前回のあらすじ
渡は一夏に訓練メニューを与えた
渡も練習をしようと席を立つが、本音に止められる
本音に連れられたどり着いた生徒会室、そこで告げられたのは生徒会役員になれとのこと
渡は、副会長の役職につき、生徒会室を離れた
そして、簪と会い専用機を完成させることを決めた渡であった
クラス対抗戦前日
渡はこの日まで軽く訓練をしたり、専用機製作をして過ごしていた
専用機の方は、完成とはいかないが、ほぼ完成に近づいていた
渡「ふぅ、やっとここまでこれたか」
簪「うん、渡のおかげでこんなに早くできたね。本当にありがとう」
渡「あぁ、でも作ってばっかだったからな、こっちでの経験がな…」
簪「うん、そうだね。あのさ、これからでいいから、訓練してくれないかな」
渡「それくらいなら、かまわないさ。俺もちょっと試したいことがあるからさ」
簪「?試したいことって?」
渡「まぁ、その時教えるさ。さてと、行こうか」
渡と簪は第2アリーナに行き、それぞれの専用機を纏う
渡はRedSurvivorを纏い
簪は打鉄弐式を纏う
2人は、ある程度離れたところに立ち止まった
そして、渡は拳を構え、簪は夢現(ゆめうつつ)を構える
渡のそばには、オートバジン(ビークルモード)の状態で待機している
そして管制室に簪の姉、楯無と本音の姉、虚がいた
楯「はーい、それでは渡君vs簪ちゃんの試合を始めるわね。試合時間は…アリーナが閉まる10分前までね。だから、試合時間は、10分までとするわ。それじゃあ、試合開始!」
その声を聞いた瞬間、渡と簪は動き出した
渡は、ファイズショットを装備し、簪は夢現で渡に切りかかってくる
渡は、それをうまくギリギリのところで回避し続ける
渡「よっ、とっ、どうした?簪、ここまでか?」
渡は攻撃を見切りながら、簪に話しかけていた
簪は渡の反応が薄いところを攻撃しているが、それ以上に渡の反射神経が強いことに驚いていた
簪「……やっぱり渡は、この学年で1番強いね」
渡「そんなことはないさ、この学年で強くても余り意味がないさ」
簪「前に私たちの家にきたときも、あの人に勝ってたよね?そのときから渡は強いんだよ」
渡「それは、俺が……」
簪「ううん、でもそれはいい。今は、同じところに立ってる。そこから、私は渡に勝ってみせる」
渡「…なぁ、簪。簪の考える【力】は何なんだ?」
簪「私が考える【力】?」
渡「人によって、答えは似たり寄ったりだと思うが……俺は、答えは1つじゃないと思う。それを聞いて、どう思った」
この話をしている時でも、2人の攻撃は止まることなく続く
簪「私が、考える力は、思い、だな」
渡「なるほどな、なら、【思い】で考えられるのは?」
簪「それは、心?」
渡「そう、俺が思う力は、【心】【技】【体】だ。それぞれの意味はわかるか?」
簪「少しなら」
渡「なら、この機会だまず心は、心が豊かであれば体は鍛錬されゆき技に磨きが掛かる。技は、技を磨き上げれば、心は豊かに育ちて体も鍛錬されゆく。体は、体を鍛錬すればこそ、心が安定して技は、我が身に染まる…ということだ。何1つ欠けてはいけない」
簪「……」
渡「心がなければ、ただの戦闘マシンになってしまうし、体がなければ、何1つとれない、技は技術で……まぁ、これは分かるだろう」
簪「うん、でもどうして今そんなことを?」
渡「今、簪に足りないのはどれだ?心?体?それとも技?どれだ?」
簪「私に足りないのは、技術?」
渡「技術がないなら、候補生になれないだろうな」
簪「それなら、体?」
渡「体は、っと、あるだろ」
簪「てことは、心、でも」
渡「でも、それに続くのは強い…か?」
簪「渡がいなくなってから、あの人に必要されなくなって、でも私は……」
渡「それは、心が強いって言わない。諦めに近い、ナニかだ」
簪「!?」
渡「あの時、言われた『あなたは無能のままでいなさいな』この意味は分かるか?」
簪「…私が、何も出来ないから」
渡「あいつも、出来ないものは1つ位あんだろ」
簪「…うん、裁縫ができない」
渡「なら、簪はできるか?」
簪「うん、できるよ」
渡「なら、あいつが言った意味は違うんじゃないか」
簪「で、でも」
この時から、簪の狙いがかなり甘くなっていて、渡には簡単に避けられた
渡「それは、考えすぎによる妄想だ」
簪「えっ、だって、あの人は」
簪は、戸惑いが隠せなかった
自分の考えるあの人はこうだったと
だが、気づいてしまった
【自分の考えるあの人】
このことに、気づいた瞬間、簪の目には涙が流れていた
渡「気づいたか?」
簪「うん、うん!お姉ちゃんはいつも私にやさしくしてくれてたんだ」
渡「そうだろうな」
簪「でも、いつからか自分の姉に劣等感を感じるようになってた」
渡「……あぁ」
簪「その時から、私のお姉ちゃんの見る目が変わったんだ」
渡「…」
簪「そして、あるときに思ってしまったんだ」
渡「もういいよ、簪。ありがとな、聞かせてくれて」
簪「1つ聞いていいかな」
渡「どうした?」
簪「どうして、私の、抱えてたことのことが嘘って分かったの?」
渡「それは…簪の姉がわざわざそんなこと言うか?」
簪「えっ?」
渡「気づいて無かったか?いつも簪のこと見てるぞ、楯無は」
簪「ほ、本当に?」
渡「本当さ」
簪「どうして」
渡「それは、心配してたからじゃないか?」
簪「そう、だったんだ…」
渡「ここから先は、終わってからにするか、あと少しだしな」
簪「うん、そうする、そして、お姉ちゃんに謝るね」
渡「そうだな、頑張れよ」
簪「それじゃあ、行くよ」
その、一言から、簪は山嵐(やまあらし)をだし、渡に向けて撃ってきた
その頃、渡は、取り回しがききやすい、ファイズエッジに武器を替えていた
渡「って、おいおい。どんだけミサイルを撃っているんだよ」
簪「これは、6機×8門のミサイルポッドから最大48発が発射される」
渡「普通なら、キッツいかもな」
簪「これが、私の最高威力の武器だよ、行くよ、渡!」
渡「なら、こっちもいきますか」
渡はそういい、左手首につけているリストウォッチ【ファイズアクセル】のミッションメモリーをはずし、ファイズフォンにつけた、すると
「Complete」
その音と同時に、ファイズが変わっていった
複眼が赤、フォトンストリームは銀色に変化していた
そして、胸部アーマーが展開して肩の定位置に収まる
その、姿は簪もそうだが、管制室で見ていた楯無たちも見たことがなかった
簪「で、でも、今から何をしても遅いよ」
渡「いや、遅くはない。10秒でケリをつけてやる」
「START UP」
その音と同時に、渡は超加速モードで行動し始める
渡「やぁ、はぁ、だぁあ!」
「THREE.TWO.ONE」
「TimeOut.Reformation」
その電子音と同時に渡に向けていたミサイルは全て消失していた
簪「!?えっ、ミサイルが!」
渡「ふぅ、これでおしまい、だな」
その後、アクセルフォームが終わる前に渡は簪の後ろに立ち、簪にファイズエッジを向けていた
簪「うん、私の負け」
楯「試合終了、勝者、渡君!渡君はあとでここにくるように。あっ、簪ちゃんもね」
渡「さ、着替えてむかうぞ」
その後、簪と楯無は仲直りすることができ、楯無は泣いて喜んでいた
が、その後、『あれは何なのか』との質問がでていた。
正直に渡は答えるが、半ば呆れられていた、とのことである
色々な、ことを書いていたら約3000文字になっていました。
その事に驚きが隠せません
あと、新しい小説を作りかけていますが、投稿するかはまだ決めてはいません
これからも、よろしくお願いいたします