セルオーバー ~人間に嫌われたとしても~ 作:ただの遊び人外
「へー、なかなか面白そうじゃないか。」
男はそう言って今の自分の状況を確認する。
持っている物は刀と水500mll。場所知らん。
なかなかに最悪の状況だ。
「まあ別にいいだろ。」
男はそう言って歩いていく。
~数十分後~
「どうしてこうなったかな?」
「うるせぇ!さっさと金目のものを置いていきやがれ!」
男は変な人達に囲まれた。
「へへっ、俺達はこのウダーチャ地域では知らない奴はいない、あのヴォラールだぜ?分かったら早く金目のものを置いてどっかいきやがられ!」
(情報ゲット。ここはウダーチャ地域って言うのか。・・・言いづらいな。)
「おいっ!何無視してんだよ!」
「ん?ああ悪い悪い。」
「分かったらさっさと・・・えっ?」
盗賊達が驚くのも無理はない。いきなり男が刀を抜き出したのだから。
「お前馬鹿か?この人数差が分かってないのか?」
「ご託宣はいい。さっさとかかってこい・・・えーと、ヴォー、ヴォーなんたら。」
男の言葉にむかついたのか、
「野郎共ォ!やっちまえ!」
「「「「おおーー!!」」」」
そのかけ声と同時に男は刀を構えた。そして、
「
男が呟くとなんと、男の腕が伸びたのだ。
「「「「はぁぁ!?」」」」
そのまま男の伸びた腕は鞭のようになって持っている刀で盗賊達を斬っていく。
男は最後の一人、お頭的な者を残して全員殺していく。
そしてお頭的な者以外が死ぬと男は腕を元に戻す。
「ひっ!ば、化け物め!」
「やっぱりこの世界でも化け物扱いか・・・」
男は悲しそうに呟く。
(期待しただけ無駄だったな。)
男はそう思い、最後の盗賊も斬った。
「とりあえず、こいつらからなんかとっとくか。」
男は死体を漁る。その時雨が降り出した。
「げっ、マジかよついてねぇな。」
男はとりあえず雨宿りが出来そうなところを探す。
「おっ、あんなところに洞窟あるじゃん。ラッキー。」
ここからだいたい40mぐらい離れたところに洞窟があった。男は走ってそこに向かう。
「よし、入れた、ん?奥があるな。」
男はすぐ洞窟の中に入れたが、洞窟の中に入ると奥に行けそうだった。
「どうするかな?行くべきか行かないべきか。」
男は迷っていた。
この感じだと雨はすぐに止むだろう。それなら洞窟の入り口付近で待っていた方が良い。
しかし、男は奥に行ってみたい、という気持ちもあった。
しばらく悩んだ後、
「行くか。」
洞窟の奥に行くことにした。
数分歩くと大きな部屋らしきところについた。
「へー、奥はこんなんになってい―――!!」
男は突然、殺気を感じた。男が前に向かって転がると先ほどまで男がいた場所が凍っていた。
「は!?」
男はこんな怪奇現象を見たことがない。そして一瞬だが攻撃が来る方向が見えたのでそちらを見た。
すると、そこには驚くべき光景があった。
「何だよ、あれ。」
一人の女がいたのだ。しかしただの女ではない。なんと下半身が蛇なのだ。
そして女が口を開く。
「脆弱な人間が一体何の用かしら?ここに来たってことは、私のご飯にでもなりにきたのかしら?」
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