世界に惹かれた魔法使い 作:イリス
一様週1で更新していく予定です。
では本編をどうぞ。
突然だが皆さんはいきなり怪しい手紙が目の前に現れたらどうする?
それも『神様より』なんて書かれている手紙だ。
もうすぐ父さんと遺跡に向かうんだけど、部屋にいたらいきなりこれが降ってきたんだ。
下手に開けて何かあったら嫌なんだけど・・・。
まあ、俺の直感が開けても大丈夫って言ってるし開けてみようかな。
ん~と、何々・・・。
『転生した気分はどうだい?
ここで衝撃の事実を教えてあげよう。
なんと君を転生させたのは僕なんだ!
まあ、君の人生見てたらかわいそうに思ってね。
それで空いてた転生枠に君を入れたんだよ。
ああ、転生した君には特典としていくつかの特別な力をあげているんだけど、ベルトといくつかの指輪をあげるのを忘れてたんだよ。てへっ!
一様説明してあげるけど、君にあげた特典はものっ凄い幸運と魔力、魔眼、超直感、それとベルトといくつかの指輪だよ。
え?多い?
いや、まあ、なんというか、特典ってのは前世が酷ければ酷いほど多くなるから、・・・その・・・君の前世があまりにも酷くてね。
実はまだ、やらなきゃいけない分があと少し残ってるんだ。
なので、君の眼に情報分析能力も足そうと思うんだ。
それと、この世界にありえなかったいくつかの世界との繋がりを築くこと。
えっ!いらない、だって!
それだと僕が上司から怒られるから却下で・・・。
という訳で、この手紙に読んだ人の眼を改z・・・もとい、変化させる術式が組み込んであるから、もうすでに受け取っちゃってるはずだよ。
ベルトと指輪は机の上に転移させておいたし、魔法石さえあれば君自身指輪を作れるはずだから。
Ps.そういえば調べたら君、女難な運命だったよ。
神様より』
・・・なんだよこれ。
あっ!粒子みたいに消えた。
「なんか性質の悪い悪戯にしか見えなかったんだけど・・・。」
【That's right, master.(そうですね、マスター。)
But please see on the desk.(しかし、机の上を見てください。)】
「えっ!」
ディノに言われて机の上を見ると、確かに何かのベルトと赤とか青の宝石?の付いた指輪がいくつか置いてある。
・・・まじか。
「これ、解析できる?」
【Please wait a moment.(少し待ってください。)
..... analysis impossibility.(・・・解析不能です。)
I don't know at all what this is made of.(これが何でできているのか全く分かりません。)】
「そっか・・・。ということはあれは全部本当ということだよね。」
【Perhaps for....(おそらくは・・・。)】
そっか、俺は神様に生まれ変わらせてもらったんだ。
まあ、変な神様だったけど・・・。
ん?もしかしてこれってドラゴンが言ってたベルトと指輪じゃないのか。
よし、ちょっと起こして聞いてみるか。
(なあ、ちょっといいか、ドラゴン。)
(う~ん・・・なんだ?ミカゲ・クローベル。)
まだこれのことに気がついてないってことはまた寝てたな。
最近は暇だからって、いつも寝てるからな。
(もしかしてこれがお前の言っていたベルトと指輪じゃないか?)
(ん?ああ、そうだ。間違いない。それが俺が言っていたものだ。それはどうした。)
(ええっと、変な神様から貰ったんだ。)
(何っ!神様だとっ!・・・まあいい、お前が非常識なのは生まれたときからだからな。もう慣れた。)
失礼なっ!
非常識なのは父さん母さんであって俺は至って普通だ。
・・・だよな?
(生まれてすぐに言葉を理解する赤ん坊が何処にいるんだ?
親が親なら子も子だな。)
・・・・おおうorz。
そうだな。
そうだった。
俺も非常識な存在だったな。
・・・・よしっ、そのことはもう考えないようにしよう。
それでこのベルトと指輪だけど、なんとなく使い方が分かるぞ。
これが超直感ってやつか。
今までの感覚もこれだったのか。
・・・・俺って本当に非常識だったんだな・・・・。
いいや、考えちゃダメだ、考えちゃダメだ、考えちゃダメだ、考えちゃダメだ、考えちゃダメだ、考えちゃダメだ、考えちゃダメだ、考えちゃダメだ、考えちゃダメだ・・・・・・。
ふう、落ち着いた。
それから眼は、・・・・うん、便利だな。
視たものが大抵理解できちまう。
いや、でも、これから遺跡に行くしラッキーだったな。
もしかしたら何か発見できるかも・・・。
ちょっと更にテンション上がってきたぞ。
「おーい、ミカゲ~。準備できたなら行くぞ~。」
父さんの声が聞こえてきた。
行かなきゃな。
「よし、ディノ、とりあえずこれは空間収納しておいて。」
【I see, master.(分かりました、マスター)
It's harvested.(収納しておきます。】
ディノが光るとさっきまで机の上にあったベルトと指輪が消える。
これもディノの機能の1つだ。
空間収納機能、ゲームみたいに別空間にものをある程度収納することができる。
・・・やっぱりディノはハイスペックどころじゃないよなぁ。
【Everything is for master.(すべてはマスターのためです。)
I have no impossibility.(私に不可能はありません。)】
「いや、俺の心を読むなよ。
・・・まさかそこまで機能じゃないよな?」
【I'll trust imagination.(ご想像にお任せします。)】
・・・まさかな。
いやいや、さすがにねえよ。
【May you have that?(あるかもしれませんよ?)】
「だから、読むなって!」
・・・もう考えるのはやめよう。
考えたら負けな気がする。
「ほらミカゲ、早く来なさい。置いて行くよ。」
「待って父さん。今行く!」
いや、あの親馬鹿が置いていくところなんて想像できないんだけど。
とりあえず待たせるのも悪いし急ごう。
「お待たせ、父さん。早く行こうよ。」
「ああ、ちょっと研究所によっていいか?」
んん?あの父さんが何か忘れ物か?
いや、それはないから他に別のようだろ。
まあ、いいか。
「うん、いいよ。」
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いいと言った自分を殴りたい。
・・・・・これは酷い。
あの後研究所に一緒に着いてきたのだが・・・。
働いている人みんな髪がボサボサで目の下に隈ができていて見ている此方が身体を悪くしそうだ。
「お~い、みんな家の自慢の息子を連れてきたぞ。」
「家の親がこんなになるまでこき使って申し訳ありません。」
父さんが皆に声を掛けてこちらに注目が集まる。
まず俺は即座に謝った。
「へ?コーヤ、何を勘違いしてるんだ。こいつらはここに来る前からこんなだったぞ。といかこれより酷かったぐらいなんだぞ。」
父さんが驚いて言ってくるがまだ信用できない。
「そうですよ。坊っちゃん。
自分たちは主任たちに感謝するぐらい好きなようにさせてもらえてますよ。
前のところではかなり孤立してましたから・・・・・。
引き抜かれて良かったと思ってます。
・・・・・・というかそんなに酷いですか?僕たち。」
「はい、かなり・・・・・。
・・・・というか、坊っちゃんってなんですか。」
「ああ、主任たちがいつも自慢話ばかりされているので、自分たちの中では呼び方は坊っちゃんに決まっているんですよ。」
また、なんて恥ずかしいことを。
あまりの羞恥心に俯いてしまう。
やばい、たぶん顔が真っ赤になっているだろうから前を向けない。
「よしっ、息子の顔見世も済んだし、遺跡に行こうか。」
えっ!もしかして研究所に寄ったのってこの辱めのためっ!
・・・・もう嫌だ。
ここには極力来ないことにしよう。