綺麗な海と透き通るような空。
太陽がキラキラと輝く暖かな午後
ここ海鳴市は本当に素晴らしいなあ!
はっはっはっはは………はぁ。
戻ってきてしまった…
やあっ! お久しぶり!
皆が待ってた匠君だよ!
前回から時間が飛んで僕は小学2年生になったよ!
え? 随分とんだなだって?
しょうがないじゃない作者の文才の力舐めないでね!
すいません、謝るから物を投げないで。
まぁ、戻ってきた理由は大したものじゃあないんだけど…
両親に引っ越したことばれちった☆
『十分大したことだと思うんですけど…』
「うん、僕もうっかりしてたよ… まぁ当たり前だよね、なんで何も言わずに引っ越したんだろう………」
『本当に、マスターはもう少し周りの事を考えて行動した方がいいですよ』
「うっ… まぁ完全に自業自得なんだけど、でもさぁなんでこっちに戻ってこなきゃいけないのさ。 もうあっちで生活もできてたのに…」
『物語の進行上戻ってこなきゃ駄目じゃないですか』
「メタ発言するなよ、セリス」
あっさっきから会話に混ざってるのは僕のデバイスであり相棒の、セリスだ。
僕が転生するときに神様から渡された物の一つだ。
「はぁ… やだなぁ、しかもなんでこの学校に通わなきゃいけないんだよ…」
僕の目の前にある建物。
その建物は小学校、私立聖祥大附属小学校。
あの魔王、高町なのはが通っている学校である。
『いいじゃないですか! 原作に関わらなきゃつまらないですよマスター!』
「いやだよ、面倒くさい。 僕は将来魔法で楽して稼ぐんだから、管理局に目を付けられたりでもしたら僕の完璧な計画が台無しになるじゃないか」
『管理局で出世していけばいいじゃないですか』
「いやだ! 僕は地球から出ないぞ! ここは魔法の概念がないから手品とでもいえばいくらでも稼げるんだよ!? なんでわざわざ苦労して働かないといけないんだ!」
『マスター… ほんとに屑ですね』
「うるさいっ いいんだ自覚はしてるから」
『自覚ありですか… 達が悪いですね』
セリスがなんか言ってるけど僕はこの考えは捨てないぞ。
絶対に原作には関わるもんか!
そう思っていた時期が僕にもありました…
本当に世の中はこんなはずじゃなかった事だらけだよ…
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「えぇー、 転校生を紹介するぞー 小川君入ってきて」
あぁ緊張してきた。
どうか魔王様と別のクラスでありますように!
僕は扉を開け中に入った。
そこには……
いぃぃぃぃぃぃぃやっふーーーーーーーーー!!!!!
やった、 やったぞ原作キャラが誰もいない! 僕は運命に勝った!
「小川君、自己紹介してもらってもいいかな?」
おっとっと、そうだなとっとと自己紹介してしまおう。
なるべく地味に、あの三悪魔(高町、バニングス、月村)の耳に入らないように地味にいこう。
「小川 匠です。 よろしくお願いします」
よし、これでいいだろう。 最低限の事だけ話せばこいつはつまらない奴だと認識してくれるはずだ!
「皆、小川君と仲良くしろよー」
よし、先生ナイスタイミング! これでクソみたいな質問とかは今は来ないだろう。
後で来たとしても、腹が痛いとか言ってトイレにでも逃げ込もう、何度か繰り返せばこのガキどもは飽きていなくなるだろう。
「じゃあ小川君そこの空いてる席に座って」
「はい、分かりました」
ふっふっふ、完璧だ。 今日は奮発してお寿司でも買ってこようかな?
『マスター フラグですよそれ』
へ?
「よーしじゃあ今日の一時間目は小川君に質問やらなんやらの時間にしようか。
先生その間寝てるからお前ら好きなだけ質問しろー」
………
なぁーーーにぃぃぃぃぃぃーーーーー!!
『ふふふ、残念でしたねマスター』
な、なんということだ。 僕の完璧な計画がぁあああ!
てか、なんだあのクソ教師は! 本当に寝てやがる!
畜生、PTAに訴えてやる!!
『ふふ、ほらマスター、皆がこっちにきましたよ』
「どこからきたのー?」 「何が好きー?」
「男同士ってどう思う?」 「君いい尻してるねぇ…」
なぜホモが混ざってるんだ!
どうしてこうなるんだ!
『マスター、お疲れ様です』
はぁ、やっちまった。
テンパって普通に答えちまったよ…
しかも、なんかめっちゃ受けてたし…
『地味どころか人気者に近くなりましたね』
うるさいぞ、畜生めぇ…
はぁぁ… こうなりゃしょうがない要はあの悪魔達に気付かれなきゃいいんだ。
高町と昔話ちゃったけど忘れてるよね?
『マスターはフラグを立てるのが上手いですね』
いやいや、これはフラグなんて立つわけがないでしょう。
『その発言もフラグですよ?』
「ねえっ! 匠君だよね! 私の事覚えてる? 高町なのは!」
ねぇ神様、なんで彼女がここにいるんですか?
「へぇーあんたが転校生なのね、なのは、知り合いなの?」
「アリサちゃん、いきなりそんな呼び方じゃ失礼だよ、あっ私は月村 すずか 隣のクラスだよ。 よろしくね」
僕はもう駄目かもわからんね。