新世界より ~千年前からのメッセージ~   作:キリュウ

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ずいぶん遅れて投稿

読んでくださってる方はおられたかな?w

今回はちょっとほのぼの?みたいな感じです!

では、どぞ~w


新世界より ~第六話~

 

 

 

キャンプ場に俺たちが戻ったころにはもう日が傾きつつあった。

さっき見たバケネズミが思いのほかショックだったらしく夕ご飯を食べているとき、俺以外の表情は少し暗かった。

その夕食中に、

 

 

「ふふ、皆には隠していたけど、僕は実は八町標の外でしか知りえない、ずっと秘匿されてきた真実を知ってるんだ。」

 

 

突然、瞬がそんなことを口にした。

 

 

「この秘密、今すぐ皆が寝て、明日の早朝、僕について来るならお見せできるけど?...ふふ」

 

 

おそらく、皆の雰囲気が暗かったからの提案なのだろうが、その、なんだ、

 

 

「「「「(何かキャラ違くない?)」」」」

 

 

そう思うのは無理がないだろう。

結局、瞬の提案に乗ることに決定し、その日は早めに寝ることにした。

 

 

 

 

次の日の早朝は一番早く起きたのは提案者の瞬だった。

 

 

「おはよう、皆。」

「う~ん、あとちょっと~」

 

 

そんな寝言を言うのはもちろん覚だ。

 

 

「ほら、起きてよ覚!皆起きてるんだから」

 

 

早季がめんどくさそうに起こすが、覚は朝が弱いらしく起きてくるのに5分くらいかかった。

意外にも真理亜も朝は弱かったようで、早季が覚を起こしに行っている間、欠伸をしながら岩の上に座っていた。

 

 

「真理亜も朝は弱いんだな」

「う~ん、覚ほどじゃないけどね~、それに昨日はあんまし眠れなくて」

 

 

なるほど、確かに少し顔色が悪いようにも見える。

 

 

「寝不足だと呪力のコントロールが鈍るから、あんまり無理せず行動しろよ?」

「うん、ありがとね」

 

 

覚が起きてきて皆が集まったので、瞬が言っていた場所に向かうことになった。

 

 

「それで瞬、どれくらい離れてるの?」

「そうだね、そんなに遠くは無いよ」

「っわぁ~、眠いわ~」

 

 

起きたものの、しっかりと覚醒していない覚は欠伸をしながらふらふらと瞬の後ろを歩いていた。

 

 

「ちょっとしっかりしてよね!早季は受け止めてもあんたを受け止める気なんかないから」

 

 

覚の2つ後ろを歩いている真理亜がそれを見て注意する。

まぁ確かに、起きたばかりで、呪力が安定していないことを考えると真理亜が呪力無しに覚を受け止めることはちょっと大変だろう。

 

 

「へいへい、どうもごめんなさいね」

「まぁまだ朝方だから、二人ともピリピリしなさんなよ...にしても、そろそろなんじゃねぇか?」

 

 

正直、俺は歩き始めて5分くらいで瞬の目指している場所が想像ついていた。

 

 

「うん、そうだね。もう着くと思うよ」

 

 

瞬を先頭にして歩くこと約15分。

俺たちは少し小高い丘の上についていた。

 

 

「ふぇ~ちょっと歩いたところにこんな場所があったのか~」

 

 

覚も漸く目がはっきりと覚めたようで、周りの景色を見ていた。

 

 

「ふわぁ~ほら早季!あんな遠くまで見える!」

「うん、凄いね真理亜!」

 

 

早季と真理亜もここから見える景色に少し興奮気味だ。

まぁそれも当たり前の反応だろう。

本来、子供は八町標の外には出てはならない。

だから早季たちが知らない景色なんてもう八町標の中にはないようなものでもある。

ここに連れてきた瞬でさえ、いつもより少し表情が柔らかいものになっている。

 

 

その時の俺は少しの間、あの時(・・・)を思い出していた。

あの時(・・・)は、今日とは違って夕方だった。

それにそもそも、5人ではなく、俺とアイツの二人だけだった。

俺はあれから、このせ「ねぇ~瞬?」

 

 

俺がふと我に返ったのはそんな早季の一声だった。

 

 

「何?どうかした?」

「え、えっとね?瞬が言ってた真実って何なの?」

「あ、確かに!何なんだよ!」

「あ~それはね~・・嘘なんだよ」

 

 

そう瞬は笑って言った。

 

 

「え?嘘なの?」

 

 

声の調子から真理亜も少し期待していたのかもしれない。

 

 

「うん、ホントはね、皆とここから見える景色を見たかったんだ。」

 

 

そういって瞬は遠くに見える山の方を見た。

それにつられてみんなもそっちを向くと、ちょうど日の出のタイミングになり、それはとても美しいものだった。

 

 

「わぁ~綺麗~」

「俺、こんな景色初めてみたぜ!」

「それはみんな同じだから!」

 

 

早季の冷静なつっこみに覚は笑って答えるだけだった。

俺も、その日の出をゆっくりと眺めた。

あぁ、綺麗だ。どれだけ見ようとも、こればっかりは変わらないものだと。

 

 

「まぁとりあえずさ、朝の一言いっとくか?」

「朝の一言?」

「うん、まぁさっき言ってたけど、もっかい言うのも悪くはねぇだろ?」

 

 

俺がそう提案すると、それを瞬たちもいい考えだと思ったようで、全員で目を合わせてから、軽くうなずき

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「おはよう!・・・(ぐぅ~)」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

「「「「・・・・え?」」」」

 

 

皆の視線が俺を射抜いた。

 

 

「あ、いや、違うんだ。別にその...」

「あはは、(ときわ)のそんなの初めて聞いたぜ!」

「ふふ、そりゃこんな時間だもん...お腹もすくよね...はは」

「でも今のは、くく、ごめんね?ふふ、笑ったりして」

「でも確かにちょっと意外だったよ、(ときわ)はそういうのしなさそうだったし」

 

 

最後に言った瞬もみんなと同じく顔は笑っていた。

 

 

 

「あのな!俺だって人の子なんだから腹くらい減るわ!」

「わかってるわよ~、でもちょっとおかしくて・・・ぷふ」

「じゃあ、お腹がすいた子供が一名いるので!早々にキャンプ場に帰宅しようぜ!」

「さんせ~い!私も、恥ずかしくなる前に戻りた~い!」

「そうだね、お腹いっぱい食べようか!」

 

 

あぁ~~~くそ!ちょっと気を抜きすぎたか?

あいつにも笑われちまったかもしんねぇな~

 

 

 

 

 

結局キャンプ場に戻るまでの間、俺はずっと皆からかわれ続けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




読んでくださり、ありがとうです!

よかったら感想など書いてくださると、とても嬉しいです!


最近気づいたんですけど、お気に入り登録が10件以上あったんです!!!

感動です!!!ww

少しずつですが頑張って続けてみたいと思います!

それでは、次回で!
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