前回のあらすじ
渡は簪にオルフェノクのことを教えた
渡はオルフェノクになれることを知った簪
渡は更識家から逃げた
渡「はぁ、これからどうすっかな。…もう、戻ることも…出来ないしな。一応財布は持ってこれたけどな…」
?「やっと、見つけたよ~」
渡「!?だれだ!」
いきなり後ろから話しかけてきたのは、ウサ耳をつけた女性だった。
?「何か見たことないISの反応があったから来てみたけど、まさか男の子が持ってるなんてね。ねぇねぇ、名前は何て言うの?」
渡「橘渡だ。お前は誰だ?」
?「橘渡ね~まぁたっくんって呼ばせてね。」
渡「聞いてるか?お前は誰なんだ?」
?「もう、うるさいな。」
渡「聞いてきたのは、お前だろ。こっちが言ったんだから、答えろよ。」
?「仕方ないなぁ、(篠ノ之束)だよ。よろしくね、たっくん。」
渡「篠ノ之束ねぇ。で、何しに来たんだ?」
束「束さんはね、そのISを見に来たんだ。」
そう言いながら、束は渡のネックレスを指差した。
渡「一つだけ聞かせてくれ、なんでこれがISって分かったんだ?」
束「束さんはISを作った本人だからだよ。」
渡「ISを作った本人?」
束「だからISの反応を受信する装置を作ったんだけど、一つだけ多かったんだよ。それで気になって調べたら、たっくんが持ってるなんてね。びっくりしたよ。だけどねISは束さんしか作れないんだよね。どう作ったの、それ。」
渡「それは……」
渡【どうするかな……そうだゼウスに聞いてみるか。】
渡『なぁ、ゼウス。聞こえるか?』
ゼ『あなたからの連絡は初めてですね。どうされましたか?』
渡『実はな、ファイズのことなんだがな、誰がファイズを作ったことになっている?』
ゼ『作った人ですか……渡さんでいいのでは?』
渡『なんで俺が!?』
ゼ『地球の本棚で知能を手に入れればいいじゃないですか。』
渡『まぁ、これから役に立つかもしれないからな。まぁいいか。』
ゼ『それでは、また今度。』
渡『あぁ、ありがとな。』
渡「それは、俺が作ったよ。」
束「へぇ、そうなんだ。」
渡「へぇ、そうなんだって…それだけかよ…」
束「だってたっくんさ、学校いってなくて、高校の問題を解いたんでしょ?しかもかなり難しいやつ。なら作ってもおかしくないでしょ?」
渡「お前まさか、あいつらの家にいる時から見てたのか?」
束「そうだね。でもつい最近かな、見つけたのは。」
渡「………」
束「あれっ?怒ってるの?もう、帰れないのに。」
渡「!?あれも見てたのか!」
束「だって、もう1つのISの反応があったし、見ときたかったから…かな?」
渡「まぁ、もういいや。」
束「あれ?」
渡「もう、俺の居場所は……」
束「だったら、来る?」
渡「は?」
束「だから、束さんの所に来る?」
渡「……いいのかよ。」
束「別にいいよ。君の頭脳を見てみたいし。」
渡「それ位なら、いいが…」
束「でも、束のこと手伝ってもらうよ。」
渡「あぁ、分かったよ。」
束「それじゃあ、行こうか。」
渡「あぁ。」