どこでマーシアンを出そうかなと思って考えていたら、聖剣奪還編か和平編のどちらかしかないことに気づいて、色々と考えた末にこちら側に出してみました。
聖剣奪還組みが結成されて、二日が経過していたが、その間も学校があるために聖闘士組みが基本深夜にかけて街のパトロールのシフトに入っていたが。
それでも一向に聖剣を奪った相手とはまったく接触やまた此処最近ではぴたりと神父やシスターなどが襲われなくなったために、相手のアジトさえもまったくつかめずにいた。
だがこれは仕方がないことでもあるのだ。幾らあいてが聖剣を有していたとしてもだ。
聖闘士相手ではまったくといっていいほど聖剣を奪った相手は勝ち目がないのだから。
持久戦になってしまうのは当然の理でもあったが。
「まったく・・・これでは折角手に入れたぼくちんの聖剣の威力が無駄ではないですが?」
こうやってつぶやいているのはフリードの言うことも仕方がないのだが。
「まっあ待て・・・さすがに聖闘士相手では我々も分が悪いどころではないぞ、だからこそ、やつらを呼んだのだが・・・そろそろ着てもいいころあいなのだがな」
フリードと話している男性こそ、人造聖剣計画の計画・立案そして実行したあの男でも有った。
そしてなによりも、そんな男が読んだ増援こそが一番の問題でもあったのだ。
「まったく・・・バルパー・ガリレイに呼ばれ来てみれば・・・ずいぶんと面白いことになっているわね」
そうまるでさっきまで人がいる気配などまったくしなかった場所から急に声が聞こえてきたために、フリードもそちらのほうに向いてみると。
その姿形はまるで聖闘士が来ているクロスそのものでは有ったが唯一の違いは赤と黒をベースとしたクロスを着ていたということだけである。
無論そのクロスを着ているのはどこからどうみても男性では有ったが・・・なぜかくねくねと体を動かしている為に、さすがにだれも近づけない雰囲気となっていた。
だが一人だけは違っていた、そうこんな男性をよんだ張本人である、バルパー・ガリレイ本人だけは。
「ずいぶんと遅かったな、アモーレよどこで油をうっていた?」
そう確かに聖闘士対策としては同じ小宇宙を扱える人物をぶつけるしかないのだが、そんな人材は実際の所は数が少ないのだ。
だからこそかつて聖闘士と聖戦をして負けたはずのマーシアンの残党をこの地に呼び出して、宿敵の聖闘士と戦わせている間に当初の目的である。
残りの聖剣を持ってきているはずの教会関係者を襲い聖剣を奪取した後に融合させた聖剣を使ってグレモリー家・シトリー家の次期党首を殺害することで戦争状態に持ち込む
これが堕天使コカビエルとの約束ごとであったのだ。
だらかこそ今まで動けずにいたのだが・・・
「なによ、少しばかり時間に遅れたことに目をつぶってくれてもいいとおもうわよ、だって戦力的にはこちらが圧倒的に上なのよ」
そうなのだ実際にアモーレのクロスをよく見ると、わかると人間にはわかるのだが。
これはマーシアン専用のクロスではない、むしろ・・・このクロスこそが聖域でいつの間にか失われてしまったクロスの一つである魚座のクロストーン組みの黄金闘士のクロスで有った。
ではなぜ本来のクラスの色であるはずの黄金色ではなくてマーシアン側の色といえば結構簡単なことであるのだ。
それはクロスに宿っている意識をある種の術式によって封じたことによってクロスの色が消え去り、ただの小宇宙増幅器とプロテクターとしての役割だけを持ったクロスが出来上がってしまったのだ。
無論アモーレだけで来るはずもなくて・・・
「いい加減に出てきたらどうよソニアちゃん」
「・・・私にかまうなといっていたはずだが?」
そういって現れたのはやはり、聖域から失われた一つであるさそり座のクロスを着て出てきた女性で有ったが、その髪は短く着られており、またマスクを顔にしているために
判断が付かないが、そのことでいらだっていたのは言葉をきけば誰だってわかってしまった。
またソニアの着ているクロスも赤と黒をベースにして色になっており元が黄金闘士が着ていたクロスであるなんてわかるはずもなかった。
「たったの二人ですか? 大丈夫ですかね。マーシアンは一度は聖闘士に敗れているんですよね、残党如きがたった二人の戦力で十分ですかね?」
フリードの言うことはなにも間違いではないのたが・・・それはあくまでも聖闘士やマーシアンの実力を知らない人物に限られるのだ。
この二人はすでに小宇宙だけは黄金クラスかあるいはそれに匹敵するほどの力を有している、これは元のクロスが黄金クラスであるためにその力を借りようとするとどうしても、白銀クラスの上位クラスの実力と小宇宙の力が必須になるのだ。
「大丈夫だフリードよ、こいつらは聖戦の折にてあの黄金クラスと互角に渡り合った実力者だ、今この街にいる聖闘士どもはせいぜいブロンズどまりがいいところだ」
「なるほど・・・だからこの二日もまたされていたんですね、では今日からは教会の奴ら見つけたら思いっきり狩っても良いということですか?」
「そうだ、護衛にはこいつらをつけるが、あくまでも最初に見つかってもいいのはお前だぞフリード、危なくなったらこいつらが戦闘に割り込むが、それ以外は基本お前だけで対処してくれ、他のものどもは結局だれ一人としてこの【結晶】の適合者にはなれなかったからな」
そういうとバルパー・ガリレイの右手にある【結晶】がわずかに光を出したと思ったが。
それはほんの一瞬であるためにマーシアンの二人組みにしかその光は認識できなかった。
こうしてフリードはようやくその狂剣を振るう為に、自らのアジトを出て外の街にいる教会関係者または悪魔との契約をしている人間を切り刻むために街を俳諧しはじめる。