ジョジョの奇妙な冒険 第 部 〜受け継がれる魂〜 とある魔術の禁書目録編   作:超P

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絶望を乗り越えた時、人は初めて成長する。


進むべき道を

 

 

「無駄無駄無駄無駄ァ‼︎」

 

 

『ノコリゴビョウ』

 

 

修夜は全力で拳を魔術の塊に叩き込む。

魔術の光は少しずつ弱まっていく。

 

 

「。は」

 

 

「あはははははははははははは‼︎」

 

 

隣の上条が震えながら笑っている。

 

 

 

普通、これを見たら気でも触れたかと思うだろう。

 

だが修夜は違った。

 

 

修夜も喜びに震えていた。

 

 

2人にとってこれが初めての人助け。

 

 

恐い?そんなはずはない。

 

ずっと待っていた。

神様の奇跡すら打ち消せると言っておきながら、不良からは逃げるしかなく、テストの点が上がる訳でもなく、女の子にモテたりする事もない

 

こんな役立たずな『右手』

 

 

それが初めて役に立つのだ。

 

 

 

 

不安?そんな事はない。

 

覚悟はした。

この有り余るほどの力、自分には使えないとずっと思ってた。

ヒーローにはなれないし、自分の正義も持ってない、宝の持ち腐れだ、そんな事ばかり考えてた。

 

俺には勿体無い『奇跡』

 

 

それを初めて、誰かを助けるために使えるのだ。

 

 

 

 

異能を打ち消すしか能の無い『右手』

 

 

 

使いこなせない『奇跡』

 

 

 

自分達自身でインデックスを助けることが出来る。

 

笑わない訳がない。

 

 

たった4メートル。

 

上条がインデックスに触れるだけで全てを終わらせる事ができる!

 

だから上条はインデックスの元へ。

 

だから修夜は魔術の噴射口の所へ。

 

 

 

 

 

 

 

ゴッ‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

例えるなら

 

直径1メートルのレーザー兵器。

 

上条は自分の右手を顔の前に突き出す。

 

じゅう、と熱した鉄板に肉を押し付けるような激突音。

だが、痛みはない。

 

熱もない。

 

まるで消火ホースでぶち撒かれる水の柱を透明な壁で弾いているかのように、光の柱は上条の右手に激突した瞬間、四方八方へと飛び散っていく。

 

だが右手は徐々に後ろへ下がってく。

 

魔術の量が膨大で、右手の処理機能が追いついてないのだ。

『レクイエム』の表情もどこか苦しそうだ。

 

 

「上条ぉ!俺が抑える!ステイル達に援護させろ!」

 

「………あぁ、分かった!おい、ステイル!神裂!テメェらはインデックスを助けたくねぇのか⁉︎今がチャンスなんだ!絶望なんかしてねぇで、とっとと力を貸しやがれ!」

 

「…………曖昧な可能性なんていりません。あの子の記憶を消せばとりあえず命を助けられる。………私はその為なら誰でも容赦しません。誰でもです!」

 

「神裂!」

 

「ステイル………!貴方は」

 

「神裂、やっとなんだ。僕達はやっと、あの子を助けられるかもしれない。もう…………これが最後のチャンスだ」

 

「で、でも私は…………」

 

 

 

 

「覚悟を決めよう」

 

 

 

 

「…………」

 

 

ステイルの目はとても真剣な眼差しで神裂を見ている。

 

神裂は泣きそうだった。

 

 

『パワーガタリナイ……!』

 

「グッ……!つ、爪だ」

 

 

修夜はパワーを補う為に回転のエネルギーを『レクイエム』に当てようとするが、一瞬間に合わず『レクイエム』のラッシュが止まってしまう。

無防備の修夜に光の柱が襲い掛かる

 

 

 

 

 

「ーーーーSalvare000‼︎」

 

 

 

 

 

その直前、神裂が叫び魔術を放つ。

 

 

「私も………覚悟を決めました!」

 

「僕達も加勢する!あの子を頼む!」

 

「こい!このまま上条をインデックスの元まで送る!」

 

 

神裂はインデックスの立ち位置をずらし、光の柱の方向を上方に修正する。

 

ステイルは『魔女狩りの王(イノケンティウス)』で光の柱の盾となるように上条を守る。

 

修夜は『黄金の体験・鎮魂歌(ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム)』の力を全開にし、半分以上の魔術を消す。

 

上条がインデックスの元に辿り着くまで

 

 

あと4メートル

 

あと3メートル

 

あと2メートル

 

あと1メートル

 

 

そこで修夜は違和感に気づく。

 

 

 

 

それは『羽』

 

 

 

 

何十枚もの光り輝く羽が、上条の頭に降り掛かろうとしていた。

 

 

「か、上条!上だ!避けろぉぉお‼︎」

 

 

『レクイエム』は魔術を消すのに手一杯で動けない。

 

魔術を消せるのは『レクイエム』のみ。

 

 

 

 

上条はそれでも前に進む。

 

頭上には何十枚と舞う光の羽。

 

足元にはたった一つの想いすら利用され、糸で操られる1人の少女。

 

どちらかを救えば、どちらかが倒れるという、たったそれだけのお話。

 

 

 

 

もちろん、答えなんて決まっていた。

 

 

 

この物語(せかい)神様(アンタ)の作った奇跡(システム)の通りに動いてるってんならーーーーー

 

 

 

 

 

まずは、その幻想をぶち殺す‼︎

 

 

 

 

 

上条は右手を振り下ろした。

 

 

 

 

 

 

 

 

この夜。

 

上条当麻は『死んだ』。




そして次の次は第2巻!

それと、修夜の能力名を考えたい。

時間停止

暴風警報

どっちがいいと思います?ルビは決まってませんがね。

できればルビも案を出してくれると嬉しいです。はい。
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