ダンガンロンパ -希望と絶望のバトルロワイアル- 作:roft
ただの暗闇、そこが始まり。
そして日常の終わり。
???「ねぇ?大丈夫?...だいぶ参ってるみたいだね」
生暖かい声が聞こえる。
日向「うわぁっ!!!ダッ誰だよお前...」
日向創の側には白髪頭の見知らぬ少年が心配そうにこちらを見ていた。
???「僕はコマエダナギトだよ。超高校級の幸運として1ヶ月前に編入学したんだよ」
コマエダナギトと名乗る少年はニコリと笑って自己紹介をしていた。
日向「て、転校生?そんなの希望ヶ峰にいるのかよ」
コマエダ「僕がいるって事は、いるんだよ。ところで僕たちのいるところは廃校の様だけど、一体何があったんだろうね」
日向「!」
辺りを見るとそこには不安そうな顔をして怯えている者、何とか教室のドアを開けようとしている者、何が楽しいのか騒いでいる者もいた。そのほとんどは学園内で見かけた事のある、希望ヶ峰の生徒だった。
大和田「おい!こりゃあどうなってんだ!いくら殴ってもぶっ壊れねーじゃねーか!」
大神「我の力を持ってしても扉は開かれなかった、お主では到底開くまい」
リーゼント頭の大柄の少年とそれより更に大柄な覇王の様な少女が話している。
弐大「お前さんらでも無理じゃったか...まあそれも仕方ないのぅ...」
またもや大柄で鎖を巻きつけたもののふがそういった。
日向「このドア、何をやっても開かなかったのか?」
弐大「そうじゃ、お前さんらも気づいたらここで気絶しておったのか」
日向「そうなんだ、修学旅行はどうなったんだよ...」
他の生徒も思い思いに不安や愚痴をこぼしていた。そんな時...
「オマエラ!ようこそ、最期の修学旅行へ!」
黒板の方から声がした。いや、正確には教卓の下に潜んでいたモノから声がした。
そこには白黒半分のクマのぬいぐるみが立っていた。
桑田「お、おい!クマが喋ってんぞ⁉︎」
澪田「ギャー‼︎ヌイグルミがシャベッタァア‼︎」
山田「人語を話す....クマ⁉︎」
田中「ばっ馬鹿な!この俺様以外にも聞こえているだと...ッ!まさか、コイツ脳内に直接話かけて....ッ!」
パンクロッカーとような少年と少女、瓶底メガネのオタク風の少年、紫の布を首に巻いた背高の少年が口々に叫んだ。
モノクマ「ヌイグルミじゃないよ!僕はモノクマ!オマエラ修学旅行生の担任なのだ!よろしくね!」
混乱している生徒たちに能天気な、だがそこにはそこはかとなく悪意に満ちた声で教師を名乗るヌイグルミがそこにいた。
ソニア「あ、あの修学旅行はわかるのですが、どうしてこんなところに集められているんですか?」
セレス「そうですわ。私と下々の者たちとの優雅で耽美な旅を邪魔をするなんて、万死に値しますわよ。」
西洋の姫のような美麗な少女と同じく西洋の令嬢のような色白の少女が問いかけた。
だがそんな声も聞こえてないのか、モノクマはそそくさと教卓の上に上がり、黒板のにデカデカと『BR法』と書いた。
モノクマ「ハイ!これが何かわかる人!じゃあ...そこのバナナジャージ!」
左右田「誰がバナナジャージだよ!んー...『びーあーるほ」
モノクマ「ハイダメー!じゃあそこのウニドレッド!」
葉隠「あー知ってんぞ!これは宇宙人が石板に残していったスカイフィッシュとビッグフットの捕らえ方の話だべ!」
モノクマ「ハイダメー!...オマエラは得意な分野に関しては超一流だけど、他の事はてんでサッパリみたいだね。まあ、超高校級の政治家なんていないみたいだし、仕方ないかもね」
そう言うとモノクマは高らかに叫んだ。
モノクマ「この世の中はすっかりダメになってしまいました!オマエラの様な希望を育てても全然世の中は良くならず、そんなオマエラに絶望した大人達は、ある法律を作りました」
モノクマ「バトルロワイアル!」
日向(な、何がどうなってるんだよ...俺達はどうなっちまうんだ)
苗木「バトルロワイアルって、僕たちに一体何をさせようって言うんだよ!」
モノクマ「何をさせるかって、まだわかんないの?この流れならわかると思ったんだけどなぁ...映画とかで見た事ない?」
激昂する苗木をまるで相手にしないモノクマは世間話の前置きでもするかのようにこう言った。
モノクマ「えー、それでは皆さんに、ちょっと殺し合いをしてもらいます」