厄災の魔法師   作:無為の極

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第63話

 

「敵の揚陸船の沈没が確認出来ました。どうやら魔法による攻撃の様です」

 

 市街地に意識が向き過ぎたからなのか、戦闘指揮所(CIC)もまた混乱の極みとなっていた。4隻のうちの1隻が轟音と共に消滅している。情報官は沈没と言ったものの、沈没した瞬間を見た者は一人もいなかった。

 海水が蒸発した事で周囲に靄がかかっている。完全に晴れる頃には跡形も無くなっていた事実だけが残されていた。

 

 

「誰の魔法だ!」

 

「現在確認中。発生のポイントは不明ですが……これは……」

 

 剛毅の言葉に情報官の手は止まる事無く周囲の情報を一気に処理しているが、肝心の口は止まったままだった。まさかの言葉と驚愕の表情。それにどんな意味が込められているのかは本人以外には分からないままだった。

 

 

「誰なんだ!」

 

「も、申し訳ありません。魔法を行使したのはご子息です」

 

「それは本当なのか?」

 

「計器を見た限りではそうとしか……」

 

 この場でご子息が誰なのかは言うまでもなかった。剛毅が知りうるなかで一条の魔法で揚陸船が消滅出来る様な魔法は持ち合わせていない。人体に影響が出る魔法の開発が一が付く魔法師の家系のルーツ。明らかに無機物に対しての攻撃は有効活用出来る物では無かった。

 しかし、現実は船を沈め、想子のレーダーにもその痕跡が残されている。何がどうなってのかを考えると一つの可能性にぶち当たっていた。将輝と真紅郎だけでなく、蒼も共同で何かしらの魔法を開発している事はおぼろげながらに聞いた記憶はあった。

 当時も何かしら聞いた記憶はあったが、まさか完成するとは思っても無かったからなのか、完全に聞き流していた。しかし、想定外の威力が何を意味するのかは考えるまでもない。幸か不幸か先程の映像は完全に残されている。蒼の件でさえ何かしらの問題を含んでいるにもかからず、ここで自分の子供が戦略級魔法に近い物を行使したとなっては、次の師族会議が紛糾する事は間違い無かった。

 

 一発の魔法が全ての戦局をひっくり返す。既に市街地での敵兵の生命反応は確認出来ない。今出来る事は海岸線に居るであろう残存勢力の掃討だけだった。

 

 

「将輝の事は後だ。今は目の前の戦いに集中しろ!既に戦線は崩壊している。このまま一気にすり潰せ!」

 

 剛毅の言葉に自軍の兵士の士気が上がる。正体不明の魔法師が明らかになっただけでなく、一条の次期当主となれば自然と高くなる。士気が上がった兵士にとって今の敵兵は物の数では無かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まだ甘い部分があるが、概ね良好と言った所か」

 

 海岸線で行使した魔法の威力を見たからなのか、将輝は戦場であるまじき行為でもある自分の意識を軽く飛ばしていた。何気なく放ったはずの魔法が巨大な船を沈めた光景に、思わず自分の手をジッとみていた。

 これまでに無い高揚感と同時に恐怖の感情が沸き起こる。今の将輝にとって、まさかこれ程の威力があるとは想像すらしていなかった。

 

 

「後は発動の速度をもう少し早めた方が良いと思うよ。障壁の展開速度によっては対象物を確保できない可能性も否定出来ないね」

 

「だとすればループキャストを少し変更するのはどうだ?」

 

「変数の改変は将輝は得意としてないんだ」

 

 呆ける将輝をそのままに真紅郎と蒼は先程の魔法の内容を改めて検証していた。理論値以上の結果は良かったが、海上だった事もあってか詳細のデータが解析出来ない。せめて目視か何かしらのデータがあれば良かったが、今はそんな物よりも大事な物を優先とばかりに魔法の事を話しあっていた。

 

 

「蒼!」

 

 アヤの言葉に気が付くと、既にこちらを捕捉しているのか船からの銃弾が4人を襲う。本来であれば回避か防御をすべきはずだが、今は何もするつもりがなかった。目の前に着弾するはずのそれが手前3メートルで弾かれる。既に用意していたからなのか、多重障壁をアヤが展開していた。

 

 横浜の際にも同じ様に障壁を展開していたが、爆発の威力に完全に負けていた。しかし、今回のそれは明らかに違っていた。パワーライフルすら凌駕する程の威力を持つ銃弾が、全て直前で運動エネルギーを無視したかの様に停止している。咄嗟だった事から確認が遅れていたが、対物理だけではなく魔法までもをカバーしていた。

 十文字が得意としているファランクスに匹敵する防御は将輝だけでなく真紅郎も驚く程だった。既に無意味と判断したのか銃撃は停止している。捕捉されている以上、このまま留まる必要性は何処に無かった。

 

 

「折角だ。もう一発派手にやってみるか?」

 

「将輝。体調はどう?」

 

 真紅郎が心配するのは当然だった。事実上の戦略級とも言える魔法を行使する以上、想子の消耗は計り知れない。ここに来てからまともに放った最初の魔法なだけに理論上は問題は無いかもしれないが、あまりにも複雑な工程を繰り返す魔法が負担にならないはずが無かった。既に捕捉されている以上、時間の猶予は然程無い。真紅郎の言葉に将輝はどうするのかを考えていた。

 

 

「そうだな。思ったよりも消耗は少ない。これなら後1発程度は行けると思う」

 

 将輝は再びCADを揚陸船に向ける。上陸の為に停止している以上、先程と距離は変わる事は無い。何時もの魔法と何も変わらない様に三度CADの引鉄を引いていた。

 再度漆黒の障壁が船を包み込む。先程見せた結果から判断したからなのか、他の船からの銃撃が幾重にも再び撃ち込まれる。全ての銃弾は先程の場面を繰り返すかの様にアヤによって全て阻まれていた。

 

 

「もう少し、消耗の度合いを少なく出来るのかがポイントだな」

 

「確かに。その辺りが今後の課題だね」

 

 最後の引鉄を引いた瞬間、再び轟音と共に船が消滅していた。味方からすれば心強く、敵兵からすれば悪魔の鉄槌でしかない。残る船は後2隻。海岸線での戦闘もどちらが優勢のかは考えるまでもなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「再度、敵船の消滅が確認。周囲に靄が発生しています。各自警戒を怠らないように」

 

 戦闘指揮所(CIC)での戦局は2発の魔法によって一方的な展開になりつつあった。まさかの魔法の投入は当初予定していた以上の結果を挙げている。負傷者の数は未だ10人にも満たない数はまさに圧倒的戦果だった。

 

 既に内部の雰囲気は掃討戦へと入りつつある。浮かれる兵士を他所に、剛毅の心配の種は更に増えていた。このままでは確実に師族会議の場が荒れる。只でさえ化成体を圧倒する獣を使った戦闘だけでなく、戦略級とも言える魔法の行使。幾ら言い訳をした所で何かしらの非難される事だけは確実だった。しかし、今のこれとそれは関係無い。考えるのはこれが終わってからだと剛毅は腹をくくったのか、今は画面を見て戦局の変化を注視するしか無かった。

 

 

 

 

 

「少佐。佐渡の戦闘についてですが、既に戦局は決定した様にも思えます」

 

「そうだろうな。幾ら船が2隻あっても先程の破壊で残存勢力もそのまま一緒に消滅したのであれば撤退は時間の問題かもしれん。船を沈めた魔法も気になるが、あの市街地のあれは何だ?あんな魔法は見た事が無いぞ」

 

 藤林が哨戒用ドローンの映像を横から割り込む事で現状を確認していた。既に独立魔装大隊だけでなく、他の部隊もUSNAの件があった為に臨戦態勢に入っている。万が一佐渡での戦闘が厳しい物となるのであれば直ぐにスクランブル出来るようにとの準備も並行して成されていた。

 そんな中で風間の言葉の通り、各地を確認すると市街地の戦闘だけは異質だった。敵兵の姿は確認出来るが、自国の兵士の姿が一切見えない。当初はまだ到着していないと思えたが、その理由は直ぐに知れていた。

 正体不明の漆黒の虎が敵兵を次々と食い殺していく。時に白旗を上げようとした兵士を見たものの、獣にそんな道理は通用しない。何事も無かったかの様に上半身は瞬時に消え去っていた。

 

 

「大亜連合の化成体に近い様ですが、それとは違うようですね」

 

「特尉。何か知ってるのか?」

 

「いえ。あれが何なのかは分かりません。が、あれは一つの魔法の様な物です」

 

「それって貴方の眼で見たって事?」

 

 達也の言葉に風間と藤林が画面から達也へと視線を向けていた。これまでに化成体を見た事はあっても、ああまで行動する物は見た記憶は一度も無い。疑問しか残らない所での達也の言葉はまるで何かを知っているかの様に出た事から、その場に居た全員の視線が向けられていた。

 

 

「自分が知っているのはあれではなく、よく似た物です。どんな理屈かは知りませんが、一つの魔法である事は間違いありません」

 

「あれが魔法だと?」

 

「はい。紛れも無くそうです」

 

 周囲が唖然とする中で達也は淡々と事実だけを告げる。こんな場で虚言をする必要はどこにも無い。だとすれば達也の言葉は一つの真実である事に違いなかった。

 全ての物を見透かす精霊の目を行使しても解析出来ないと言外に言われれば、風間や藤林だけでなく、その場に居た他の人間も絶句するしかない。既に敵兵の姿は消え去っている。

 まるで掃除でもするかの様に3体の漆黒の虎は喰い散らかした物を始末し、再び周囲を徘徊したかと思った瞬間、その姿を消し去っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「データ収集はここまでだ。後はまた調整の繰り返しだな」

 

 二度目の行使となれば既に将輝も先程の様な動揺を見せる事は無かった。完全に消し去った威力ではなく、今後の自分の置かれる立場を理解したからの結果だった。戦局は既に決まりつつある。このまま放置すれば敵兵の撤退と同時に防衛に成功となるのは時間の問題だった。

 

 

「さてと。俺はここからやる事がある。お前らはもう剛毅さんの所に帰れ」

 

「蒼。何するつもりだ?」

 

「人の物を勝手にどうこうしようとする連中を躾に行くだけだ。誰に喧嘩を売ったのかを骨身に刻み込んでくるさ」

 

 将輝の言葉に蒼はまるで何時もと同じ様な態度を取っていた。しかし、その視線にはどこか怒りも滲んでいる。止めるのは良いが、止まるとは最初から考えていない。既にこれまでの付き合いで理解していたからなのか、誰も動く素振りは見せなかった。

 

 

「行くなら俺達も一緒だ。お前にだけ良い格好させる訳には行かないからな」

 

「それは僕も同じだ。今後の参考になる事もあるだろうからね」

 

 将輝だけでなく真紅郎も当然だと言わんばかりについて行くと宣言する。先ほどの降下の際に聞いた言葉が気になったからなのか、真紅郎の表情は将輝とは違い若干憂いている様にも見えていた。

 

 

「そうか。即死だけはやめておけよ。流石に俺でも無理だからな」

 

「勝手に殺すな!」

 

「そうだよ。言った以上、最低限自分の身は自分で守るよ」

 

 2人の表情を見た蒼は何時もと同じ笑みを浮かべていた。凄惨な戦場にも関わらず、何時もと同じ態度はその場に居る全員の心情を穏やか物へと変えていた。

 

 

「アヤ。障壁の展開は俺と交代だ。それと同時にリーナに回線をつないでくれ」

 

 言葉と同時に障壁は新たな物へと変更されていた。既に数える事も困難な程に撃ち込まれた銃弾が地面に落ちている。どれも原型と留めないままのそれがどれ程の威力があるのかを物語っていた。

 

 

「蒼。リーナよ」

 

《まさかとは思うけど襲撃を受けてるの?》

 

「まぁそんな所だ。そっちも来てるんだろ?敵国はどこなのか知ってるのか?」

 

 アヤが繋いだ通信に蒼が直ぐに出ていた。突然変わった事にリーナは混乱している様でもあったが、周囲から聞こえる音がどんな状況を表しているのかを理解したからなのか、直ぐに蒼との会話を続けていた。

 

 

《詳細は分からない。恐らくはなら分かるけど》

 

「どうせ熊と龍だろ?お前達のガラクタでどれだけ持つんだ?」

 

《さあ。今は情報が錯綜してるから正確には分からない。既に貴方の国の軍隊も行動を開始してるみたいだけど、それもまだ不明よ》

 

「そうか。忙しい所済まないな」

 

 通信が切れると同時に蒼は一つの可能性を考えていた。既に始まった戦いが今さら突然終わる事はありえない。だとすれば行きがけの駄賃とばかりに行動を起こす。それだけを考えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「後はあれだけだな。まだ付いて来るのか?」

 

「ここまで来たんだ。もう引き返せないよ」

 

 蒼の言葉に真紅郎はそのまま言葉を返していた。3隻目の船が沈んだのはあの後すぐの事だった。突如として放たれた魔法は高熱を帯びながらまるでレーザーの様に放たれていた。

 超高温の熱線は船のブリッジをそのまま直撃する事で指揮系統が乱れただけでなく、再び放った黒い虎が船内を制圧していく。蒼達がその船に到着する頃には周囲には血だまりだけが残されただけだった。

 

 停止していた事が良かったのか、上部を失った船は漂う木の葉の様に揺れている。海岸線の制圧を確認出来た事もあってか、将輝と真紅郎は僅かに安堵していた。

 蒼がリーナに通信した様に、船籍不明ではあったが、やはり内部には大亜連合の使用する兵器と新ソ連の機材が搭載されていた。本来であれば大亜連合は講和条約を結んでいる。しかしUSNAの襲撃の際に多面攻撃をもって一気に占領する作戦を立案していた事だけは間違い無かった。

 気が付けば哨戒用ドローンが周囲を映さんとホバーリングしている。そんな様子を尻目に残る船は後1隻だけだった。

 

 

「あの船には恐らく移動用にヘリか飛行機が搭載されているはずだ。カタパルトが見える。空母までは行かないが、それに近い物だろうな」

 

「まさかとは思うが、それで何するつもりだ?」

 

「何するも、向こうの国に乗り込むだけだ。自国の飛行機かヘリなら撃墜する様な真似はしないだろ?」

 

 将輝の表情はどこか光を無くしている様にも見えていた。佐渡の防衛までは問題無いが、そこから攻め込むとなれば話しは大きく変わってくる。大亜連合と日本は条約によってお互いが制限されている。幾ら攻め込まれた事実があるからと言って、ここで勝手な判断で動く訳には行かなかった。

 

 

「そりゃそうだけど……でも……」

 

「条約の事なら心配するな。USNAと同じ事をするだけだ」

 

「蒼。それってどう言う事なの?」

 

「USNAをああしたのは俺だからだ。別に大した事は無かったがな。それに、これから消滅する国の心配をした所で何も変わらん。条約なんて最初から無かった事になるだけだ」

 

 何気なく話した内容は衝撃的すぎた。USNAの事情は誰もが知っているが、それが起こった原因については誰も知りえない事実だった。将輝はまだ次期当主と言う括りであるが、臨時で開催された師族会議の内容はおぼろげながらに剛毅からも聞いている。

 当時でさえ情報が錯綜している事が読み取れたが、まさか目の前の友人が直接やったとは思ってもいなかった。理解の範疇を大きく逸脱した事実に思考を停止させているのは将輝だけでなく真紅郎も同じだった。既に準備が終わったからなのか、蒼とアヤは次の船に移動する準備を終えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「呆気ないもんだな。もう少し抵抗してくれた方が楽しめたんだがな」

 

「いやいや。幾らなんでもこれ以上は勘弁してほしい位だよ」

 

 真紅郎が言う様に、最後の船も同じ様にあっさりと陥落してた。ブリッジを最初に破壊すると同時に船を動かす人間を集中的に抹殺してく。放たれた獣を狭い船内で防ぐのは無駄な抵抗に過ぎなかった。壁や天井を駆使しなが獲物だと言わんばかりに漆黒の虎が次々と食い散らす。既に動力部が陥落した為に、事実上の孤島と化していた。

 幾ら上で何を言おうが巨大な船は一人では動かせない。船に上陸するに際に幾つかの兵器ですら破壊した以上、乗り組員は白旗を上げるしかなかった。

 

 

 

 

 

「そんな事よりも、お前に確認したい事がある。本国から何を命令された?」

 

「貴様が知る必要は無い。我々は既に降伏している。それ以上の事をするなら国際法廷で糾弾するぞ」

 

 捕縛されたのはこの船の艦長なのか、蒼が話すも口を割る気配は無かった。国際法上、一度捕縛した人間は非人道的行為を行使する事は禁じられている。このブリッジも既に何かしら記録されている事を知っているからなのか、終始態度を軟化させる気配は無かった。

 軍服に付けられている勲章の数は本国でも相当地位が高いのか、傲慢な様にも見える。命の安全が確保されていると信じているからなのか、他の船員とは明らかに異なっていた。

 

 

「やりたきゃ勝手にやれよ。だが、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()中でどうやって開催するつもりだ?現にお前達は既に条約違反を犯してここに居る。身の潔白を証明する方が大変だろうな」

 

「何を馬鹿な事を。我が国は未だ健在だ。貴様らの様な下等な国に言われる筋合いは無い」

 

「そうか……」

 

 蒼がそれ以上何も言わないと判断したのか、捕縛した艦長は笑みを浮かべていた。このまま本国に帰る事ができれば再起は不可能ではない。今は泥水をすすろうが生還する事が先決だった。

 しかし、その思惑は脆くも崩れていた。突如として扉を破壊した漆黒の虎がブリッジ内へと侵入する。既にここに来るまでにかなりの兵士を食い散らかした事を知っているからなのか、艦長だけでなくその場に居た全員の顔が青ざめていた。

 

 

「あれ?虎がどうしてここに?これって人喰い虎だよな。俺達も逃げようか」

 

 棒読みと言わんばかりの蒼の言葉にその場にいた兵士たちは更に恐怖心を煽られる。獣に人間の道理は通用しない。それが何なのかは言うまでも無かった。

 

 

「助かりたいやつはその場で立て。俺の言う条件をクリアできるなら助けてやっても良いぞ」

 

 悪魔の取引の様な言葉に艦長以外の全員が一斉に立ち上がっていた。人喰い虎はまるで餌を求めるかの様にゆっくりと近づいてくる。自分の命が消えるよりは、一人を犠牲にした方がマシだと判断した結果だった。

 

 

 

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