ようやくフリードは狭いアジトから外に出て街に向かっていた頃には 太陽が沈み
月が昇る頃に時間はさしていた。
これは流石に真昼間から しかも路上で悪魔の契約者と思しき人を切ったりすれば
それだけで警察が動いてしまう、
確かに人払いの結界は張れるかもしれないが、それはあくまで殺人現場を他の人達に見せないようにする為であり、悪魔ならばその場で切れば肉体もまとめて消滅してしまうが、
人間だけは違う 普通に惨殺されたとわかってしまえば ただでさえ厳しい警備体制が余計に厳しくなり、さらには裏の仕事だとばれてしまえば、それだけで聖闘士を余分に呼ばれてしまう恐れもでてしまう。
ゆえにフリードは自らの愛剣と化した聖剣を持って街の中を俳諧しているしかもわざと敵がこちらに来るようにご丁寧に、聖剣の気配を駄々漏れにしていたのだ。
「くくくく やっぱりきましたね 教会の犬どもが・・・おや珍しい 悪魔ちんも一緒ですが・・・いいですね」
そうこのようにして その気配を感じ取れてしまう 人間が集まってくるのだ。
「やはり・・・罠だったか・・・どうする イリナ」
「もちろん わなだろうが・・・ 食い破るわよ ゼノヴィア」
「まったく ようやく見つけた相手が 墜ちたエクゾシストだとはね・・・皆の仇を討たせてもらうよ」
それぞれが持つ聖剣や魔剣を即座に取り出して。
たった一人の人間相手に路上で三人が戦いを始めたが・・・
キン・・・ ドッコーーーーン
はっきり言って 三人とも全くといっていいほど 連隊のレの字もとれてはいなかった。
これははっきり言って 三人とも 時間があるのにもかかわらず 必要最低限の情報や接触しかしてこなかった結果でもあった。
元々教会組みにしてみれば 確かに魔剣を幾らでも製造できる能力は優秀ではあったが
同時に教会その物がその能力そのものを禁止にしてしまっている以上は
当然 このようなことになっても普通に教会組みと悪魔組みということに分かれてしう。
よって・・・
「なぜ・・・直ぐに攻撃しないんだ、今の間で攻撃が出来ただろう? これだから悪魔は」
「それを言うならば あの時 なぜ さっさとあいつの攻撃をそのご自慢の聖剣で受けてくれないんだ 僕達悪魔にしてみれば 一撃を受けたら死ぬもの相手に防御なんてできるわけないだろう」
「ほら ゼノヴィアさっさと 悪魔のいうことは無視して こいつを倒すわよ こいつは確かに スピードに特化した聖剣を持っているけど 私たちが相手にすれば聖剣は奪還できるのよ」
「そうだな これだから 悪魔と一緒になにかをするのはいやなんだ・・・」
「それはこちらの台詞だよ・・・聖剣使いさん」
こんな感じでフリード相手に戦っているのだ。
そのために 聖剣と魔剣との攻撃位置が一緒になって魔剣が壊れてしまうなんてすでにこの戦いではありふれた光景なのだ、
実際にそれがなければすでにフリード程度の技量を持った墜ちた神父相手にこの三人でもだれでも勝てる要素はあったのだが・・・
「ぼくちんの相手をしながらよく ここまでいがみ合いますね まっあーーーそのおかげでぼくちんも生きていられるのですが・・・」
そこへ フリードが常に持っている小型の無線機に連絡が入る。
「へーーなるほど 丁度二人が聖剣を持っていますからね アジトへご招待ですが・・確かにそちらの方が色々と効率がいいですからね」
その無線をフリード聴き そして答えると この戦場となっている路上から徐々に自らのアジトに向かってゆっくりと後退していく。
流石に徐々に最初の戦いの場所から離れていくのがわかったのか?
「えっ・・・もしかして・・・逃げるんじゃ・・・追いかけるわよ ゼノヴィア」
「わかっている イリナ」
「二人とも・・・まって・・・・」
こうして三人は罠とも知れずに フリードの後をつけていくと、フリードが逃げ込んだのは イッセー達が完全に攻め落としたはずの教会の跡地の地下に入っていく。
「ねっえ・・・流石にこれ以上はやめたほうが・・・いいじゃない?」
流石のイリナも人気がない場所に近づくほど徐々にだが・・・相手がこちらをはめる為に何かしらの罠を仕掛けていると考えていたが・・・
ゼノヴィアにしてみれば
「なにを恐れる必要があるんだ・・・罠なんて私の聖剣が有れば幾らでも破壊はできるぞ」
木場にしてみれば 今すぐにでも目の前にいる二人を殺して 聖剣を奪ってそのまま破壊した気持ちに刈られているが・・・
『もし 二人を殺して・・・聖剣も壊したとしても・・・イッセー君達によって確実に殺されるだろうね』
そうなのだ この世界では、はぐれ悪魔であっても聖闘士達に出会って、本当に人を殺していなかったときは、聖域での保護が認められているが。
だが復讐など、そのような事をした相手にまで聖闘士達は保護などはしない。確実に抹殺対称になっている。
これは保護したとしても 人殺しの感覚をもっている悪魔にいつ寝首をかかれたり、保護している立場でありながら人間を殺すなんて事をする悪魔が出ないなんて保障は何一つない。
だからこそ心を鬼にして 聖闘士達ははぐれ悪魔を殺しているのだ。だれも憎くて殺しているわけではない。
「僕もとうぜんいくよ ようやく聖剣を破壊できるチャンスなんだから」
「「それは私たちの知る所ではない・・・ようは早い者勝ちというわけだ」」
「そうだね 君達が聖剣をとれば・・・もって帰ればいい でも僕が手に入れたら確実に破壊するよ」
「「いいだろう できるものならね」」
「人が作ったものなんだ・・・絶対に破壊するさ」
こうして 三人は フリード達が 罠を入っている・・・教会跡地へ向かって歩き出した。
それを静に見守っている 赤と黒の鎧を着た二人組みが三人を見ていたことすら気が付かずに
「全く・・・フリードちゃんにも仕方ないわね・・・ 確かにこうして人気のない所でしかもアジトらしきものに戻っていくとすれば・・・三人が追いかけてくるとわかるけど」
「・・・・三人ともやっていいのか」
「だめよ・・・三人にはメッセンジャーとして役割が有るんだから 適当に相手をして
グレモリーが居ると思われる学校前においてくるのよ」
「なるほど・・・それでこの街の聖闘士達がどの程度いるか・・・確認をするのか」
「そうよ・・・確かに私たちは強いけど・・・人数によっては多少は苦戦とか・・・悪魔特有の能力によってやられるおそれがあるのよ」
確かに聖闘士のクロスの中でも特別なクロスは色々と存在するのだ。
それゆえに相手がどの程度強いか? またどんな特性を持っているか? それを知ることは生死を分ける分岐点となりえるのだ。
二人はそれを前の聖戦で散々しってしまった。
「さて・・・そろそろ 出番のように」
実際にこの口調の男が指をさすと・・・その方向から 二人だけになっているが・・・
それでもアジトから必死になって逃げている 無論すでにその手には聖剣はない。
逃げているのは木場とゼノヴィアだけなのだ。 イリナはすでにフリード達のアジトで捕縛されて聖剣を奪われてしまった。
元々アジトには上級の堕天使が居るのだ 今の三人でも勝てない相手だ・・・それなのに連携も取れない 戦いのさなか・・・敵の目の前でケンカはするのであれば・・・
当たり前のようにやられてしまった。
こうして イリナを敵のアジトに残して 二人はおめおめと逃げ帰ることしか出来なかった。
改めて 敵の強さに二人は気づいたのだ・・・ 今の自分達では絶対に勝てないということを・・・
こうして 勝手に敵アジトへ攻撃したゼノヴィアと木場がイッセーの家に逃げこむ間に・・・グレモリーの目の前にイリナが捨てられた上で宣戦布告を堂々とさせられてしまった。
こうして 聖剣をめぐる戦いは・・・いよいよ最終局面へと向かっていく。
すみません だいぶ 後れました
色々とあって・・・でもどうにか 完成させれました。
原作でも この二人がどうやって助かったのか? アジトは何処にあったのか・・・
それがわからないままだったので 色々とオリジナル要素を加えてみました。