弾幕ごっこなんて、楽しむものだよね?と思っている私だった。
翌日、傍から見てちゃんとした主婦だ、と思えるようになった腕で朝食を作り、霊夢と共に食事をした久遠。
「久遠、あんた…ようやくちゃんとしたのが作れるようになったわね。あとは苦労しないわー」
「……そりゃどうも。女子力あがったからいいけどさ」
嬉しそうに笑う霊夢を横目にむす、と拗ねたような表情で霊夢をみている久遠。
2人共、感情が表に出やすいらしい。
誰かさんがその2人を言うとすればきっと、同じ気質の2人だというのだろう。
実力はかけ離れてるが。
今回は珍しく、2人で人間の里へと降りた。
霊夢曰く、『甘味処へ行きたいわ』とのこと。
「…ねぇ、霊夢。どうして私達ってこうも視線を集めるの?」
里に居る人間たちは霊夢、久遠を巫女のような目でみている。
霊夢はいつもの通り、久遠は…まるで、霊夢に認められた次期の巫女のように。
「あ、ちょっとね。吹聴したのよ。今度、永遠亭に行けば分かるわ」
「霊夢が言うとなんかありそうだなぁ…。命が幾つあってもありない」
思わず苦笑する久遠に、霊夢は楽しそうな雰囲気をまとわせている。
「大丈夫よ、死ぬようなことじゃないわ。本格的に私の家系に…」
「……霊夢ー、駄目だよー。私、外来人だし、博麗の血筋なんて受け継いでないしー」
たくらんだような笑みを浮かべ、久遠をみている。
さすがに苦笑しながらたしなめるように言った。
「うーん、あいつなら色々とやりそうなんだけども」
「だからってそういうの駄目だよ、霊夢」
「ほら、あんたもいれば私は楽なのよ。博麗の巫女が1人で、いつ異変が起きてもおかしくないのだから」
「幻想郷だから、か。まぁ、確かにそうだね。うーん…なんとかなるよ。今は平和だし」
せいぜいあっても私の頭にルーミアがくっついていたりする程度だろう。
そう思うのは私の勘なんだよね。
…つっこみ、くるのかな?主に霊夢から。
なんて考えていたら。
「どうしたのよ、久遠。珍しく考えて。私によく似た性格なのに…凄いわね」
じ、地味に失礼だ……!?
「た、たまには考えるよ!?霊夢!?」
そう言うと面白そうに笑う霊夢。
…いいのか、これ。
そう言う風に仲良く、賑やかに甘味処の近くまできた。
「ここよ、久遠。お茶が好きみたいだし、あうんじゃないかしら?」
驚いたような表情をすると久遠は霊夢を見る。
「……い、いがいと考えてる!?」
霊夢はやれやれ、と苦笑いしながら肩をすくめて見せた。
「まぁ、いいんだけどさ。霊夢、オススメとかあるの?」
甘味処に進みながら楽しそうに言う久遠。
「ええ、あるわよ。…聞くってことはあんた…」
「承知の上だよ。同じの頼むっての悪くないしさ。ほら、魔理沙と霊夢みたいで」
「あんたもその中に入りそうね」
ニコニコ、とそういう霊夢に久遠はひそかに(ライバルにだけはなりたくないな)、と思った。
ギャグを入れたいと思ってるんですけど、難しいですねー。