魔法先生ネギま、心の力(物理)   作:オズワルド

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さて何時作者が行方不明になるか分からない落書きの更新のお時間です

いやー、驚く程に進んで無い、なにこれ7000文字近くは有る筈なんだけどこうまで進まないとは、まぁその分中身が有ると思う事にしよう、思うだけなら自由だもんな

と言う訳でちっとも進まないのを覚悟してどうぞ


これから続く朝食

昨日師匠(マスター)と呼ぶ一人の魔女が旅の仲間に加わりこれからの旅に少しの不安と大きな期待で心震わせながら眠りに着いた、師匠(マスター)師匠(マスター)で夜を明かす道具は有ると言って俺からは毛布を受け取らなかった、その後はコウモリの様な物が集まって四角いテントの様な物を作り上げていたのを見て、魔法ってスゲェと改めて実感したもんだ

 

さてそれも昨日の話な訳だが、眠りが有れば目覚めも有る訳で、遠足前の小学生でももう少し落ち着きが有ると思う程の時刻に目が覚めた、俺の気持ちを加えて言うなら目覚めて『しまった』だが

 

 

 

「……わあ、朝日が眩しい」

 

 

 

身体に羽織った毛布をキツく握り締めて朝の寒さに耐える、朝とは言え陽が登る一時間以上前に起き出していた俺からしたらもっと速く上れよと言いたい、幸いにも寒さに対しては能力を使って作った毛布が有るのであまり気にならない、当初は戦闘用として頂いたんだがこの意外と融通が効き過ぎて自分でもちょっと待てよと言いたくなる利用法に気付いてからは熱さも寒さも敵ではない、それこそ火をつける事だって出来るが……

 

テントで眠る師匠(マスター)に顔を向ける、テントの中からは未だに起きる気配が見られずスヤスヤと眠りこけてる、まず師匠(マスター)の前で無闇に能力を使うのは避けた方が良いよな、なんせ魔女だし人体実験されるのは勘弁だ

 

案外人前で大っぴらに使えないと不便な時もある、この毛布にしたって誰かの手に渡れば男の魔女扱いされてレッツ魔女狩りになりかねない、その時はその時で逃げれば良いけど気を付けた方が賢い

 

馬の頭を撫でながら今日から教わる魔法について思いを馳せる、魔法とは一体どう言った物何だろうか、昨日は何やら呟いて傷を治したりコウモリの様な物でテントを作ったが言葉で発動させるんだろうか、それとも目に見えないだけで何かを代償にしたり魔法陣とかが有るのだろうか、ダークな感じだと人の一部を代償にしたりするからな、と言うよりリアルに考えたらそっちのが確率的に多い気がしてきた、ちょっと待てや俺の記憶が確かならこの世界はアニメやマンガに等しい世界の筈だ

 

馬を撫でていた手を目の前に持ってくる、大分違和感も無くなったが俺の手は所謂アニメ化されている、『神様』の超技術は謎過ぎるが人如きじゃ理解出来ない次元何だろう、とにかくこの世界は何かしかの『アニメかマンガに等しい世界』の筈だ、だったらそうグロくてダークな事何て無いんじゃ無いだろうか……

 

無理矢理納得しようとした俺の脳裏にデモンズソウルやベルセルクなどが過る、やめて欲しい本当マジで話にならないから、それは無い筈と無理矢理言い聞かせて納得させる、しかし考える事をやめたらこんなに朝早くから何をすれば良いのか、やる事が無さ過ぎてこんなくだらない事を考えるんだ、ちょっと身体でも動かそうか

 

毛布を荷物の中に閉まって『武器』を取り出す、『見た目で言えば』グレートソードでありこれといった飾り気も無いそれ、俺の身長を超える180cm強の大きさを誇り途轍(とてつ)もなく途方もなく『重い』、もしこれが能力(ギフト)を使って創り出された訳じゃ無かったら俺は両手を使っても浮かす事も引きずる事すら出来なかったろう

 

ソレを片手で掴み上げて手首の力で一回転させる、もしコレを見てる奴が居たら化物扱いされる事請け合いだ、軽くストレッチをした後に目の前に『光』でもって人型を形作る、その人型は盾と剣を装備した典型的な騎士であるが旅をして来た先で確保してきた『光』でありその力はちょっとバカに出来ない、と言うより普通に180cm強の何十kgもする鉄の塊の様な物を片手で振り回す化物と呼べる俺でも普通に負けるんだからコイツも大概化物だ……

 

低く腰を落とし左半身を前に持ってきて左手を構える、武器は右手で持って右肩に担ぐ、超我流の中身が有るかどうかすら疑問の滅茶苦茶である構え、何か変な癖とかが着いたら不味い気もしないでもないが俺には良く分からない、もう結構この構えでやって来た所為で身体がこの構えに固まってしまったような気がするがやっていけてるんだから問題無いだろ、何より50……いや40年近くこの構えでこのシャドーボクシング(もど)きでやって来たんだからそれこそ『魔法』の要素を付け足す時位しかこの構えを変える気はない

 

そいじゃまぁ、第何回目かのシャドーボクシング擬きの模擬戦擬きと洒落込むとしよう

 

開始の合図など無く、騎士に走りかかりながら身体を回転させる、その遠心力で持って上段からたたっ斬りかかる、その剣身がブレて見えない程の斬撃を騎士は左手の盾で持って防いで来た、剣先でもって胸に浅い傷を付けようと言う距離で剣を振るった筈だが騎士の位置は俺の手前であり、既に右手の剣は後ろに引かれていて盾で防がれて体勢が崩れた所を断ち切るつもりだろう

 

そうなっては堪ったもんじゃないんで、肘から先を動かして下からの斬り上げに変化させる、頭上から剣身がブレて見えない程の振り下ろしの斬撃が気付けば下からの切り上げになっている、ハッキリ言ってキモイとしか言えない剣の軌道だが騎士はソレをやすやすと右手の剣で防いで来た、筋力が無い俺が鍔迫り合いなどすれば押し負けるのは目に見えている、筋力が無いのを補う為に遠心力と重さを使った攻撃を主体にしているんだから

 

だから鍔迫り合いに生じた瞬間、『籠手』を纏った左手で掴んで引き寄せる、少し不恰好な形だが体勢を崩した騎士に腕を鞭の様にしならせて一気に斬りかかろうとして

 

顔面を盾で激しく強打された、グラグラと揺れる頭の中で下がった方が良いと判断するが、脚を斬られ腕を斬られ腹を斬られ首を取られた、俺みたいな能力に頼った無理矢理な高速斬撃じゃない綺麗な型から入った連撃、倒れた視界の端で騎士が一礼をして消えて行った、無茶な攻めだったがそんな連続で斬撃を入れる程気に食わなかったのか?

 

痛む鼻を抑えて立ち上がる、リアルなのは良いけれどイメージトレーニングみたいなのを想像してたからコレはちょっと不便だ、騎士が消えていった場所をボンヤリと眺めながら服に付いた汚れを落とす、しかし困った事に俺は全然時間が潰せてない訳で

 

出来る事なら師匠(マスター)が起きて来るまで待とうかと思っていたが、本当にやる事も無いし準備だけ進めて行こう、もしかしたら匂いにほいほいと釣られて寝床から起きて来るかもしれない

 

毛布を締まった荷物とは別の荷物から鍋と野菜や調味料などでパパパッと朝飯を作り上げる、今日は何時もとは違って師匠(マスター)の分が有るから量が要る、しかしチャチャゼロの分はどうしようか……?

 

結局食べなければ自分が食えば良いという結論に至り少しだけ量を増やす事に決めて作った、塩胡椒を現代(未来)感覚で作ったので師匠(マスター)の口には合わないかもしれないがその時はまた今度味付けを変えるとしよう、こんな感覚で作った料理でも食えるだけマシだろ

 

適当とは言え料理は料理、煮込む時間などもありそこそこの時間潰しにはなった、良い香りが漂いそろそろ師匠(マスター)を起こしに行こうかと思った時、今迄動かざる事山の如く不動を貫いていたテントに動きが生じた、モゾモゾとテントの中から師匠(マスター)が這い出て来たのだが……

 

黄金の様に輝く金髪は不自然な膨らみや自由すぎるクセに逆らう事無く跳ね回る所謂寝癖で凄まじい事になっており、顔は頭の中が未だに夢の中に居るのか何処を見て居るのか分からない程に目を細めあっちへこっちへ頭をフラフラと揺らす、ネグリジェに至っては肩から紐がズリ落ちたりヤバ目だ

 

 

 

「……ん…」

 

「えっと……どぞ」

 

「……ん」

 

 

 

隣に来た師匠(マスター)の突き出された両掌に木の茶碗と木のスプーンを渡す、そのまま茶碗をもそもそと食べ始めた師匠(マスター)を何とは無しに眺めてみる、もしかして見続けたら失礼に当たるのだろうか、と言うか俺の作った料理に対して大した反応が見られないがせめて何か言って欲しい

 

仕方無しに自分の分の具を取るとする、意外と早く食べ終わったのか師匠(マスター)が殻になった茶碗を突き出していたのでまたよそって手渡す

 

 

 

「…ん……美味いな……」

 

「ぁ、有難う……?」

 

「……ん…」

 

「ソンナニ美味イナラオレニモ食ワセロヨ」

 

「えーっと、チャチャゼロ……さんは喰えるのか?」

 

「サンハ要ラネェ自然体デ行コウゼ、次イデニ言ウナラ食エネェナ、マァ言ッテミタダケダナ」

 

「あ、食わないんだ」

 

 

 

食する量が増えたので食事のペースを上げて一先ず今の茶碗の中身を食い尽くしてさぁ次はこの鍋少数の肉に取り掛かろうとした時に気付いた、見てる……、めっちゃ見てる……

 

横に視線をズラせば茶碗を片手にスプーンを口に加えたまま固まって此方を見続けてる師匠(マスター)が居る、まるで石の様に動かない師匠(マスター)は時折瞬きをするだけで口に含んだ物を食べようともしていない、流石にちょっと変だと思って声をかけようとした所で師匠(マスター)が口に含んだ物をゴクリと飲み干して口を開いた

 

 

 

「誰だお前?」

 

「……えっと、一応とは言え獅子怒 鋼っていう名前だけれども、実は昨日の事って全部俺の都合の良い夢だとかじゃ無いよねチャチャゼロ?」

 

「ケケケッ、夢ジャネーヨオ前ハ正真正銘御主人ノ魔法ノ弟子ダゼ」

 

「だよな、という事で師匠(マスター)の弟子だけど」

 

「……あー、そう言えば」

 

 

 

そう言えばって忘れてたのかよこの師匠(マスター)、すげぇナチュラルに忘れ去られたな俺、しかしソレを差し置いても料理を美味いと言ってくれたのは助かったぜ、普段より気合を入れて作った物だからな、コレで不味いとか言われたら普段俺が食ってる物は何なんだという話だ

 

俺がソコまで考えた時、またしてももそもそと食べ始めた師匠(マスター)がビクッと動きを止めた、どうかしたかと話しかけようとしたら猛烈な勢いで茶碗とスプーンを置いてテントの中に潜り込んでしまった

 

えーっと何事だ?

とりあえず一旦食事は止めとこうか、チャチャゼロが愉快そうに笑ってるから師匠(マスター)が危険な事態では無いと思うが、って言うか本当に何事だよ俺なんか不味い事してねぇだろうな?

 

そんな不安を残しながら師匠(マスター)の消えたテントを見つめる、つい先程までは暴れる猛獣と戦って居るのかと思う程にガタガタ言っていたが今では恐ろしい程に静かだ、こう言うのを嵐の前の静けさと言うのかと嫌な事を嫌な時に知る事になった

 

ふわりと、唐突にテントの奥から風がやって来た、少し寒いその風に身体を縮こませるとテントの奥から師匠(マスター)が風と共に現れた

 

 

 

「クククッ、随分と朝早くから働き者じゃ無いか、まぁお前が私の為に作った物だからな、例えどんなに酷い味でも我慢して食ってやるさ」

 

「ぁ、うん?

……あんなに物凄い音立ててたのに寝癖治したり服装整えただけ?」

 

「うるさい黙れ!

何でお前は過ぎた事を蒸し返すんだ、今のはそれまでの事を無かった事にする流れだったろう!

 

それをお前あ、うん?だなんて何だその腑抜けた返事は私がバカみたいじゃないか!」

 

師匠(マスター)、酷い味でもって美味しいって言ってたじゃ――」

 

「――だから黙れと言ってとろーがッ!」

 

「痛!」

 

 

 

殴られた、グーで頭を殴られた、何だろうこの魔法使いにあるまじき物理攻撃、いや今の問題点はそこじゃ無いって、もし機嫌を損ねられてもう魔法を教えないだなんて事になったら不味い、ココは一見不自然だが師匠(マスター)の考えに乗るしか無い

 

何だか既に手遅れな予感がマッハで駆け抜けるが無理矢理にでも進めなきゃ本当に魔法を教えてもらえないかもしれない、それだけはマジで勘弁だ

 

師匠(マスター)が使っていた茶碗に鍋をよそって新しいスプーンと一緒に師匠(マスター)に渡す

 

 

 

「まぁ酷いと言わずに食べてください師匠(マスター)師匠(マスター)の為に作ったんだから食って貰わないと量的に食えないと言うか、とにかくはいどうぞ

 

それとおはようございます」

 

「ぉ?、お、おう?

 

お前切り替え速いな、まぁいいさ今後も私の機嫌を損ねないようにするんだな」

 

「極めて承知、とそう言えば味の方は?」

 

「ん、うむ、まぁ、まぁまぁだな」

 

「まぁまぁですか」

 

「まぁまぁだ」

 

「精進致します」

 

 

 

黙々と食べる師匠(マスター)から視線を外して俺も少しだけ冷めた茶碗の中身を食い尽くす、とりあえずの危機は去ったようだが、魔法の練習って何時するんだろう、ここで催促するのは何かせっかち過ぎるような気もするし

 

悶々と言い出そうか師匠(マスター)が言い出すのを待とうかと悩んでいると師匠(マスター)の方から声が掛かった

 

 

 

「おいコウ、お前覚悟は良いだろうな」

 

「えっと、何の?」

 

「何のだと?

そんな物魔法についてに決まっているだろう、この私に師事したんだ、そこそこの強さなどでは許さん、それこそ現代に置いて最強と呼ばれる程になって貰わなくてはな

 

その為にはちょいとばかし無茶をするかもしれんが、まぁ構わんだろう、せいぜい壊れない様について来る事だな」

 

「――はいッ師匠(マスター)!」

 

「……何でコイツ嬉しそうなんだ」

 

「ケケケッ、愉快デ良イジャネーカ」

 

 

 

何で嬉しそうと言われても、最早魔法と言う幻の技術を目の前にしてその程度は大した問題にはならないと思うが、それは現代人感覚から言ってるからだろうか、今の時代から考えてみよう、魔女狩りが盛んな時期に魔法を魔女に教わる、しかもなんか無茶をした結果壊れるかもしれない程の修行らしい……

 

成る程異端だな俺

 

茶碗の中身も鍋の中身も丁度空になった時の事、なにやら師匠(マスター)がモジモジし始めた、モジモジと言うか詳しく言えば何やら手をわたわたさせたり唸ったり頭を抱えたりとにかく尋常では無い様子だ、ちょっと話し掛けるのに勇気が居るがこのままと言う訳にもいかないし何より俺が気になるし聞いてみるか

 

ついには唸りながら折角整えた髪をグシャグシャにかき乱して悶え始めた師匠(マスター)に声をかける

 

 

 

「そんなに悶えてどうしたんですか師匠(マスター)

 

「ん、ああ、実はだな……うん、血を貰おうかと思ってな」

 

「……何かそう言えばそんなん有りましたね、別に構いませんけど……手首切りましょうか?」

 

「だから私は回復魔法が苦手だと……と言うか、問題はそこじゃ無くてだな」

 

「問題有りますか?」

 

「有るんだよ……そうだな、目が覚めたら魔法を教えてやるからちょっと眠てろ」

 

「はい、分かり……なして!?」

 

「えぇいうるさいな、グダグダ言わずにさっさと気絶してろ、やれチャチャゼロ」

 

「ワリィナ」

 

「ちょま――」

 

 

 

後ろから上がった声に咄嗟に振り向けば、丁度真後ろの師匠(マスター)から迫る光に飲まれる、薄れゆく視界の中でチャチャゼロが小馬鹿にしたようにケタケタと笑っているのが見て取れる、勘弁して欲しい、その一言すら言えずに急速に増して来た眠気に身を委ねる事にして目を瞑った




へーい、能力で作った騎士とのバトル(一方的なイジメ)を無くせば良いんじゃないとは言わないお約束だ

いやぁこんなに進まないとは、いっその事キングクリムゾンでも繰り出すか、でも止めといた方が良い気がするんだよ……

ネギまの本家に無いからなぁ、『魔法先生ネギま!研究所』には頭が上がりませんな、でも原作を読み切ってる訳じゃないからこの先どっかでオリジナル要素出したりしないと行けないんだけれど、原作が余りにも神がかってるせいで勝てる処か近付ける気すらしない

作者にゃネギまを読んでた頃のドキドキを作り出す技量も力も有りません、そんな作者が書いた落書き第四話はいかがでしたでしょうか?

こんな風に話が進まない事が多々有るので用法容量に注意して読んでください
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