新世界より ~千年前からのメッセージ~   作:キリュウ

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本当に久しぶりに更新をしました。

続きを待っています!とのコメントを頂き、非常に嬉しく思っています!

これから、また続きをゆっくり更新できたらなぁ~と考えています。



では、麗子さんバトルモードをお楽しみください。



新世界より ~第九話~

 

 

麗子が寝た後、カリンと俺は少し話しをしていたが、カリンも寝静まり、俺は火の番をしていた。

そういえば、早季たちはどうしてるだろうか...そんなことを一人で考えつつ夜が更けてきたころにそいつ(・・・)が来た。

 

 

「にゃ~(た、大変よ!あの子たち敵に捕まったわ!)」

 

 

突然、森の中から現れたのはシャルロットだった。

 

 

「どうした、何かあったのか?」

「にやにゃ~(なんかよくわかんないんだけど外来種のバケネズミが近くにいたみたいであの子達襲われちゃったのよ!)」

「っ!っくそ!今から何時間くらい前のことだ?」

 

 

ここからあそこまでは少し離れている。

こいつらがどれだけ早く伝えに来てくれたとしても最低でも3、4時間は前のことだろう。

 

 

「にゃ~にゃ(だいたい9時間くらい前のことかしら)」

「にしてもなぜ外来種があんなところに...なるほど、彼らの言っていたことはこれだったのか!」

「にゃにゃにゃ(外来種はかなりの数がいて私たち2匹だけじゃ助けられないからあなたを呼びに私が来たってわけ)」

「ありがとう、助かる。それであいつらは無事なのか?」

「にゃ~(ごめんなさい。バカっぽい少年と赤髪の女の子はすぐに見つけ出せたんだけど、黒髪の少年とショートの女の子とははぐれてしまって。)」

「そ、そうか(名前くらい覚えておいてやれよ)」

 

 

にしても、早季と瞬が見つかっていないのが不安だ。

瞬がいるから少しは慎重に行動していると思うが、それでも瞬もまだ子供だ。冷静に対処できていない可能性もある。

 

 

「それじゃあ今すぐ助けに行かないと...だね」

 

 

そう言ったのは先ほどまで寝ていたはずのカリンだった。

 

 

「起きていたのか?」

「まぁね、一人で生活してると?周りの音に敏感になるものなのですよ。」

「なるほど、じゃあ悪いが麗子には、ちょ「わ、私も行く!」・・起きてたのか?」

 

 

俺も少し落ち着かなければならないようだ、カリンだけでなく麗子も起きていることに気づかなかったなんて。

 

 

「行っても足手まといだ。ここで待ってろ」

 

 

そう俺が目を見て言ったが、麗子は少し泣きそうになりながらも、俺の目から視線をそらそうとはしなかった。

 

 

「...わかったよ。だけど無理はするな!あと極力早季たちとは接触するな!麗子には言ってないがあいつらは一時的にだが麗子との記憶を覚えていない。その理由、麗子はわかってるな?」

「うん。私は町では死んだことになってるだろうってカリンさんからも言われたから。だから大丈夫、覚悟はしてるよ。」

「よし、それじゃあ起きてそうそうで悪いがアイツらの所に向かう!カリンお前もすまない。」

「な~に、こんなこと昔はしょっちゅうだったでしょ?」

「ふふ、そうだな。よし、シャルロット俺の肩に乗れ!麗子はカリンに捕まっていけ。カリン飛んでいくが大丈夫だな?」

「もちろん!松より私の方が呪力の力強いんだから!」

 

 

そうして、シャルロットを肩に乗せた俺はキャンプ場まで呪力全開で移動した。

全力で移動した俺たちだったが、やはり戻ってみるとキャンプしていた場所には誰もいなかった。

 

 

「おい、シャル。あいつらがどこにいるかわかるか?」

「にゃ~(ええ、こっちよ。)」

 

 

俺はシャルのいう方向に着いて行った。

シャルの指示する場所は森の中で視界が悪い。

呪力は自動では働かないので視認できない場所から攻撃されると対処の仕様がない。

なるべく周りに注意をするよう、カリンと麗子に促し、一歩一歩慎重に進んでいった。

 

 

「そう言えば、もう片方のあいつはどこにいるんだ?」

「にゃにゃ~(今向かってるのはあいつの所よ。あの子達の匂いが感じ取れないから恐らく地下にでもいるんじゃないかしら。多分あいつは地上で待機してるのよ。)」

「なるほどな。」

 

 

あいつ等が危機感から呪力で穴を掘り地下に隠れたとは到底考えづらい。

ということは、

 

 

「彼らか」

「ね、ねぇ松くん。彼らって誰なの?」

「そうだな。なんて言えばいいだろう。まぁ今は俺たちの仲間だって思っておいてくれ。」

「な、仲間。」

 

 

麗子は俺の曖昧な言葉に首をかしげつつも今は素直に引いてくれた。

ここで説明してもあの町で生活してきた者にとって、彼らを仲間だといっても素直に、はい、そうですか、とは言えないだろう。

だけどいつかはきちんと彼らのことを説明しなくてはな。

そして森の中を歩いて数分、がさがさと前の方から音がした。

 

 

「に、にゃ~(お、遅いですよ~。大変だったんですからね~)」

「すまない。これでも全力だったんだ。で、状況は?」

 

 

2号(シャル曰く元々の名前はアクアというらしい。・・・あまりオスっぽくないな)とシャルがここに至るまでの経緯を教えてくれた。

どうやら最初は外来種のバケネズミがキャンプ周辺にたむろしていたらしく、そこに早季たちが誤って足を踏み入れたらしい。

気づいたときには囲まれてしまっており、逃げ場がなかったらしかった。

そこで二人?がヒーローのごとく颯爽と現れバケネズミの集団の一点を崩し、そこから4人は逃げ出したらしい。

けれど逃げた先が森の中で4人がバラバラに分かれてしまった。

覚と真理亜は比較的簡単に見つかったのだが、瞬と早季がなかなか見つからなかった。

ここで二人は不味いと判断しシャルが俺を呼びに、アクアが2人を探す役割としたようだ。

そしてその後アクアは覚と真理亜を誘導しながら2人を見つけようとしたらしいが、シャルが出発して10分くらいしたら今度はまた別のバケネズミの集団と出くわしたらしい。

なんとその中に瞬と早季もいたらしく4人が無事に合流したのはいいが、4人はその別のバケネズミの集団について行ってしまい、それを尾行して今ここで早季たちが連れていかれた地下につながる洞窟のような場所で待機していたということだ。

 

 

「なるほど、今度何かお礼をしないといけないな。」

「じゃあ早季ちゃんたちの所パパッと行って帰りますか!」

「え、えぇ!?ぜ、絶対危ないよ!」

 

 

麗子は初めて見るバケネズミの顔や体に恐怖の色を隠せていなく、ずいぶん怯えていた。

 

 

「そんなに怯えなくていいよ麗子。彼らなんだよ仲間って言ってたのは。」

「え?バ、バケネズミが?」

「そうなんだよね~彼らって結構いい奴らなんだよね~」

「そ、そうなんですか?」

 

 

麗子が感じているのは恐らく嫌悪感だろう。

口には出さないが、醜い生き物だと感じているだろう。

しかしこれは仕方のない反応だ。

何せ彼らはそう言う風に生まれてきたのだから(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)

 

 

「麗子はここで待ってくれたらいい。シャル、アクア麗子のそばにいてやってくれ。」

「にゃ~(わかったわ。)」

「カリンはどうする?彼らに会っていくか?」

「う~ん、じゃあ少しだけね。麗子ちゃん安心していいよ。もしあいつ等が近づいてきても松の名前だしたら絶対大丈夫だから。」

「わ、わかりました。」

 

 

そして俺とカリンは彼らの住処である穴倉に入って行った。

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

 

 

松君とカリンさんが穴倉に入っていったのを私は物陰に隠れながら見ていた。

あの二人の事だから何も心配はいらないのはわかってるけど、どうしても初めて見たバケネズミの印象が強く、不安になってしまう。

 

 

「ねぇ、悪いんだけどちょっといいかしら」

「え、は、はい。なんでしょう。」

 

 

私の横で私を守って?くれてるシャルロット(猫さん)が声をかけてきた。

正直、猫が話すという事に私はまだ少し慣れておらず、少し慌ててしまう。

しかし、そんなことは知らんという風にシャルロットさんは話を進める。

 

 

「申し訳ないんだけど、貴女の側にいると私とアクアに結構影響が出るのよ。だからちょっと離れた場所で貴女を見てることにしたいんだけどいいかしら?」

 

 

落ちついて周りを見てみると、徐々に周りの木々にも呪力の影響が出てきており、恐らくシャルロットさんにも何らかの影響を与えてしまってたんだろう。

 

 

「ご、ごめんなさい。気が付かなくて。うん、私は大丈夫だから、離れてて貰っていいですよ。」

「そんなに気にする必要はないわ。私もアクアも既にあなた達人間に結構改造されてるからそれなりに耐性はあるほうよ。」

「そ、その...ごめんなさい」

「別にいいのよ、松のお陰で今は割といい生活させて貰ってるしね。まぁそういうことだから、貴女が気にしなくていいわ」

 

 

そう言ってシャルロットと既に少し離れた場所にいたアクアは一瞬の内に消えてしまった。

恐らく私はわからないけど、守ってはくれているのだと思う。

 

 

彼ら二人が消えてしまった直後にそれは起きた。

瞬たちを助けに行った松が入っていった穴倉に恐らく外来種と呼ばれていた私が知っているバケネズミよりも一回りほど大きな生き物が、何かを穴倉の入り口に送り込んでいた。

それが私にはわからなかったけど、彼らが何か悪いことをしようとしていることはわかった。

しかし、松君たちに知らせたくても入り口にバケネズミたちがいては私は何もできなかった。

 

 

そしてバケネズミ達が入口に何かを送り込んで数十秒後に穴倉の中から恐らく人ではない何かの叫び声、呻き声が聞こえてきた。

私はその時直感的に彼らが送りこんでいるものが分かった。

 

 

「た、多分あれ...毒だ」

 

 

何故彼らがそんなものを持っているのかはわからないが、今この状況をどうにかできるのは私しかいない。

多分、松君やカリンさんはもう気が付いてどうにかしているのかもしれないけど、それでも私も今見えているのに何もしないなんてできない。

 

 

お願い、一度だけでいいから言うことを聞いてください。

 

 

心の中でそう呟いて、私はバケネズミたちの方を注視し、呪力を放出した。

私がとった方法は、いったって簡単なことだ。

彼らが入口に毒を送り込んでいた長い管状のものを引っこ抜いてしまい、できれば、それを燃やしてしまえばよい。

 

 

私が放った呪力は運よく言うことを聞いてくれ、彼らが送り込んでいた管を引っこ抜き、空中に浮かせるところまでできた。

 

 

「よし、後はこれを燃やして...あ」

 

 

そこで私の意思とは無関係の動きが加わった。

私が浮かしているのは管だけのはずだったのだが、管の側にいたバケネズミたちをも空中に浮かせ、それだけではなく、私の側にあった木々さえも空中に浮かせてしまっていたのだ。

 

 

「ギョー、ギョー!!」

 

 

一匹のバケネズミが私の存在に気づき、私のほうを見て叫んだ。

それを合図に数十匹のバケネズミが私の方に駆け出してきた。

 

 

「こ、来ないで~!」

 

 

私は初めて受ける殺意に恐怖で足がすくみ、呪力が上手く発動できず、更には腰も抜かしてしまい、その場で叫ぶことしかできなかった。

 

 

「ギショー!」

 

 

彼らの持ってる武器に私は刺される。

恐怖から両手で顔を隠し、目をつぶってしまったが、数秒経っても痛みはやってこなかった。

不思議に思い、両手をどけて目を開けるとそこには麗子を守るように2匹の猫が立っていた。

 

 

「全く、貴女もうちょっと呪力のコントロールを練習しなさいよ。私たちが隠れてた木まで浮かせるもんだから、降りてくるのに時間がかかっちゃったじゃない。」

「だ、だから、木の上じゃなくて、地面で待機しておこって言ったのに、シャルは高い所が好きすぎるよ...」

 

 

私の前に立つ彼らは襲い掛かってきたバケネズミを蹴飛ばしたのか、そこは目をつぶっていたのでわからないが、吹き飛ばしていた。

まだ、先ほどの殺されるかもしれないという恐怖が残っている私は上手く言葉を話せず、それを今度はきちんと汲んでくれたのか、シャルロットはため息をついた。

 

 

「あんた動けないなら這ってでもいいから、ちょっと離れてなさい。ここは私たちが守ってあげるわ」

「で、でもシャル、この人数はちょっと多すぎる気がするんだけど...」

 

 

アクアが不安そうな声であたりを見渡すと、先ほどシャルロットが蹴飛ばした音に気が付いたのか、付近から更に増援がやってきており、その数は軽く50には達しているだろう。

シャルロットとアクアには悪いが、私は生き残れる道が残されているようには考えられなかった。

どうにかしないといけない、けど恐怖心から思考もうまくまとまらない。

 

 

私たちから何もしてこないことをいいことにバケネズミたちは武器を手に襲ってくる。

それをシャルロットとアクアが今の大きさからは考えらないほどの俊敏な動きで彼らを倒していく。

 

 

しかし、やはり数の差は埋められず、徐々にシャルロットとアクアにもバケネズミたちの攻撃が当たるようになってきた。

それは次第に増えていき、シャルロットもアクアも私を背に血を流し、息を切らしながら立っていた。

今は二人の強さを前に敵が硬直しているからいいもののまた、敵の攻撃は再開するだろう。

 

 

どうにかしないといけない。

けれども、私が呪力で手を出すと彼らの邪魔をしてしまう可能性のほうが高い。

なら、何もせずにここで見ているほうがいいのだろうか。

 

 

「どうにかしないと。今、私にできること...私にできること...私に...私?」

 

 

そこで私は一つの可能性に辿り着いた。

私の為に今も命がけで戦ってくれている二人を助ける方法。

今の私だけが...業魔化しつつある私だからできるたった一つの方法が。

 

 

怖い、とても怖い。

今から私がやろうとしてることを考えると足が、手が震える。

でも、松君もカリンさんも今いない状況で3人で助かるにはこの方法しか無いと私は思う。

だから、恐怖を押し殺して私は立ち上がった。

 

 

「ちょっと。あんたは離れてなさいって言ったでしょ。」

「シャルロットさん、アクアさん、ありがとう。でも大丈夫。私に考えがあるの。だから二人が今度は下がってて。」

「大丈夫って割に、手も足も震えてるけど、その考えって本当にまともな案なんでしょうね」

 

 

シャルロットさん何となく私の考えを察しているんじゃないかと思った。

だから、私は頑張って笑顔を作りそれに答えた。

 

 

「うん、それにこのままだと私たち3人共、し、死んじゃうと思うんだよね」

「た、確かにちょっとしんどいかも。奴ら数が減ってもまた後から増援くるし、き、キリがないんだけど。」

「...私たちは貴女を守っていて、その貴女が一人で戦うのを、はいそうですかと言うわけにはいかないんだけど。」

「うん、でも私もあなた達二人を守りたいなって思うから、今は私の考えを信じて欲しい。」

 

 

シャルロットさんとアクアさんはお互いに顔を見合わせて驚いた?ような表情を浮かべていた。

 

 

「正直、貴女から私たちを守りたいなんて言葉が出てきたことに驚いたわ。私たちは貴女を殺そうとしていたのよ。」

 

 

あぁそうか。

何となく、私にはわかった。

前々から私って避けわれてるなぁと思っていたけど、それは彼らが私のことを嫌っていたわけではなく、多分気まずかったのだ。

 

 

「うん、あの時は確かにとっても怖かったけど、でもきっとそれはやりたくてやってたわけじゃないんだと思うんだよね。だって私を今こんなに一生懸命守ってくれてるしね。」

 

 

私の言葉にシャルロットさんとアクアさんは何かを言いかけたようだけど、それを言うことはしなかった。

 

 

「えっとね、今から私が二人と入れ替わって前に出るから、ちょっと二人は後ろに離れてて。うん、結構離れてたほうがいいかも、ごめんね其処らへんが曖昧で...」

「まぁいいわ、今は貴女の考えに従うわ...にしてもあの人たちは何をやってるのよ。こんな時に側にいないなんて」

「えっと、どうかした、シャルロットさん?」

「何もないわ、大丈夫よ。じゃあ直ぐにやりましょう。敵がいつまでも待っててくれるとも限らないわ。」

 

 

それは何かのタイミングを示し合わせたかのように、敵がこちらに突撃してきた。

 

 

そして、それに向かって私は走り出した。

彼らは私が前に出てきたことに、多少は動揺があったのかもしれないが、気にせず私に武器を持って走ってくる。

 

 

大丈夫。これなら、きっと大丈夫。

バケネズミと私の距離が10mくらいになった瞬間、カリンさんに言われたことを思い出した

 

 

 

 

 

「あのね、麗子ちゃん。呪力のコントロールだけど、私がいる時は呪力を全開まで放出してもいいけど、一人の時はダメだよ?業魔化してる人の呪力は本当に無差別に影響を及ぼすからね。自分の大事なものまで壊しちゃう可能性があるから、絶対に一人でやってみようとか思わないこと!いい?」

「は、はい!」

 

 

 

 

カリンさん、ごめんなさい。

 

 

 

 

 

バケネズミとの距離が5mを切った。

 

 

 

「お願い、私の大切なものを」

 

 

 

それはいつだったか、松君が言っていた言葉と同じだった。

 

 

 

「私の大切なものを守って!!!」

 

 

 

私は全呪力を解放し、その瞬間、私を中心に嵐が起きた。

 

 

 

 







ご拝読頂きありがとうございました。

次の話をお待ち下さい。

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