血界戦線~神々の義骨保有者の話~   作:めしあんず

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七話

『セントユニオンスクエア消失跡駅、セントユニオンスクエア消失跡駅』

『4番線の列車はシギュアラフ奈落側行き

同意旅券のないものは中央二重改札を通過できません。

今週の生還率は12%です』

「ほら急いでレオ君!飲み会に遅れるよ!」

「待ってくださいよブッチャさん!」

僕の名前はレオ

このけったいな町に住みついて半年になる

ハリウッドのCG頼みのB級映画じゃない、この町はいつも異形の者であふれていて、それが当然になってる

住民の4割は異形、2割が得体が知れなくて5%は訳の分からないもの

人間は3分の1にも満たないしその半分は訳ありだ

マフィア ヤクザ 暗黒華僑 国際警察 秘密結社 スパイ 宗教団体 クレイジーシンクタンク 諸々諸々まあ色々

残りの5%はなんなのかって?まだ誰も見たことないけど存在だけは感じるとにかくやばい何かだよ

で、たぶん君たちの多くが思うだろう疑問

じゃあなんで僕(達?)みたいな変哲もないガキがそんな街にいんのかって話だけど

まぁそれなりに理由があってさ、オーラとかいろいろと見えるんだわ。他人よりも多くのそりゃもういろんなものが。僕の隣にいる浅黒い肌で巨漢なブッチャさんも骨や血に他人にはないいろいろなことがある

今二人で世話になっている所はどうもこの「眼」をかわれている部分も有るんだけど

自分では正直何の役に立っているのか皆目わからない。

ブッチャさんは戦闘で役に立っていて正直うらやましさも感じる

そんな風に考えていると電車の窓の外にいた女性のオーラが目に入った

「スゲ…」

「ん?どうかしたの?レオ君」

「いや、今駅のホームにいた女の人のオーラがすごくきれいだったんすよ

真っ赤なオーラが羽みたいに広がってたんすけど」

「へぇ、そんなオーラもあるんだ。」

あんな光出す人もいるんだ、きれいだなぁ…

 

 

 

 

 

 

 

「しかしまぁ、たまにはこういう飲み会もイイもんだよな。お前らここの所働きすぎだったし」

「それを言ったらパトリック、あんただってフル回転じゃないか。」

「俺はいいんだよ、武器庫での仕事は有能な助手が切り盛りしてくれるからな。それに武器の手入れは生き甲斐の範疇だ、どんどんもってこい!」

「言われなくても来週は忙しくなりそうだよ」

「あー、あれか」

「イタリアンマフィアの大物、フランチェスコ・ラゾローロが極秘裏にHL入りでしたっけ?」

「ああ、その通りだブッチャ。まったく、勘弁してもらいたいよなー」

「HFBI署長は独断で暗殺部隊を編成したって話だ。

やばいことになったら国際間抗争覚悟でコメカミをぶち抜く算段らしい。」

「それはすごいですね」

「オヤジさん本気じゃないか

定年後のフロリダなげうつつもりかね」

「堅物の副署長が半狂乱になるのが目に見えるぜ」

あはははは

うーんなんというか話が物騒すぎてあまり理解できないというかなんというか

そんなことを思っていたら変な顔になってしまっていたらしい

「……どした?」

「あ、いや…」

「そんなキョトンとした顔するなら何か面白いこと言え!そうだお前が言え!

爆笑のやつを言え!うはははは!」

「うわー、パトリックさん実は泥酔してる!?」

「ははは、それにしてもどうかね?二人とも最近は。

この町にも慣れてきたのではないかね?」

「はい、みなさんのおかげで」

「そうですね…」

「そうか、それはよかった」

(ミスタークラウスが仕切ると途端に面接みたくなるよなぁ)

「特にレオナルド君、どうかな…その…

ただでさえ異様なものばかりのこの町でさらに余計なものが見えてしまって負担はないかね?」

「そうですねー

やっぱり挙動不審になってるかもです。

さっき来る時もものすごい真っ赤なオーラを羽根みたいに広げた人見かけて…

ものすごい綺麗さにちょっと声出…て」

空気が一気に重くなるのを感じた。

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