ジョジョの奇妙な冒険 第 部 〜受け継がれる魂〜 とある魔術の禁書目録編 作:超P
「Fortisーーーー日本語では強者と言った所か。ま、語源はどうだって良い。重要なのはこの名を名乗りあげた事でね、僕達の間では、魔術を使う魔法名というよりも、むしろーーーーーー」
魔術師は笑いながら続ける
「ーーーーーーー殺し名、かな?」
魔術師、ステイル=マグヌスは口のタバコを手に取ると、指で弾いて横合いへと投げ捨てた。
火のついた煙草は水平に飛んで、金属の手すりを越え、隣のビルの壁に当たる。
オレンジ色の
「
ステイルが呟いた瞬間、オレンジの
まるで消火ホースの中にガソリンを詰めて噴いたように、一直線に炎の剣が生み出される。
ジリジリと、写真をライターで炙るように塗装が変色していく。
触れてもいないのにそれを見ただけで目を焼かれるような気がして、上条は思わず足を止めて両手で顔を庇っていた。
ザグン! と上条の足が地面に杭で打ち付けられたようにとまってしまう。
修夜は近づきながら懐の《エニグマ》の紙の中から水の入ったペットボトルを数本だし、スタンド《ゲブ神》に向かって投げる。
すると《ゲブ神》はペットボトルを切り裂き中の水を吸収し、巨大化した。
そして炎の剣を越えステイルに向かって攻撃する。
水を手の形に変え、炎の剣を打ち払うように殴りかかる。
「………君達お得意の《能力》ってヤツかな?それとも”こちら”の技術かな?……どちらにせよ厄介なものを使うね」
「そいつはどーもよ、これはお前らの常識じゃ測れない代物だ……………多分な」
「………君は面倒だから後回しだ、まずはそこにいる彼から片付けることにしよう!」
「……っ、しまった!」
修夜はステイルに近づき過ぎて上条と離れていた、そして上条の元に炎の剣が襲いかかる。
元々イギーは炎に対する手段を持っておらず、今度の炎は大きく《
マズイ、やられてしまったか⁉︎
そう思った次の瞬間
「……、ったく。そうだよ、何をビビってやがんだーーーーーー」
炎と灼熱の中、傷一つなく少年はそこに佇んでいた。
そして上条は本当につまらなそうに口の端を歪めて一人で呟いた。
「ーーーーーーー”インデックスの『歩く教会』”をぶち壊したのだって、”この右手だったじゃねーか”」
そうかーーーー、
なぜ気がつかなかったんだ。
インデックスの『歩く教会』が壊れていたのなら、壊したのは十中八九上条の『
ならば”同じ『魔術』の炎の剣を壊せないはずがない”。
しかもいつも御坂の電撃を打ち消している上条ならあのぐらいのチャチな炎、消せないわけがない。
「邪魔だ」
「ーーーーーーー、な」
ステイルは目の前の理解不能な現象に危うく一歩後ろへ下がる所だった。
ま、だろうな。
目の前でいともたやすく魔術を消されちゃビビって当然だわ。
俺でもまぐれで《
超ビビったもん。
何あれ超怖えーよ、あと怖い。
「チッ‼︎」
舌打ちをするステイルだがその表情からは余裕の色がまだ見える。
ん?何か仕込んでやがるな……あのマヌケ。
俺に気づかれちゃ意味ねーだろーが。
……………恐らくは直接的な攻撃魔術はつかわない……。
なら、自動再生するものか?
それとも自身を強化するとか……?前者だな、それなら……
「ちょっと急用ができた!あと頼む!」
「うん?えっ、は、おい!まじかよ⁉︎」
修夜はそれだけ伝えると、何か思いついたような顔をしながら階段を降りていった。
スタンドは欲しいけど………『ローリング・ストーン』とかだったらいらない。
全力で遠慮する。