青い太陽の伝説   作:nonota

4 / 5
ついにウルトラマンゼロ登場、原作主人公の一人なのに今まで登場シーン一切なしでしたが……まぁ、活躍してくれていると思います。


第4話 大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE 後篇

 

 

 

 

 

 

 

 

<シグマside>

 

レイさんが意識を取り戻したのもつかの間、ベリアルがレイさん達へ電撃を放ったのが見えた。

レイさんたちを守る為に、電撃とレイさんたちの間に飛び込んだ。しかし、何の衝撃も来ない。振り返ると、セブン隊長がいた。

崩れ落ちる隊長を慌てて支える。

 

『隊長! なんで!?』

 

『おまえと同じだ。彼らを守ろうととっさに体が動いたのだ』

 

ビームランプが点滅している。もう一度、フィクサービームを使おうとした時、ベリアルが再び、怪獣軍団をけしかけてきた。

 

『シグマ、下がれ!』

 

『ッ!?』

 

セブン隊長に突き飛ばされ、倒れている間に隊長はアイスラッガーで瞬く間に2体の怪獣を倒した。

そしてそのまま、膝をつき、最後の力でアイスラッガーをグレイブゲートに投げて倒れた。

 

『セブン隊長ォ!!』

 

すぐに駆け寄って抱き起こす。

 

『隊長、しっかりしてください! 今、自分のエネルギーを!』

 

『シグマ』

 

トライジェスターにエネルギーを集め始めると、セブン隊長は、自分の肩を叩き、首を振った。

 

『シグマ、訓練生の身でありながら、よくぞ、私たちと肩を並べ、共に戦ってくれた。ありがとう。

ウルトラ兄弟として、宇宙警備隊の隊長の一人としてこんな頼みをするのは間違っていると思うが、聞いてくれ。

今、一番、動けるのは…シグマ、おまえだ。

おまえが、みんなの先頭に立って戦ってくれ!』

 

『ッ、わかりました!』

 

『頼んだぞ…若き、戦士よ……』

 

ビームランプの光が消え、セブン隊長は動かなくなった。

隊長をそっと下ろし、ベリアルへ向き直る。

ベリアルへの恐怖心はある。だが、それよりも、奴への怒りと、セブン隊長から託された熱い思いが、自分の中で荒れ狂う。

クリスタルコンバーターのエネルギー残量を確認する。戦闘が始まってしばらく経つが、残量が全く減っていない。

その理由は、深く考えるまでもなく、ベリアルの側にあるプラズマスパークのコアの力。だったら!

 

『オオォ!!』

 

エネルギーをフルパワーでチャージしたキックを叩きこむが、ベリアルはギガバトルナイザーで受け止めた。

 

『さっきからチョロチョロと、なんなんだ貴様は!』

 

『ウルトラマンシグマ! 宇宙警備隊訓練生だ!!』

 

ベリアルの声に拳で返答する。再び、ギガバトルナイザーで受け止められたが、そのまま、拳を振り抜く。

 

『ヌォ!?』

 

吹っ飛んだベリアルに追い打ちをかける。

 

『ネオ・超電動キック!!』

 

『グアァ!? どうなっている? たかが、訓練生ごときの攻撃が!』

 

両足での飛び蹴りでベリアルをさらに吹っ飛ばす。

 

『おまえが盗んだプラズマスパークのコアがココにあるおかげで、自分は、常時フルパワーで暴れられるってことだよ! ダリャァァ!!』

 

『チィ、おまえら、この生意気なガキを黙らせろ!』

 

ベリアルの指示で、怪獣たちが自分へ殺到してくる。

 

『100年の孤独に耐えて生み出した技を受けてみろ! スパークボール!!』

 

胸の前でエネルギーをため、ボール状にした光線を放つ。

 

『どこを狙っている!』

 

スパークボールは、怪獣たちに当たらずに上にそれる。それを見たベリアルが嘲笑うが、気にしない。

 

『ブレイク!』

 

指を鳴らしながら、コマンドを口にする。その瞬間、スパークボールが破裂して光線の雨となって怪獣たちに降り注ぎ、無数の怪獣を撃破する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<ゼロside>

 

ウルトラセブンが自分の親父で、今、ピンチで助けを求めているとか、いっぺんに色々言われても、訳がわからねぇ。

だからここはシンプルに、ベリアルとかいう奴を倒して、セブン…いや、親父からちゃんと話を聞くことにした。

怪獣墓場へ行くと、鎧を纏ったブルー族のガキが一人で奮闘していた。

マンやメビウスは、倒れてカラータイマー鳴らしているし、もう一人、見慣れないウルトラマンがいるけど、そいつは、人間を守って戦っているから、あまり身動きが取れないみたいだ。

そして、親父、ウルトラセブンは、人間たちのそばで倒れてピクリとも動く気配がない。

どういうことだ?

やっと親父だってわかったってのに、死んだとか洒落になんねえぞ!

エメリウムスラッシュで怪獣を一掃して、親父の側に着地する。

 

『立派になったな』

 

親父は、俺の顔を見てそう言うと、目の光が消えて倒れた。親父の胸にアイスラッガーを置いて、しっかりと手に握らせる。

 

『誰だ、おまえは?』

 

黒いウルトラマン、こいつがベリアルか…

ぜってぇ、ゆるさねぇ!

 

『ゼロ! ウルトラマンゼロ! セブンの息子だ!!』

 

ベリアルの野郎は、にやぁッとムカつく笑みを浮かべやがった。

 

『セブンの息子だとぉ?

だったら、親父同様、地獄に落としてやる! イケぇ!!』

 

『行かせるかぁ!!』

 

ブルー族のガキが、俺の前に飛び出してきて光線で怪獣たちをなぎ払う。

 

『怪獣は、自分が受け持ちます。あなたは、ベリアルを!』

 

『おまえ、名前は?』

 

『シグマ。訓練生です』

 

『シグマか、俺はゼロだ! 怪獣は任せたぜ!』

 

『はい!』

 

シグマは右手から光の剣を生み出して、怪獣たちへ躍りかかって行く。

そして俺は、それを飛び越えてベリアルに挑む!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<メビウスside>

 

ボクとマン兄さんとダイナは、戦う二人の若者に目を奪われた。

ブルー族という戦闘向きではないにもかかわらず、自分の発明でその差を埋めたシグマは、だいぶ減ったとはいえ、まだ50以上いる怪獣を相手に戦うその姿は、まさにウルトラ戦士だった。光り輝く手足がふるわれる度に怪獣は倒されていく。

それとセブン兄さんの息子であるゼロ。

ボクらが束になってもかなわなかったベリアル相手に一歩も引かないどころか、むしろ、押してさえいる。

そしてついには、ベリアルから、ギガバトルナイザーを奪った。

ギガバトルナイザーがベリアルから離れたことで、怪獣たちの統制が失われ、シグマの怪獣を倒す速度があがった。

自分の軍団が失われていくのが、気になるのか、ベリアルの攻撃は精細を欠き、レオ兄さん譲りの格闘術を使うゼロに翻弄されていく。

ゼロとシグマは、互いに別の敵と戦いながらも、お互いを支えている。

 

『『これで、終りだぁ!!』』

 

ゼロが、必殺の光線をベリアルに放つのとシグマが最後の怪獣に光線を放つのは、ほぼ同時で、ベリアルが、マグマに落ちるのと怪獣が消滅するのも同時だった。

今、若き戦士たちが、その力を開花させている瞬間に立ち会えたことに喜びを感じると共に、自分も年をとったと実感した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<レイside>

 

ゼロとシグマによってベリアルと怪獣軍団が倒された。

みんなが歓喜に沸く中、レオとアストラがやってきた。

…遅すぎるぞ。

ゼロがプラズマスパークのコアを回収しようとした時、突如、怪獣墓場に地震が襲った。

それだけじゃ無い。ウルトラマンたちに倒された怪獣たちの怨念が、ベリアルの落ちたマグマに向かって集まって行く。

何が起ころうとしているんだ!?

 

 

 

 

 

全員が警戒する中、マグマから現れたのは、100体はいた亡霊怪獣が集まって生まれたとんでもなく巨大な怪獣だった。その怪獣の頭部の中央には、ベリアルがいた。

あまりも怪獣が集まり過ぎていてオキさんでも把握しきれないようだ。

 

『ここは、俺たちが!』

 

『『おう』』

 

余力のあるダイナとレオアストラ兄弟が先陣をきり、その後をゼロとシグマが追いかける。

俺も、何時までも休んじゃいられない!

 

「ゴモラ!!」

 

ネオバトルナイザーでゴモラを召喚する。

召喚されたゴモラは、今までのゴモラではなく、パワーアップしたゴモラEXとなっていた。

ボスたちや俺たちが一斉攻撃を仕掛けるが、敵は固く、生半可な攻撃ではビクともせず、その上、様々な場所にいる怪獣たちが、様々な方向から攻撃してくるため、俺たちは苦戦を強いられる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<シグマside>

 

『貴様らにとどめを刺してやる! くらえ!!』

 

百体怪獣ベリュドラの砲撃にさらされた。

 

『ネオ・超電動キック!!』

 

『無駄だぁ!』

 

『グアッ』

 

起死回生を狙って、核となっているベリアルに向かってネオ超電動キックを放つも、多方向から放たれる光線に撃ち落とされ、地面にたたきつけられた。

どうすれば勝てるか、こういう時こそのブルー族だろと、自分自身を叱咤し、思考するが、良い方法が思い浮かばない。

ベリュドラの猛攻に耐えながら、打開策を考えていると、突然、ベリュドラが苦しみ出した。

 

「今なら奴を倒せる!」

 

レイさんの声に振り向くと、レイさんがギガバトルナイザーを起動させていた。なるほど、アレを使って、ベリュドラを構成する百体の怪獣の統制を乱したのか!

 

『ゼロ、おまえがやるんだ!』

 

『シグマ、君もだ!』

 

『オウ!』

 

『ハイ!』

 

レオ隊長と、マン隊長に指名されたゼロさんと自分は、プラズマスパークのコアに手をかざす。

すると、ゼロさんのアイスラッガーが合体してツインブレードになり、碧の光が宿った。自分も右腕にあるグラン・アクセプターが変形し、碧の光が宿り巨大な刃を持つ大剣(ファイナルガンバーソードを想像してください)になった。

 

『終わらせるぜ、シグマ』

 

『ハイ! ゼロさん!』

 

二人で剣を構える。

 

『聖なる光が二人を選んだか! ヨシ! 二人を援護するぞ!!』

 

マン隊長の号令で、レオ隊長とアストラさんがウルトラダブルフラッシャーを、

ダイナさんがソルジェント光線を、

メビウス先輩はバーニングブレイブになってバーニングメビュームダイナマイトを、

マン隊長が八つ裂き後輪を、

ゴモラEXがEX超震動波を、

スペースペンドラゴンがペダニウムランチャーを、放った!

 

みんなの攻撃で、身動き乗れなくなったベリュドラへゼロさんと共に駆ける。

 

『『オオオオオオォォォォォォォォォ!!!』』

 

自分とゼロさんの一撃がベリアルに突き刺さった。

 

『グオォォォ!? まだだ、まだ終わらんぞ! 必ず、この宇宙を手に入れるのだ!』

 

『その野望、俺が! …いや』

 

ゼロさんは、自分の方をチラッと見て頷いた。自分もゼロさんの方を向いて頷く。

 

『『俺たちが、叩きつぶす!!』』

 

それぞれの剣を振り抜いて離脱する。

 

『お、俺はぁ、不死身だぁぁぁ!!』

 

その絶叫と共に百体怪獣ベリュドラは崩壊し、消滅した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ファンの方にぶっ飛ばされるかもしれないのですが、言わせて下さい。
最後、ベリュドラにウルトラマン全員の必殺技を叩きこむシーン、どうしても、マンの八つ裂き光輪だけが、ショボく見えるんですよ!
スぺシウム光線でいいじゃないですか! 前に使ったシーンがある? そっちを八つ裂き光輪にすりゃ良かったんですよ!!
っていうのを何度見ても思ってしまうダメな奴です。すみません。

シグマの大剣のイメージですが、グラン・アクセプターの下から赤い柄が伸びて、左右から蒼い翼の様な鍔が出て、上から黄色い刃が出現するというものです。ついでにサイズは、刃渡り40m、鍔と柄を合わせて50m位をイメージしています。

次回のエピローグで大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE編は終了の予定です。
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