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き……近代化改修だやったー……
(―前回までのあらすじ―
設計図を手にいれるため夕張の部屋に向かった日向。なんやかんやで発明品の実験をすることに!)
「ここは……どこだ?」
俺は硬い床に横たわって青い空を見上げていた。
「ここが日向の魂なのか?」
どうやらここは船の甲板のようだ。目の前には巨大な艦橋が、横にはカタパルトがある。恐らく日向なのだろう。
「本物の日向にのれるなんて感動だな」
夕張の実験ということで警戒していたが実際役得だ。
「日向さーん!どこですかー?」
夕張の声が聞こえる。
「こっちだぞ夕張」
「え?どこですか?」
声は聞こえるがなかなか姿が見えない。
姿?
果して俺の姿は日向として映っているだろうか?
咄嗟に近くのドアから中に入る。
「あ、日向さん。ここでしたか」
しかし、飛び込んだドアの先に夕張がいた。
「ゆ、夕張!?」
「あれ?珍しいですね。日向さんが慌てている姿なんて初めてみるわ」
夕張の反応は普通?
「夕張、私はちゃんと日向に見えているか?」
「変なこと聞きますね?ちゃんと日向さんですよ。しかも航空戦艦バージョン」
言われて左腕を見ると盾のように設置された後部甲板が見える。
「服装は変わってませんね。よかったわ。服が変わっていたら脱いでもらわないといけないから」
マジすか……
差分タイプの改造で助かった。
「解析、完了よ。マシーンのデータもバッチリね」
流石は夕張。仕事が早い。というか仕事じゃなくて趣味だからだな。
「じゃあ、起きるわよ」
「どうやって起きるんだ?」
「目を瞑ってください」
言われる通りに目を瞑る。
「日向さん、先に謝っておきます。ごめんなさい」
は?え?なにされんの?
「えいっ!」
頭部に強い衝撃が……
*
「痛い」
「すみません。オペレーターの脱出はできるんですけど被験者の精神を表層に戻すには魂を揺さぶってもとの場所に戻ってもらうしかないんです」
それを先に言え。
「さ、さあ。明石さんのところに行きましょう」
*
「はい、設計図受けとりました。見つからないように保管しておきますね」
「頼む。あともう一人一緒に脱走したい艦がいるんだ。彼女も改造してほしい」
もう一人とはもちろん秋津洲のことである。彼女はこの鎮守府にいる限り永遠に二式大艇と出会えないだろう。
「秋津洲だ。二式大艇と会わせてやりたい」
「秋津洲さんですか……彼女、レベル1ですよ」
え?
「それどころか経験値0です」
「まさか、遠征や演習にも参加したことが無いのか?」
「はい、そもそも火力重視のこの鎮守府で彼女が残っているのは彼女がレアだからです」
なんということだ!彼女はただレアであるというだけであんな苦しみを味わっているのか!
「わかりました。脱走する以上何をやっても構いませんね。明日の夕方、秋津洲をつれてここに来てください」
明石には何か方法が思いついているらしい。
「日向さんはそれまでに脱走作戦に必要な情報を集めるためにもう一人、青葉さんを味方につけてください」
作者「阿賀野型は矢矧しか持ってません。」
近所の瑞雲「じゅうぶんだろ」