で思ったんだ。
関わりたくねええええ!!!!!!!
いやだ! 魔王がいる! 殺される!
逃げ出したい! ッベー マジッベーよ、なんか喋ってるよ。
さっきまでの僕何やってんだ!!!
まずい、この子から早く逃げなくては!
すまない、魔王様僕はとんずらさせてもr「私は… いい子にしてなきゃいけないの…」
オワタ。
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私、高町なのはって言います。
お父さんが事故に会ってから、お家の中が変わっちゃって私にあまり構ってくれなくなったの。
寂しかったけど、お母さんが「なのは、いつもいい子でいてくれてありがとね、きっと士郎さんもなのはがいい子だからすぐに良くなるからね」って言ってたから私は平気。
あっ、士郎さんっていうのはお父さんの名前なの。
私がいい子にしてればお父さんはすぐに良くなるから。
お父さんが帰ってきたらまたいっぱい甘えられるから。
だから私は平気。
平気… 平気…
「ううっ ひっく… ううう」
平気、 私は平気…
一人でご飯も、一人で帰るのも、寝るのも一人で平気。
だけど、お父さんは帰ってこない。
「う… ううう…」
帰ってこない。
私がいい子じゃないから? なのはが悪い子だからお父さんは帰ってこないの?
なら、私はいい子になるから、誰にも迷惑かけないようにするから…
お父さん、 お父さん…
「どうして泣いてるの? どこか痛いの?」
「ふぇ?」
泣いてる? あ、ほんとだ、涙がでてる。
「大丈夫? 先生呼んでこようか?」
先生? 呼ぶ? なのはが泣いてるから? 先生に迷惑かけるの?
私はいい子にならないといけない
「駄目っ!!!」
あ、やっちゃった。
この男の子は私の心配してくれただけなのに、大きな声出しちゃった。
こんなのいい子じゃない。
私はいい子じゃない?
私がいい子じゃないからお父さんは帰ってこない。
謝らなきゃ、早く謝らなきゃ。
「あの、ごめんなさい… 大きな声出して…」
許してくれるかな? 私は悪い子だから許してもらえないかな?
そう思うと涙がまた流れてきた。
「えっ! ちょっとほんとに大丈夫? 先生は呼ばないから落ち着いて!」
「ごめんなさい! ごめんなさい! ごめんなさい! 許してください!嫌わないで!」
言葉が止まらない。 溢れて溢れて止められない。
あぁ、男の子が手を伸ばしてきた。
叩かれるのかな? やっぱり私は悪い子なんだ…
「大丈夫だよ? 僕なんにも怒ってないよ? ほら、これで涙吹いて?」
「えっ?」
これが出会い。
私と匠君が出会った初めての日。
「えっと、 僕は匠、小川 匠 よろしくね? えーと…」
「私、なのは、高町なのは よろしく…」
あの時、私が名前を言ったら彼はすごくびっくりしてたみたいだけど。なんでだろ?
私は気が付いたら匠君に話していたの。
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おおふ、話が重い。
なにこれ、絶対幼稚園児の考え付くことじゃないよね。
てか、なんで自己紹介しちまったんだ僕、取りあえず、なんか適当に返して終わらそう。
「私はどうすればいいの?」
「もう少し甘えてみたら?」
「えっ?」
「もっとお母さんに、お母さんが無理ならお兄さん、お姉さん、周りの人に甘えてみな?」
「駄目だよ… そしたら迷惑かけちゃう」
「いいんだよ、僕らはまだ子供だ、迷惑かけて当たり前なんだから。 それにこのままだとなのはちゃんも倒れちゃうよ? さっき自分が泣いてるの気付いてなかったでしょ?」
「うん…」
「今日帰ったら、誰でもいい、なのはちゃんの正直な気持ちを伝えてごらん。 きっと分かってもらえるから」
「うん… 分かったの」
よし、こんなもんでいいか、完全に丸投げだけどしょうがない。
だって僕は子供だもの。
「皆ーそろそろ帰りの時間だよー」
「「はーい」」
おっと、帰りのお時間だ。
「じゃあ、なのはちゃん行こう」
「うん、今日は話聞いてくれてありがとう匠君」
うっ、純粋な言葉が痛い。
すまないなのはちゃん、話は聞いてたけど解決策は全部丸投げなんだ。
「じゃあまた明日、バイバイ」
「うん。 バイバイ」
まぁ明日は土曜だから合わないんだけどね。
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「ただいま」
うう、匠君に言われたけど、やっぱり怖いの。
ほんとに迷惑じゃないのかなぁ。
「ああ、なのはおかえり~」
お姉ちゃんだ、どうしよう、話してみようか。
でもやっぱり怖い、
でも、 でも。
「ん~ん? なのはどうかした?」
!!あああどうしよう、え~と、ええい! 言っちゃえ!!
「寂しかったの…」
「ん? な~に?ごめんなのは、もう一回言って聞こえなかった」
「私、ずっと寂しかったの!!
もっと皆とお話したりご飯食べたりしたいの!」
「え?」
言ってしまった。
明らかにお姉ちゃん困ってるの…
どうしよう、やっぱり迷惑だったのかな…。
「ただいま」
! どうしようお兄ちゃんも帰ってきちゃった、駄目、ごまかして部屋に逃げよう。
「な、なーんちゃって、お姉ちゃんなんでもない「なのは… ごめんね」の、 え?」
なんでお姉ちゃん泣いてるの?
なのはが迷惑かけたから?
謝らないと!
「お姉ちゃんごめn「なのはっ! ごめん! ごめんね! ごめんね!」
あわわっ お姉ちゃんに抱きしめられちゃった。
なんでお姉ちゃんが謝ってるの?
お姉ちゃんは何も悪くないのに。
「ただいま、ってなんで美由紀泣いてんだ?」
「恭ちゃん、私たちなのはに… なのはにひどいこと… ううっごめんね…なのは」
「??なのは? 美由紀に何か言ったのか?」
どうしよう、お兄ちゃんにも言っていいのかな?
でも、もしかしたら、
「あの、お兄ちゃん… 私、ずっと寂しかったの
もっと皆で色んな事したかったの、我儘言ってごめんなさい」
そこからは必死で私の気持ちを言ったの。
気付いたら私は泣いていて。
お兄ちゃんもお姉ちゃんも私をギューと抱きしめてくれたの。
それからお兄ちゃんが電話をして、少ししたらお母さんも泣きながら帰ってきて。
私を抱きしめてくれた。
一緒にご飯を食べて、いっぱいお話して、久しぶりに4人で寝て。
次の日起きたら私はお母さんに抱きしめられていた。
夢じゃない。
本当に幸せで、満たされていたの。
匠君、あなたのおかげなの。
月曜日幼稚園でお礼を言わなきゃ!
私がそう思っていたらお兄ちゃんが部屋まで走ってきて、
「母さん!! なのは!! 父さんが目を覚ましたぞ!!」
幸せは、一気にやってきました。
私たちはすぐに病院に行ってお父さんに会ってきた。
みんな泣いていて、お父さんは少し笑いながら ”ただいま” っていったの、だから
私は病院だけど、迷惑かもしれないけどできるだけ声を抑えてでも大きな声で言った。
「お帰りなさい!」って。
幸せだったの。
また皆で一緒にご飯が食れるから。
皆で一緒にお出かけもできるから。
でも、私は月曜日にまた悲しい気持ちになるの。
匠君が、いないから。
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あっどうも匠です。
現在僕は荷造りの真っ最中です。
えっと、どこから話そうか…
とりあえず、高町さんのお父さんを治したのは僕です。
えっ? なんで治したのかって?
なんとなくだよなんとなく、言わせんな恥ずかしい。
あっちょっとゴミを投げないで!
まぁ実際は高町を不憫と思ってやりました。
方法は、まぁ後に語るとしようかな…。
まぁそれは置いといて、とりあえず遠くの町へ引っ越そう。
恐らく月曜日魔王がやってくるからその前に。
僕の両親は海外ぐらしと、まぁご都合主義のオンパレードなわけで。
とにかく僕は一人暮らしをしていたので引っ越し自体はそこまで苦じゃない。
魔法を使って大人にも化けられるしね。
と、いうわけでさらば海鳴市もうこねーよ。
そして僕は小学2年の夏までこの町を去ることになる。
まぁ戻ってくるのだけど…
できるだけ原作には関わらないように生きていこう…
投稿させていただきました~。
こんな駄文ですが読んでいただけて嬉しいです。
感想、気になった点ありましたら書いていただけると幸いです。
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