青い太陽の伝説   作:nonota

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前後篇の予定でしたが、前中後エピローグになりそうです。


第3話 大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE 中篇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<シグマside>

 

タワーの側に来た時、激しい揺れが襲ってきた。

全員、とっさにその場から飛び退く、その直後、先ほどまでいた場所が爆発し、氷の中から、ブラックキングとシャプレー星人が現れた。

 

「ここは、俺に任せろ!」

 

「自分も!」

 

「すまない! 二人とも!」

 

自分とレイさんを残して先輩方はタワーへと入って行った。

 

「こい、ゴモラァ!」

 

レイさんがネオバトルナイザーを掲げると、ゴモラが現れ、ブラックキングと戦闘を始めた。

自分も、メガネを外し、右腕を前にかざし、右腕にアクセプターを出現させる。

 

「アクセス・フラッシュ!」

 

掛け声とともに左手でボタンを押す。光と共に自分の身体がウルトラマンへと変化し、さらにグリッドテクターが装着される。

ゴモラと組み合っているブラックキングの横面に飛び蹴りを叩きこむ。

 

「シグマ、即行でケリをつけるぞ」

 

『はい!』

 

「ゴモラ、超振動波だ!」

 

レイさんの声に応えるようにゴモラの角が赤く発光する。自分もクリスタルコンバーターからエネルギーを両脚に集める。

 

『ネオ・超電動キック!!』

 

ゴモラの突撃と自分のキックを同時に受け、ブラックキングは爆散した。

ゴモラをもどしたレイさんを手に乗せてタワー内へ入る。

先輩方がいる所まで降りると、そこには、凍りついたウルトラの父と母、そして、胸に光を抱いているタロウ教官がいた。

人間の姿になって駆け寄る。

 

「ヨシ、3人とも、ウルトラ念力だ」

 

すぐに意識を集中させてタロウ教官に向けて念力を放つ。

タロウ教官が抱いていた光がよりいっそう輝き、自分たちへ降り注いだ。

 

「凄いエネルギーだ」

 

「…クリスタルコンバーターの残量があっという間にMAXに戻った」

 

プラズマスパークの残り火とはいえ、すごい力だ。

 

『後は、頼んだぞ』

 

言葉少ない教官の言葉、だが、今まで以上に心に響いた。

先輩方の変身アイテムに光が戻った。

 

「これが最後のチャンスだ」

 

「プラズマスパークのコアを取り戻さない限りこの星は完全に死に絶える」

 

「その前に、ベリアルを倒すんだ」

 

その言葉に思わず、身体がふるえた。光の国をこんなにしてしまった敵とこれから戦うのだと思うと、恐怖を感じる。

でも、さっきのタロウ教官の言葉が、その恐怖をぬぐいさってくれる。

 

「行こう、怪獣墓場へ!」

 

レイさんの声に全員が頷いた。

ハヤタ隊長がベーターカプセルをかざし、ウルトラマンへ。

 

「ジュアッ」

 

ダン隊長がウルトラアイを装着し、ウルトラセブンへ。

 

「メビウス!」

 

ミライ先輩がメビウスブレスをかざし、ウルトラマンメビウスへ。

 

「アクセス・フラッシュ!」

 

自分も、ウルトラマンの姿へと変身した。

そして、先輩方が先行し、レイさんを抱えた自分が最後尾で光の星を飛び立った。

おっと、レイさんにはちゃんと、バリアを張っておかないとな。

 

 

 

 

 

グレイブゲートを突破し、怪獣墓場に着地した。

そこには、赤と黒の禍々しいウルトラマンがいた。

 

『誰だ?』

 

アレがベリアルか!

 

『ベリアル!』

 

『決着をつけるぞ』

 

俺は無言で構えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<レイside>

 

『ん?』

 

ベリアルが俺の方を向いた。

 

『おまえは?』

 

「俺はレイ。地球のレイオニクスだ」

 

俺が名乗るとベリアルは面白そうにニヤリと笑った。

 

『ほぉ、それは面白い。俺たちは兄弟だ』

 

「俺はお前とは違う!」

 

『何が?』

 

「俺は、仲間の為。平和の為に戦っている!」

 

仲間がいたからこそ、俺はここにいるんだ。だから…

 

『ハッ、綺麗事を言うな! レイブラッドの恥さらしめ。

俺は、お前たちの全滅ショーを楽しませてもらおうか』

 

そう言うと、ベリアルは、ギガバトルナイザーを発動させ、100体のモンスターを召喚した。

 

『行けぇ!』

 

ベリアルの号令と共に怪獣たちが襲いかかってくる。

セブンの指示でメビウスがプラズマスパークコアを確保しに走る。それを援護する為、シグマとゴモラがその後に続く。

3体でひたすら前にいる敵を倒して前進する。

ウルトラマンとセブンが後方の敵を相手取り、メビウスたちの後を追わせないよう、敵の行く手を阻む。

そして俺の方にも、小型の宇宙人たちが、攻撃してきた為、俺も変身して戦う。

ダダ、ナックル星人、マグマ星人、ババルウ星人。

個々の能力は確かに高いが、連携がなければ、脅威ではない!

即行で4体を倒すと、いつの間にか、ベリアルが、俺のそばまできていた。近くで見ると、禍々しいレイブラットの気配がより一層、強く感じる。

 

『おい、地球のレイオニクス、どうだ? 俺の部下にならないか?

俺の下でこの世界を支配できるんだぞ』

 

そんな誘い、考えるまでもない。

 

「ふざけるな」

 

『フン、やはり断るか。だが、レイブラットの遺伝子に逆らうことはできるかな!?』

 

そう言うや否や、ベリアルは、禍々しいオーラを纏った腕で、俺をはじいた。

 

「グハァッ」

 

奴のオーラによって暴れ出した俺の中のレイブラッドの力が、俺の意識を奪って…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<シグマside>

 

レイさんの様子がおかしくなった。ベリアルの様な禍々しいオーラを纏い、ゴモラもそれに合わせてバースト状態となった。

怪獣学は専門じゃないが、あの状態のままじゃ、危険だということぐらいはわかる。

先輩達が真っ先に止めに走るが、メビウス先輩は投げ飛ばされ、マン隊長はメガトンテールで吹っ飛ばされ、セブン隊長は超振動波を受けて倒れ伏した。

 

『レイさん、しっかりしてくれ』

 

自分もゴモラを取り押さえるが、ゴモラのすさまじい力に、しがみつくのだけで精いっぱいだ。

その時、グレイブゲートから一人のウルトラマンと宇宙船が現れた。

そのウルトラマン・ダイナは、ベリアルに飛びかかり、宇宙船から人間が飛び出してレイさんに掴みかかった。

宇宙船が着陸すると、最初に飛びかかった人間の後に続くようにレイさんを抑え、必死に呼びかけている。

そうだ、レイさんが暴走したことでゴモラが暴走したのなら、逆もあり得るんじゃないだろうか?

ゴモラから距離をとり、胸部パーツにあるトライジェスターにエネルギーを集め、解放する。

 

『フィクサービーム』

 

トライジェスターから放たれる光が自分に向かって突っ込んでくるゴモラに当たった。ゴモラの勢いが段々となくなり、ついに立ち止まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<レイside>

 

暗い…

 

寒い…

 

怖い…

 

何も感じられなくなってきた…

 

「…! …!」

 

遠くで何か聞こえる…

 

「…! …!」

 

ダメだ。聞こえない…

 

ああ…

おちていく…

 

『レイさん!』

 

突然、温かい光が…光が降ってきた。

 

暗くない…明るい!

 

寒くない…温かい!

 

怖くない…優しい!

 

「お願い、元のレイに戻って!」

 

「レイ!!」

 

「レイ、もう一度、一緒に旅をしようよ!」

 

これは、みんなの声。

 

「いい加減に、目を覚ますんだ!」

 

これは、ボスの声。

 

みんなが俺を呼んでる!

 

 

 

 

 

目を開くと、そこには、みんながいた。

 

「ボス…」

 

「ようやく起きたか、寝ボスケめ!」

 

振り返ると、シグマが頷いた。

あの時の温かい光は、おまえだったんだな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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