魔法先生ネギま、心の力(物理)   作:オズワルド

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やったね皆大好きエヴァにゃんだよ!
しかも読者を増やす為にあからさまなアブノーマルシーンを書いてみたよ!

皆もやってみよう!ぺろぺろ!

この時代にニーソックスみたいなのがあるのかどうかは突っ込んではいけない、内容がやっぱりそんなに面白く無くても突っ込んではいけないんだ!



本物の魔女が師匠(マスター)

かっぽらかっぽら、馬の蹄の音が真昼の道中に転がる、荷物を馬に乗せて長い道程を当ても無く

 

かっぽらかっぽらアナコッポラ……案外覚えてるもんだ、時は西暦1553年の師走の月、師匠と呼んでも間違いでは無いような人が33歳と言う恐ろしく速い天寿を全うしてから35年、今日も俺は風の吹くまま気の向くまま時には道無き道を歩んでいる、53年前と寸分違わぬ見た目で果て無き旅を続けているが案外一所に留まらなければ何とかなるもんだ

 

馬の荷物から干し肉を取り出して口に運んで行く、娯楽のないこの御時世の数少ない娯楽はやはり食べる事だろう、後500年だか400年だかしたらゲーム大国で故郷の日本に行くんだが、何事も金が居るし今の時代だからこそばれずにやって来れたが寿命が100年位の400年先だと流石にバレるよな、身分証明とかもいるか

 

自由で美しい自然が溢れる今と果てしない娯楽が溢れる先、何方も捨てがたいが何方も両立させる方法は無い物か、テレビゲームでないカードゲームやテーブルゲームをするにしても相手が居ない、ままならないなぁ、どっかの戦争とかに乗り込んで暴れたら暇潰しにはなりそうだけど死にたくは無いしなぁ、普通に死んじゃうからなぁ俺

 

他に出来る暇潰しと言えば能力の制御や研究に新しい使い道の考査位だが、ここ50年近くはそれに専念して来たがそろそろ限界かもしれん、なんせ『神様』のお陰か熟練度がMAXな所為でこれ以上の成長が想像出来ねぇ、何か真新しい能力の使い道を考えているとふと目の前を通った『光』が気になった、燃えるような赤色のそれは激しく発光しながら暴れまわっている、どうやら興奮状態の人がいるらしい、しかもかなりの人数が

 

 

 

「にしししし! 面白そうじゃねぇーの!」

 

 

 

光の出処である森に向けて進路を変える、森の中からは赤色の光が溢れ出て来ているが余りの光量で森から光が出ていると言うより森その物が光ってるようにも見える、少し眩しいな

 

森に入り込んで光源へ近付くにつれて怒鳴り声が聞こえてくる、何やら複数人のチームでこの森を広範囲に渡って虱潰しに探しているらしい、娯楽を求めてる俺にとってこんなに大規模で動くような面白可笑しい出来事無視する訳にはいかない、昼間とは言え木々に日の光を遮られて薄暗い森の中を木の根っこなどに気を付けながら進む

 

暫くは木漏れ日と光の幻想的な風景に心踊らせながら気楽に歩んで行く、幾つかの光源から最も近い場所に行けば農作に使う鍬(くわ)や鎌(かま)を手に持つ人や剣を持つ人まで居る、服装は質素でありどれもごく普通の一般市民が着ていてなんらおかしく無い物ばかりだが、その中にも全身鎧を付けた者も少数だが見られる、ギラリとした幾つもの鋭い眼光が俺を貫く、取り敢えずいきなり奇声を発しながら襲い掛かられるといった事はなさそうだ、一度街中で有ったからなぁ、気を付けねば

 

 

 

「俺は旅の者なんですがね、森の中からは何やら只事ではなさそうな騒音が聞こえて来たんで興味本位に立ち寄ったんですが……

あのー、何かあったんですかね?」

 

「ああ旅の方か、実は私達はこの森を抜けた先にある街の者何だが……

 

魔女が現れまして……」

 

「となると、コレは……魔女狩り?」

 

 

 

それにしては物々し過ぎな気もする、全身鎧何て物は戦争でも無い限り早々持ち出されない筈だが、もしかしてかなりの人数の『魔女』が出て来たとかか?

 

街から逃げた魔女を追いかけるにはいささか非常識な人数に期待が高まる、魔女狩り何てぶっちゃけ『魔女何て居ない』と思ってる俺からしたら無罪の人達を拷問して見せ物にして処刑する娯楽としては最下位の物事だが、コレは何かが違うと感が告げてる

 

何処か怯えたような空気を漂わせる説明してくれた男性に更に説明を求めた所かなり面白そうな話が聞けた、何でも街中で18人もの人達を殺して逃げ果せた大物が居るらしく、その中に街の中でもお偉い人や信頼厚い人も居たらしくこのような大捕物になったらしいが……

 

未だに捕まって無いと言う、かなりの大人数による捜索でも見つからないと言う事実と18人と言う死者に恐怖を隠し切れない者も現れているらしく諦めの色が見え始めて居る、どうやらまだ怒りや憎しみで激情を失っては居ないがそれも時間の問題だろう

 

 

 

「魔女ねぇ、そんな者が居るならこんな場所に長居したくは無いな、そろそろ行かないと森の中で夜を迎える事になりそうですし、俺はもう行きますが魔女狩り頑張ってくださいね」

 

「もう少し余裕が有れば旅の話などを聞いたんだがな、君も道中に気を付けて」

 

 

 

また魔女狩りに戻った人に手を降ってその場を後にする、随分面白い事になったと内心大笑いしながらも表面上はニヤニヤとした笑みに止めて来た道を戻る、来た時よりも暗くなった道を細心の注意を払って旅路に戻って行く、元の道に戻る頃には日の光も下がってきてもうすぐ綺麗な夕陽が見る事が出来そうだ

 

何時もより速く今日は野宿の準備をテキパキと進める、馬に乗せてある荷物の中から乾いた木と木屑を取り出して火を付ける、この火を付ける事がとある街で火薬を頂いて(盗んで)来てからは大分楽になった、火が消えないように注意しながら荷物の中から干し肉を取り出して軽く火で炙ってから口に加える、これまた快く頂いた塩胡椒が効いていて美味い

 

 

 

「あんたも食うかい?」

 

 

 

もう一個の火で炙った干し肉を『誰も居ない場所』へ差し出す、数秒の後にようやっと『彼女』は干し肉に手を出した

 

『彼女』は黄金のような髪を持つ見目麗しい女性だった、身長は俺と同じ位だろうか?

整った顔立ちにサファイアブルーの鋭い眼光、何と驚く事に宙に浮いている、その傍には子供よりも小さな人型がケラケラと俺を笑いながら見ている、女性の方は釣り上げられた口や瞳から見れば余裕と自信が溢れ出んばかりの笑みだ、と言うか溢れ出て来た

 

干し肉を食い千切った彼女はフワフワと俺の隣にやって来て俺を面白そうに見てくる、その事に対して文句も言う事も無い、なんせ俺も彼女をこの上無く面白そうに見ているのがわかるから

 

 

 

「おぉ浮いてる、魔女って言うのは皆あんたみたいに美人なのか?」

 

「くくくッ、魔女と知っていてその態度か、貴様何者だ?

先程も私の幻術を見破ったが唯の旅人と言う訳では有るまい、魔法使いか?」

 

「いんや魔法使いじゃないぜ、俺には普通じゃない能力が有ってな、簡単に色々省いて便利な能力を言えば『人の心が読める』、さっきのはあんたが『適当な物とついでに血を貰って行こう』って思考が読めたからソコに居るのが分かったんだよ……

 

あえて言おう、あんたは『随分面白いクソガキだ、この私に対して嘘を吐くとは余程命が惜しくないと見える、幾らか脅して弄んでやろう』って考えたな?」

 

「……貴様、本当に読めるのか?」

 

「一切の嘘偽り無く、普段は読めないようにしてるがね

さて早速だけれどあんたに話しかけたのは何もあんたを喜ばせる為に話し掛けた訳じゃ無いんだ、実は魔女のあんたに頼みがある」

 

「く、くははははははははッ!

随分と肝の座ったクソガキも居たものだな、この私に対して頼みとは!?

 

良いだろうクソガキ、貴様の頼みとやら言うだけ言ってみろッ!」

 

 

 

ギィと笑みを更に歪めて鈴のように綺麗な声を響かせる彼女、陽の光は既に無く、彼女の笑い声が月夜を劈(つんざ)いて響き渡る、このチャンスを逃す訳にはいかないと彼女に向き直って頭を下げる、彼女に俺の真剣な思いが伝わるように

 

懐から取り出したナイフで彼女の目の前に突き出した左手首を切り裂く、闇夜に鮮血が滴り銀のナイフを伝う、それを彼女に差し出して頼み込む

 

 

 

「どうか俺に魔法を教えて欲しい、血が欲しいならくれてやるし肉が欲しいなら抉って捧げる、だからどうか、どうか魔法を教えてれ!」

 

「なっ!?

お前なにしてる死ぬ気かバカ!?」

 

 

 

慌てて彼女は俺の左手を掴むと何やら唱え始めた、いきなりだったから上手く聞き取れなかったがみるみる治って行く傷を見る限りどうやら魔法らしい、その事実に顔の筋肉が動いて笑みを作ってるのが分かる、間違いない、彼女が使う魔法は胡散臭い偽物なんかじゃなくて本物だ

 

その魔法が上手くいけば使えるかもしれないと知って体が震える、武者震いと言うやつだがそれも仕方ないだろう、なんせついさっきナイフで深く傷付けた切り傷が一瞬の内に跡形も無く治ったんだ、その魔法と言う可能性の一片で既に俺の心を掴んで離さない

 

魔法について考えていると突然痛みが襲って来た、頭を抑えて何事かと辺りを見渡せば何やら機嫌が大変よろしくない魔女さんが1人

 

 

 

「お前は何を考えてるんだビックリしただろうが!」

 

「いや、血が欲しいらしいし、何に使うのか知らないけど魔法を教わる代価に差し出そうかなと……

 

そういや何に使うんだ血なんて、錬金術?」

 

「だからっていきなり手首を切り裂く奴があるか!?」

 

「腕を切り落とす位の覚悟はあるぜ」

 

「止めろ準備するんじゃない私は回復魔法は苦手なんだ!」

 

「取り敢えず分かったが、魔法は教えてくれんのか?」

 

「ケケケ、イイジャネーカ御主人、コイツ良イ感ジニ狂ッテテ丁度イイ暇潰シニハナリソウダゼ

オイ新入リ、チョット試シ切リサセロヨ」

 

「えっと、殺さないで魔法を教わるのを援助してくれるなら片腕位、って言うか人形が喋った!?

キャァァァアシャベッタァアアアアア!?」

 

「えぇい煩いちょっと黙れ!

それとチャチャゼロも話をややこしくするな、片腕を出すな、ナイフを取り出すんじゃない、貴様等ちょっと黙れぇえええええ!!!」

 

 

 

目の前で火花が飛び散ったかと思うような痛みが頭に走る、地面をのたうち回って痛みを紛らわせるが全然和らがない、ジンジンとした痛みにただひたすら耐え続ける、もしかしたら血でも出てるかもしれないと何度も何度も頭にやった掌を見るが赤色は見えて来ない

 

蹲った状態で彼女に顔を向ける、彼女の隣の先程喋った人形は緑の髪に緑の瞳とコウモリのような翼を持つ女性型球体関節の人形だ、もしそれにまだ何かを付け足して言うなら今はオプションとして頭にタンコブを付けてる事位か、痛みを感じないっぽい人形ボディが羨ましい

 

痛みが引いて来たため文句を言おうかと思ったが、目の前に差し出された白い陶器のような脚を眼前に出された為に口を閉じる、彼女を見れば宙に浮いたまま椅子に腰掛けるようにして脚を組んでその片脚を俺の眼前に出している、靴とニーソックスのような物をわざわざ脱いだのか片手にそれ等を持っている

 

 

 

「この私に教えを乞うとは見る目は有るんだろうが、順序が違うだろう?

 

ーーまずは脚を舐めろ、話はそれからだ」

 

「……あ、脚?」

 

「くくくッ、そうだ私の脚だよ、それとも私の脚は汚いから舐めたく無いか?」

 

「……オーケー分かった」

 

「……はぇ?」

 

 

 

眼前の脚を掴んでその足裏をべろりと舐める、正直良い気はしないし気分も悪いが高々この程度で良かったとハッキリ言える、土踏まずの所を這うように舐めていた舌を上に持っていきクネクネと動く親指と人差し指の間の隙間に舌を滑り込ませて舐める、なんせ想像していた中の俺は臓器が幾つか無くなっていたり身体を構成する物が別物に挿げ替えられて足りもする

 

親指と人差し指の間の次は人差し指と中指の間に移りどんどん隣の隙間に移って行く、魔女と呼ばれる位だし生きたまま中身を取られるかもと戦々恐々としていたんだがまさか脚を舐めろとは、親指や人差し指などを口に含むように舐め取りまた土踏まずへと戻って今度は舌先で文字を描くように舐めて行く、別段酷い臭いがすると言う訳じゃ無いし痛みも無いが屈辱なのに違いは無い、出来るだけ無心で舐めるしか無い

 

踵を万遍(まんべん)なく舌全体で舐め回し足の甲へと移る、だがそれでも魔女のリアル黒魔術の犠牲にならずに済んで良かった、足首と脹ら脛(ふくらはぎ)の間をゆっくり行ったり来たりを繰り返す、断っていたら正直今頃は脳髄引きずり出されてたかもしれない、そのままゆっくりと足首から上の脹ら脛(ふくらはぎ)を上へ上へと登るように舐めて行く――

 

――と、そこでまたしても鈍痛、地面をのたうち回って文句を吐く

 

 

 

「ぐ、ぉおお、おッ、何をぉおぉおおッ」

 

「お、おおお前こそ何をするんだぁー!

あ、脚をッ、私の脚ッ!?」

 

「大丈夫カ御主人ー、ケケケ」

 

「大丈夫な訳が有るかぁー!!!」

 

「お、ッお前がヤレつったんじゃねぇかふざけんな!」

 

「誰が本当にやると思う冗談に決まってるだろう!」

 

「ケケケッ、自業自得ダナ」

 

「こちとら生きたまま脳髄引きずり出されるのは嫌だとやったのに冗談だと!?」

 

「なッ、誰が脳髄を引きずり出すだなんて言うと思ってるんだ、私か、私なのか!?」

 

「ッァ、ンンッ、マッ、チョット待テソコハッ、ンッ、ソンナトコダメェッテ言ッテタ御主人ジャネーカ?」

 

「似てないモノマネを止めろ!」

 

「結局、俺は魔法を教えてもらえるのか、それとも教えてもらえないのか?」

 

「ケケケ、ココマデヤラセトイテ今更教エネェノハドウナンダ御主人?」

 

「ええい貴様はどっちの味方なんだチャチャゼロ!」

 

「面白ソージャネーカ」

 

「面白い面白くないと言う話じゃッ、ええい貴様さっきの事を言いふらしたりするなよ、言いふらしたりしたら教えるのは即座に辞めるからな!」

 

「……て事は、魔法を教えてもらえるのか?」

 

「ただし私が飽きたら捨てる、刃向かっても捨てる、言う事聞かなかったら捨てる、と言うか殺す、それと定期的に貴様の血を貰おうか」

 

「ぉ、おおマジか!?

OKOK、血なんて三分の一より多く取らなきゃ何度だって取ってくれて構わないぜ!

 

えっと……、そういやあんたの名前って何だ?

俺は獅子怒 鋼(ししど こう)、心が読めたりする普通じゃない旅人だ、ちなみに獅子怒はファミリーネームだ」

 

「フンッ、私の事は師匠(マスター)と呼べコウ、そしてコイツは私の従者」

 

「チャチャゼロダ、簡単二壊レルナヨナ?」

 

 

 

もうすっかり火も消えてしまったと言うのに、月明かりと星の光が彼女、俺の『師匠』を照らすスポットライトの代わりを務めて輝いて居る、夜風が『師匠』の黄金の髪を水のように流して行く、美しくも妖しい魔女と恐ろしくも可愛らしい人形、この二人との旅はきっと俺に旅を教えてくれた彼との旅路のように掛け替えの無い物になるだろう、きっと彼女も俺を置いて先に『逝って』しまうのだろう、どうしようもない虚しさと悲しさを残して

 

だからこそ、彼女との一分一秒を大切にしようか、今はこの師匠との出会いを……

 

そうまで考えて身体が震えてるのに気付いた、残り火すらない焚き火の前で俺は何時迄師匠を放置しておくつもりなのか、今日からはまたおはようとお休みを言う相手が居る事に感謝しながら寝袋を荷物から取り出した……

 

師匠の分は予備で有るけれど……チャチャゼロの分はどうしようか?




ちなみに主人公この時点でまだ『魔法先生ネギま!』に等しい世界だとは気付いてません、この時までは魔法のまの字も知りませんでしたが、『神様』が言っていたので何かのマンガやアニメの世界だとは考えてます、まぁ魔法の射手(サギタ・マギカ)などの魔法で気付きますが

それでは不定期な更新を、また何時かとかノシ
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