ジョジョの奇妙な冒険 第 部 〜受け継がれる魂〜 とある魔術の禁書目録編   作:超P

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さて、次の話もすぐ書くか。


最後の時

 

 

「帰って、魔術師」

 

 

インデックスは上条を守るように魔術師達の前に立ち、そう言い放った。

 

上条が何かインデックスに言っているがインデックスはその言葉に耳を貸さず、魔術師達につづけて言う。

 

 

「帰って‼︎」

 

 

インデックスが泣きそうなのはここからでもよく分かった。

 

インデックスの声は震えている。

 

本当は『1人でなら』逃げきれるのだろうが『上条』という足枷がそれを邪魔する。

上条をこれ以上酷い目に合わせたくないからこそ、インデックスは逃げないのだろう。

 

ようやく目で見える位置まで来る。

 

魔術師達の表情は計画通り進んでいるはずなのにどこか”苦虫を噛み潰したような辛そうな表情”だった。

 

『仲間』だった2人にとって、この状況は耐え難い物だろう。

 

この2人はインデックスがあと少しで死んでしまうと思い込んでいる。

残酷な幸せ(であい)を与えるよりも少しでも不幸(わかれ)を軽減しようとしているのだろう。

 

彼女の事を本当に思っているからこその憐れな行動。

 

修夜はその姿に少しだけ先生達と同じものを感じた。

嫌われるのを覚悟の上でその子を助ける。

 

上っ面だけの簡単に剥がれてしまうような覚悟ではなく、命を賭けても、大切な存在に嫌われても助けようとするその姿は、自分なんかとは比べ物にならないぐらいにかっこよく見えた。

 

 

 

自分だけの言葉を持たない。

 

 

 

心の中にある言葉は全て先生達と同じもの。

 

真似しているだけで本当に自分の意思で何かをしようと思った事はない。

 

 

人を助けた時も、不良をぶちのめした時も。

 

 

先生達ならこうすると考えて行動していた。

彼らは彼女を助けたいと自分の意思で思い、行動したのだ。

修夜は心を打たれた。

 

だから初めて

 

 

自分の意思で、自分の言葉で、魔術師達に話しかける。

 

 

「少し待てよ」

 

「ジョジョ……!」

 

「また君か、……動けない程度に痛めつけたと思ったけど?」

 

「生憎としぶといんでな。それよりも少し話がある」

 

「なんだい?僕達には時間がないんだ後にし」

 

「少しでいい」

 

「…………向こうで話そうか。神裂、後を頼む」

 

「えぇ、わかりました」

 

 

 

 

 

アパートから少し離れた電灯の下、ステイルは修夜に尋ねる。

 

 

「で?話ってのは何かな?手短に頼むよ」

 

「……インデックスが、後少しで死んじまう、って言ってたよな?」

 

「あぁ……残り12時間と32分でね」

 

「それは間違った情報だ」

 

「………なぜそう言い切れる?」

 

「そもそもその情報をを誰から聞いた?」

 

「誰って……最大教主からさ」

 

「そいつは脳科学者か何かなのか?」

 

「…」

 

「お前ら魔術の分野の人間が『脳がパンクしてしまう』なんてのを知ってるのがおかしいんだよ」

 

「なら!最大教主が嘘をついているというのか⁉︎」

 

「お前もあいつもロンドンでかなり腕が立つ魔術師なんだろ?インデックスの側に一番いた2人が脳がパンクしてしまうのを知らなかったのに、どうしてそいつは知っているんだ?」

 

「それは……」

 

「インデックスは魔力を持っている」

 

「なに⁉︎」

 

「俺も少しだが魔術を使う……あいつの体には魔術の残り香がした。10万3000冊も魔導書を持っている人間が魔力を持っている、そんなことになったらそいつは」

 

「……魔神」

 

「そう、だからお前らの親玉は怖れてあいつの記憶を消したんだよ。そうすれば魔神になる可能性は低くなるからな」

 

「……どうすればいいんだよ……今までずっ とあの子の記憶を消してきたっていうのに……」

 

「……俺さ」

 

「……?」

 

 

修夜は語り出す。

 

 

「俺さ、今までずっと誰かの真似ばかりしてきたんだ……俺には何人も師匠がいてさ、その人達と同じような行動ばっかとってたんだ」

 

「…」

 

 

ステイルは黙って修夜の言葉を聞いている。

 

 

「今までずっと、先生達の真似ばかりしてきた……………いつからかな。自分で考えて行動するのが怖くなってた。……でもさ」

 

 

 

 

 

 

「お前らの姿みてたらさ、俺もやってみたくなったんだ。『本当の覚悟』を持って行動するのを。」

 

 

 

 

 

 

修夜は恥ずかしそうにステイルに打ち明ける。

 

 

「自分の大切な人に嫌われてまでその人を助けるなんて、普通は出来るものじゃない……だから俺もお前みたいに自分だけの覚悟を持って何かをしてみたくなったんだ」

 

「君は……」

 

「だからインデックスを助けよう」

 

 

 

 

 

 

 

修夜達がアパートに戻ると、白い光がアパートから溢れ出ていた。

 

 

「っ!マズイ!」

 

「くそ!インデックスの魔術がもう作動してる!」

 

「何故だ⁉︎まさか本当に最大教主が⁉︎」

 

 

修夜達は急いでアパートに入ると、上条がインデックスから発されている魔術を右手で消していた。

 

 

「な、何で……何であの子が魔術を!」

 

「神裂!僕達は騙されていたんだ!」

 

「お前ら!話は後だ!被害が出ないように結界を張れ!」

 

 

そう言うと修夜は懐から一本の『矢』を取り出す。

 




はじめて能力がちゃんと発動しました。
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